風濤社

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株式会社風濤社(ふうとうしゃ、英:Futoh sha Inc.)は、日本の出版社。1967年9月創業で、東京都文京区に本社を置く。

概要

人文書、絵本などの刊行を行う。

1990年代、「日本文芸家協会ニュース」で柞木田龍善からヤミ重版(著者に無断で本を重版し、印税を横領し、同時に脱税する行為)を名指しで告発されたことがある。

2019年11月、千代田区神田三崎町から、創業の地である文京区本郷に本社を移転した。

社長

  • 初代社長:高橋行雄。茨城県出身。旧制土浦中学校(現・土浦第一高等学校)の入試に失敗したが、自らの実力不足であることを認める潔さがなく、他者に帰責していた。1950年代には「吉田和夫」の変名で日本共産党水戸第五細胞の責任者としてオルグ活動などに従事していたが、ソ連の核実験の是非をめぐり東大法科卒のいいだももに公開の場で徹底論破されたことから、後年に至るまでルサンチマンを引きずっていた[1](高橋行雄は六全協以降、党から除名処分を受ける)。茨城弁まるだしで野卑で無教養な彼の人となりは、呉智英『バカにつける薬』で「風雪書房・高木社長」の変名のもとに戯画化され、おちょくられている。狭量な高橋行雄は呉智英のユーモアを理解できず怒り心頭だったと元社員の小松尚志は伝えている。

主な出版物

  • 『二、三のグレース - オルダス・ハクスリー中・短篇集』(オルダス・ハクスリー、井伊順彦訳) 2012年7月
  • 『カールシュタイン城夜話』(フランティシェク・クプカ、山口巖訳) 2013年2月
  • 『アメリカン・フロンティアの原風景』(高野一良) 2013年5月
  • 『大いなる酒宴』(ルネ・ドーマル、谷口亜沙子訳) 2013年6月
  • 『サン=ジェルマン大通り一二五番地で』(バンジャマン・ペレ、鈴木雅雄訳) 2013年7月
  • 『ファントマ - 悪党的想像力』(赤塚敬子) 2013年9月
  • 『なついた羚羊』(バーバラ・ピム、井伊順彦訳) 2014年1月
  • 『自分の同類を愛した男 - 英国モダニズム短篇集 (20世紀英国モダニズム小説集成)』(井伊順彦編訳、今村楯夫訳) 2014年2月
  • 『スキタイの騎士』(フランティシェク・クプカ、山口巖訳) 2014年3月
  • 『街道手帖』(ジュリアン・グラック、永井敦子訳) 2014年8月
  • 『少女ヴァレリエと不思議な一週間』(ヴィーチェスラフ・ネズヴァル、赤塚若樹訳) 2014年11月
  • 『パンパンハウス物語』(永澤あられ) 2014年12月
  • 『パリのサタン』(エルネスト・ド・ジャンジャンバック、鈴木雅雄訳・解説) 2015年1月
  • 『性の夜想曲』(ヴィーチェスラフ・ネズヴァル, インジフ・シュティルスキー共著、赤塚若樹編・訳) 2015年5月
  • 『あの子へ』(高橋よし子) 2015年6月
  • 『失われた時』(グザヴィエ・フォルヌレ、辻村永樹訳) 2015年7月
  • 『ヘミングウェイの愛したスペイン』(今村楯夫) 2015年11月
  • 『おまえたちは狂人か』(ルネ・クルヴェル、鈴木大悟訳) 2016年9月
  • 『ミニマル子育て』(キム・ジョン・ペイン, リサ・M・ロス、小山美奈訳) 2016年5月
  • 『かつてシモングの谷間にて』(高橋よし子) 2016年6月
  • 『アメリカ・ユダヤ文学を読む』(邦高忠二, 稲田武彦共著) 2016年9月
  • 『ブラックホークの自伝』(ブラック・ホーク著、アントワーヌ・ルクレール編著、高野一良訳) 2016年10月
  • 『パット・ホビー物語』(F・スコット・フィッツジェラルド、井伊順彦, 今村楯夫他訳) 2016年11月
  • 『三島由紀夫 異端の系譜学』(高山秀三) 2017年3月
  • 『読書空間、または記憶の舞台』(20世紀文学研究会編) 2017年3月
  • 『ファントマ』(ピエール・スヴェストル, マルセル・アラン、赤塚敬子訳) 2017年7月
  • 『ジャック日記』(木村かほる) 2017年10月
  • 『人間 吉村昭』(柏原成光) 2018年1月
  • 『手しごといっぱい!』(としくらえみ) 2018年2月
  • 『カフカのヴィジュアルな語り』(吉田眸) 2018年2月
  • 『戊辰戦争後の青年武士とキリスト教 - 仙台藩士・目黒順蔵遺文』(目黒順蔵, 目黒士門, 目黒安子) 2018年7月
  • 『推薦文、作家による作家の 全集内容見本は名文の宝庫』(中村邦生) 2018年11月
  • 『てるてる坊主食堂』(のりぽきーと) 2019年12月
  • 『今日も市場の片すみで下手な似顔絵描いてます。』(永澤あられ) 2020年12月

ルドルフ・シュタイナー

  • 『シュタイナー教育ハンドブック』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2007年1月
  • 『シュタイナー 輪廻転生』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2008年12月
  • 『人智学から見た家庭の医学』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2009年1月
  • 『シュタイナー 世直し問答』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2009年5月
  • 『シュタイナー 地球年代記』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2009年12月
  • 『天国と地獄』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2010年4年
  • 『シュタイナー 神仏と人間』(ルドルフ・ シュタイナー、西川隆範編訳) 2010年10月
  • 『美しい生活』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2010年11月
  • 『あたまを育てる からだを育てる』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2011年4月
  • 『黙示録的な現在(いま):信仰・愛・希望』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2012年12月
  • 『シュタイナー 天地の未来 [新装版]』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2015年9月
  • 『星と人間 [新装版]』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2017年1月
  • 『身体と心が求める栄養学 [新装版]』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2017年5月
  • 『人間の四つの気質 [新装版]』(ルドルフ・シュタイナー、西川隆範編訳) 2018年12月

幻獣コレクション

  • 『幻獣標本箱』(江本創) 2014年6月
  • 『幻獣標本採集誌』(江本創) 2014年6月
  • 『幻獣標本博物記』(江本創、幻獣コレクション) 2014年11月
  • 『幻獣大発見!』(江本創) 2016年2月

サキ・コレクション

  • 『レジナルド サキコレクション』(サキ、井伊順彦, 今村楯夫訳、池田俊彦イラスト) 2015年4月
  • 『四角い卵 サキ・コレクション』(サキ、井伊順彦, 今村楯夫訳、池田俊彦イラスト) 2015年10月

絵本

  • 『ふむふむふーん』(ふなこしゆり、坂口知香絵) 2006年4月
  • 『びょういんにおとまり』(バラージュ・アンナ、ダーノシュ・ユディット絵、うちだひろこ訳) 2009年4月
  • 『えんぎもん』(青山友美作・絵) 2012年12月
  • 『サンタクロースの免許証』(川田じゅん) 2012年12月
  • 『にひきのよくばりこぐま ハンガリーの民話』(坂口知香絵、内田莉莎子訳) 2013年6月
  • 『クヌギくんのぼうし』(古沢たつお) 2014年11月
  • 『しっぽが ぴん』(おくはらゆめ) 2015年1月
  • 『なかよしスタンプがたまったら』(かとうあじゅ) 2015年7月
  • 『カペリーちゃん』(つつみあれい) 2016年3月
  • 『こびん』(松田奈那子) 2016年11月
  • 『ぼーると ぼくと くも』(加藤休ミ) 2017年1月
  • 『かたつむりくん』(かとうまふみ) 2017年5月
  • 『ゆかいなちびっこモンスター』(たんじあきこ) 2017年9月
  • 『もりのちいさなしたてやさん』(こみねゆら) 2017年12月
  • 『アヤンダ おおきくなりたくなかったおんなのこ』(ヴェロニク・タジョ、ベルトラン・デュボワ絵、村田はるせ訳) 2018年4月
  • 『カムチャッカ号へんてここうかい記』(中垣ゆたか) 2018年6月
  • 『にげろ! ケロケロ』(広瀬克也) 2018年9月

地獄 / 天国

マレーク・ベロニカ

  • 『おやすみ、アンニパンニ!』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2001年8月
  • 『ブルンミとアンニパンニ』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2003年2月
  • 『ブルンミのたんじょうび』(マレーク・ベロニカ文・絵、羽仁協子訳) 2003年6月
  • 『ブルンミとななつのふうせん』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2004年4月
  • 『ブルンミとゆきだるま』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2004年11月
  • 『ゆきのなかのキップコップ』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2005年2月
  • 『くさのなかのキップコップ』(マレーク・ベロニカ文・絵、羽仁協子訳) 2005年4月
  • 『キップコップとティップトップ』(マレーク・ベロニカ文・絵、羽仁協子訳) 2005年7月
  • 『キップコップのクリスマス』(マレーク・ベロニカ文・絵、羽仁協子訳) 2005年10月
  • 『びょうきのブルンミ』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2006年2月
  • 『ブルンミのピクニック』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2006年5月
  • 『キップコップのこどもたち』(マレーク・ベロニカ文・絵、羽仁協子訳) 2006年10月
  • 『キップコップと12のつき』(マレーク・ベロニカ文・絵、羽仁協子訳) 2007年6月
  • 『ブルンミのドライブ』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2008年4月
  • 『きのうきょうあした』(マレーク・ベロニカ作・絵、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2008年10月
  • 『キップコップどこにいるの?』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2009年3月
  • 『ぼくとおにいちゃん』(マレーク・ベロニカ文・絵、うちだひろこ訳) 2009年11月
  • 『どうぐでなにがつくれるの?』(マレーク・ベロニカ作、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2010年4月
  • 『サッカーしようよ! ブルンミ』(マレーク・ベロニカ作・絵、羽仁協子訳) 2010年9月
  • 『のりものにのって』(マレーク・ベロニカ文、グルグ・ユーリア絵、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2011年4月
  • 『くだもの だいすき!』(マレーク・ベロニカ文・絵、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2011年6月
  • 『おはなしよんで、アンニパンニ!』(マレーク・ベロニカ文・絵、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2011年11月
  • 『ブルンミのねこ』(マレーク・ベロニカ文・絵、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2013年10月
  • 『くまのブルンミ とんとんだあれ?』(マレーク・ベロニカ作、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2017年2月
  • 『あなたがちいさかったころってね』(マレーク・ベロニカ文、F・ジュルフィ・アンナ絵、マンディ・ハシモト・レナ訳) 2012年9月

うたのすきなねこ ララとルル

  • 『うたのすきなねこ ララとルル』(松田奈那子) 2015年4月
  • 『うたのすきなねこ ララとルル すてきないちねん』(松田奈那子絵・構成) 2018年3月

かばのこカバオ

  • 『大きくてもちっちゃい かばのこカバオ』(森山京、木村かほる絵) 2015年10月
  • 『まだまだちっちゃい かばのこカバオ』(森山京、木村かほる絵) 2016年2月
  • 『ひっこしをしたかばのこカバオ』(森山京、木村かほる絵) 2016年6月

脚注

関連項目

外部リンク