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西鉄6000形電車

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西鉄6000形電車
西鉄6050形電車
西鉄6000形電車
(2023年1月 西鉄小郡駅 - 端間駅間)
基本情報
運用者 西日本鉄道
製造年 1993年 - 1999年
製造数 両
投入先 天神大牟田線・太宰府線
主要諸元
編成 6000形
4両(2M2T)
3両(2M1T)
6050形
4両(2M2T)
3両(2M1T→1M2T)
軌間 1,435 mm(標準軌)
電気方式 直流1,500 V(架空電車線方式)
最高運転速度 110 km/h[1]
起動加速度 6000形:2.2 km/h/s [2]
6050形(8M時):3.0 km/h/s
6050形(6M時):2.7 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s[2]
減速度(非常) 4.0 km/h/s[2]
編成定員 3両編成:410(座席140)人
4両編成 556(座席192)人
車両重量 6000形
Mc1:37.7 t[3]
Mc2:38.3 t[3]
Tc1・Tc2:29.3 t[2][3]
M1:37.0 t[3]
M2:37.2 t[2][3]
T:27.5 t[3]
6050形
Mc1:33.5 - 35.5 t[3]
Tc1・Tc2:29.3 t[3]
M1:34.9 t[3]
M2:34.9 - 37.2 t[3]
車両定員 先頭車:132人(座席44)人[4][5][2][3]
中間車:146(座席52)人[4][5][2][3]
全長 19,500 mm[4][5][2][6][3]
車体長 19,000 mm[6]
車体幅 2,670 mm[6]
全高 4,080 mm[4][5][2][6][3]
パンタ折畳み高 4,170 mm[4][5][6][3]
屋根高さ 3,715 mm[6]
床面高さ 1,180 mm[6]
台車中心間距離 13,000 mm[6]
車体 普通鋼
台車 6000形
円筒ゴム軸箱支持方式空気バネ台車
動力:KW-60A[2][3]
付随:KW-61A[2][3]
6050形(6157F以外)
動力:KW-60B[3]
付随:KW-61A[3]
6050形6157F
軸梁式ボルスタレス台車
動力:KW-161[3]
付随:KW-162[3]
主電動機 三菱電機製
6000形:MB-3189-B
6050形:MB-5058-A
主電動機出力 6000形:135 kW[4][2][3]
6050形:165 kW[5][3]
駆動方式 6000形:WN継手平行カルダン方式[7]
6050形:TD平行カルダン駆動方式[7]
歯車比 6000形:83:18(4.61)[7][3]
6050形:101:16(6.31)[7][3]
編成出力 6000形:1,080 kW
6050形(3両編成):990 kW
6050形(4両編成):1,155 kW
制御方式 6000形:抵抗制御[4][1]
6050形未更新車:GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御[5][1]
6050形未更新車:GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
6050形更新車:IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機製
6000形:ABFM-188-15MDHE(またはMDHF)[3]
6050形(未更新車):MAP-178-15V44[3]
6157編成(未更新車):MAP-178-15V44A[3]
6050形(更新車):MAP-174-15V289
制動装置 電気指令式
6000形:三菱電機 MBS/MBS-D[3]
6050形:三菱電機 MBSA[3]
保安装置 西鉄型ATS
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西鉄6000形電車(にしてつ6000けいでんしゃ)は、西日本鉄道(以下「西鉄」)が1993年(平成5年)より導入した天神大牟田線の通勤形電車である。

本項では解説の便宜上、大牟田方先頭車+F(Formation=編成の略)を編成名として記述する(例:6002以下4両編成=6002F、6156以下3両編成=6156F)。

また、本項では1995年(平成7年)より導入したマイナーチェンジ車の西鉄6050形電車(にしてつ6050けいでんしゃ)および同形式を改造した観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レールキッチン チクゴ)」についても記述する。

概要

天神大牟田線に投入した西鉄初の片側4扉車両である[4][2][7][8][1]。

客扉は西鉄福岡駅(当時)の発着線が数年間2線に減少し西鉄福岡(当時) - 西鉄平尾駅間の連続立体化工事が実施され所要時間が増加することから、片側4つ配置されている[7][9]。

6000形・6050形を合計し59両が製造された[9]。

その後、列車両数の変更等により2両固定編成の用途が少なくなったため、[要出典]6000形の2両編成は1999年(平成11年)に中間車を増備して3両編成とした[4][7][9][1]。

5000形などの既存車両との併結運転は不可能である[7][9][1]。6000形と6050形、また後に製造した7000・7050形との併結運転が可能である。

車両概説

6000形

車体

前面は5000形に準じ、運転席側のみパノラミックウインドウとした貫通構造であるが[7][9][1]、屋根部の曲線を緩やかにし、前面窓の下部に前照灯と尾灯を搭載し、前面窓の上部には、種別表示灯を設けている。前面下部では排障器(スカート)大型化するとともに電気連結器の採用によりジャンパ連結器をなくしたところなどが5000形との主な相違点である。また西鉄福岡(天神)方先頭車の前面幌の受け金は省略した。側面については客用扉を4か所配置とするとともにに[9]、客室側窓は2段式ユニット窓から側面扉間は1段下降式の大型窓に改め、車端部及び妻面窓の一部を固定式としている。扉間に2枚の窓を配している[2][7]。

2017年(平成29年)現在、全車両の連結部に転落防止幌を設置している。

車内

本形式より8000形に準じた平天井構造とした[7][1]。

座席は全てロングシートで、モケットの色は優先座席がブルー、そのほかはローズピンクとしている。西鉄福岡(天神)方の先頭車の大牟田方と大牟田方先頭車の西鉄福岡(天神)方車端部に譲り合いシート(優先席)を設置。また、乗降扉と座席との間の立客スペースは優先席側を広くとっている。また、車椅子スペースは優先席の位置に座席を2人分残し設置した[2][7][1]。車内非常通報装置は1両につき2箇所設置され、本形式より客室と乗務員双方通話が可能な仕様とした[7]。

壁面と天井部は白色デコラ仕上げで、客用扉の室内側もデコラを貼付している[7]。冷房装置は、8000形に準じたマイコン式空調制御方式の分散式ユニットクーラーを装備、送風装置として循環式ラインフローファンを設置している。

1999年(平成11年)に導入したサ6900形は網棚の形状が異なる。

2006年(平成18年)2月からLED式車内案内表示装置・ドアチャイム・音声合成式自動案内放送装置の設置を行い、全編成に設置した[1]。

  

乗務員室

運転台は8000形にに続きワンハンドルマスコンを採用し、高運転台構造としている[2][9][1]。運転台前面は、左側から「双針圧力計」「時計置き」「速度指示計」「速度照査表示」「扉閉・扉閉短絡 表示類」「モニタ装置」となっている。また、本形式よりタッチパネルを採用したことにより、方向幕の設定をモニタで行う仕様となった[注 1]。また、運転台左側に2箇所、インターホンを設置しているが、上側が運転指令、下側が車内非常通報装置と会話ができ、車掌および運転士とは上下どちらを使用しても良い。前後進切換スイッチは、車掌台に設けている。

貫通扉は、車掌台側にオフセットされるため、運転台左側に仕切りを設けている。

機器類

台車は、川崎重工業製の円筒ゴム軸箱支持方式空気バネ台車のKW-60A(電動車)/KW-61A(付随車)を採用している[2][7][3]。

制御方式は8000形をベースにした抵抗制御で、ブレーキシステムも8000形と同一の電気指令式(直通・発電)を採用した[2][7][1]。応荷重、直通予備ブレーキつきである。

先頭車両の前面連結器は従来西鉄が大牟田線の車両で採用してきたトムリンソン式密着連結器に代わり、分割併合作業の容易化のため96芯電気連結器付きの廻り子式密着連結器とした[2][7][1]。中間車両と連結する中間連結器は、棒状連結器を本形式より採用した[2][7]。

非常時には5000形以前のトムリンソン式連結器付きの車両とも連結できるように、各車の床下に緊急用の中間アダプターを搭載している[7]。

集電装置は、磁気操作式下枠交差型パンタグラフをモ6300形・モ6700形に搭載している。

空調装置は分散型ユニットクーラーを各車の屋根上に4基搭載する。

2028年(令和10年)度より、本系列をVVVFインバータ制御に改造する計画がある[10]。

6050形

6050形
(2024年7月22日)

1995年(平成7年)に導入されたマイナーチェンジ車で、VVVFインバータ制御を採用した[5][7][9]。1999年(平成11年)までに4両編成×5本・3両編成×2本の合計26両を製造した。

定格出力4,500 V、2,300 AのGTOサイリスタによる三菱製VVVFインバータ制御装置装置を採用したため、機器類が一新された[7][1][注 2]。制御装置は1基で4個のかご形三相誘導電動機を駆動する1C4M方式を1ユニットとし、2ユニットを一つの筐体に一括して搭載している。このうち1ユニットが故障しても運転台からの操作で故障ユニットを解放することが可能である。

ブレーキシステムは回生ブレーキをVVVFインバータ制御装置と協調させるため、デジタル電気演算型電気指令式空気ブレーキを採用している[7]。

台車は電動車をKW-60Bに変更したが、付随車は6000形と同型としている[7]。

車内では、メンテナンスの軽減を図った三相かご形誘導電動機を採用したため、電動車床面の点検用蓋を省略したほかは6000形と共通である。運転室・運転台機器については、定速運転が可能となったため、運転台右側に「定速運転」ボタンを追加した。

車体外観上も乗務員扉脇に「VVVF」のロゴマークが配しているほかは6000形との相違はない。なお、2007年(平成19年)から2008年(平成20年)初頭にかけて順次「VVVF」のロゴを撤去し、車体外観上は車両番号以外での見分けがつかなくなった。

6050形は1997年(平成9年)までに4両編成×5本、3両編成×1本の合計23両を製造した。6156Fではスクロール式空気圧縮機を初めて採用した。

1999年(平成11年)には3両固定編成の6157Fを製造した。この6157Fは全体的に省コスト化、省メンテナンス化を図り、西鉄初のボルスタレス台車KW-161(電動車)/KW-162(付随車)を採用したほか[1]、車輪のフラット発生防止のため増粘着噴射装置(セラジェット)を初採用している[5][7]。扉間客室側窓は1枚の大型窓とし、第2扉 - 第3扉間の側窓は固定窓に変更。客用扉室内側はステンレス無塗装仕上げとした。網棚はこれまでの金網式からパイプ式に一新した。なお主電動機については1両あたり3個搭載とされ、制御装置は1基で3個の電動機を駆動する1C3M方式に変更された[7]。6157Fの主電動機は、4両編成のモ6200形と3両編成のモ6100形・モ6300形の主電動機を3個に削減して捻出しているほか[7]、補助電源装置・電動空気圧縮機は直近で廃車になった1000形の発生品を再利用している[7]。

また、6000形と同様に連結部に転落防止幌の設置、LED式車内案内表示装置とドアチャイムと音声合成式自動案内放送装置の設置を行い、全編成に設置した[1]。

形式・編成

車両番号は以下の種類に分かれる。

編成毎に車両番号の末尾2桁の数字は統一しており、6000形は01から、6050形は51から付番している。

6000形・6050形編成表(登場時)[2][3]
← 大牟田
西鉄福岡・太宰府 →
6000形 4両編成 形式  
ク6000
(Tc1)
 
モ6200
(M1)
 ◇
◇ 

モ6300
(M2)
 
ク6500
(Tc2)
搭載機器 CPSIV
BT
CONTCP
自重
(t)
29.337.037.229.3
定員
(座席)
132
(42)
146
(52)
146
(52)
132
(42)
3両編成 形式
 ◇
◇ 

モ6700
(Mc1)
 
サ6900
(T)
 
モ6800
(Mc2)
 
搭載機器 SIV
CP
BT
CPCONT
自重
(t)
37.327.538.3
定員
(座席)
132
(42)
146
(52)
132
(42)
6050形 4両編成 形式  
ク6050
(Tc1)
 
モ6250
(M1)
 ◇
◇ 

モ6350
(M2)
 
ク6550
(Tc2)
搭載機器 CPSIV
BT
VVVFCP
自重
(t)
29.334.937.229.3
定員
(座席)
132
(42)
146
(52)
146
(52)
132
(42)
3両編成 形式  
モ6150
(Mc1)
 ◇
◇ 

モ6350
(M)
 
ク6550
(Tc2)
 
搭載機器 SIV
BT
VVVFCP
自重
(t)
35.5 [注 3]36.1[注 4]28.2
定員
(座席)
132
(42)
146
(52)
132
(42)

改造工事

6000形車体更新

2011年(平成23年)の6006Fの重要部検査出場より、車体更新が実施された[4][1]。

更新内容は以下の通りである[11][12][13][14][15]。

6050形機器更新

2016年(平成28年)春より、6050形に対して車体更新・機器更新が実施された[5][1]。

内容は以下の通りである[15][16][17][18][1]。

  • 保守が困難となったため、VVVFインバータ制御装置を三菱電機GTOサイリスタVVVFインバータ制御装置から、2群構成の次世代半導体素子炭化ケイ素(SiC)を採用し省エネ性能を向上させた三菱製VVVFインバータ制御装置に交換。
  • 補助電源装置を2重系によるバックアップ機能を有したのもに交換。
  • 乗降用ドアをステンレス製に交換。
  • 車輪回転検知方式の滑走防止装置の新設。
  • 室内灯をLED照明に変更。
  • 3両固定編成の大牟田方制御電動車モ6150の電装を解除し、制御車ク6150に変更。

車載端末装置増設

2019年(令和元年)12月より運転士支援システム「GPS Train Navi」導入に際し、車載端末装置を差し込む取り付け金具を、運転台向かって左側に新設。(運転士支援システムの導入はその後。)

運用

2026年(令和8年)4月1日現在、6000形は4両編成×11本・3両編成×11本の合計22両が、6050形は4両編成×4本・3両編成×3本の合計25両が在籍している[19][20][21]。

天神大牟田線および太宰府線において、5000形とともに主力車両として運用されている。6000形と6050形の運用は共通である。

4両編成は普通列車に充当されるほか、ラッシュ時に3両編成の増結し、7両編成で優等列車の運行を担う[9]。3両編成、6両編成の定期運用は設定されていない。なお、早朝に4両編成による急行の運用を担っている。

2010年(平成22年)3月まで朝ラッシュ時に4両固定編成同士を連結した8両編成で、快速急行として充当されていた。この快速急行は6000・6050形の限定運用としていた。

過去には日中に3両編成を2本併結した6両編成の急行運用が存在していたが、2007年(平成19年)8月27日に3000形に置き換えられてからは6両運用はなかったが、2022年(令和4年)3月より7000形との異形式併結運用が始まったことにより6両運用が再開されている。

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO
6053F「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」(2019年6月2日 西鉄中島駅 - 江の浦駅間)
6053F「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
(2019年6月2日 西鉄中島駅 - 江の浦駅間)
概要
国 日本の旗 日本
種類 団体専用列車
現況 運行中
運行開始 2019年3月23日
運営者 西日本鉄道
路線
起点 西鉄福岡駅
停車地点数 3 - 5(起終点含む)
終点 西鉄福岡駅・大牟田駅
営業距離 63.8 km (39.6 mi)
平均所要時間 1時間30分
運行間隔 2往復
使用路線 天神大牟田線・太宰府線
車内サービス
身障者対応 1号車
座席 全車指定席
食事 1・3号車
技術
車両 6050形(筑紫車両基地)
軌間 1,435&nbspmm(標準軌)
電化 直流1,500 V(架空電車線方式)
備考
毎週木曜日・金曜日・土曜日・日曜日と祝日運行
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概要

パートナー企業

全体プロデュースとして、飲食等のオペレーション事業、プランディングプロデュース事業等に取り組む(株)トランジェットジェネナルオフィス、車両デザインとして、インテリアデザインの他に家具の販売やカフェの営業、イベントなども手がける(有)ランドスケーププロダクツを起用。

クリエイティブメンバー

外装・ロゴデザインとしてパッケージや書類などのグラフィックデザインを基礎に制作を行なっている、グラフィックデザイナーの福岡南央子氏、TINパネルデザインとして国内外でのデザインワークアートプロジェクトへの参加など活動多数のアーティスト鹿児島睦氏が担当。

使用車両

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO[22]
← 大牟田
西鉄福岡(天神)・太宰府 →
号車 1 2 3
車両番号 605363536553
設備 トイレオープンキッチントイレ
定員 22822
搭載機器 VVVF
SIV
CP
  • 全車指定席

6050形6053編成を種車とし、中間電動車モ6253を廃車として3両編成に組み換えた[23][24]。モ6253にあった機器を付け替え、車両制御装置・補助電源装置などはモ6353に搭載した。また、モ6353に水タンクを設置した。

前面の前照灯はLEDに変更。台車は従来のものと同一だが、先頭車両には車輪回転検知方式の滑走防止装置を、中間車両には増粘着噴射装置(セラジェット)を装備した。

外装

キッチンクロスをモチーフにした、美味しさと清潔感を表現したデザインとし、車体側面にロゴを配している[24]。

先頭車両は非貫通型に変更し、先頭前面方向幕に「hello」の文字を入れている。

車両側面のドアについては、1号車の東・西側第1・2・4扉、2号車の東・西側第2・3扉、3号車の東・西側第1・3・4扉を廃止。また、2号車の東・西側第1・4扉については、両引き戸を片引き戸に変更。また、全ての車体側面扉を空調効果の維持・きめ細かなサービス提供のため、半自動機能としている。

車体側面の窓については、1号車東・西側福方の車端部、2号車の東側全て、3号車東・西側大方の車端部の箇所を廃止。また妻面の窓についても全て廃止。

その他については、車体側面・妻面に換気口を設置。

内装

天井には八女市の伝統工芸の竹編みが展示されており、これらは久留米藍胎漆器の職人が全て手作業で編み上げており、八女市とうきは市に一部にしか生育しない「皮白竹(かしろだけ)」も一部使用している。

2号車のキッチンにはカウンターに、線路に敷いているバラストを砕いてタイルにしたものを使用しており、一部は床として使用している。

また、壁や床など車両の随所で使用している”いぶし銀”の城島瓦。400年以上の歴史を持ち独特の光沢を放つ。本列車のために開発された多色の瓦は、炭素膜をコントロールしたもので、3000枚を超える瓦は全て手作業で作られている[24]。

西鉄では初のトイレ付き車両となる[24]。

運行

2022年(令和4年)8月までは、毎週金曜日・土曜日・日曜日と祝日、西鉄福岡(天神)駅 - 太宰府駅間を1日1便、西鉄福岡(天神)駅 - 大牟田駅間を1日上下1便ずつ運行し、午前10時前に福岡(天神)駅を出発して10時半頃に太宰府駅に到着する「カフェ太宰府の旅」、正午前に福岡(天神)駅を出発し大牟田駅に14時半前に到着する「地域を味わうランチ筑後の旅」、16時前に大牟田駅を出発し18時過ぎに福岡(天神)駅に到着する「地域を味わう季節限定コース」として運行していた[24]。

2019年(令和元年)6月21日より、「カフェ太宰府の旅」で当日空席がある時に限り、西鉄福岡(天神)駅での当日運行分販売を開始した[25][24]。

2022年(令和4年)9月1日よりコース・運行日程が変更になり[26]毎週木曜日・金曜日・土曜日・日曜日と祝日運行に変更、コースを西鉄福岡(天神)駅発着(花畑駅折り返し)の「地域を味わうアーリーランチ」と、西鉄福岡(天神)駅 - 大牟田駅間(西鉄柳川駅で途中下車可)の「地域を味わうレイトランチ」となり、これまでの季節のピザをメインにしていたものから3人の新しい料理監修者によるコース料理に変更になった[24]。

2024年(令和4年)3月16日のダイヤ改正に伴い、同日出発分より平日のコースが変更となった(土休日は発着時刻のみ変更)[27][24]。

  • 木曜日・金曜日は各1便ずつの運行となり、専用コースが設定される。
    • 木曜日は「-福岡発着- 地域を味わう ランチコース」で、西鉄福岡(天神)駅を11時台に出発、花畑到着後30分の記念撮影や緑線駅みやげ出張販売(不定期)を楽しんだ後再度福岡(天神)駅へ戻る。
    • 金曜日は、「-福岡発太宰府経由大牟田行き- 地域を味わう旅ランチ」で、10時前に西鉄福岡(天神)駅を出発した後太宰府駅に向かい、同駅で80分の下車観光が可能なほか、太宰府駅から乗車することも可能。その後木曜同様に花畑駅で30分停車し、西鉄柳川駅(途中下車可)、大牟田駅へと向かうコースになる。

沿革

  • 2017年(平成29年)4月12日:沿線地域の活性化・価値向上を目指し、新型観光列車導入について発表[28]。
  • 2018年(平成30年)
    • 1月25日:列車名称・デザイン・車両概要について発表[22]。
    • 4月26日:料理内容・料理監修者・運行概要・webサイトの開設について発表[29]。
    • 8月31日:筑紫車両基地にて改造中の6053編成と比較対象として6157編成を報道公開。
    • 10月18日:料金・所要時間・webサイトのリニューアルについて発表[30]。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 2月1日:完成した車両(外観・車内)を筑紫車両基地にて報道公開。
    • 2月26日:クルーの制服・食器について発表[31]。
    • 3月11日:オリジナルnimoca・グッズの販売について発表[32]。
    • 3月23日:旅客営業運行開始。西鉄福岡(天神)駅にて出発式を挙行。
  • 2022年(令和4年)9月1日:コース・運行日程を変更[26][24]。

車歴表

2026年(令和8年)4月1日現在[19][20][21]

6000形(4両編成)
← 大牟田
西鉄福岡・太宰府 →
ク
6000

(Tc1)
モ
6200

(M1)
モ
6300

(M2)
ク
6500

(Tc2)
竣工[33]車体更新備考
6001620163016501 1993/03/292013/09/18[13]
6002620263026502 2012/09/12[12]
6003620363036503 1993/04/152014/03/12[13]
6004620463046504 1993/08/022015/09/15[15]
6005620563056505 1993/08/042013/03/25[12]
6006620663066506 1993/08/102011/09/30[11]
6000形(3両編成)
← 大牟田
西鉄福岡・太宰府 →
モ
6700

(Mc1)
サ
6900

(T)
モ
6800

(Mc2)
竣工[33]3両編成化[33]車体更新備考
670169016801 1993/03/291999/03/312015/03/30[14]
670269026802 1993/04/151999/03/172014/09/22[14]
670369036803 1999/03/052012/03/21[11]
6050形(4両編成)
← 大牟田
西鉄福岡・太宰府 →
ク
6050

(Tc1)
モ
6250

(M1)
モ
6350

(M2)
ク
6550

(Tc2)
竣工[33]機器更新備考
6051625163516551 1995/02/172018/02/09[17]
6052625263526552 1995/02/182019/08/16[18]
6054625463546504 1997/03/312017/03/22[16]
6055620563056505 1997/05/162017/08/10[17]
6050形(3両編成)
← 大牟田
西鉄福岡・太宰府 →
ク
6000

(Tc1)
モ
6350

(M2)
ク
6560

(Tc2)
竣工[33]改造備考
605363536553 1996/02/152019/03/23[23] THE RAIL KITCHEN CHIKUGO
(モ6253は2019/03/26廃車[23])
ク
6100

(Tc1)
モ
6350

(M2)
ク
6560

(Tc2)
竣工[33]機器更新備考
615663566556 1997/08/082016/08/15[16]
615763576557 2000/03/152016/03/30[15]

脚注

注釈

  1. ↑ 8000形のモニタ表示器は故障箇所や動作箇所を点灯させ知らせるものでタッチパネルではない。
  2. ↑ VVVFインバータ制御装置は8000形の設計時点より導入が検討されていた。
  3. ↑ モ6157は33.7t。
  4. ↑ モ6157は34.9t。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 「西日本鉄道 6000形・6050形」-『私鉄車両年鑑2026』、PP.259
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 「新車ガイド2 西鉄6000形通勤形直流電車」-『鉄道ファン』1993年7月号、PP.74-78
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 「西日本鉄道 現有車両主要諸元表」-『鉄道ピクトリアル』2011年4月臨時増刊号、PP.268-271
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 6000形:車両のご紹介 - 西日本鉄道(2026年8月21日閲覧)
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  6. 1 2 3 4 5 6 7 8 「形式図:西日本鉄道6000形 制御電動客車 モ6700(Mc1)」-『鉄道ファン』1993年8月号
  7. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 「西日本鉄道 現有車両プロフィール」-『鉄道ピクトリアル』2011年4月臨時増刊号、PP.24-251
  8. ↑ 吉冨実『西鉄電車』、P.80
  9. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 吉富実「車両史 西鉄天神大牟田線 6000形~9000形ほか編」-『鉄道ファン』2017年10月号、PP.90-97
  10. ↑ 西日本鉄道株式会社からの鉄道の旅客運賃の上限変更認可申請事案 第4回審理 配布資料 (PDF) - 国土交通省(2025年11月27日)
  11. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2012」-『鉄道ファン』2012年8月号
  12. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2013」-『鉄道ファン』2013年8月号
  13. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2014」-『鉄道ファン』2014年8月号
  14. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2015」-『鉄道ファン』2015年8月号
  15. 1 2 3 4 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2016」-『鉄道ファン』2016年8月号
  16. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2017」-『鉄道ファン』2017年8月号
  17. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2018」-『鉄道ファン』2018年8月号
  18. 1 2 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2020」-『鉄道ファン』2020年8月号
  19. 1 2 「西日本鉄道 車両編成表」-『私鉄車両年鑑2026』、PP.302-303
  20. 1 2 「別冊付録:私鉄車両ファイル」-『鉄道ファン』2026年8月号
  21. 1 2 『私鉄車両編成表2026』、P.202
  22. 1 2 西鉄初の本格的な観光列車 ネーミング・車両概要・デザイン決定! - ウェイバックマシン(2018年1月25日アーカイブ分) - 西日本鉄道(2018年1月25日)
  23. 1 2 3 「別冊付録:大手私鉄車両ファイル2019」-『鉄道ファン』2019年8月号
  24. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 「西日本鉄道 6050形「THE RAIL KICHIN CHIKUGO」」-『私鉄車両年鑑2026』、P.260
  25. ↑ 「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO限定1日乗車券」を発売いたします! (PDF) - 西日本鉄道(2019年6月13日)
  26. 1 2 「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 さらなる魅力創出へ、この秋生まれ変わります! ~新たな3名のシェフが趣向を凝らした九州の味をお届けします~ (PDF) - 西日本鉄道(2022年6月16日)
  27. ↑ 西鉄天神大牟田線14年ぶりの新駅誕生! T08桜並木駅3月16日(土)供用開始~同日、春のダイヤ改正を実施します~ (PDF) - 西日本鉄道(2024年1月19日)
  28. ↑ 沿線地域の活性化・価値向上を目指して 新型観光列車について - ウェイバックマシン(2017年4月12日アーカイブ分) - 西日本鉄道(2017年4月12日)
  29. ↑ 『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』 料理・料理監修者・運行概要決定! - ウェイバックマシン(2018年5月3日アーカイブ分) - 西日本鉄道(2018年4月26日)
  30. ↑ 地域を味わう旅列車 『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』 2019年3月23日(土)運行開始! - ウェイバックマシン(2018年5月3日アーカイブ分) - 西日本鉄道(2018年10月18日)
  31. ↑ 地域を味わう旅列車 『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』 クルーの制服および食器決定! - ウェイバックマシン(2019年2月27日アーカイブ分) - 西日本鉄道(2019年2月26日)
  32. ↑ 地域を味わう旅列車 『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』 オリジナルデザインnimocaを発売 - ウェイバックマシン(2019年2月27日アーカイブ分) - 西日本鉄道(2019年3月11日)
  33. 1 2 3 4 5 6 「西日本鉄道 現有車両履歴表」-『鉄道ピクトリアル』2011年4月臨時増刊号、P.272

参考文献

関連項目

外部リンク

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