諸概念
余代数射
、
を
-余代数とする。
-線型写像
が


を満たすとき
を余代数射(coalgebra morphism)という。これは以下の図式が可換であることと同値:

余可換余代数と逆余代数
写像
を
で定める。余代数
が余可換であるとは、
が成り立つことをいう。ここで新しい余積を
によって定めると、
は余代数になりこれを逆余代数という。余代数が余可換であることと
となることは同値である。
K-代数とK-余代数の双対空間
を
-余代数、
を
-代数、とする。ここで
の積を
、即ち任意の
に対して

で定める。
が余結合的であることから積
は結合的であることがわかる。この積によって
は
-代数となり、
の双対代数あるいは畳み込み代数という。単位は

で与えられる。また
が余可換であることと、全ての可換な
に対して
が可換であることは同値である。
逆に代数が有限次元の場合、代数の双対として余代数が定義できる。
を有限
-次元代数とすると、準同型写像
![{\displaystyle A^{\ast }\otimes A^{\ast }\to (A\otimes A)^{\ast },\quad f\otimes g\mapsto [a\otimes b\mapsto f(a)g(b)]}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/04658f5c9803c77392c947f72e0b6456912270c7)
が存在して
となる。積と単位の双対

によって余積と余単位がそれぞれ定義され、余代数の構造が得られる。一般に
が無限次元の場合には、このようにして余代数の構造を持つことはない。