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1ねん1くみシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1ねん1くみシリーズ(いちねんいちくみシリーズ)は、児童文学のシリーズ。

概要

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ポプラ社から出版されているシリーズ。1984年から刊行されているシリーズで、2009年まで全25巻刊行された[1]。

作者は後藤竜二、挿絵は長谷川知子[2]。

第1作は1984年刊行の『1ねん1くみ1ばんワル』。くろさわくんというクラスで1番の悪ガキが大活躍するという内容[3]。

くろさわくんはわけがありそうな子。やることが型破りで大人も手を焼くが、他の子との交流や担任の先生のフォローでクラスに溶け込んでいく[4]。

くろさわくんと他の子が、遊びや喧嘩や勉強を通じて心を通わせて、1ねん1くみの仲間たちの成長を描く[5]。

中国語版(ピンイン付き)や韓国語版なども出版されている。

登場人物

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1年1組の人々

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くろさわ じゅん
1年1組1番ワル。12月31日生まれ。父親とアパートで2人暮らしをしている。いやなことがあると学校を抜け出して土手で野良猫と遊んでいる。プロレスの技をたくさん知っていて、よくプロレスの技やカンフーのまねでしんを痛めつけている。給食のカレーの食べ過ぎで腹を壊したことがある[6]。予防注射の時に泣き出したことがあるが、本人は「ウソ泣き」と言っている。CMソングやTVアニメの歌をよく歌っている。学芸会の劇ぎめのとき、白雪姫を「水虫姫」や「ブスと美人の話」といっている[7][8]。
くどう しん
この物語の語り手として「ぼく」名義で話が進んでいる。1年1組1番泣き虫。くろさわの一番の友達だが、よくくろさわに馬乗りにされる、悪口を言われる、靴を隠される、雑巾で顔を拭かれるなどのいじめを受けており[9]、何度も絶交しようしたことがある。気が弱いが優しい。ドッジボールでは逃げるのが得意で、投げるのは苦手[10]。一回短冊に「くろさわ しね!」と書いたことがあるが、罪悪感からびりびりに破ったことがある。父親のドッジボールの特訓で耐え切れなくなり家出したことがある。茶碗蒸しが好物。
こじま たけし
1年1組1番チビ。くろさわの喧嘩友達。逃げ足が速い。叱られるとすぐに謝る。たまにくろさわのしんに対する意地悪に加担することがある。
みずの みち
1年1組1番しっかり。いつもキリっとしていて女子からとても頼りにされている。野球が得意。テストで100点をとれずに泣き出してしまったことがある。
あべ マリア
1年1組1番甘えん坊。2学期に転校してきた。最初は問題行動[11]ばかり起こしていたが、だんだんと起こさなくなっていった。実は大食いで、家族ですし屋に行ったときに40貫も食べたこともある[6]。給食のカレーも、7杯おかわりしている[6]。
ユリ
クラスメートの女子。車に泥水をかけられて泣いたことがある[12]。学芸会で「王子様いなきゃ私できない!」とわがままを言ったことがある[7]。
あらい
クラスメートの男子。よくこじまたちといっしょに行動している。しんからは「あらいくん」と呼ばれている。
ユーコ
ボーイッシュな女子児童。母親が夜間勤務に従事しており、一人で留守番をしている。マリアの寂しさに共感するなど、他者の痛みに敏感な面がある。
しらかわ先生
1年1組の担任。ほかの先生に怒られてもクラスメートを守ってくれる優しい先生。くろさわに腹を殴られたことがある。怒ることはあるが、さほど怖くはなく、マリアやくろさわに対してはたまに怒鳴ったりすることがある。

花ノ木小学校のその他の人物

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はまだ
4年1組在籍。素行が悪く、よくほかのクラスメートと一緒に下級生をいじめたり、猫たちをいじめたりしている。こじまの投げたボールが顔に当たり、くろさわと勘違いしてクラスメートと一緒にくろさわと止めに入ったしんを殴ったり蹴ったりしたことがある[13]。
さとう先生
1年2組の担任。丸眼鏡をかけている。たまにクレームを入れに来る。くどう曰く「怖い」。
いいだ先生

「くいしんぼう」で登場。花ノ木小学校の保健室の先生。

給食のおばさんたち

「くいしんぼう」で登場。

その他の人々

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しんの父親
ドッジボールの特訓に熱が入りすぎてしまうことがある[13]。仕事であまり帰ってくることが少ない。しんが家出から帰ってきたときには「生きてたか?」などと笑いながら言っていた[13]。
しんの母親
6月24日生まれ。しんがドッジボールでボールがぶつかって失神したのを見て「情けない!」と声を荒げたことがある。
八百屋のおじさん
「こわ〜い」にて登場。しんたちが段ボールを貰いに来たときには「そんなのねえ」と一蹴していたが、くろさわにパチンコですってんてんになり、妻と喧嘩し、その鬱憤を子供に晴らしていることを言いつけられそうになり、段ボールをくれた。

シリーズ

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  1. 1ねん1くみ1ばんワル 1984年
  2. 1ねん1くみ1ばんげんき 1985年
  3. 1ねん1くみ1ばんなかよし 1985年
  4. 1ねん1くみ1とうしょう 1987年
  5. 1ねん1くみもうすぐ春 1987年
  6. 1ねん1くみ1ばんゆうき 1988年
  7. 1ねん1くみ1ばんびじん 1989年
  8. 1ねん1くみ1ばんいいやつ 1990年
  9. 1ねん1くみ1ばんおかねもち 1991年
  10. 1ねん1くみ1ばんがんばる 1992年
  11. 1ねん1くみ1ばんびっくり 1994年
  12. 1ねん1くみ1ばんやるき 1995年
  13. 1ねん1くみ1ばんひみつ! 1997年
  14. 1ねん1くみ1ばんこわーい 1998年
  15. 1ねん1くみ1ばんでっかい!! 1999年
  16. 1ねん1くみ1ばんふしぎ? 2001年
  17. 1ねん1くみ1ばんやさし~い 2001年
  18. 1ねん1くみ1ばんえらい! 2002年
  19. 1ねん1くみ1ばんわがまま 2003年
  20. 1ねん1くみ1ばんドタバタ! 2004年
  21. 1ねん1くみ1ばんあまえんぼう 2005年
  22. 1ねん1くみ1ばんあったか~い! 2006年
  23. 1ねん1くみ1ばんくいしんぼう 2007年
  24. 1ねん1くみ1ばんジャンプ! 2008年
  25. 1ねん1くみ1ばんサイコー! 2009年

アニメ

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アニメ化されて東映ビデオからシリーズ内の4作品(「1年1組1ばんワル」「1年1組1ばんげんき」「1年1組1ばんゆうき」「1年1組1ばんでっかい!!」)が収録されたDVD-Videoが発売された。声優は田中真弓、半場友恵、大本真基子、松本さち、倉田雅世[14]。2006年発売[15]。

スタッフ

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  • 企画:黒崎進
  • 脚本:木村雅俊
  • 監督:辻伸一
  • プロデューサー:高橋尚子、中鉢裕幸、桜井宏
  • アニメーション制作:グループ・タック

脚注

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  1. ↑ “町田市在住作家の本を展示しています!”. 町田市在住作家の本を展示しています! (2022年4月14日). 2023年7月31日閲覧。
  2. ↑ “1ねん1くみシリーズ(既刊19巻)”. ポプラ社. 2023年7月31日閲覧。
  3. ↑ “遊び方知ってるやつが1番えらいよね。『1ねん1くみ1ばんワル』――絵本を思い出すところ#12|ポプラ社 こどもの本編集部”. note(ノート) (2021年3月25日). 2023年7月31日閲覧。
  4. ↑ “小学校低学年の男の子におすすめの本!わくわくして惹き込まれる5冊”. ホンシェルジュ. 2023年7月31日閲覧。
  5. ↑ “1ねん1くみ1ばんサイコー!後藤竜二×長谷川知子展 | 展覧会”. アイエム[インターネットミュージアム]. 2023年7月31日閲覧。
  6. 1 2 3 「くいしんぼう」より。
  7. 1 2 「びじん」より。
  8. ↑ ちなみにアリババと四十人の盗賊を挙げていた。
  9. ↑ 作中では「いじわる」名義。
  10. ↑ くろさわに「とんぼが留まる」などと言われている。
  11. ↑ 地面に寝そべる、授業中にぐだっとする、椅子の下にずり落ちるなど。
  12. ↑ 「げんき」より。
  13. 1 2 3 「ゆうき」より。
  14. ↑ “1ねん1くみシリーズ | 東映ビデオオフィシャルサイト”. 東映ビデオ株式会社 (0001-11-30). 2023年7月31日閲覧。
  15. ↑ “1ねん1くみシリーズ | 長谷川知子”. ORICON NEWS. 2023年7月31日閲覧。
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