醸室

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醸室(かむろ)は、宮城県大崎市古川七日町にある商業施設である。旧橋平酒造店の建物を改装して2005年に開業し、飲食店や特産品を扱う店舗などが入居する。[1]

沿革

橋平酒造店は1790年(寛政2年)に創業した。屋敷地の店舗や蔵は、2005年(平成17年)から地域活性化の拠点施設「醸室」として利用されている。[2]

運営会社の株式会社醸室は、2002年(平成14年)3月18日にまちづくり会社として設立され、2005年5月14日に施設を開業した。[3]2013年の『石垣』に掲載された運営側の説明によれば、会社設立時には古川市が50パーセント、古川商工会議所が5パーセントを出資し、残りを民間から募った。[4]

2008年(平成20年)の岩手・宮城内陸地震で建物が被災し、2011年(平成23年)の東日本大震災では酒蔵の壁や屋根が崩れる被害を受けた。商工会議所の支援を受け、グループ補助金と増資により復旧を進め、2012年9月に再開した。[4]

2020年(令和2年)には店舗・帳場・主屋の移築改修が行われた。[2]2021年2月26日、この3棟が「旧橋平酒造店(醸室)」の建造物として国の登録有形文化財に登録された。[5][6][7]

建築

店舗・帳場・主屋はいずれも明治前期の建築とされる。旧奥州街道に面して、南側に店舗、北側に帳場を配置する。店舗は木造2階建てで、正面に下屋を設け、腕木で支えた出桁造の軒を持つ。帳場は土蔵造2階建てで、店舗から続く下屋が正面を通っている。[2]

主屋は帳場の西側に接続し、平屋部分と2階建て部分からなる。鉄板葺きの屋根を持ち、南面に玄関と縁を設ける。平屋部分には3室が並び、帳場側を床付きの座敷としている。[7]

名称

施設名は、橋平酒造店8代目の佐々木淳一が、酒造りに関わる「醸造」と「麹室」を組み合わせて名付けた。[8]

脚注

  1. ↑ “「醸室」”. JTBパブリッシング. 2026年11月5日閲覧。
  2. 1 2 3 “今回登録される建造物の概要”. 宮城県. 2026年11月5日閲覧。
  3. ↑ “古川の歴史や文化を生かしたまちづくり〜みちのく古川食の蔵 醸室〜” (PDF). 広報おおさき. 大崎市. p. 8 (2016年8月). 2026年11月5日閲覧。
  4. 1 2 「2度の震災からも 商工会議所のアドバイスで 復活できました」『石垣』、日本商工会議所、2013年1月、51頁。
  5. ↑ “旧橋平酒造店(醸室)店舗”. 文化庁. 2026年11月5日閲覧。
  6. ↑ “旧橋平酒造店(醸室)帳場”. 文化庁. 2026年11月5日閲覧。
  7. 1 2 “旧橋平酒造店(醸室)主屋”. 文化庁. 2026年11月5日閲覧。
  8. ↑ “醸室”. 醸室公式サイト. 2026年11月5日閲覧。

外部リンク