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11代目ドクター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
11代目ドクター
ドクター・フーのキャラクター
11代目ドクター役のマット・スミス
初登場 「時の終わり」PART 2
最後の登場 「深呼吸」
演者 マット・スミス
声 川島得愛
詳細情報
種族 タイムロード
肩書き パンドリカのインプ
トレンザロアの獣
配偶者 マリリン・モンロー
リヴァー・ソング
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11代目ドクター(11だいめドクター、Eleventh Doctor)は、イギリスのSFドラマ『ドクター・フー』の主人公ドクターの一人。3シリーズと5本のスペシャルにわたってマット・スミスが演じた。他の代のドクターと同様に、『ドクター・フー』のスピンオフ作品にも登場した。

惑星ガリフレイ出身の異星人であるドクターは、ターディスと呼ばれるタイムマシンを操縦し、コンパニオンを連れて時空を旅する。死を迎える際にドクターはタイムロードと呼ばれる自らの種族が持つ再生(リジェネレーション)能力を用い、全く異なる容姿や性格の持ち主として生まれ変わる。11代目ドクターは短気ながら思いやりのある人物であり、その若々しい外見は老齢で厭世的な実態と対照的である。デイヴィッド・テナントが演じる10代目ドクターから再生した後、タイムパラドックスを含む現実時間で4年間におよぶ複雑な時系列のキャラクターアークを辿り、最終的にピーター・カパルディが演じる12代目ドクターへ再生する。

T11代目ドクターの主要なコンパニオンにはエイミー・ポンド(演:カレン・ギラン)やその夫ローリー・ウィリアムズ(演:アーサー・ダーヴィル)および謎めいたクララ・オズワルド(演:ジェナ・コールマン)が含まれる。また11代目ドクターは仲間のタイムトラベラーであるリヴァー・ソング(演:アレックス・キングストン)とも頻繁に遭遇し、ロマンチックなストーリーラインを共有した。また、長年にわたるドクターのコンパニオンであったサラ・ジェーン・スミス(英語版)(演:エリザベス・スレイデン(英語版))とスレイデンの死去以前に共演した最後のドクターでもあり、『ドクター・フー』のスピンオフ番組The Sarah Jane Adventuresで登場を果たしている。

配役

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10代目ドクター役を演じたデイヴィッド・テナントは、2010年に番組を降板することが2008年10月29日にNational Television Awards(英語版)で告知された[1]。ブックメーカーによりテナントの後継者として注目された俳優には、「バッドウルフ」「わかれ道」に出演したパターソン・ジョセフ[2]、後に2008年クリスマススペシャル「もうひとりのドクター」に出演したデビッド・モリシー、3代目ドクター役俳優ジョン・パートウィー(英語版)の息子ショーン・パートウィー[3]、2007年クリスマススペシャル「呪われた旅路」でアロンゾ役を演じたラッセル・トーヴィー[4]、そしてジェームズ・マカヴォイがいた[5]。

スティーヴン・モファットは新ドクター役として中年の俳優を予期していたが[6]、キャスティングされた時点でスミスは26歳であった。これは歴代ドクター俳優の中で最年少であり、5代目ドクター役のピーター・ディヴィソン(英語版)よりも3歳若いことになる。番組のプロデューサーは26歳のスミスではドクター役を十分に演じられないと感じ慎重なキャスティングを行った。BBCウェールズのドラマ部門長ピアーズ・ウェンガー(英語版)も同様の主張をしたが、スミスには十分な能力があると指摘した[7][8][9]。モファットは特殊なキャラクターであるドクター役には特殊な俳優が必要であるとし、生意気な少年でありながら宇宙の老いた賢者でもあり、科学者でありながらアクションヒーローでもある必要があるとした。モファット曰くマット・スミスはその条件を満足し、大胆かつ新たなドクターの解釈を示したという[8]。スミスのキャスティングは『Doctor Who Confidential』のエピソード内で明かされ、スミスはドクター役について「素晴らしい特権にして挑戦であり、これで成長したい」と述べた[8]。

ドクター役のオーディション以前において、スミスは『ドクター・フー』を視聴したことがなかった[10]。スミスは役の準備としてドクターを登場させるオリジナルの物語を執筆し、また2代目ドクター役のパトリック・トラウトンの演技から特別なインスピレーションを受けた[11][12][13]。

登場人物として

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衣装

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「11番目の時間」(2010年)で最初に登場した11代目ドクターの最初の衣装
「セントジョンの鐘」(2013年)で最初に登場した11代目ドクターの二番目の衣装

11代目ドクターは自身が全編を通して初めて主役となるエピソード「11番目の時間」の大部分において、10代目ドクターが着用していた衣装の残骸を纏っていた。このことから、幼少期のアメリア・ポンドは11代目ドクターのことを「ボロを着たドクター」と呼ぶことになる。

11代目ドクターは「11番目の時間」において舞台となった病院から発見された衣類や装具を最初の衣装として採用しており、肘に革製のパッチが取り付けられた茶色のツイードのブレザー、蝶ネクタイ、スキニージーンズ(英語版)、黒色のアンクルブーツを着用している。蝶ネクタイは11代目ドクターの象徴的な衣装として確立されており、トム・ベイカーが演じた4代目ドクターのスカーフになぞらえられている[14]。蝶ネクタイはシリーズ中の会話でも言及されており、専ら11代目ドクターが「蝶ネクタイはクール」と頻繁に発言している。11代目ドクターはトルコ帽やテンガロンハットのような帽子も「クール」と評価している。

2010年クリスマススペシャル「クリスマス・キャロル」では、11代目ドクターの衣装はグレン・チェックのツイードブレザーと1950年代の白色のドレススーツに変更されている。2011年に放送された第6シリーズの後半では、前述のグレン・チェックのツイードブレザーとアーミーグリーンのグレートコート(英語版)とが交互に着用されている。

2012年の「スノーメン」でヴィクトリア朝時代の衣類を纏って登場した後、11代目ドクターの衣装は2013年の「セントジョンの鐘」からより薄暗い色に変わる。当該の衣装はナスのような紫色のカシミアのフロックコートと様々なウェストコートからなり、また依然として蝶ネクタイを着用している。エイミー・ポンドが2012年の「マンハッタン占領」で使用していた読書用眼鏡は、ポンド夫妻がドクターの下を去った際にドクターの手元に残され、それ以来ドクターが使用している。

Doctor Who Magazineでのインタビューにおいて、スティーヴン・モファットは11代目ドクターの衣装が撮影直前まで全く異なるものであったことを明かした。オリジナルの外見は勇ましく勇敢な雰囲気を帯びており、Doctor Who Magazine編集者Tom Spilsburyは映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウの衣装に類似していると表現した。しかしマット・スミスは当該の衣装に不満を抱き、ドクター自身の服装らしくないと主張した。また2012年のインタビューにおいてスミスはドクターのロングコートについて『マトリックス』風すぎたとコメントした[15]。最終的な衣装は、スミスがトラウトンのエピソードThe Tomb of the Cybermenを気に入ったこともあり、2代目ドクターの影響を受けている[16]。

人物

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スティーヴン・モファットは11代目ドクターについて「若い男の体に捕らわれた老いた男」と説明しており、マット・スミスはドクターが常に旅をしながらスリルを求めていることから「両手を多くの血に染めている」人物であると説明した[17][18]。作中で11代目ドクター自身は「ボックスの中の狂人」と自称している。

11代目ドクターの人格は10代目ドクターとの共通点を持つ[19][20]。例えば、両者はともに若く、エネルギッシュであり、友好的かつ子供じみている。モファット曰く両者は「良いボーイフレンドなドクター」であり[21]、マーク・ゲイティスによれば他のドクターと比較して非常に人間らしいと評されている[22][23]。「時の終わり」(2010年)で再生した際、11代目ドクターはかつて「クリスマスの侵略者」(2005年)で10代目ドクターが赤毛に憧れていたように、再度再生しても赤毛になれなかったことに言及した。「時の終わり」の最後に発した台詞である「ジェロニモ」("Geronimo")は、繰り返し発される彼のキャッチフレーズとなる。

11代目ドクターは「時の終わり」での再生時において、自身が女体化したと誤認した。実際にドクターの肉体が初めて女性のものに変化したのは、2017年の「戦場と二人のドクター」においてピーター・カパルディが演じる12代目ドクターからジョディ・ウィテカーが演じる13代目ドクターに再生した際である。

登場

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エイミー・ポンド役のカレン・ギラン(左)と11代目ドクター役のマット・スミス(右)。スミスは10代目ドクターが着用していた衣装の残骸を纏っている。

11代目ドクターは「時の終わり」(2010年)最終盤の再生シーンで初登場を果たした。11代目ドクターが全編を通して登場する最初のエピソードは「11番目の時間」であり、そこで彼はエイミー・ポンド(演:カレン・ギラン)と遭遇し、彼女の家の壁に生じた謎の亀裂を調査する。そこから年月が過ぎ、エイミーは婚約者ローリー・ウィリアムズ(演:アーサー・ダーヴィル)との結婚前夜にドクターとの旅に出かけ、コンパニオンとなる。ドクターは「ダーレクの勝利」において新世代のダーレクと対峙し、「天使の時間」「肉体と石」においてリヴァー・ソング(演:アレックス・キングストン)と再会し、また嘆きの天使と遭遇する。嘆きの天使との会敵において、ドクターはエイミーの家の壁にあったものと類似する時間の裂け目が時空間から個人を消滅させていることを知る。エイミーから誘惑されかけた後、ドクターは「ヴェネチアの吸血鬼」からローリーを2人目のコンパニオンとして迎え入れるが、「冷血」においてローリーはドクターを守るためにサイルリアンに殺害され、時間の裂け目により歴史から存在を抹消される。また「エイミーの選択」においてドクターは自らの暗黒面と対峙し、ドリームロード(演:トビー・ジョーンズ)による試練を経験する。

「下宿人」においてドクターはクレイグ・オーウェンズ(ジェームズ・コーデン)と出会い、一般人であるクレイグが一時的なコンパニオンとなる。第5シリーズのフィナーレ「パンドリカが開く」「ビッグバン」においてターディスが未知の力により爆発し、それにより宇宙そのものが崩壊を起こす。ドクターは裂け目を閉じ、伝説の牢獄パンドリカの力を使って宇宙を再起動するが、それと引き換えにドクター自身が歴史から抹消される。リヴァーの協力もあってエイミーがドクターの記憶を取り戻したことで、ドクターは実存を取り戻し、彼女とローリーの結婚式場にターディスで出現する。エイミーとローリーが再びコンパニオンになった後、2人が新婚旅行に出かけている間、ドクターはかつての仲間であったサラ・ジェーン・スミス(英語版)(演:エリザベス・スレイデン(英語版))やジョー・グラント(英語版)(演:ケイティ・マニング(英語版))とスピンオフシリーズThe Sarah Jane Adventuresの二部作Death of the Doctorで再会する[24]。

2011年の第6シリーズでは、第5シリーズの終盤に残されていた謎を調査する[25]。「ドクターからの招待状」「静かなる侵略者」においてエイミーとローリーおよびリヴァーは未来のドクターが殺害される様子を目撃し、現在のドクターに秘密にすることを決意する。同話でドクターらは催眠能力を持つサイレンスと遭遇する。最終的にエイミーは「ゲンガーの反乱」において未来のドクターの死をドクターに告げてしまい、また、エイミーは既に妊娠した状態で未来人マダム・コヴァリアン(演:フランシス・バーバー)により拉致されていたことが判明する。「ドクターの戦争」においてドクターは過去に出会った仲間を様々な時空から呼び集め、52世紀に存在するデーモンズ・ランと呼ばれるコヴァリアンの基地からエイミーを救出する。しかしエイミーの娘であるメロディー・ポンドを救出することは叶わず、またドクターはメロディーが胎児の時期にターディスの影響を受けて部分的にタイムロードの特性を継承していること、そして将来的に成長してリヴァー・ソングとなることを知る。

「ヒトラーを殺そう!」において、ドクターは若かりしリヴァーであるメルスと遭遇し、彼女がサイレンス教会により対ドクター用暗殺者として教育されていたことを知る。メルスはドクターの毒殺に成功しかけるが、エイミーによる説得を受けて彼に再生エネルギーを分け与えて回復させる。またドクターは歴史に介入する変身ロボットであるテッセレクタと遭遇し、自身が2011年にシレンシオ湖で死亡する運命にあることを知る。「閉ざされたホテル」でドクターはエイミーが自身を神格化していることが彼女の危険に繋がると悟り、彼女とローリーを地球に残して立ち去る。「子連れのコンパニオン」でクレイグと再会し身辺整理を済ませた彼は、「ドクター最後の日」で自らの死を受け入れたように見せかけ、テッセレクタと共同で自らの死を偽装するように工作する。リヴァーが歴史に逆らってシレンシオ湖でのドクターの殺害を拒んだため歴史が崩壊し代替宇宙が出現したが、この代替宇宙においてドクターはリヴァーと結婚し、またテッセレクタを用いた計画を知らせて歴史を修正する。現実に戻って死を回避した後、ドクターは旧友ドリウム(演:サイモン・フィッシャー=ベッカー(英語版))から自分に関する予言を告げられる。トレンザロアの地で宇宙最古の問いが自身に投げかけられること、そしてその問いの内容が"Doctor who?"であることを知る。サイレンス教会がドクターの抹殺を目論んだのは、ドクターをトレンザロアでこの問いに到達させないためであった。

ドクターはクリスマススペシャル「クリスマスイブの奇跡」でエイミーおよびローリーと再会し、彼らとの旅を再開する。第7シリーズ第1話「ダーレク収容所」でドクターは人間の精神を持ったままダーレクに変換された若い女性オズウィン・オズワルド(演:ジェナ・コールマン)による助けを得て、ダーレクの集合意識からその記憶を抹消される。ドクターはオズウィンを救うことができず、彼女はダーレクによるミサイル爆撃に巻き込まれて惑星ごと破壊されて死亡した。その後もドクターはポンド夫妻と旅を続けるが、「マンハッタン占領」において2人は命を落とす。コンパニオンを失ったことでドクターはヴィクトリア朝に身を移し隠居生活を送っていたが、2012年のクリスマススペシャル「スノーメン」においてバーテンダー兼家庭教師のクララ(演:ジェナ・コールマン)と出会う。グレート・インテリジェンス(演:リチャード・E・グラント)との戦いでクララが命を落とし、また彼女の墓碑に"Clara Oswin Oswald"の文字列を見たドクターは、ダーレクの惑星で出会ったオズウィンとクララが異なる時代の同一の女性であると気付く。ドクターは再び彼女を見つけるため、別の時代への渡航を開始する。

「セントジョンの鐘」でドクターは21世紀に暮らすクララ・オズワルドと出会い、グレート・インテリジェンスの脅威を退けた後、「ありえない女の子」としての彼女の謎を解こうとする。ドクターは最終的に「ドクターの名前」においてトレンザロアでグレート・インテリジェンスと対峙する。トレンザロアはドクターが将来的に命を落とす惑星であり、肥大化したターディスがドクターの墓として存在する。グレート・インテリジェンスはドクターの墓から彼のタイムラインに干渉し、ドクターが経験した勝利の全てを敗北に変え、その生涯の一瞬一瞬を苦痛に満たすことを計画していた。ドクターに同行していたクララはグレート・インテリジェンスの後を追ってタイムラインに飛び込み、時間の中で引き裂かれて無数の転生体を生みながらグレート・インテリジェンスの謀略を覆した。ドクターの生涯を修復したクララは、ドクターが秘密にしていた存在であるウォードクター(演:ジョン・ハート)と遭遇する。ウォードクターは8代目ドクターと9代目ドクターの狭間に位置する、タイム・ウォーを戦い抜いたドクターであり、ドクターの名前を捨てていたことから存在を秘匿されていた[26]。

50周年記念エピソード「ドクターの日」において、ロンドンのナショナル・ギャラリーで起きた怪事件を調査するうち、ドクターは10代目ドクター(演:デイヴィッド・テナント)およびウォードクター(演:ジョン・ハート)と遭遇する。ウォードクターはモメントと呼称されるガリフレイの終末兵器を用いてダーレク族とタイムロードを皆殺しにした過去を持ち、10代目ドクターと11代目ドクターはその件でウォードクターを非難する。モメントの働きにより10代目ドクターと11代目ドクターはタイムウォーの最中にあるガリフレイへの進入を認められ、ウォードクターがした決断を認め、彼を許すことにする。ドクターらは自らの過去を変えることを決意し、他の過去のドクターの協力も得て、ガリフレイを凍結状態にして見かけ上消滅させることにより、ガリフレイを包囲して一斉砲撃を行ったダーレク族のみを自滅させることに成功する。タイムトラベルの影響により、この件を記憶しているドクターは時系列上最も未来に位置する11代目ドクターのみとなった。タイム・ウォーに決着をつけた後、11代目ドクターはナショナル・ギャラリーの学芸員(演:トム・ベイカー)により、ガリフレイの凍結計画が成功したことを知らされる[27]。

「ドクターの時」において、ドクターは宇宙のあらゆる時代に送信されたメッセージを辿り、惑星トレンザロアに到達する。トレンザロアから時間の裂け目を通じて発されているメッセージは宇宙最古の問い"Doctor who?"であり、この問いかけに応えるとポケット宇宙で凍結状態にあるガリフレイが宇宙に帰還することができると判明する。しかしこのメッセージは既に宇宙の注意を引いており、サイレンス教会の本家である宗教組織ペイパル・メインフレーム教会や、ダーレクやサイバーマンといった強大な種族が既に惑星の周囲に集まっていた。第二次タイム・ウォーの開戦を回避するため、ドクターは同行していたクララを21世紀の地球に送り返し、数世紀にわたってトレンザロアを守り続ける決断をする。やがてトレンザロアの包囲戦は全面戦争へと激化の一途を辿り、他の種族が撤退する中、唯一ダーレク族だけがトレンザロアを侵攻していた。ペイパル・メインフレーム教会の力を借りてトレンザロアへ戻ったクララは、ドクターを助けるよう時間の裂け目を通してガリフレイに呼びかけを行う。ドクターはガリフレイのタイムロードから新たな再生サイクルを授けられ、そのエネルギーでダーレク艦隊を吹き飛ばし、トレンザロアでの戦いに終止符を打つ。やがてターディスに戻った彼は自身を追悼する言葉を述べ、またエイミーを幻視し、クララの目の前で12代目ドクター(演:ピーター・カパルディ)へ再生する。

11代目ドクターは2014年の「深呼吸」にも登場した。ターディスで再生を開始する直前にドクターは未来のクララに電話をかけていた。12代目ドクターとなった新たな自分を助けてほしい、恐れないでほしいと彼女に告げ、彼とクララの通話は終わる。

評価

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マット・スミスによるドクターの演技は批評家から賞賛を受けた。「11番目の時間」の放送の後、The Daily TelegraphのレビュアーであるBenji Wilsonはマット・スミスが 口を開く前から狂ったエイリアンのように見えるとし、キャスティングディレクターとスミスにA+の評価を与えた[28]。Daniel MartinはThe Guardianの記事において、マット・スミスが登場してすぐに役に入り込んでいると主張し、新た椎肉体が持つ若々しい活力と古代の教授のような知性が粋な態度で以て提供されているとした[29]。

ShadowlockedのMartin Andersonは11代目ドクターについて、トム・ベイカーが1970年代にキャラクターを実質的に再定義して以降最高のドクターであると賞賛した[30]。「肉体と石」でのスミスの演技はThe Daily TelegraphのGavin Fullerから賞賛されており、スミスによる速いテンポでの演技が『ドクター・フー』現行シリーズの主要な要素であると指摘した[31]。Fullerは「ビッグバン」のレビューでもスミスの演技を賞賛した[32]。NerdistのKyle Andersonは11代目ドクターをマイドクターとし[33]、The GuardianのDan Martinも「私の究極のドクター」であるとした[34]。

出典

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  3. ↑ Sean Pertwee keen on 'Doctor Who' role Ben Rawson-Jones. Digital Spy. 2 December 2007
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