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ゴーダーヴァリ級フリゲート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴーダーヴァリ級フリゲート
基本情報
艦種 フリゲート
運用者  インド海軍
建造期間 1978年 - 1988年
就役期間 1983年 - 2022年
建造数 3隻
前級 ニルギリ級
次級 16A型 (ブラマプトラ級)
要目
基準排水量 3,500[1]→3,700 t[2]
満載排水量 4,100[1]→4,300 t[2]
全長 126.4 m[2]
最大幅 14.5 m[2]
吃水 4.5 m[2]
ボイラー 38.7 kgf/cm2(450℃)×2缶
主機 蒸気タービン
推進 スクリュープロペラ×2軸
出力 30,000shp
最大速力 28kt
航続距離 4,500海里 (12kt巡航時)
乗員 313名(士官40名、航空要員13名含む)
兵装
搭載機 シーキング哨戒ヘリコプター×2機
C4ISR IPN-10戦術情報処理装置[3][2]
レーダー
ソナー 184型[1] 船底装備式×1基
(APSOHに後日換装[2])
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ゴーダーヴァリ級フリゲート(ゴーダーヴァリきゅうフリゲート、英語: Godavari-class frigates)は、インド海軍のフリゲートの艦級[1]。インド海軍での計画番号は16型[2][3]。

設計

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インドでは、1966年より、イギリスのリアンダー級の設計に基づくニルギリ級フリゲートの建造に着手し、1972年から1981年にかけて6隻が就役した。本級は、これを元に船体を拡張するとともに、装備を強化した発展型となっている[1]。船型は中央船楼型に変更されるなど、インド国内で再設計された部分は全体の72パーセントに達した。なおネームシップでは、重大な溶接ミスが指摘された[3]。

主機関はニルギリ級と同構成で、ボイラーはバブコック・アンド・ウィルコックス社製の三胴式、蒸気性状は圧力550 lbf/in2 (39 kgf/cm2)、温度450℃である[3]。蒸気タービンはリアンダー級幅広型以来のY-160型が踏襲されており、ボーパール・エンジニアリングによって生産されて搭載された。なお安定化装置として、ヴォスパー社製のフィンスタビライザーを装備している[2]。

装備

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C4ISR

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本級は、インド軍艦として初めて、戦闘システムのデジタル化を図ったシステム艦となっている[3]。その中核となる戦術情報処理装置としては、イタリア製のIPN-10が搭載された[2]。

センサーは、多くがニルギリ級のものや、その国産化版が搭載された。対空捜索用としては、バーラト社製RAWL-02(LW-02または08のインド版)、対水上捜索および航海用としてはZW-06が搭載された。ただし本級では、同時期に整備されていたラージプート級駆逐艦と同型のMR-310U「アンガラーM」3次元レーダーが搭載された。これは就役後、個艦防空ミサイルの換装に併せて、イスラエル製EL/M-2238 STARレーダーに換装されている。またソナーも、当初はニルギリ級と同じく、イギリス製の184型が搭載されていたが[1]、のちに、同級の「ヒムギリ」で試験されていた国産のAPSOH(Advanced Panoramic Soner)に換装された[2]。

武器システム

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防空・対艦兵器に関しては、1970年代にソビエト連邦から購入したドゥルグ級コルベット(1234型小型ミサイル艦)のシステムが導入された。P-15M「テルミートM」艦対艦ミサイルの単装発射機4基が船首甲板に搭載されたが、同ミサイルが大きかったため、両舷に張り出しが設けられた[4]。

船楼甲板前端部の甲板室には、4K33「オサーM」個艦防空ミサイルの昇降式連装発射機が設置された。また艦砲として75口径57mm連装速射砲(AK-725)、CIWSとしてAK-230 30mm連装機関砲が搭載された。その後、個艦防空ミサイルはバラク-1のVLS(8セル×3基)、艦砲は62口径76mm単装速射砲(76mmスーパーラピッド砲)、CIWSもAK-630 30mmガトリング砲へ換装されている[2][3]。

対潜兵器は、ニルギリ級と同じILAS-3 324mm3連装短魚雷発射管を装備したが、同級で装備されていた対潜迫撃砲は省かれた[2][3]。

最大の変更点が航空艤装の強化で、船楼後半部は、船幅全体を使って、シーキング・ヘリコプター2機を収容できるハンガーとされている。ただし大型の同機を2機搭載すると、トップヘビーから復原性の低下をきたすことから、通常は、1機分はより小型のフランス製アルエットIII、あるいはそのライセンス生産版であるチェタクとされている。ヘリコプター甲板にはベアトラップ着艦拘束装置[1][2]およびSAMAHE機体移送装置を備えている[3]。

同型艦

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#艦名起工進水就役退役
F20ゴーダーヴァリ
INS Godavari
1978年
6月2日
1980年
5月15日
1983年
12月10日
2015年
12月23日
F22ガンガ
INS Ganga
1980年1981年
11月15日
1985年
12月30日
2018年
3月22日
F21ゴマティ
INS Gomati
1981年1984年
3月20日
1988年
4月16日
2022年
5月28日

脚注

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  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 Bernard Prezelin (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. pp. 237-238. ISBN 978-0870212505
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 279-280. ISBN 978-1591149545
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 Stephen Saunders, ed (2009). Jane's Fighting Ships 2009-2010. Janes Information Group. p. 335. ISBN 978-0710628886
  4. ↑ 「世界の大型水上戦闘艦」『世界の艦船』第589号、海人社、2001年11月、128頁。

外部リンク

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