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2019年FIA F2ソチ・ラウンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロシアの旗 2019年 FIA F2選手権 ソチ・ラウンド
レース詳細
開催地 ソチ・オートドローム
ロシアの旗 ロシア クラスノダール地方 ソチ
コース 常設サーキット
コース長 5.848km
スプリントレース
開催日 9月29日
レース距離 21周
表彰台
優勝 イタリアの旗 ルカ・ギオット
2位 オランダの旗 ニック・デ・フリース
3位 イギリスの旗 カラム・アイロット
ファステストラップ
ドライバー カナダの旗 ニコラス・ラティフィ
タイム 1:52.272
フィーチャーレース
開催日 9月28日
レース距離 28周
ポールポジション
ドライバー オランダの旗 ニック・デ・フリース
タイム 1:47.440
表彰台
優勝 オランダの旗 ニック・デ・フリース
2位 カナダの旗 ニコラス・ラティフィ
3位 スイスの旗 ルイ・デレトラズ
ファステストラップ
ドライバー イタリアの旗 ルカ・ギオット
タイム 1:51.104

2019年FIA F2ソチ・ラウンドは、2019年のFIA F2選手権の第11戦として、2019年9月28日と9月29日にソチ・オートドロームで開催された自動車レース。

背景

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2019年9月28日 - 29日にロシア・ソチのソチ・オートドロームで開催された。グランプリは、2019年のFIA F2選手権の第11戦であり、最終戦の1つ前のラウンドでもあった[1][2]。

エントリー

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スパ・フランコルシャンでのレースは中止となり、多重クラッシュによりアーデンのアントワーヌ・ユベールが死亡、チャロウズのファン・マヌエル・コレアが重傷を負った。この事故にはトライデント・レーシングのジュリアーノ・アレジも巻き込まれた[3]。事故に関与した3チームは、前戦のモンツァでは通常2台体制だったが、事故調査の一環として当局が事故車両を押収したため1台体制での出走となった[4]。トライデントには前戦で欠場したラルフ・ボシュングが復帰し、アーデンではアルテム・マルケロフがユベールに代わってFIA F2に復帰、チャロウズでは負傷したコレアに代わってロシア人のマテヴォス・イサーキャンがデビュー[5]。

レース形式

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レースウィークエンドは、フィーチャーレースとスプリントレースの2つのレースで構成された。フィーチャーレースのグリッド順は、予選で記録されたタイムに準じて決定。フィーチャーレースでは上位10位にポイントが与えられる。フィーチャーレースのポールシッターも4ポイントが与えられる[6]。フィーチャーレースは163.744 km (101.746 mi) で、28周で争われた[1]。

スプリントレースのグリッドはフィーチャーレースの結果に基づいており、上位8人のドライバーはリバースグリッドで構成されている[6]。スプリントレースは21周で争われ[1]、スプリントレースでは上位8位にポイントが与えられる。フィーチャーレースとスプリントレースの両方でトップ10に入り最速ラップを記録したドライバーに2ポイントが与えられる[6]。

予選

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予選は、降水確率60%の暗い雲の下で始まった。最初にコースに出たルカ・ギオットは、コースの一部で雨が降っていると警告した。ニコラス・ラティフィが1:48.060の最速タイムを記録し、ランキングトップのニック・デ・フリースを上回り、ギオットは3番手につけた。セッション終了まで残り8分となったところで、さらに雨が降り始め、ドライバーたちは路面が濡れる前に速いラップタイムを出そうと必死になった。デ・フリースは最後のフライングラップでポールポジションを奪い、ラティフィが2番手、カラム・アイロットが3番手という結果となった[7]。

予選結果

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順位 No. ドライバー エントラント タイム 差 グリッド
1 4 オランダの旗 ニック・デ・フリース フランスの旗 ARTグランプリ 1:47.440 – 1
2 6 カナダの旗 ニコラス・ラティフィ フランスの旗 DAMS 1:47.700 +0.260 2
3 11 イギリスの旗 カラム・アイロット チェコの旗 ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ 1:47.737 +0.297 3
4 8 イタリアの旗 ルカ・ギオット イギリスの旗 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング 1:47.767 0.327 4
5 7 中華人民共和国の旗 周冠宇 イギリスの旗 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング 1:47.843 +0.403 5
6 5 ブラジルの旗 セルジオ・セッテ・カマラ フランスの旗 DAMS 1:48.031 +0.591 6
7 1 スイスの旗 ルイ・デレトラズ イギリスの旗 カーリン 1:48.188 +0.748 7
8 3 ロシアの旗 ニキータ・マゼピン フランスの旗 ARTグランプリ 1:48.226 +0.786 8
9 16 イギリスの旗 ジョーダン・キング オランダの旗 MPモータースポーツ 1:48.320 +0.880 9
10 2 日本の旗 松下信治 イギリスの旗 カーリン 1:48.396 +0.956 10
11 9 ドイツの旗 ミック・シューマッハ イタリアの旗 プレマ・レーシング 1:48.444 +1.004 11
12 15 イギリスの旗 ジャック・エイトケン スペインの旗 カンポス・レーシング 1:48.477 +1.037 12
13 10 インドネシアの旗 ショーン・ゲラエル イタリアの旗 プレマ・レーシング 1:48.567 +1.127 13
14 20 フランスの旗 ジュリアーノ・アレジ イタリアの旗 トライデント 1:48.850 +1.410 14
15 21 スイスの旗 ラルフ・ボシュング イタリアの旗 トライデント 1:48.880 +1.440 15
16 22 ロシアの旗 アルテム・マルケロフ イギリスの旗 BWT・アーデン 1:49.244 +1.804 16
17 12 ロシアの旗 マテヴォス・イサーキャン チェコの旗 ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ 1:49.497 +2.057 17
18 18 コロンビアの旗 タチアナ・カルデロン イギリスの旗 BWT・アーデン 1:50.255 +2.815 18
19 14 日本の旗 佐藤万璃音 スペインの旗 カンポス・レーシング 1:50.311 +2.871 19
20 17 インドの旗 マハヴィール・ラグナタン オランダの旗 MPモータースポーツ 1:51.949 +4.509 20
出典:[8]

フィーチャーレース

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乾いた路面では、デ・フリースがスタートからトップを走り、上位10名はほぼ変わらなかった。ミック・シューマッハはスタートで順位を上げて7位に浮上した。アイロットは順位を落としたが、ギオットは順位を上げて3位となり、その後ラティフィとデ・フリースを追い抜いてトップに立った。デ・フリースとラティフィを除く上位6名は、より硬めのタイヤを履いており、代替タイヤ戦略を採用していた。両ドライバーが早めにピットインすると、順位を落とした。しかし、ギオットがレース終盤にピットインすると、デ・フリースとラティフィ、そしてルイ・デレトラズの後ろについた。上位3名は順位を維持し、デ・フリースが優勝すると同時にシリーズタイトルを獲得した。ラティフィは2位、デレトラズは3位に入り、初表彰台を獲得した[9]。

レース結果

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順位 No. ドライバー エントラント 周回 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 4 オランダの旗 ニック・デ・フリース フランスの旗 ARTグランプリ 28 54:12.087 1 25 (4)
2 6 カナダの旗 ニコラス・ラティフィ フランスの旗 DAMS 28 +4.918 2 18
3 1 スイスの旗 ルイ・デレトラズ イギリスの旗 カーリン 28 +5.995 7 15
4 8 イタリアの旗 ルカ・ギオット イギリスの旗 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング 28 +7.607 4 12 (2)
5 5 ブラジルの旗 セルジオ・セッテ・カマラ フランスの旗 DAMS 28 +11.378 6 10
6 2 日本の旗 松下信治 イギリスの旗 カーリン 28 +20.364 10 8
7 15 イギリスの旗 ジャック・エイトケン スペインの旗 カンポス・レーシング 28 +27.403 12 6
8 3 ロシアの旗 ニキータ・マゼピン フランスの旗 ARTグランプリ 28 +28.572 8 4
9 11 イギリスの旗 カラム・アイロット チェコの旗 ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ 28 +32.394 3 2
10 7 中華人民共和国の旗 周冠宇 イギリスの旗 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング 28 +33.756 5 1
11 10 インドネシアの旗 ショーン・ゲラエル イタリアの旗 プレマ・レーシング 28 +43.365 13
12 16 イギリスの旗 ジョーダン・キング オランダの旗 MPモータースポーツ 28 +47.493 9
13 20 フランスの旗 ジュリアーノ・アレジ イタリアの旗 トライデント 28 +48.620 14
14 21 スイスの旗 ラルフ・ボシュング イタリアの旗 トライデント 28 +59.021 15
15 18 コロンビアの旗 タチアナ・カルデロン イギリスの旗 BWT・アーデン 28 +1:09.884 18
16 14 日本の旗 佐藤万璃音 スペインの旗 カンポス・レーシング 28 +1:46.218 19
17 17 インドの旗 マハヴィール・ラグナタン オランダの旗 MPモータースポーツ 27 +1 lap 20
18 12 ロシアの旗 マテヴォス・イサーキャン チェコの旗 ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ 27 +1 lap 17
DNF 9 ドイツの旗 ミック・シューマッハ イタリアの旗 プレマ・レーシング 19 オイル漏れ 11
DNF 22 ロシアの旗 アルテム・マルケロフ イギリスの旗 BWT・アーデン 0 アクシデント 16
ファステストラップ:ルカ・ギオット (ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング) – 1:51.104 (26周)
出典:[8]

スプリントレース

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ニキータ・マゼピンは、リバースグリッド順でスプリントレースのポールポジションからスタートした。スタート直後からドライバーをリードしていたが、ジャック・エイトケンとの小競り合いで両ドライバーがコースアウト。ドライバーがレーシングラインに戻ろうとした際、エイトケンがマゼピンを松下信治の進路に押し出し、その結果接触が発生し、赤旗が提示された。その後、時間的な制約からレースは15周に短縮された。レース再開後、ギオットがアイロットとデ・フリースを抑えてトップに立った。ギオットはそのまま逃げ切り優勝を果たし、デ・フリースはアイロットを抜いて2位、ラティフィと周冠宇がトップ5に入った[10]。

レース結果

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順位 No. ドライバー エントラント 周回 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 8 イタリアの旗 ルカ・ギオット イギリスの旗 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング 15 1:18:21.329 5 15
2 4 オランダの旗 ニック・デ・フリース フランスの旗 ARTグランプリ 15 +0.712 8 12
3 11 イギリスの旗 カラム・アイロット チェコの旗 ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ 15 +1.672 9 10
4 6 カナダの旗 ニコラス・ラティフィ フランスの旗 DAMS 15 +3.383 7 8 (2)
5 7 中華人民共和国の旗 周冠宇 イギリスの旗 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング 15 +3.820 10 6
6 5 ブラジルの旗 セルジオ・セッテ・カマラ フランスの旗 DAMS 15 +7.336 4 4
7 10 インドネシアの旗 ショーン・ゲラエル イタリアの旗 プレマ・レーシング 15 +10.343 11 2
8 20 フランスの旗 ジュリアーノ・アレジ イタリアの旗 トライデント 15 +13.108 13 1
9 16 イギリスの旗 ジョーダン・キング オランダの旗 MPモータースポーツ 15 +14.851 12
10 22 ロシアの旗 アルテム・マルケロフ イギリスの旗 BWT・アーデン 15 +16.769 20
11 15 イギリスの旗 ジャック・エイトケン スペインの旗 カンポス・レーシング 15 +23.898 2
12 21 スイスの旗 ラルフ・ボシュング イタリアの旗 トライデント 15 +26.558 14
13 12 ロシアの旗 マテヴォス・イサーキャン チェコの旗 ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ 15 +27.414 18
14 1 スイスの旗 ルイ・デレトラズ イギリスの旗 カーリン 15 +31.933 6
15 14 日本の旗 佐藤万璃音 スペインの旗 カンポス・レーシング 15 +36.472 16
16 18 コロンビアの旗 タチアナ・カルデロン イギリスの旗 BWT・アーデン 15 +43.057 15
17 17 インドの旗 マハヴィール・ラグナタン オランダの旗 MPモータースポーツ 15 +1:01.506 17
DNF 9 ドイツの旗 ミック・シューマッハ イタリアの旗 プレマ・レーシング 7 接触による損傷 19
DNF 3 ロシアの旗 ニキータ・マゼピン フランスの旗 ARTグランプリ 0 接触 1
DNF 2 日本の旗 松下信治 イギリスの旗 カーリン 0 接触 3
ファステストラップ:ニコラス・ラティフィ (DAMS) 1:52.272 – (12周)
出典:[8]

第11戦終了時点のランキング

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デ・フリースは266ポイントで終え、194ポイントのラティフィを抑えてドライバーズタイトルを獲得した。チームズ・チャンピオンシップの争いは、DAMSがヴィルトゥオーシ・レーシングにわずか53ポイントのリードしか持っていなかったため、最終戦まで続いた。

  • 注:いずれもトップ5まで掲載。

脚注

[編集]

注釈

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出典

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  1. 1 2 3 “F2 Russian Grand Prix”. Formula 2. Formula Motorsport Limited. 2019年9月7日閲覧。
  2. ↑ “Preview Round 11”. Formula 2. Formula Motorsport Limited (2019年9月25日). 2019年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月27日閲覧。
  3. ↑ “F2 driver Hubert killed in crash at Spa-Francorchamps circuit”. ESPN. 19 August 2019. 2024年6月1日閲覧.
  4. ↑ Peter Allen (4 September 2019). “Alesi to take Boschung’s Trident F2 car for Monza round following Spa accident”. Formula Scout. 2024年6月1日閲覧.
  5. ↑ “Markelov to complete F2 season at Arden in Hubert’s car”. Crash.net. 31 March 2022. 2024年6月1日閲覧.
  6. 1 2 3 “2019 FIA Formula 2 Sporting Regulations”. Fédération Internationale de l'Automobile. pp. 3-4 (2019年5月11日). 2022年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年3月17日閲覧。
  7. ↑ “De Vries leaves it late to secure fifth pole of 2019”. Formula 2. Formula Motorsport Limited. 27 September 2019. 2024年6月1日閲覧.
  8. 1 2 3 “Results”. Formula 2. Formula Motorsport Limited. 2019年9月27日閲覧。
  9. ↑ “De Vries storms to Championship title with Sochi Feature Race victory”. Formula 2. Formula Motorsport Limited. 28 September 2019. 2024年6月1日閲覧.
  10. ↑ “Defensive masterclass seals Ghiotto victory in Sochi Sprint”. Formula 2. Formula Motorsport Limited. 8 September 2019. 2019年9月28日閲覧.
  11. ↑ “Driver standings”. Formula 2. Formula Motorsport Limited. 2019年9月9日閲覧。
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