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想い出がいっぱい

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(10%の雨予報から転送)
「想い出がいっぱい/10%の雨予報」
H2O の シングル
初出アルバム『EMOTION』
B面 10%の雨予報(オリジナル盤)
Good-byeシーズン(再発盤)
リリース
ジャンル
レーベル Kitty Records
作詞・作曲
チャート最高順位
H2O シングル 年表
HELLO VIBRATION
(1982年)
想い出がいっぱい/10%の雨予報
(1983年)
Good-byeシーズン/振り向けばBroken Heart
(1983年)
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「想い出がいっぱい/10%の雨予報」(おもいでがいっぱい/テンパーセントのあめよほう)は、H2Oの5枚目のシングル。1983年3月25日にKitty Records(現・ユニバーサル ミュージックLLC)より発売された。フジテレビ系テレビアニメ『みゆき』主題歌に起用され、中学校や高校での音楽の授業や合唱コンクールで選曲されることも多く、幅広い世代に知られている。

誕生の背景と評価

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『みゆき』をテレビアニメ化する際に放送権を獲得していたのは、H2Oが所属するレコード会社・Kitty Recordsの親会社・キティフィルムであった。1980年に薬師丸ひろ子主演の映画、およびテレビドラマ『翔んだカップル』に提供した楽曲がスマッシュヒットしたものの、その後大きなヒットに恵まれず、無名同然だったH2Oの起死回生を狙い、作詞・作曲をプロの作家に依頼。

アニメは、放送開始から視聴率も順調であり、それに伴って本楽曲も徐々に売り上げを伸ばし、オリコン最高6位、累計売上も40万枚を超えるヒット曲となった[1]。シングル5作目にして初めてオリコンシングルチャートにチャートインした作品であり[1]、グループの知名度を引き上げた。レコードジャケットは『みゆき』のイラストとグループの写真が表裏一体になったものであった。発売から暫くは、主にアニメ楽曲のコーナーに「みゆき」面を表に設置されることが大半であった。

1983年7月21日、TBSテレビ『ザ・ベストテン』の「今週のスポットライト」コーナーに初登場。それから約1ヶ月後の同年9月1日に第9位に初ランクインを果たす。同年9月29日には、最高位の第7位まで上昇、翌週の10月6日(第9位)まで5週間連続で、第10位以内にランクインした[2]。

ただし、これまで自分たちで楽曲製作をしていたのに対し、プロの作家の手による楽曲が大ヒットしたことにジレンマを抱くことがあり、手放しで喜べなかったところがあったという[3]。また、本楽曲のヒットにより、グループのイメージや新曲に青春を思い起こさせるものや切ない恋心などを求められ、脱却できず苦しんだ。

引き続き『みゆき』の後期エンディング曲「Good-byeシーズン」を担当するが、本楽曲のヒットには及ばなかった。その後も数作品を発売しているが、80年代半ばに差し掛かり、アイドル全盛期の歌唱曲や、いわゆるアイドルバンド(後にJ-POPと呼ばれるジャンル)がヒットチャートを賑わせており、フォークデュオとしての活動は蔭りを見せていた。1985年、所属事務所・アミューズの担当マネージャーが寺内壮に変わり、初顔合わせをしたその席で、グループは解散の意思を告げた。

1996年1月25日にCD化され、両A面シングル「想い出がいっぱい/Good-byeシーズン」として再発売。カップリングには「Good-byeシーズン」と「想い出がいっぱい」のカラオケバージョンを収録している。

グループの作品でオリコンでチャートインしたのは、本作と次作、そして本作のセルフカヴァーバージョンの3作のみである。しかしながら、本作がその売上以上の知名度と影響を獲得し、アニソン史上のみならず、80年代の日本歌謡曲史に残る一曲として挙げられることも少なくない。

後年への影響

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中学校や高校の音楽の授業や合唱コンクールで選曲されることも多い。また、卒業ソングとして紹介されることがしばしばあることに加え、他のアーティストがカバー曲として発表する機会があることから、放映当時に視聴していた世代のみならず、幅広い世代に知られるようになった。1993年以後、中学校や高校の音楽の教科書にも何度か掲載されている[4]。

カップリング曲

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B面には、同アニメのオープニング「10%の雨予報」が収録された。通常、同作品のオープニングとエンディングを1枚のレコードに収録する際は、OPをA面にする場合が多いが、このように逆にするケースもある。アニメ放送においては、サビ部分の歌詞の「Everyday」「Everynight」の部分が、作品タイトルでもあり2人のヒロインの名前でもある「みゆき」に変えられている。

収録曲

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オリジナル盤「想い出がいっぱい/10%の雨予報」

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  1. 想い出がいっぱい
  2. 10(テン)%の雨予報
    • フジテレビ系アニメ『みゆき』オープニングテーマ

再発盤「想い出がいっぱい/Good-byeシーズン」

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  • 全作曲:鈴木キサブロー
  1. 想い出がいっぱい
    (作詞:阿木燿子、編曲:萩田光雄)
  2. Good-byeシーズン
    (作詞:山川啓介、編曲:星勝)
  3. 想い出がいっぱい(オリジナル・カラオケ)

カバー

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アーティスト年月日媒体
ジ・アニメルズ1983年シングル「アニメドレー 臨時増刊号」
メドレー曲「ときめきアニメ コレクション1983」の1曲としてカバー
アラン・タム(譚詠麟)1984年アルバム『霧之戀』(訳題「愛的替身」)
山本淳一1995年光GENJIライブビデオ『Bye-Bye for Tomorrow, See You Again, P/S I Love You』
菅原祥子1998年6月26日アルバム『Sati's-faction』
岡村隆史1999年11月22日映画『無問題』主題歌
米倉千尋2003年1月22日シングル「想い出がいっぱい」
アルバム『SPRING〜start on a journey〜』
下川みくに2003年12月17日カバーアルバム『Review 〜下川みくに青春アニソンカバーアルバム〜』
カバーアルバム『Reprise 〜下川みくにアニソンベスト〜』
アルバム『翼 〜Very Best of Mikuni Shimokawa〜』
ひまわりキッズ2004年2月4日コンピレーション・アルバム『想い出がいっぱい 〜旅立ちの日に3〜』
安倍なつみ2004年3月26日アルバム『FS5〜卒業〜』
ビリケン2004年8月4日シングル「想い出がいっぱい」
SPガールズ2004年11月3日サウンドトラック『センチメンタルプレリュード』
INSPi2006年5月31日カバーアルバム『インスピ・復刻盤3』
CHiYO2006年8月23日カバーアルバム『名曲集』
アフロマニア2007年2月21日シングル「永遠に」
緒方恵美2007年10月3日カバーアルバム『アニメグ』
井上あずみ2007年12月19日カバーアルバム『出会いと旅立ちの歌』
岩男潤子2008年1月30日アルバム『ANIME ON BOSSA』
大山百合香2008年4月23日カバーアルバム『COVERS FOR LOVERS 〜Yurika Sings J Love Songs〜』
日野良一2008年6月25日アルバム『コモレビボッサ』
岡平健治2009年5月13日カバーアルバム『I LOVE GM』
misono2009年9月23日カバーアルバム『カバALBUM』misonoと歌おう!アニメドレーII
島谷ひとみ2010年1月27日アルバム『男歌II〜20世紀ノスタルジア〜』
今井ゆうぞう2010年5月19日カバーアルバム『君と歩いた時間』
citron2011年5月11日カバーアルバム『うたえるBOSSA』
双海亜美
(声:下田麻美)
2011年5月25日キャラクターアルバム『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -SECOND SEASON- 02 双海亜美』
MINMI2011年8月24日コンセプトアルバム『THE HEART SONG COLLECTION』
高野千恵2012年2月15日カバーアルバム『Requestシリーズ フォークソング編』
BUNNY THE PARTY2013年1月23日カバーアルバム『卒コア』
中川かのん
(声:東山奈央)
2014年2月12日キャラクター・カバーアルバム『神のみぞ知るセカイ キャラクター・カバーALBUM2 〜選曲:若木民喜〜』
白鳥英美子2014年2月26日カバーアルバム『うた景色〜翼をください』
May J.2016年3月16日カバーアルバム『Sweet Song Covers』[6]
雨宮天2023年6月21日カバーアルバム『COVERS II -Sora Amamiya favorite songs-』
アーリャ
(声:上坂すみれ)
2024年7月18日配信シングル「想い出がいっぱい」
テレビアニメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』エンディングテーマ
森口博子2024年8月7日カバーアルバム『ANISON COVERS 2』[7]

脚注

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  1. 1 2 3 1968 - 1997 オリコン チャート・ブック(1997年12月11日第1刷)p.50
  2. 1 2 角川インタラクティブ・メディア「別冊ザテレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る! 80'sポップスHITヒストリー〜」2004年12月、ISBN 978-4-0489-4453-3 (p.101 - p.102)1983年9月22日放送回で記録
  3. ↑ 『昭和40年男』2017年8月号(クレタパブリッシング)p.108 - 111ページ
  4. ↑ 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、11頁、367頁。ISBN 978-4816922916。
  5. ↑ ユニバーサルミュージック「人気缶コーヒーブランドの販売促進キャンペーンに ヒット歌謡曲 全30曲を提供「BOSS懐かしのヒット曲歌謡祭」 ~ あの名曲が当時のジャケットと共に帰ってきた!!~ 」(アーカイブ)
  6. ↑ “May J.カバーアルバム第3弾で日本の名曲歌う”. 音楽ナタリー (2016年1月5日). 2016年1月5日閲覧。
  7. ↑ “アニソンカバーアルバムシリーズ第二弾が完成!名曲ぞろいの『ANISON COVERS 2』の制作について森口博子に聞く”. リスアニ!(株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ) (2024年8月8日). 2024年8月8日閲覧。
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