1949年の映画
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出来事
[編集]世界
[編集]→「1949年 § できごと」も参照
- 米国、コミュニスト(共産主義者)の追放運動激化[1]。
- 米国、『モーション・ピクチュア・ヘラルド』誌発表のトップテン・マネーメイキングスターの1位は俳優ボブ・ホープ[2]。
- 1月6日 - 米国、『風と共に去りぬ』の映画監督ヴィクター・フレミング死去[3][4][2]。
- 2月 - 女優イングリッド・バーグマン、イタリアのロベルト・ロッセリーニ監督の映画『ストロンボリ』に出演する契約を結び、世紀の恋(不倫の恋)がスタート[2][1]。
- 3月
- 5月 - 米女優リタ・ヘイワース、パキスタンのプリンス、アリ・カーンと結婚[2]。
- 8月 - 米俳優ジェームズ・ステュアート、社交界の花形グロリア・マクリーンと結婚[2][注 1]。
- 9月 - 英国、『第三の男』(キャロル・リード監督)公開[5]、大ヒット[1]。
- 9月22日 - 米国、映画監督サム・ウッド死去[3][6]。
- 12月
- 米俳優ケーリー・グラント、米女優ベッツィー・ドレークと結婚[2]。
- 米俳優クラーク・ゲーブル、シルヴィア・スタンリー(英国のモデル、女優、社交界の名士)と結婚[2]。
- 月日不詳
- ソ連、モスフィルム、1950年度より全作品のカラー化を決定[1]。
- 無名時代の伊女優ジーナ・ロロブリジーダ、医師ミルコ・スコフィッチと結婚[2]。
日本
[編集]→「1949年の日本 § できごと」も参照
- フランス映画は『大いなる幻影』『恐るべき親達』[7]など32本、イギリス映画は『ロンドン・オリンピック』(カラー)[8]、『南極のスコット』(カラー)[9]など23本、ソビエト映画3本が公開された[2]。
- セントラル映画社(CMPE)が公開したアメリカ映画86本のなかに、メキシコの名作『真珠』が含まれていた[2]。主なアメリカ映画は『哀愁』『ママの想い出』[10]『黄金』『ニノチカ』『暴力行為』[11]など[2]。
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 永田雅一社長と対立していた片岡千恵蔵が大映から東横映画(東映の前身)に移籍、9月には市川右太衛門も移籍[25]。
- ジュリアーナ・ストラミジョーリがイタリフィルム社を創立[17][23]。イタリア映画の輸入再開[17]。輸入第1作『戦火のかなた』(ロベルト・ロッセリーニ監督、9月公開)はCIE(民間情報教育局)の検閲で大幅なカットとなった[17][2]。10月『平和に生きる』[26]公開[2]。
- 7月16日 - 公正取引委員会、東宝、松竹、大映ほか48興行者に対し、現行プロ〔グラム〕契約を独禁法第19条違反と認め審判開始決定書を送附[16]。
- 7月19日
- 7月28日 - 過度経済力集中排除法指定下にあった東宝は、持株会社整理委員会により直接、間接に所有する他社株式の売却を指令されたのみで、企業分割は免れる[20]。後楽園スタヂアムの株式売却により、同社の経営から撤退[20]。
- 8月
- 9月
- 10月
- 東宝、映画製作再開[23]。自主配給路線の新東宝と争い[23]。
- 東急合資による東横映画と太泉スタヂオのための配給会社、東京映画配給(東映の前身)創立[17][23]。
- 10月1日 - 国際俳優・早川雪洲、13年ぶりに帰国[3][12]。
- 10月10日 - 剣劇映画の企画続出に対し、映画倫理規程管理委員会(旧映倫)、製作各社に警告を発する[12]。 12日、日本映画連合会(映連)各社代表委員会、時代劇映画の自粛と映画倫理規程管理委員会(旧映倫)の強化を決議[12]。
- 10月15日 - 芸術祭に映画部門初参加[17][23][27]。
- 10月21日 - 女優・田中絹代、戦後初の芸能使節として渡米[12]。
- 11月
- 12月
日本の映画興行
[編集]| 映画製作会社 | 公開本数 |
|---|---|
| 松竹 | 44 |
| 東宝 | 6 |
| 大映 | 39 |
| 新東宝 | 34 |
| 東横映画 | 12 |
| 太泉映画 | 3 |
| その他 | 18 |
| 合計 | 156 |
出典:『映画統計資料 : 昭和21年1月-30年12月(10年間)』日本映画連合会、1956年、1頁。NDLJP:1694281。
日本公開作品
[編集]→詳細は「1949年の日本公開映画」を参照
受賞
[編集]- 第22回アカデミー賞
- 作品賞 - 『オール・ザ・キングスメン』 - ロッセン、コロンビア ピクチャーズ
- 監督賞 - ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ - 『三人の妻への手紙』
- 主演男優賞 - ブロデリック・クロフォード - 『オール・ザ・キングスメン』
- 主演女優賞 - オリヴィア・デ・ハヴィランド - 『女相続人』
- 助演男優賞 - ディーン・ジャガー - 『頭上の敵機』
- 助演女優賞 - マーセデス・マッケンブリッジ - 『オール・ザ・キングスメン』
- 第7回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 - 『オール・ザ・キングスメン』
- 主演男優賞 - ブロデリック・クロフォード - 『オール・ザ・キングスメン』
- 主演女優賞 - オリヴィア・デ・ハヴィランド - 『女相続人』
- 監督賞 - ロバート・ロッセン - 『オール・ザ・キングスメン』
- 第10回ヴェネツィア国際映画祭
- 金獅子賞 - 『情婦マノン』 - アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督、
フランス
- 金獅子賞 - 『情婦マノン』 - アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督、
- 第4回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『晩春』
生誕
[編集]- 1月12日 - ウェイン・ワン、
イギリス領香港、映画監督 - 1月14日 - ローレンス・カスダン、
アメリカ合衆国、映画監督・脚本家 - 1月16日 - キャロライン・マンロー、
イングランド、女優・モデル - 1月17日 - アンディ・カウフマン、
アメリカ合衆国、男優・コメディアン - 1月24日 - ジョン・ベルーシ、
アメリカ合衆国、男優・コメディアン - 1月26日 - 小川知子、
日本、女優 - 1月28日 - 市村正親、
日本、男優 - 2月8日 - ブルック・アダムス、
アメリカ合衆国、女優 - 3月12日 - ロブ・コーエン、
アメリカ合衆国、映画監督・プロデューサー・脚本家 - 3月16日 - ヴィクター・ガーバー、
カナダ、男優 - 3月22日 - ファニー・アルダン、
フランス、女優 - 3月28日 - 伊武雅刀、
日本、男優 - 4月11日 - 武田鉄矢、
日本、男優・歌手 - 4月14日 - ジョン・シェア、
アメリカ合衆国、男優 - 4月20日 - ジェシカ・ラング、
アメリカ合衆国、女優 - 4月20日 - ヴェロニカ・カートライト、
イングランド、女優 - 4月26日 - 風間杜夫、
日本、男優 - 5月24日 - ジム・ブロードベント、
イングランド、男優 - 5月30日 - 火野正平、
日本、男優 - 5月31日 - トム・ベレンジャー、
アメリカ合衆国、男優 - 6月15日 - ジム・ヴァーニー、
アメリカ合衆国、男優・コメディアン - 6月22日 - メリル・ストリープ、
アメリカ合衆国、女優 - 7月6日 - 崔洋一、
日本、映画監督 - 7月7日 - シェリー・デュヴァル、
アメリカ合衆国、女優 - 7月27日 - 勝野洋、
日本、男優 - 8月17日 - ジュリアン・フェロウズ、
イギリス、男優・脚本家・映画監督 - 8月23日 - シェリー・ロング、
アメリカ合衆国、女優 - 8月24日 - ピア・デゲルマルク、
スウェーデン、女優[2]。 - 8月31日 - リチャード・ギア、
アメリカ合衆国、男優 - 9月16日 - エド・ベグリー・ジュニア、
アメリカ合衆国、男優 - 9月4日 - アーマンド・アサンテ、
アメリカ合衆国、男優 - 9月8日 - シガニー・ウィーバー、
アメリカ合衆国、女優 - 9月4日 - ジェフ・ブリッジス、
アメリカ合衆国、男優 - 9月25日 - シシー・スペイセク、
アメリカ合衆国、女優 - 11月17日 - 安原義人、
日本、声優 - 11月18日 - 斉木しげる、
日本、男優 - 12月2日 - 池田秀一、
日本、声優 - 12月16日 - 森田健作、
日本、男優・歌手・政治家 - 12月26日 - 音無美紀子、
日本、女優
死去
[編集]| 日付 | 名前 | 出身国 | 年齢 | 職業 | |
| 1月 | 6日 | ヴィクター・フレミング | 59 | 映画監督・プロデューサー | |
| 4月 | 15日 | ウォーレス・ビアリー | 64 | 男優 | |
| 18日 | ウィル・ヘイ | 60 | コメディアン・映画監督 | ||
| 22日 | チャールズ・B・ミドルトン | 74 | 男優 | ||
| 10月 | 14日 | フリッツ・ライバー・シニア | 67 | 男優 | |
| 12月 | 16日 | シドニー・オルコット | 76 | 映画監督 | |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- 1 2 3 4 5 6 7 石原良太 1986, p. 67.
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 スクリーン編集部 1970, p. 156.
- 1 2 3 4 筈見 1956, p. 96.
- ↑ “ヴィクター・フレミング”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2023年9月23日閲覧。
- ↑ “第三の男 (1949) - Release info” (英語). IMDb. 2024年8月5日閲覧。
- ↑ “サム・ウッド(Sam Wood)について”. allcinema. スティングレイ. 2023年9月23日閲覧。
- ↑ “恐るべき親達 : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年6月10日閲覧。
- ↑ “ロンドン・オリンピック : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年6月11日閲覧。
- ↑ “南極のスコット : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年6月11日閲覧。
- ↑ “ママの思い出 : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年6月11日閲覧。
- ↑ “暴力行為(1948) : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年6月11日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 大映 1951, §大映十年と社会・映画界の動き.
- ↑ 大映 1951, §本社・支社.
- ↑ “会社概要”. 教配公式サイト. 教配. 2023年9月21日閲覧。
- ↑ 松竹 1985, pp. 260, 676.
- 1 2 3 4 5 6 7 東宝 1982b, p. 53.
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 谷川 1993, p. 114.
- ↑ “のど自慢狂時代”. 映画.com. 2023年9月9日閲覧。
- ↑ 松竹 1985, p. 259.
- 1 2 3 東宝 2010b, p. 205.
- ↑ 児玉数夫『やぶにらみ映画史 : 戦後の記録』読売新聞社、1974年、71 - 73頁。doi:10.11501/12436972。全国書誌番号:75047265。
- ↑ “沿革 - 会社情報”. 東宝オフィシャルサイト. 東宝. 2020年1月18日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 松竹 1985, pp. 676–677.
- ↑ 山川 1987, p. 189.
- ↑ 春日 2012, p. 41.
- ↑ “平和に生きる : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 東宝 1982b, p. 54.
- ↑ 日活 2014, pp. 60, 63.
- ↑ 春日 2012, p. 42.
- ↑ “団体概要 歴史”. 日本映画製作者連盟公式サイト. 日本映画製作者連盟. 2020年1月30日閲覧。
- ↑ 東宝 1982b, p. 55.
- ↑ “昭和22年度(第2回)- 昭和30年度(第10回)” (PDF). 文化庁公式サイト. 文化庁. p. 1. 2020年1月19日閲覧。
- ↑ 角川春樹、藤岡和賀夫、阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、190頁。
- ↑ 『映画統計資料 : 昭和21年1月-30年12月(10年間)』日本映画連合会、1956年、16頁。NDLJP:1694281。
- ↑ 時事通信社 1949, p. 430.
- ↑ 時事通信社 1951, p. 154.
- ↑ “昭和22年度(第2回) - 昭和30年度(第10回)” (PDF). 文化庁公式サイト. 文化庁. 2025年2月16日閲覧。
参考文献
[編集]- 石原良太 編『映画賞・映画祭日本・外国受賞作品大全集 : 栄光と虚栄・アカデミー賞からヨコハマ映画祭』芳賀書店、1986年6月。ISBN 4-8261-0520-7。
- 春日太一『仁義なき日本沈没: 東宝VS.東映の戦後サバイバル』新潮社、2012年3月20日。ISBN 978-4-10-610459-6。
- スクリーン編集部 編『写真で見る外国映画の100年 華麗なる映画の世界 : 1945-1953』 3巻、近代映画社、1970年。doi:10.11501/12436961。
- 時事通信社『映画年鑑 1950年版』時事通信社、1949年12月30日。doi:10.11501/2472543。全国書誌番号:55003055。 - 「映画界重要日誌」1947年1月から1949年9月まで。
- 時事通信社『映画年鑑 1951年版』時事通信社、1951年1月5日。doi:10.11501/2472544。全国書誌番号:55003055。 - 「映画界小史」1949年9月から1950年8月まで。
- 松竹『松竹九十年史』松竹、1985年12月。全国書誌番号:87001945。
- 大映 編『大映十年史』大映、1951年。doi:10.11501/2460993。全国書誌番号:52009699。
- 谷川義雄『年表・映画100年史』風濤社、1993年5月。ISBN 4-89219-113-2。
- 東宝『東宝五十年史』東宝、1982年11月。全国書誌番号:83041631。
- 渋沢社史データベース版(1982年11月刊行本が底本)
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。全国書誌番号:21785703。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。
- 日活『日活100年史 = Nikkatsu-celebrating 100 years of history』日活、2014年3月。全国書誌番号:22411179。
- 筈見恒夫『写真映画百年史』 補巻、鱒書房、1956年6月。 NCID BA32272354。NDLJP:2478782。
- 山川浩二『昭和広告60年史』講談社、1987年。ISBN 4-06-202184-6。