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タール火山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タール火山
Bulkang Taal
2020年の噴火以前のタール火山の空撮写真(右手側が北)
最高地点
標高311 m (1,020 ft) [1]
座標北緯14度0分36秒 東経120度59分51秒 / 北緯14.01000度 東経120.99750度 / 14.01000; 120.99750座標: 北緯14度0分36秒 東経120度59分51秒 / 北緯14.01000度 東経120.99750度 / 14.01000; 120.99750 
地形
タール火山の位置(フィリピン内)
タール火山
タール火山
フィリピンにおけるタール火山の位置
所在地フィリピンの旗 フィリピン バタンガス州タリサイ(英語版)およびサン・ニコラス(英語版)
地質
山の種類複合火山
火山弧/帯マコロド断裂帯
最新の噴火2020年1月12日(継続中)
登山
最容易
ルート
Daang Kastila(スペインルート)
地図
プロジェクト 山

タール火山(タールかざん、フィリピン語: Bulkang Taal)は、フィリピンのルソン島にある複合火山[1]。フィリピンの首都マニラ市の南方約60kmのバタンガス州に位置する。史上34回の噴火歴があり、フィリピンで2番目に活発な火山である。過去34回の噴火は全て、タール湖の中央付近に位置する火山島 (Volcano Island) に集中している。先史時代、140,000 BPから5,380 BPにかけての噴火により形成されたタール・カルデラの一部をタール湖が満たしている[2]。カヴィテ州のタガイタイ・リッジからの眺めは、フィリピン随一の絵のように美しく魅力的な景色と評される[3]。

過去には幾度か激しい噴火を起こしており、島内および湖周辺の人口密集地域で推定およそ6,000人の死者を出した。人口密集地に近く、噴火を繰り返していることから、将来的な自然災害を防ぐため、詳細な調査研究を行うに値する防災十年火山 (Decade Volcano) に指定されている。フィリピンの全ての火山は環太平洋火山帯の一部である。

地理

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タール火山とタール湖は全域がバタンガス州内に位置している。火山島の北半分は、湖畔のタリサイ町(英語版)が所轄し、南半分はサン・ニコラス町(英語版)が所轄する。その他の自治体としては、タナウアン市(英語版)とリパ市(英語版)、およびタリサイ、ローレル(英語版)、アゴンシロ(英語版)、サンタ・テレシータ(英語版)、アリタグタグ(英語版)、クエンカ(英語版)、バレテ(英語版)、マタアスナカホイ(英語版)の町がタール湖を取り囲んでいる[4]。

島に永住することは、火山島全域をリスクの高い永久危険区域 (Permanent Danger Zone; PDZ) と宣言しているフィリピン火山地震研究所により禁止されている[5]。しかし、このような警告にもかかわらず、貧しい家庭の人々は自らの命を危険にさらしながらも島に住みついて、漁獲や肥沃な火山性の土壌から穫れる農作物により生計を立てている[6][7][8][9]。

噴火・火山活動史

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2020年の噴火

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2020年1月12日、爆発的噴火。

2020年1月12日午後、1977年の噴火以来、43年ぶりに再び噴火した。フィリピン火山地震研究所 (PHIVOLCS) は、噴火警戒レベルをレベル2からレベル4に引き上げた[10]。今回の噴火は主火口からのものであった。噴出した火山灰がカラバルソン地方、マニラ首都圏および中部ルソン地方の一部に降灰したため、予定していた学校の授業や職場の勤務は取りやめになり、空の便にも影響が出た[11][12]。

2023年の火山ガス放出

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2023年、二酸化硫黄を主成分とする火山ガスの噴出が活発化。バタンガス州では、火山ガスを原因とする体調不良者が続出。自治体は住民に対し、火山ガスから身を守るために建物のドアや窓を閉め、外出を控えるよう呼び掛けた[13]。

関連項目

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脚注

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  1. 1 2 “Taal Volcano”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2013年2月13日閲覧.
  2. ↑ "Taal Volcano", PHIVOLCS, retrieved on 2012-12-03 (archived from the original on 2008-09-12)
  3. ↑ Herre, Albert W. (1927-12-14); "The Fisheries of Lake Taal, Luzon and Lake Naujan", Philippine Journal of Science, Vol. 34, No. 3, pp.287–303, 1927
  4. ↑ (2011) "The Province map" Archived 2011-08-09 at the Wayback Machine., Provincial Government of Batangas Web Site
  5. ↑ “NDCC Orders Close Watch on Mayon, Taal Volcanoes”. GMA News Online (2009年7月21日). 2011年2月13日閲覧。
  6. ↑ kostito (2009-12-13); "Photo – Taal Volcano Island", Panoramio, retrieved on 2011-03-26
  7. ↑ mharada (2008-02-02); "Photo – Calauit, eastern shore of Volcano Island", Panoramio, retrieved on 2011-03-26
  8. ↑ vanpoperynghe (2006-11-08); "Photo – Le Volcan Taal 13", Panoramio, retrieved on 2011-03-26
  9. ↑ Anuar T (2010-03-15); "Photo – Buco, Volcano Island. Sundown", Panoramio, retrieved on 2011-03-26
  10. ↑ “Alert Level 3 raised as Taal volcano manifests steam-driven explosion”. Manila Bulletin. 12 January 2020.
  11. ↑ “LIST: Class suspensions due to Taal Volcano eruption”. Inquirer.net. 12 January 2020.
  12. ↑ “Taal eruption puts NAIA flights on hold”. GMA News. 12 January 2020.
  13. ↑ “火山スモッグで屋内待機勧告 フィリピン・マニラ周辺”. AFP (2023年9月23日). 2023年9月23日閲覧。

外部リンク

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