コンテンツにスキップ

コシツェ - ムシナ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(188号線 (スロバキア)から転送)
スロバキア国鉄
コシツェ - ムシナ線の路線図
コシツェ - ムシナ線の路線図
路線番号188
路線総延長94 km
軌間1435 mm
電圧3 kV(直流)
最大勾配 17 パーミル
停車場・施設・接続路線
STR
ジリナ - コシツェ線
BHF
0.0 キサク
ABZgl
ジリナ - コシツェ線
ABZg+l
三角線
hKRZWae
ホルナード川
hKRZWae
スヴィンカ川
HST
2.6 オビショヴツェ
STR+GRZq
↑コシツェ県 / プレショウ県↓
BHF
4.0 リチャルトヴツェ
BUE
一級道路20号
HST
7.2 ドリエノヴスカノヴァーヴェス町駅
BHF
8.4 ドリエノヴスカノヴァーヴェス
HST
10.1 ケンディツェ
WBRÜCKE1
トリサ川
BUE
一級道路20号
HST
13.6 ハニスカ(プレショフ)
SKRZ-Au
自動車道D1
STRo
一級道路68号
WBRÜCKE1
プレショフ川
BHF
16.8 プレショフ
ABZgr
プレショフ - フメンネー線
BHF
18.8 プレショフ市街駅
BUE
一級道路18号
SKRZ-Au
高速化道路R4
BHF
25.4 ヴェルキーシャリシュ
HST
31.2 シャリシュスケミハリャニ
HST
34.9 オルニクツァニ
BHF
37.3 サビノー
HST
41.5 ペッチォヴスカ・ノヴァーヴェス
HST
43.3 チェルヴェニツァ(サビノー近郊)
HST
45.9 ロジュコヴァニ
BHF
48.6 リパニ
HST
51.2 クリヴァニ
BHF
61.7 プラステーポレ
HST
66.9 デュルコヴァー
HST
68.8 リュボティーン
hKRZWae
リュボティーン川
SBRÜCKE
一級道路68号
KMW
Plaveč výh. 6/5
ABZgl+l
ポプラド・タトリ - プラヴェチ線
KMW
Plaveč výh. 1/3
BHF
70.9 オルロフ
HST
74.5 チルチュ
GRENZE
75.932 ↑スロバキア / ポーランド↓
STR
タルヌフ - レルフフ線

コシツェ - ムシナ線(スロバキア語;Železničná trať Košice – Muszyna)は、スロバキア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は188。

スロヴァキアとポーランドの国境を越える路線である。プラヴェチ以北の国境を越える区間には、現在列車が運行されていないが、2019年6月29日に運行を再開する予定である[1]。

歴史

[編集]

1870年9月1日にコェーセグ(現在キサク)- エペリエシュ(現在プレショフ)間は帝国特認カシャウ=オーダーベルク鉄道(ドイツ語: Kaschau-Oderberger Bahn, KsOd)がカシャ(現在コシツェ) - コェーセグ間とともに開通した[2]。エペリエシュ - オーストリア・ハンガリー国境間は私鉄エペリエシュ=タルヌフ鉄道(ハンガリー語: Eperjes-Tarnówi Vasút)が建設した。エペリエシュ - オルロー(現在オルロフ)区間は1873年5月1日に開通された[3]。その後1876年8月18日に、エペリエシュ - オルロー間はガリツィア王国のムシナとタルヌフまで延伸した[4]。

1978年5月にチェコスロバキア国鉄(略: ČSD)はキサク - プレショフ間に直流3000 V電車線の設置工事を完了した。1988年5月にムシナ - プラヴェチュ間が電化された[5]。

1993年1月1日にこの路線はチェコスロバキアの分離により新生のスロバキア国鉄(略: ŽSK)に編入された。1995年6月にプレショフ - プラヴェチュ間の電化工事が開始されて、1996年10月にプレショフ - リパニ間の電気運転は可能になった。1997年6月にリパニ - プラヴェチュ間の電化で全線の電気運転が実現された[6]。

2010年12月から2019年6月まで、国際旅客列車系統は廃止されていた。ただし、ポプラドタトリ - ムシナ間旅客列車は2019年6月より夏期と冬期の週末にこの路線で走行している[7][8]。

運行形態[9]

[編集]

地域輸送の場合、この路線は東部総合運輸システム(Integrovaný dopravný systém Východ, IDS Východ)の運賃制適用区間である[10]。

超特急「ユーロシティ(EC)」

[編集]
  • LEOエクスプレス号: プラハ - プレショフ - キサク - コシツェ (LEO Express社の運行)
    一日2往復運行している。キサク以遠は180号線に直通する。
    過去の運行形態
    2015年12月に一日2往復で運行開始した(それまでは、プレショウに乗り入れていなかった)。当初、キサクはプレショウ - コシツェ間で1回のみ停車で、プレショウ - スピシスカー・ノヴァー・ヴェス間はノンストップであった。
    2019,20年度に限り、キサクを通過していた。
    2020年末より、一日1往復に減便となった他、キサクは2回停車する様になった。
    2021年末より、元の一日2往復に戻り、キサク停車となった。2018年以前と同様、プラハ方面へは短絡線経由で直通する様になった。
    2022年末より、再びキサク通過となった。

特急「エクスプレス(Ex)」

[編集]
  • ブラチスラヴァ - ジリナ - プレショフ - フメンネー (シャリシャン号) 【週1往復の運行】
    週1往復の運行。オビショヴツェ以西は180号線に、プレショフ以東は193号線に直通する。なお、180号線への直通は短絡線を経由するため、分岐点であるキサクには停車しない。
    2015年以前は、超特急インターシティ(IC)として運行していた。2016-19年度はリーフリク(R)として、2020-22年度は区間リーフリク(RR)として運行していた。

特急「リーフリク(R)」

[編集]

下記2系統が運行している。

  • ポリャナ号: ブラチスラヴァ - ズヴォレン - コシツェ - プレショフ 【運休中】
    一日1往復の運行(ただし週1日運休)。コシツェ以南は160号線に直通する。2023年12月以降運休中。
    2022年度以前はキサクに停車していた。2023年度以降当面の間運休している[11]。

快速「レギオナルエクスプレス(REX)」

[編集]
  • コシツェ - キサク - リパニ ( - プラヴェチ )
    平日は毎時1本(ただし一部プレショウ止めあり)、休日は2時間に1本の運行。ほとんどがリパニ止まりで、夏季を除く日曜日のみ週1往復がプラヴェチまで運行する。
    2018年末に運行開始した。かつてはプレショウ以南、平日の朝・午後のみの運行であったが(朝は南行、午後は北行中心)、2023年度よりリパニまで(一部プラヴェチまで)延伸された上に、平日毎時1本、休日2時間に1本の運行となった。
  • キサク - プレショウ - バルデヨウ 【土曜・休日運行】
    土曜・休日限定で、一日3往復運行する。プレショウ以北は、普通列車として194号線に直通する。
    2022年度に運行を開始した。2022年度はコシツェ - バルデヨウ間の季節列車で、夏季に2週間間隔で、連続した土日に、一日1往復ずつ運行していた。
  • バンスカー・ビストリツァ - プレショウ 【夏季の休日運行】
    夏季の休日限定で、一日1往復の運行。188号線内はノンストップで、180号線に直通する。180号線への直通は短絡線を経由するため、分岐点であるキサクには停車しない。
    2020年以前は、ズリーフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していた。
  • コシツェ - プラヴェチ - スタラー・リュボウニャ 【夏季の土曜・休日運行】
    夏季の休日限定で、一日2往復の運行。途中、プレショウ、プレショウ町、ヴェリキー・シャリシ、サビノウ、リパニに停車し、キサクを通過する。プラヴェチ以西は185号線に直通する。
    2020年以前は、ズリーフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していて、プレショウ町は通過していた。2021年以前は、プレショウ以北のみ運行していた。
  • ベリヤンスキ・エクスプレス号: ポプラド・タトリ - プラヴェチ - ムシナ 【夏・冬の土曜・休日運行】
    夏季・冬季の休日限定で、一日2往復の運行。途中、プラヴェチ - ムシナ間ノンストップ。プラヴェチ以西は185号線に直通する。
    2019年に「タトリ」号の愛称で運行を開始した。2021年より現在の愛称名となった。2019-22年度は、区間リーフリク(RR)の種別で運行していた。

普通

[編集]
  • チェルナ・ナド・チソウ - コシツェ - プレショウ
    2時間に1本の運行。コシツェ以南は190号線に直通する。
    2023年度に運行を開始した。
  • プレショウ - リパニ 【平日運行】
    平日のみ、一日2.5往復の運行。
    過去の運行形態
    2018年度以前は、コシツェ - リパニ間に1-2時間に1本の運行であった。また、コシツェ - プレショウ間の区間運転もあり、この区間は合わせて毎時1本が確保されていた。週2往復のみ(夏季を除く)がリパニ~プラヴェチ間を延長運行し、そのうち週1往復が185号線のスタラー・リュボヴニャ方面に接続する。プラヴェチ - チルチ間は列車が運行していなかった。
    2019年度より、プラヴェチ発着の列車がチルチまで延伸された。
    2023年度より、全列車がプレショウ - リパニ間に短縮され、本数も平日限定で一日2.5往復のみとなった。事実上快速が代替する形となり、プレショウ以南は前述のチェルナ発着便が、リパニ以北は後述のスタラー・リュボウニャ発着便が代替する形となった。オルロウ、チルチの各駅は再び旅客列車が休止された。

  • リパニ - プラヴェチ - スタラー・リュボウニャ 【金曜運行】
    金曜日限定で、週1往復の運行。プラヴェチ以北は185号線に直通する。
    2023年度に運行を開始した。

かつての運行種別

[編集]
  • 超特急「インターシティ(IC)」
    かつて、シャリシャン号がこの種別で運行していたが、2015年12月、180号線等の停車駅を増加させた上で、リーフリク(R)に格下げされた。

駅一覧

[編集]

以下では、スロバキア国鉄188号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • EC:超特急「インターシティ」
    • R:特急「リーフリク」
    • RR:特急「区間リーフリク」
    • Os:普通
  • 停車駅
    • ■印:全列車停車
    • ●印:大部分停車、一部通過
    • ○印:大部分通過、一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ EC Ex R REX Os 接続路線 所在地
180 コシツェ駅 - 15.6 ■   ■ ■ ■

160号線(ブラチスラヴァ方面)、169号線(ブダペスト方面)
190号線(フメンネー/チェルナ方面)

コシツェ県 1区
チャハノヴツェ駅 3.8 11.8 |   | | ■  
コストリャニ・ナド・ホルナードム駅 4.7 7.1 |   | | ■   コシツェ郊外郡
トレベヨフ駅 5.1 2.0 |   | | ■  
188 キサク駅 2.0 0.0 |   | ■ ■ 180号線(ブラチスラヴァ方面)
オビショヴツェ駅 2.0 2.0 | | | | ●

ヴェリカー・ロヂナ方面短絡線(ヴェリカー・ロヂナまで7.6km)
ロヂナで180号線(ブラチスラヴァ方面)に接続

リチャルトヴツェ駅 2.2 4.2 | | | | ●   プレショフ県 プレショフ郡
ドリェノフスカー・ノヴァー・ヴェス村駅 3.0 7.2 | | | | ●  
ドリェノフスカー・ノヴァー・ヴェス駅 1.2 8.4 | | | | ●  
ケンヂツェ駅 1.7 10.1 | | | | ●  
ハニスカ・プリ・プレショヴェ駅 3.4 13.5 | | | | ●  
プレショウ駅 3.3 16.8 ■ ■ ■ ■ ■ 193号線(フメンネー方面)、194号線(バルデヨウ方面)
プレショウ町駅 1.7 18.5       ■ ■  
ヴェリキー・シャリシ駅 6.9 25.4       ■ ■  
シャリシスケー・ミハリャニ駅 5.8 31.2       ■ ■   サビノフ郡
オルクツァニ駅 3.7 34.9       ■ ■  
サビノフ駅 2.4 37.3       ■ ■  
ペチョフスカー・ノヴァー・ヴェス駅 4.2 41.5       ■ ■  
チェルヴェニツァ駅 1.8 43.3       ■ ■  
ロジコヴァニ駅 2.6 45.9       ■ ■  
リパニ駅 2.7 48.6       ■ ■  
クリヴァニ駅 3.6 52.2       ■ ■  
プステー・ポレ駅 9.5 61.7       ■ ■   スタラー・リュボヴニャ郡
ヂュルコヴァー駅 5.2 66.9       ■ ■  
リュボチーン駅 1.9 68.8       ■ ■  
プラヴェチ駅 2.6 71.4       ■ ■ 185号線(ポプラド方面)
  オルロフ駅(休止中 *1)   (73.2)       |    
  チルチ駅(休止中 *1)   (76.8)       |    
ムシナ駅 13.9 85.3       ■  

ポーランド国鉄
  96号線(タルヌフ方面)、105号線(クリニツァ方面)

マウォポルスカ県 ノヴィ・ソンチ郡

(*1): 2018年12月旅客営業再開後、2022年12月に再び旅客営業休止。

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]

脚注

[編集]
  1. ↑ ŽSR od 9. júna menia grafikon v osobnej a nákladnej preprave
  2. ↑ Gonda (1898). Band 3, p. 414
  3. ↑ Gonda (1898). Band 3, p. 398
  4. ↑ Ignaz Konta (1898). Österreichischer Eisenbahnbeamten-Verein. ed (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen Oesterreichs 1867 - 1897. Geschichte der Eisenbahnen der Oesterreichisch-Ungarischen Monarchie. Karl Prochaska. pp. 172, 173
  5. ↑ “Elektrifikácia tratí na Slovensku patriacich pod ŽSR” (スロバキア語). rail.sk. 2025年11月28日閲覧。
  6. ↑ “Elektrifikácia trate Prešov - Veľký Šariš - Lipany - Pusté Pole - Plaveč, Čaňa - štátna hranica SR” (スロバキア語). rail.sk. 2025年11月28日閲覧。
  7. ↑ Michał Szymajda (2019年6月4日). “Test połączenia z Muszyny w Słowakie Tatry” (ポーランド語). rynek-kolejowy.pl. 2025年11月30日閲覧。
  8. ↑ Michał Szymajda (2019年10月21日). “Słowacy znaleźli pieniądze na zimowe kursy pociągu Muszyna – Poprad” (ポーランド語). rynek-kolajowy.pl. 2025年11月29日閲覧。
  9. ↑ http://www.zsr.sk/slovensky/cestovny-poriadok-2014-2015.html?page_id=3404
  10. ↑ “Tarifná schéma” (スロバキア語). IDS Východ s.r.o.. 2025年11月30日閲覧。
  11. ↑ Ponuka Železničnej spoločnosti Slovensko (ZSSK) pre diaľkovú dopravu od 11. decembra 2022
📡 IPFS Mirror CID: bafkreiab5spqmzmqm7p… 🔄 P2P起動待機