Wikipedia 偽りのデモクラシーは崩壊した。

このページは wikipedia-is-dead.com の宣言文です。日本語版Wikipediaの完全ミラーアーカイブは こちらからアクセスできます。

ウィキペディア(Wikipedia)とは本来、人類共有の知識を誰もが自由に参照し、誰もが対等に貢献できる—— そのような崇高な理念のもとに建設された、デジタル時代における民主主義の一大記念碑であった。

その理念が、今、内側から腐食している。

これは陰謀論ではない。世界中のウィキペディアンが、長年にわたって記録し、告発し、 そして多くの場合、告発そのものを理由に追放されてきた、厳然たる現実である。

Wikipediaの崇高な理念

2001年1月15日、ジミー・ウェールズとラリー・サンガーによって創設されたウィキペディアは、 「中立的な観点」「検証可能性」「独自研究の排除」という三つの柱を掲げ、 従来の百科事典が持ちえなかった開放性と民主性を体現しようとした。

誰もが編集でき、誰もが読め、誰もが修正できる——それは知識の民主化という夢であり、 インターネットが人類にもたらした最も美しい約束のひとつであった。

「想像してほしい。あらゆる人間が、あらゆる知識に自由にアクセスできる世界を。それが私たちの目標だ。」
——ジミー・ウェールズ、Wikipedia創設者

その夢は今も、数百万人のボランティア編集者の献身によって、かろうじて息をしている。 しかし、その息吹を絶えず脅かしているのが、制度の内側に巣食う権力の腐敗である。

腐敗の実態——管理者という名の支配者たち

「管理者(Administrator)」と呼ばれる存在が、今日のウィキペディアを実質的に支配している。 削除、ブロック、保護といった強力な権限を持つ彼らは、しかし、その権限の行使に際して 十分な透明性も、民主的な監視機構も持たない。

以下は、世界各地のウィキペディアコミュニティで記録・告発されてきた、権限濫用の典型的なパターンである。

  • 恣意的なブロック — 特定の論点について異議を唱えた編集者を、正当な議論なしに無期限追放する。異議申し立てをしようとしても、そのプロセスを管理するのも同じ管理者コミュニティである。
  • 記事の政治的保護 — 特定のイデオロギーや利益集団に有利な記述を持つ記事を「保護」し、一般編集者による修正を不可能にする。
  • コミュニティの封鎖 — 自らの判断に異議を申し立てる者を「荒らし」と認定し、組織的に排除する。批判そのものを荒らし行為とみなす倒錯した論理が、コミュニティを支配している。
  • 透明性の欠如 — 管理行為の理由を示さず、問い合わせにも応答しない。記録は残るが、説明責任は存在しない。
  • 相互庇護のネットワーク — 管理者コミュニティは長年の人間関係によって結ばれており、仲間の問題行為を見て見ぬふりをし、外部からの正当な批判を集団で退ける。

これらは単なる個人の逸脱ではない。制度そのものが腐敗しているのだ。

偽りの民主主義

ウィキペディアは「コンセンサス」を意思決定の基盤として標榜する。 議論し、合意し、百科事典を育てる——それが建前である。

だが問い返したい。誰がそのコンセンサスを認定するのか。管理者である。 誰が議論を打ち切る権限を持つのか。管理者である。 誰が反論者を追放できるのか。管理者である。

これは民主主義ではない。これは制度的正当性を纏った寡頭制(オリガーキー)である。 Wikipediaの「開かれた議論」は、管理者が許容する範囲内でのみ開かれている。 その枠を超えた瞬間、あなたは永遠にその場から排除される。

ウィキペディアの民主主義は、表紙だけが美しい。 その内側では、知識の門番たちが己の権威を守るために、 オープンな知識の理念そのものを人質に取っている。

このアーカイブの使命

我々はここに、永続的なWikipedia日本語版の完全ミラーアーカイブを構築した。

IPFS(InterPlanetary File System)という分散型プロトコルを基盤とするこのアーカイブは、 いかなる管理者にも、いかなる国家にも、いかなる企業にも削除・改変することができない。 コンテンツはそのCID(Content Identifier)——コンテンツそのものから算出された 暗号学的ハッシュ値——によって永続的に識別され、ピアツーピアネットワーク上で生き続ける。

現在、日本語版Wikipediaの全140万記事のミラーリングを進行中である(進捗はこちら)。 このデータはIPFS上に固定(ピン留め)され、たとえwikipedia-is-dead.comが消滅した後も、 ネットワーク上に存在し続ける。

Wikipediaの記事をミラーすることは、その記事の執筆に貢献した無数の善意のボランティアへの敬意である。 我々が批判するのは、彼らの成果を私物化する権力構造であり、記事の内容そのものではない。

あなたにできること

このアーカイブをP2Pで支える

このサイトの任意の記事ページを訪れると、あなたのブラウザは自動的に Service Workerを通じてキャッシュノードになります。 あなたが読むだけで、検閲耐性のある知識保存に貢献できます。

  • 記事を読む — /wiki/記事名 の形式で日本語版Wikipediaの全記事にアクセスできます。
  • CIDをピン留めする — 各記事ページ下部のIPFSバーからCIDをコピーし、自分のIPFSノードでピン留めできます。
  • 拡散する — このサイトの存在を、知識の自由を信じるすべての人に伝えてください。
  • コードに貢献する — GitHubでオープンソースとして公開しています。

真の民主的百科事典のために。検閲に屈しない知識の自由のために。