炭竜目
Anthracosaurus russeli
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordates
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 両生綱 Amphibia
亜綱 : 迷歯亜綱 Labyrinthodontia
目 : 炭竜目 Anthracosauria
Gunnar Säve-Söderbergh, 1934

炭竜目(たんりゅうもく、学名:Anthracosauria)は石炭紀から三畳紀にかけて生息した両生類または爬形類の1グループで、有羊膜類の祖先とされる。学名はギリシャ語で「石炭+トカゲ」を意味し、石炭層から多く出土するため名づけられた。

定義

Gunnar Säve-Söderbergh によって記載された当初は、石炭紀からペルム紀初期に生息した水生の大型両生類を指す言葉だった。しかしアルフレッド・ローマーはこれを爬虫類に類似した迷歯類と再定義し、Säve-Söderbergh のそれをその中のエンボロメリ亜目とした。

分岐学の発展により更に新たな定義が生み出され、Michel Laurin は最も爬虫類に近い四肢動物であるディアデクテス形目とシームリア形目を指す言葉とし、Michael Benton は爬形上目からディアデクテス形目とシームリア形目とを除いた側系統群とした。

ウィキスピーシーズではローマーの定義を採用している。

特徴

下位分類

エンボロメリ亜目 Embolomeri
石炭紀からペルム紀前期まで生息。本目中もっとも繁栄したグループ。
プロテロギリヌス科 Proterogyrinidae
石炭紀前期の北米とヨーロッパに生息していた半水生種。デボン紀の原始的な四肢動物であるチュレルペトンとの類似性を有する。
エオヘルペトン科 Eoherpetontidae
石炭紀前期のスコットランドに生息していた陸生種。
アントラコサウルス科 Anthracosauridae
石炭紀中期のイギリスに生息していた陸生種。頭長だけで40センチメートル。推定全長2メートル。強力な捕食者だったと考えられている。
エオギリヌス科 Eogyrinidae
石炭紀後期からペルム紀前期のヨーロッパと北米に生息。二次的に水生に戻った。円筒形の細長い胴体を持つ。最大種は4メートルを超える。
アルケリア科 Archeriidae
ペルム紀初期の北米に生息していた水生種。
シゾメリ亜目 Schizomeri
石炭紀前期の水生種。エンボロメリ亜目に入れられることもある。
  • フォリドガステル科 Pholidogasteridae
ディプロメリ亜目 Diplomeri
石炭紀後期の水生種。ディプロベルテブロンが属する。エンボロメリ亜目に入れられることもある。
  • ディプロベルテブロン科 Diplovertebrontidae
ゲフィロステグス亜目 Gephyrostegida
Gephyrostegus bohemicus

石炭紀後期の小型陸生種のグループ。かつては有羊膜類の祖先の有力候補とされたが、それほど近い類縁関係にはないらしい。

  • ゲフィロステグス科 Gephyrostegidae
ニクテロレテル亜目 Nycteroletorida
ペルム紀に生息。極めて爬虫類に近い形質。夜行性であったらしく大きな眼窩を持つ。
  • ニクテロレテル科 Nycteroleteridae
クロニオスクス亜目 Chroniosuchida
ペルム紀末期から三畳紀初期の東ヨーロッパに生息。外見はワニによく似ている。シームリア形類とされることもある。
  • クロニオスクス科 Chroniosuchidae
  • ビストロワイアナ科 Bystrowianaidae

ディアデクテス形目

ディアデクテス形目 Diadectomorphaは、最も初期の植食性陸生四肢動物であるディアデクテスを含む、爬虫類に極めて近いグループである。石炭紀からペルム紀初期までのユーラメリカ大陸に生息していた。

シームリア形目

シームリア形目 Seymouriamorphaは、初期爬虫類と非常に似ているグループで、ペルム紀を通じて生息していた。完全陸生種のシームリアから水生に戻ったディスコサウリスクやコトラッシアまでバラエティに富む。

外部リンク

参考文献

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