鮑屋
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場 |
| 本社所在地 |
〒250-0021 神奈川県小田原市早川1丁目4番地10 北緯35度14分28.0秒 東経139度08分56.4秒 / 北緯35.241111度 東経139.149000度座標: 北緯35度14分28.0秒 東経139度08分56.4秒 / 北緯35.241111度 東経139.149000度 |
| 設立 | 1952年(昭和27年)9月[1] |
| 業種 | 卸売業 |
| 法人番号 | 3021001032291 |
| 事業内容 | 小田原港産地仲買仲卸、横浜市中央卸売市場本場仲卸、卸事業[1] |
| 代表者 | 代表取締役社長 市川将史[1] |
| 資本金 | 3,800万円[1] |
| 売上高 | 134億3,200万円(2026年3月期)[1] |
| 従業員数 | 正社員51人、パート・アルバイト20人[1] |
| 関係する人物 | 市川六左衛門(創業者) |
| 外部リンク | https://www.awabiya.net/ |
| 特記事項:株式会社AWABIYAホールディングスのグループ企業[1] | |
株式会社鮑屋(あわびや、英: Awabiya Co., Ltd.)は、神奈川県小田原市に本社を置く水産物の仲卸業者。1587年(天正15年)創業[1]。東京商工リサーチによる神奈川県内の老舗企業調査では、県内で業歴が最長の企業とされる[2]。
概要
小田原港の産地仲買仲卸、横浜市中央卸売市場本場の仲卸、卸事業を行う[1]。小田原市公設水産地方卸売市場の場内にも同社の施設がある[3]。横浜市中央卸売市場では本場水産物部の仲卸業者として「鮑屋横浜」の名で登録されている[4]。仲卸事業が売上の90%以上を占め、スーパー、ホテル・旅館、食堂などに卸している(2022年時点)[5]。
持株会社の株式会社AWABIYAホールディングスの下に、鮑屋、水産加工製造の株式会社アバロンフーズ、外食・小売の株式会社エンイート、人材紹介等の株式会社UMITTOがある[1]。代表取締役社長の市川将史は18代目にあたる[6]。
歴史
創業
ルーツは、武田信玄の娘黄梅院が北条氏政に嫁いだ1554年(天文23年)に、市川家が商人として小田原へ同行したことにさかのぼるとされる[7]。1587年(天正15年)、市川六左衛門が「鮑屋」として創業した[7]。同社の沿革では、小田原城下で大久保家の御用商人として屋号「鮑屋」を賜ったとしている[1]。藩内の販売を一手に担う御用商人に指名され、「鮑大臣」と呼ばれた[7]。
当主は13代目まで「六左衛門」を襲名し、明治時代の15代目市川敬太郎から襲名をやめた[5]。荷印は「さ」の一文字で、創業者六左衛門の幼名「崎次郎」の頭文字に由来[5]。
同社によれば、山梨県の名産「鮑の煮貝」は市川六左衛門が甲州へ届けたものと伝えられている[5]。ただし、煮貝の由来については駿河湾産のアワビを甲府へ運んだとする説や、武田信玄が陣中食として考案したとする説など諸説がある[8][9]。
近代以降
- 1869年(明治2年)取扱商品を鮮魚全般に広げ、問屋としての体制を確立[7]。明治初期には定置網漁も始める[1]
- 1952年(昭和27年)有限会社鮑屋 設立[7]
- 1994年(平成6年)株式会社へ組織変更[7]
- 1997年(平成9年)取引先のヤオハンジャパンの倒産により3億円の負債を抱える[5]
- 2009年(平成21年)水産加工・製造事業を第2の柱と位置付け[7]、株式会社アバロンフーズを設立[1]
- 2019年(令和元年)7月 箱根町元箱根でチーズケーキ専門店「箱根チーズテラス」開店[7][10]。グループ会社のエンイートが展開する[6]
- 2020年(令和2年)
- 2024年(令和6年)2月 豊洲 千客万来に「魚商 小田原六左衛門」2号店 開店[1][13]
評価
全国水産加工業協同組合連合会が主催する全国水産加工品総合品質審査会で、同社の水産加工品が次の賞を受けている。
| 回(審査年) | 賞 | 品名 |
|---|---|---|
| 第29回(2018年) | 水産庁長官賞 | あおりいか使用 王様の塩辛[14] |
| 第30回(2019年) | 農林水産大臣賞、若者大賞 | 小田原で獲れたサバのオイル漬[15] |
| 第32回(2021年) | 農林水産大臣賞 | ごはんの一番海苔[16] |
| 第33回(2022年) | 大日本水産会会長賞 | サーモン帆立 糀漬け[17] |
| 第34回(2023年) | 東京都知事賞 | 雲丹醤油[18] |
| 第35回(2024年) | しゅふ大賞 | 梅くらげ[19] |
地元では、小田原の地魚を使った加工品の取り組み「小田原城前魚」の商品として同社の干物が小田原市の広報誌で紹介された[20]。また、小田原市の「小田原セレクション2016」では、同社の「カタクチイワシのパテ」が「女性が選んだ小田原のおすすめ品」32点の一つに選ばれた[21]。
関連項目
脚注
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 “企業情報”. 株式会社鮑屋. 2026年10月6日閲覧。
- ↑ 「業歴最長は1587年創業、小田原の「鮑屋」 県内の老舗企業」『神奈川新聞』2017年1月21日。2026年10月6日閲覧。
- ↑ “水産市場施設再整備検討事業について” (PDF). 小田原市水産海浜課. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “市場関係事業者・団体名簿”. 横浜市 (2026年7月10日). 2026年10月6日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー1.株式会社 鮑屋”. 世論時報 (2022年1月11日). 2026年10月6日閲覧。
- 1 2 “438年の歴史と債務超過から売上10倍に至るまで”. TCG REVIEW. タナベコンサルティンググループ (2026年1月9日). 2026年10月6日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 「小田原の「鮑屋」が事業領域の拡充を加速 「魚商 小田原六左衛門」も順調に推移」『小田原箱根経済新聞』2021年2月20日。2026年10月6日閲覧。
- ↑ “あわびの煮貝 山梨県”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2026年10月6日閲覧。
- ↑ “甲府の「煮貝」の歴史についての資料を教えてほしい。”. レファレンス協同データベース. 国立国会図書館. 2026年10月6日閲覧。
- ↑ 「ミナカ小田原に「箱根チーズテラス」2号店 地元の要望に応え出店」『小田原箱根経済新聞』2024年6月26日。2026年10月6日閲覧。
- ↑ “小田原で食べたいおすすめランチ21選~新鮮なお刺身定食から古民家イタリアンまで~”. ことりっぷ (2026年6月19日). 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “複合商業施設「ミナカ小田原」の魅力を紹介!スイーツやお土産、海鮮が楽しめるレストランも【神奈川】”. じゃらんニュース (2022年10月12日). 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “魚商 小田原六左衛門 豊洲 千客万来店”. Time Out Tokyo. 2026年10月6日閲覧。
- ↑ “第29回全国水産加工品総合品質審査会”. 全国水産加工業協同組合連合会. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “第30回全国水産加工品総合品質審査会”. 全国水産加工業協同組合連合会. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “第32回全国水産加工品総合品質審査会”. 全国水産加工業協同組合連合会. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “第33回全国水産加工品総合品質審査会”. 全国水産加工業協同組合連合会. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “第34回全国水産加工品総合品質審査会”. 全国水産加工業協同組合連合会. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “第35回全国水産加工品総合品質審査会 審査結果”. 全国水産加工業協同組合連合会 (2024年11月13日). 2026年10月6日閲覧。
- ↑ “広報小田原 第1124号”. 小田原市 (2015年2月1日). 2026年10月8日閲覧。
- ↑ “広報小田原 第1156号”. 小田原市 (2016年6月1日). 2026年10月8日閲覧。