Note (企業)

ウィキペディアから、無料の百科事典
note株式会社
note inc.
種類 株式会社
市場情報
東証グロース 5243
2022年12月21日上場
本社所在地 日本の旗 日本
〒102-0083
東京都千代田区麹町6-6-2
番町麹町ビルディング5階 WeWork麹町
設立 2011年(平成23年)12月8日
業種 情報・通信業
法人番号 3011001071811 ウィキデータを編集
事業内容 デジタルコンテンツの企画、制作、配信
代表者 代表取締役CEO 加藤貞顕
資本金 1,126百万円(資本準備金含む)
売上高 33億12百万円
(2024年11月期)
営業利益 52百万円
[2024年11月期)
経常利益 75百万円
(2024年11月期)
純利益 98百万円
(2024年11月期)
純資産 17億22百万円
(2024年11月期)
総資産 17億5061万5000円
(2021年11月30日現在)[1]
従業員数 100人
決算期 11月30日
主要株主 加藤貞顕 37.00%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL 6.78%
(株)日本経済新聞社 6.50%
(2023年11月30日現在)[2]
外部リンク https://note.jp/
テンプレートを表示

note株式会社(ノート、英: note inc.)は、東京都千代田区に本社を置く、デジタルコンテンツの企画、制作、配信を行う日本の企業。メディアプラットフォーム「note」などを運営する。

2011年(平成23年)に加藤貞顕が株式会社ピースオブケイクとして設立。2020年(令和2年)4月にnote株式会社へ社名変更している[3]。

2012年(平成24年)にコンテンツ配信サイト「cakes」(ケイクス)を、2014年(平成26年)にメディアプラットフォーム「note」を提供開始[4]。「note」は2020年(令和2年)5月時点で約870万件の作品が誕生し、月間アクティブユーザー数は6,300万、1日の平均投稿数は2.6万件。[5]

沿革

株式会社ピースオブケイク

  • 2011年(平成23年)12月8日:「株式会社ピースオブケイク」創業。
  • 2012年(平成24年)9月11日:コンテンツ配信サイト「cakes」を開始[6]。
  • 2014年(平成26年)4月7日:メディアプラットフォーム「note」を開始。
  • 2016年(平成28年)12月:電通グループのコーポレートベンチャーキャピタル(英語版) (CVC) である電通デジタルファンド向け第三者割当増資の実施[7]。
  • 2017年(平成29年)
    • 10月:深津貴之がCXOに就任[8]。
    • 12月:「スマート新書レーベル」を開始。
  • 2018年(平成30年)
    • 4月:noteクリエイター支援プログラムを開始。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 3月:「note pro」提供開始。
    • 11月:「note」のドメイン名をnote.muからnote.comに変更。
  • 2020年(令和2年)
    • 2月5日:月額会費制のコミュニティやサークルを作れるクリエイター向けの機能「サークル」を発表[9]。

note株式会社

主な資本提携先

事件・不祥事

2020年

  • 2020年8月14日、noteアカウントを保持し、2記事以上投稿したことがあるユーザーのIPアドレスが、記事詳細ページのソースコードから確認可能な状態であることが判明。同日10時40分にこの不具合を検知し、10時58分にnote全体へのアクセスを遮断。11時56分に修正対応を終え、サービスを再開した。誰でもログインユーザーのIPアドレスを確認できる状態だったことから、noteを利用する有名人のIPアドレスを「5ちゃんねる」など利用者のIPアドレスが公開されているサービスと比較し、該当IPアドレスの発言を本人とひも付けて考えるネットユーザーが多数現れ、騒動に発展した[18]。
  • 2020年10月19日にcakesで公開された、写真家の幡野広志の人生相談記事でDV被害者の相談内容に対し「嘘」「大袈裟」と回答する記事を掲載したことで大きな批判を浴び炎上、後にcakes編集部および運営会社が謝罪し再発防止策を発表した[19]。さらに2021年4月26日には14歳の少女の相談に対する幡野の回答が再び批判を呼んで再度炎上、編集部の判断で記事が削除されたのち、同年5月に連載打ち切りが発表された[20][21]。
  • 2020年11月11日にcakesで公開された、ライターユニットのばぃちぃの記事にて、取材対象であるホームレスに対する表現方法などが問題視され大きな批判を浴びた。そのことを受け、11月16日にcakes編集部は謝罪などはないまま記事を訂正。訂正の数時間後に、公式Twitterで追記・修正したことを公表した[22]。一連の事態を受けて、再発防止を進める一環としてcakes編集部の体制を一新したことを発表した[23]。また、文藝春秋との業務資本提携についても、再発防止において同社の出版社として長年の知見を得るためでもあるとしている[24]。
  • 2020年12月9日、声優・文筆家のあさのますみが「cakesクリエイターコンテスト2020」を受賞し、cakesで連載する予定であった、友人の自殺に関するノンフィクション記事について、編集部から掲載中止になったことを発表するとともに、上記2件の不祥事を受け、また自殺をテーマにした内容であることから、編集部の対応が二転三転したことや、執筆者や取材対象者を軽視するような編集姿勢があったことを明らかにした[24][25][26]。編集部の一連の姿勢にさらなる批判が集まることになり、cakes編集部はTwitter上で謝罪、その後、あさのと話し合いを持った結果、編集部側が非を認め、あさのが提示した条件で和解することで合意し、編集部は改めてcakesのサイト上で謝罪した[27][28]。なお、あさのの著作はその後、小学館より単行本として刊行されている[29]。

2021年

脚注

注釈

  1. ↑ User-agent: ia_archiver
  2. ↑ User-agent: megalodon

出典

  1. ↑ 新規上場のための有価証券報告書Note
  2. ↑ “第12期定時株主総会招集ご通知”. IRニュース. note株式会社. p. 14 (2024年2月1日). 2024年11月27日閲覧。
  3. ↑ “ピースオブケイクがnote株式会社に社名変更、MAUは4400万に到達 | Media Innovation” (2020年4月7日). 2020年7月23日閲覧。
  4. ↑ “個人クリエイター向けプラットフォーム「note」 テキストや写真、任意の価格で有料販売も”. ITmedia NEWS. 2020年7月23日閲覧。
  5. ↑ “noteの月間アクティブユーザーが6,300万突破。法人利用も半年で倍増の1,600件に。|note株式会社”. note株式会社. 2020年7月23日閲覧。
  6. ↑ cakes編集部. “ケイクス通信 2012年9月11日(火)号 | ケイクス通信 | cakes編集部”. cakes(ケイクス). 2020年7月23日閲覧。
  7. ↑ “ピースオブケイク、電通グループのCVCである電通デジタルファンド向け第三者割当増資の実施|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
  8. ↑ 深津貴之/加藤貞顕. “深津貴之さんが、ピースオブケイクのCXOになりました。 | cakes & note 改善プロジェクト | 深津貴之/加藤貞顕”. cakes(ケイクス). 2020年7月23日閲覧。
  9. ↑ ASCII. “note、月額課金のコミュニティが作れる「サークル」機能”. 週刊アスキー. 2020年8月15日閲覧。
  10. ↑ 日本取引所新規上場申請のための有価証券報告書。
  11. ↑ “noteはロゴをリニューアルしました。引き続き、クリエイターエコノミーを牽引していきます|note株式会社”. note株式会社. 2022年12月21日閲覧。
  12. ↑ ABOUT USTBSイノベーション・パートナーズ]]合同会社
  13. ↑ “ピースオブケイク、TBSイノベーション・パートナーズ向け第三者割当増資の実施|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
  14. ↑ “ピースオブケイク、株式会社イードと資本業務提携を締結|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
  15. ↑ “note運営のピースオブケイクとテレビ東京ホールディングスが資本業務提携しました。|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
  16. ↑ “note社と資本業務提携”. 朝日新聞デジタル. (2020年12月11日)
  17. ↑ “note、Googleから5億円調達 資本業務提携で「Gemini」導入”. ITmedia AI+. 2025年3月14日閲覧。
  18. ↑ “【お詫び】IPアドレスが他者からも確認できてしまう不具合について|note株式会社”. note株式会社 (2020年8月14日). 2020年8月15日閲覧。
  19. ↑ “10月19日掲載記事に関するお詫びと今後の対応について”. cakes (2020年10月27日). 2020年10月28日閲覧。
  20. ↑ “幡野広志さんのcakes連載記事を削除。14歳からの相談への回答内容に批判”. ハフポスト (2021年4月27日). 2021年10月11日閲覧。
  21. ↑ “幡野広志さんの連載終了をcakesが発表。「編集部の力量不足によりご迷惑をおかけした」”. ハフポスト (2021年5月7日). 2021年10月11日閲覧。
  22. ↑ cakes(ケイクス) [@cakes_PR] (2020年11月16日). "本記事で、著者とホームレスの方々との関係性についての説明が不足していたため、11月16日11:28に追記・修正いたしました。..." X(旧Twitter)より2020年11月16日閲覧。
  23. ↑ “cakes編集部 体制変更のお知らせ”. cakesからのおしらせ. cakes編集部 (2020年11月27日). 2021年10月11日閲覧。
  24. 1 2 横山耕太郎 (2020年12月10日). “炎上続くnoteの改革なるか?伝統の文藝春秋とnoteが資本業務提携”. Business Insider Japan. 2021年10月11日閲覧。
  25. ↑ 待鳥航志「「フィクションってことにしませんか」で炎上 プラットフォームメディア「cakes」 編集姿勢に批判」『毎日新聞』毎日新聞社、2020年12月12日。2021年10月11日閲覧。
  26. ↑ “cakes連載中止にネット反響 「自殺」題材コラムで打診、運営企業noteへ経緯を聞いた”. J-CASTニュース (2020年12月10日). 2021年10月11日閲覧。
  27. ↑ あさのますみ (2020年12月14日). “和解という着地点を選びました”. note. 2021年10月11日閲覧。
  28. ↑ “cakes連載見送りに関するお詫び”. cakesからのおしらせ. cakes編集部 (2020年12月14日). 2021年10月11日閲覧。
  29. ↑ “あさのますみ、自死した友人についてのエッセイが書籍化「逝ってしまった君へ」”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年6月30日). 2021年10月11日閲覧。
  30. 1 2 3 ““反コロナワクチン”記事が「note」で拡散? 誤情報や陰謀論で影響力、運営側も問題視か”. BuzzFeed Japan (2021年7月13日). 2021年7月29日閲覧。
  31. ↑ “robots.txt”. Note. note株式会社. 2021年8月27日閲覧。
  32. ↑ nagazou (2020年9月2日). “note、Internet Archiveで保存できなくなる、古いドメインはブロック”. スラド. 株式会社アピリッツ. 2021年8月27日閲覧。
  33. ↑ “note.digital.go.jpのrobots.txt”. 2021年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月27日閲覧。 note.digital.go.jpオフライン化に伴いWayback Machineで閲覧可能
  34. ↑ “digital-gov.note.jpのrobots.txt”. 2021年8月27日閲覧。
  35. ↑ Hiromitsu Takagi [@HiromitsuTakagi] (2021年5月14日). "2021年5月14日 午後0:04(JST)のツイート". X(旧Twitter)より2021年8月27日閲覧。
  36. ↑ “高校生によるコミケ同人誌の転売報告記事が炎上→cakesから削除 イベント主催側が謝罪(1/2 ページ)”. ねとらぼ. ITmedia (2021年10月11日). 2021年10月12日閲覧。
  37. ↑ "「高校生よ、ショーバイせよ!」第7回について". cakes. 5 October 2021. 2021年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月11日閲覧。
  38. ↑ "ぼくたち1週間で「18万1379円」稼ぎました! / チーム「マネーがあんまねー」". cakes. 5 October 2021. 2021年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月5日閲覧。
  39. ↑ 柿内芳文(編集者) [@kakkyoshifumi] (2021年10月11日). "2019年の夏に実施し、cakesにその様子のレポート記事を掲載しているイベント「ハイスクールショーバイ!」に関して、主催者として以下の通りお詫びいたします。(続く)". X(旧Twitter)より2021年10月12日閲覧。
  40. ↑ “DMM亀山会長、cakesの“転売容認”記事について謝罪 「配慮に欠けた発言をしてしまった」(1/2 ページ)”. ねとらぼ. ITmedia (2021年10月12日). 2021年10月12日閲覧。

関連項目

外部リンク