Kuroco (CMS)

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Kuroco
開発元 株式会社ディバータ
初版 2021年4月 (2021-04)
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム Google Kubernetes Engine
Google Cloud Platform
対応言語 日本語、英語
種別 ヘッドレスCM]
コンテンツ管理システム
ライセンス SaaS
公式サイト kuroco.app/ja/
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Kuroco(クロコ)は、株式会社ディバータが開発・運営するエンタープライズ向けヘッドレスCMSである[1]。APIファーストアーキテクチャを採用し、Google Kubernetes Engine上でマイクロサービスとして稼働する[2]。

2021年に正式サービスを開始し[2]、2025年には「BOXIL SaaS AWARD Summer 2025」でCMS・WEB制作ソフト部門において5冠を獲得するなど市場で評価を得ている[3]。

歴史

Kurocoの開発は、株式会社ディバータが長年にわたり手がけていた従来型CMS「RCMS」の技術をベースとしている[4]。同社はコンテンツ管理システムの開発・運用経験を活かし、モノリシックアーキテクチャからAPIファーストへの抜本的な設計変更を実施した。

2021年4月に正式サービスとして提供を開始した[2]。サービス開始と同時にGoogle Cloud Marketplaceへの掲載も行われ、Google Cloud Platformとの統合を活用したソリューションとして位置づけられた。

機能

API・ヘッドレス設計

KurocoはREST APIに対応したヘッドレスCMSとして設計されており、フロントエンドとバックエンドを分離したアーキテクチャを採用している[1]。コンテンツの管理と配信を独立させることで、Webサイト、モバイルアプリ、IoTデバイスなど複数のチャネルへの同時配信が可能となっている。AIとの連携機能も提供されている[1]。

セキュリティと権限管理

企業利用を想定し、SAMLによる認証機能を標準装備している[1]。マルチテナント対応により、組織内の複数部門での独立運用や、詳細な権限設定によるワークフロー管理が可能となっている。

その他の機能

ステージング環境での事前確認、Webhook機能による外部システム連携、コンテンツの承認フローなど、エンタープライズ向けCMSに求められる機能を包括的に提供している[5]。また、カスタムフィールドの設定や多言語対応機能により、多様な業種・用途に対応可能な柔軟性を備えている。

技術基盤

KurocoはGoogle Kubernetes Engine(GKE)上でマイクロサービスとして稼働し、CI/CDにはCloud BuildとGithub Actionsを採用している[2]。ストレージにはGoogle Cloud Storage、CDNにはFastlyを統合し、スケーラブルな配信基盤を構築している。

この構成により、トラフィックの増減に応じた自動スケーリングが可能となり、大規模サイトの運用にも対応している。開発体制においても、GitOpsによるDevOpsプラクティスを採用し、開発効率と運用品質の両立を実現している[2]。

導入事例

公表されている導入事例として、タニタの公式サイトでの採用がある[6]。また、大手製造業のWebサイトでの活用事例も報告されている[1]。

評価と受賞

2025年6月、「BOXIL SaaS AWARD Summer 2025」のCMS・WEB制作ソフト部門において5冠を獲得した[3]。

ITreviewでは5点満点中5.0点の評価を得ている[7]が、レビュー数は限定的である。ユーザーからは特にAPI機能の充実度とサポート体制について高い評価を受けている。

海外のソフトウェア比較サイトCapterraでも製品情報が掲載されており[8]、国際的な認知度も向上している。また、一般社団法人ASPICクラウド・SaaS推進協議会の記事でも、国産ヘッドレスCMSとして紹介されている[9]。

運営会社

会社概要

株式会社ディバータ(英: Diverta Inc.)は、Kurocoの開発・運営を行う日本のソフトウェア会社である[4]。

  • 設立:2005年1月
  • 所在地:東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ6F
  • 資本金:7,304万3,000円(2025年時点)
  • 従業員数:42名(同上)
  • 事業内容:CMS開発、Webサイト構築・運営、SaaS研究開発

代表者

加藤健太(かとう けんた、1976年生まれ)は株式会社ディバータの代表取締役である[10]。2000年に一休.com等の立ち上げで経験を積み、2005年にディバータを設立した。RCMSおよびKurocoのプロダクトオーナーとして製品開発を統括している。

脚注

  1. 1 2 3 4 5 Kuroco公式サイト 2025年7月8日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 Google Cloud Blog「株式会社ディバータ:KubernetesベースのCMSで開発・運用体制を刷新」 2025年7月8日閲覧。
  3. 1 2 BOXIL SaaS AWARD Summer 2025 2025年7月8日閲覧。
  4. 1 2 株式会社ディバータ公式サイト 2025年7月8日閲覧。
  5. ↑ BOXIL - Kuroco 2025年7月8日閲覧。
  6. ↑ 「タニタ様セミナー資料」株式会社ディバータ、2024年。
  7. ↑ ITreview - Kuroco 2025年7月8日閲覧。
  8. ↑ Capterra - Kuroco 2025年7月8日閲覧。
  9. ↑ ASPIC「ヘッドレスCMSとは?従来のCMSとの違いやメリット・デメリットを解説」 2025年7月8日閲覧。
  10. ↑ Web Designing「株式会社ディバータ代表取締役 加藤健太氏インタビュー」 2025年7月8日閲覧。