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3,3'-ジクロロベンジジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3,3'-ジクロロベンジジン[1]
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.001.918 ウィキデータを編集
KEGG
性質
C12H10Cl2N2
モル質量 253.13 g/mol
外観 灰色ないし紫色の結晶性粉末
融点 132 to 133
沸点 402
0.07% (15°C)[2]
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
Potential carcinogen[2]
NIOSH(米国の健康曝露限度):
carcinogen[2]
Ca[2]
Ca [N.D.][2]
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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3,3'-ジクロロベンジジン(英: 3,3'-Dichlorobenzidine)は、化学式(C6H3Cl(NH2))2で表される有機化合物である。純粋なものは淡黄色であるが、流通している商品は着色されている。水には溶けにくく、多くの場合湿潤させてペースト状にして供給される。ジアリライド染料や、印刷インキに使用されるジアリライド系(英語版)黄色顔料の原料となる[3]。

調整と反応

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3,3'-ジクロロベンジジンは、2-ニトロクロロベンゼンから2段階で製造される。まず塩基性の亜鉛で還元し、3,3'-ジクロロジフェニルヒドラジンを得る。この中間体からベンジジン転位により、3,3'-ジクロロベンジジンを調製することができる[4]。

3,3'-ジクロロベンジジンの水溶液は光分解し、塩素原子を1つ持つ誘導体となる。これは塩素化を受け、塩素原子を4つ持つ誘導体となる。

最も広く行われている3,3'-ジクロロベンジジンの反応は、二重ジアゾ化で[(C6H4Cl(N2))2]2+を得るものである。この中間体は、アセトアセチルアミノベンゼン(CH3C(O)CH2C(O)NHAr)の誘導体に結合する[3]。

安全性

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3,3'-ジクロロベンジジンは発癌性物質であると考えられている[1]。動物実験では腫瘍発生率の有意な増加を示している[5]。既知の発癌物質であるベンジジンと構造が類似しており、同様のメカニズムでヒトに対し膀胱癌の原因となると考えられる[5]。

脚注

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  1. 1 2 Dichlorobenzidine - Compound Summary, PubChem.
  2. 1 2 3 4 5 NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0191
  3. 1 2 K. Hunger. W. Herbst "Pigments, Organic" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Wiley-VCH, Weinheim, 2012. doi:10.1002/14356007.a20_371
  4. ↑ Schwenecke, H.; Mayer, D. (2005). “Benzidine and Benzidine Derivatives”. Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry. Weinheim: Wiley-VCH. doi:10.1002/14356007.a03_539.{{cite encyclopedia}}: CS1メンテナンス: 複数の名前/author (カテゴリ)
  5. 1 2 "3, 3'-Dichlorobenzidine". U.S. Environmental Protection Agency, Integrated Risk Information System. 7 March 2011. Accessed 3 May 2011.

外部リンク

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