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1,3,5-トリオキサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1,3,5-トリオキサン
Trioxane molecule
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 102769
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.003.466 ウィキデータを編集
EC番号
  • 203-812-5
Gmelin参照 2230
RTECS number
  • YK0350000
UNII
国連/北米番号 1325
性質
C3H6O3
モル質量 90.078 g·mol−1
外観 白色の結晶性固体
密度 1.17 g/cm3 (65 °C)[1]
融点 62 °C (144 °F; 335 K)[1]
沸点 115 °C (239 °F; 388 K)[1]
221 g/L[1]
危険性
GHS表示:
可燃性急性毒性(低毒性)経口・吸飲による有害性
Warning
H228, H335, H361d
P201, P202, P210, P240, P241, P261, P271, P280, P281, P304+P340, P308+P313, P312, P370+P378, P403+P233, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 2: Intense or continued but not chronic exposure could cause temporary incapacitation or possible residual injury. E.g. chloroformFlammability 2: Must be moderately heated or exposed to relatively high ambient temperature before ignition can occur. Flash point between 38 and 93 °C (100 and 200 °F). E.g. diesel fuelInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
2
2
0
引火点 45[1] °C (113 °F; 318 K)
関連する物質
関連物質
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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1,3,5-トリオキサン (1,3,5-trioxane) は有機化合物の一種で、炭素と酸素が3個ずつ環状に並んだ構造を持つアセタールである。別名としてメタホルムアルデヒド (metaformaldehyde) とも呼ばれる通り、3分子のホルムアルデヒドが酸の作用により結合してできる化合物である。分子式は C3H6O3、クロロホルムのような臭いを持つ。

性質と用途

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酸による 1,3,5-トリオキサンの生成は可逆反応であるため、酸性水溶液中では分解してホルムアルデヒドに戻る。ここからさらに重合すると、ポリアセタール(POM)となる。

1,3,5-トリオキサンの生成、分解

有機合成においてホルムアルデヒドが必要な場合、それは気体であるため取り扱いが難しい。また、市販品の多くは水溶液(ホルマリン)であり、水を嫌う反応に用いることはできない。1,3,5-トリオキサンは安定で扱いやすく、無水のホルムアルデヒド等価体として利用できる。例えば、有機リチウム化合物と反応してリチウムアルコキシドを与える。

“トリオキサン”の名称で野外で使う固形燃料として用いられる他、ヘキサメチレンテトラミン(ヘキサミン)と合わせて棒状に固めたものとしても固形燃料として用いられ、特に“エスビット”の製品名で製造・販売されているものが著名である。

関連項目

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参考文献

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  1. 1 2 3 4 5 Record 労働安全衛生研究所(IFA)(英語版)発行のGESTIS物質データベース
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