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村山治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

村山 治(むらやま おさむ、1950年 - )は、日本のジャーナリスト、新聞記者。元毎日新聞社、朝日新聞社社会部記者。

東京地検特捜部などが手がける大型経済事件や政界の汚職事件、検察組織の調査報道における第一人者として知られる。

経歴

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  • 1950年、徳島県に生まれる。徳島県立城南高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部を卒業。
  • 1973年、毎日新聞社に入社。福井支局、京都・亀岡支局、大阪社会部、東京社会部などで勤務。1988年には「薬害エイズキャンペーン」の取材に携わる。1989年、連載企画「政治家とカネ」の取材班として新聞協会賞を受賞。
  • 1991年、朝日新聞社へ移籍。一貫して東京社会部の事件記者として最前線で活動し、金丸信元副総裁の闇献金事件(金丸事件)やゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件など、数々の大型疑獄・経済事件の報道を主導した。
  • 2017年、朝日新聞社を退職し独立。フリーの司法ジャーナリストとして書籍の執筆やコラム寄稿を続ける。近年も自民党派閥の裏金問題など「政治とカネ」の構造を検証している。疑獄・経済事件にとどまらず、指定暴力団・工藤會を巡る警察・検察の「頂上作戦」を当事者の生証言をもとに取材し、2022年に『工藤會事件』として上梓した。近年も自民党派閥の裏金問題など「政治とカネ」の構造を検証している。

記者としての特徴・スタンス

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検察や弁護士などの法曹界、企業の法務関係者に対する緻密な取材力に定評がある。単に事件の経過を追うだけでなく、時代の変化に伴う司法制度の歪みや、検察の捜査モデルの限界(いわゆる人質司法や構造的欠陥など)を鋭く告発・検証する姿勢をとっている。

フリー転身後は特定危険指定暴力団・工藤會の壊滅作戦を深く取材。一般市民を標的としたテロ組織とも言える暴力団に対し、警察庁と法務省・検察庁がいかに国家の威信をかけて頂上作戦を展開したのか、その指揮官たちの覚悟や前例のない国策捜査の舞台裏をリアルに活写し、組織犯罪報道の新境地を開いた。

自身の肩書について、ジャーナリストではなく「新聞社の記者でなく新聞記者たれ」という毎日新聞時代の恩師の教えに基づき、近年は「新聞記者」と名乗る原点回帰の姿勢を示している。

著書

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  • 『特捜検察vs.金融権力』(2007年、朝日新聞社)
  • 『小沢一郎vs.特捜検察、20年戦争』(2010年、朝日新聞出版)
  • 『市場検察』(2016年、文藝春秋)
  • 『検察 破綻した捜査モデル』(2018年、新潮社・新潮新書)
  • 『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(2020年、文藝春秋)
  • 『工藤會事件』(2023年、新潮社・新潮文庫)
  • 『自民党と裏金 捜査秘話』(2024年、講談社・日刊現代)

関連項目

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