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1970年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 1970
成績 10勝3敗1分
地区 NFC西地区優勝
CON NFC2位
結果 カンファレンス決勝敗退
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー ジョセフィーヌ・モラビト
ジェーン・モラビト
GM ルイス・スパディア(英語版)
HC ディック・ノーラン(英語版)
ホーム ケザー・スタジアム(英語版)
« 1969
1971 »

1970年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL21年目のシーズンであり、AAFC時代を含め25年目のシーズン。ディック・ノーラン・ヘッドコーチの4年目のシーズン[1]。

概要

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1970年シーズンの49ersは、球団創設25周年(AAFC時代を含む)の節目であり、ディック・ノーランヘッドコーチ(HC)体制の3年目のシーズンであった。この年はNFLとAFLの統合による新体制の初年度であり、49ersは10勝3敗1分の成績でNFC西地区優勝を果たした[2]。これは球団史上初の地区優勝であり、同時に初のプレーオフ進出でもあった[3]。

ディビジョナル・プレーオフで当時の強豪ミネソタ・バイキングスを17–14で破り、球団初のポストシーズン勝利を記録した。しかし、本拠地ケザー・スタジアムで行われたNFCチャンピオンシップでは、ダラス・カウボーイズに10–17で敗れ、スーパーボウル出場は成らなかった[4]。

攻撃陣の動向

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攻撃陣は、リーグトップの総得点352点(1試合平均25.1点)を記録し、NFLナンバーワンの得点力を誇った。

QB ジョン・ブロディは、パス2,941ヤード、24タッチダウン(TD)、10インターセプト、パサーレイティング93.8という驚異的な成績を残した。ブロディはこの年のNFL MVPおよび最優秀攻撃選手賞を受賞し、名実ともにリーグ最高の司令塔として君臨した。

ブロディの主要なターゲットとなったのが、2年目のWR ジーン・ワシントンである。ワシントンは53キャッチでリーグ最多の1,100ヤード、12TDを記録し、1レシーブ平均20.8ヤードという爆発力を見せた。地上戦では、ベテランのFB ケン・ウィラードが789ヤード、7TDを挙げ、攻撃にバランスをもたらした。また、「プロテクターズ」と呼ばれたOLは、シーズンを通してわずか8サックしか許さないという、当時のNFL新記録を樹立した[5]。

守備陣の記録

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守備陣は失点数でリーグ14位(平均19.1点)であったが、勝負所での粘り強さが光った。ディフェンスは「4-3」システムを採用し、フロントセブンと二次守備陣の両方にスター選手を揃えていた。

フロントセブンでは、LBのデイブ・ウィルコックスがオールプロに選出され、その圧倒的なパワーで「インティミデイター(威嚇者)」の異名をとった。また、DE セドリック・ハードマン(8.5サック)とトミー・ハート(5.5サック)が強力なパスラッシュを展開した。

セカンダリー守備陣では、CB ジミー・ジョンソンがシャットダウン・コーナーとして君臨し、オールプロ第1チームに選出された。新人CBのブルース・テイラーも3インターセプトに加え、パントリターンでもリーグ屈指の成績を残し、AP通信選出の新人王を獲得した。これらの守備陣は、プレーオフのバイキングス戦で相手攻撃を14点に抑え込み、番狂わせの主役となった[6]。

1970年シーズンの結果

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このシーズンは、49ersが長年の低迷を脱し、NFLの強豪へと名乗りを上げた歴史的な1年となった。また、長年本拠地として使用したケザー・スタジアムでの最終シーズンでもあり(翌1971年からキャンドルスティック・パークへ移転)、地元のファンに初の地区優勝という最高のプレゼントを贈る形となった。

ブロディ、ワシントン、ジョンソン、ウィルコックス、そしてOT レン・ローデの5名がプロボウルに選出されるなど、個人の活躍も目立ったシーズンであった。

直近のチーム成績

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49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1970 NFC決勝敗退2位優勝1031.7503-2-16-3-1.444.42925.119.1
1969 レギュラーシーズン敗退4位482.3572-43-7.564.40219.822.8
1968 レギュラーシーズン敗退3位761.5362-3-14-5-1.543.35221.622.1
1967 レギュラーシーズン敗退3位770.5003-34-6.528.38819.524.1
1966 レギュラーシーズン敗退4位662.5006-5-26-5-2.510.45222.923.2
1965 レギュラーシーズン敗退4位761.5366-5-16-5-1.531.39830.128.7
1964 レギュラーシーズン敗退7位4100.2863-93-9.567.44516.923.6
1963 レギュラーシーズン敗退7位2120.1431-111-11.561.57114.127.9
1962 レギュラーシーズン敗退5位680.4295-75-7.510.32120.123.6
1961 レギュラーシーズン敗退5位761.5366-5-16-5-1.472.39824.719.4
1960 レギュラーシーズン敗退2位T750.5837-47-4.483.40517.317.1

ドラフト

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殿堂入りプロボウル選出

サンフランシスコ・49ers 1970 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 9 セドリック・ハードマン DE ノーステキサス州立大学
17 ブルース・テイラー CB ボストン大学 PB
2 48 John Isenbarger RB インディアナ大学
4 87 Vic Washington WR ワイオミング大学
5 113 Gary McArthur T 南カリフォルニア大学
6 138 Rusty Clark QB ヒューストン大学
7 165 Jim Strong RB ヒューストン大学
8 191 Carter Campbell LB ウィーバー州立大学
9 217 Preston Riley WR メンフィス州立大学
10 243 Larry Schreiber RB テネシー工科大学
11 269 Danny Crockett WR トレド大学
12 295 Bill Tant T デイトン大学
13 321 Jim Vanderslice LB テキサスクリスチャン大学
14 347 Jack King G クレムソン大学
15 373 Dave Delsignore WR ヤングスタウン州立大学
16 399 Scott Perkins DB Livingstone (N.C.)
17 425 Mike Culton P LaVerne

プレシーズン

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サンフランシスコ・49ers 1970(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

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1970年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
西地区中地区東地区西地区中地区東地区
ブロンコス ベンガルズ コルツ ファルコンズ ベアーズ カウボーイズ
チーフス ブラウンズ ペイトリオッツ ラムズ ライオンズ ジャイアンツ
レイダース オイラーズ ビルズ セインツ パッカーズ イーグルス
チャージャーズ スティーラーズ ドルフィンズ 49ers バイキングス カージナルス
ジェッツ レッドスキンズ

※現行のような地区単位や前年順位によるのではなく、数年のサイクルで対戦相手を決定

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 1970
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/20(日)9/21(月)ワシントン・レッドスキンズ (0-1)26-171-0ケザー・スタジアム
29/27(日)9/28(月)クリーブランド・ブラウンズ (1-1)34-312-0ケザー・スタジアム
310/4(日)10/5(月)@アトランタ・ファルコンズ (2-1)20-212-1アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム
410/11(日)10/12(月)@ロサンゼルス・ラムズ (3-1)20-63-1メモリアル・コロシアム
510/18(日)10/19(月)ニューオーリンズ・セインツ (1-3-1)20-203-1-1ケザー・スタジアム
610/25(日)10/26(月)デンバー・ブロンコス (4-2)19-144-1-1ケザー・スタジアム
711/1(日)11/2(月)グリーンベイ・パッカーズ (4-3)26-105-1-1ケザー・スタジアム
811/8(日)11/9(月)@シカゴ・ベアーズ (3-5)37-166-1-1リグレー・フィールド
911/15(日)11/16(月)@ヒューストン・オイラーズ (2-6-1)30-207-1-1アストロドーム
1011/22(日)11/23(月)@デトロイト・ライオンズ (6-4)7-287-2-1タイガー・スタジアム
1111/29(日)11/30(月)ロサンゼルス・ラムズ (7-3-1)13-307-3-1ケザー・スタジアム
1212/6(日)12/7(月)アトランタ・ファルコンズ (3-7-2)24-208-3-1ケザー・スタジアム
1312/13(日)12/14(月)@ニューオーリンズ・セインツ (2-10-1)38-279-3-1チュレーン・スタジアム
1412/20(日)12/21(月)@オークランド・レイダース (8-4-2)38-710-3-1オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム

順位表

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NFC西地区 1970
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(y)サンフランシスコ・49ers1031.7693-2-16-3-135226725.119.1.429.444
ロサンゼルス・ラムズ941.6924-1-17-3-132520223.214.4.429.487
アトランタ・ファルコンズ482.3333-2-13-6-220626114.718.6.366.526
ニューオーリンズ・セインツ2111.1540-5-12-8-117234712.324.8.679.607

[7]

NFC 1970
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ミネソタ・バイキングス中1220.8575-110-1.482.464
2サンフランシスコ・49ers西1031.7693-2-16-3-1.429.444
3ダラス・カウボーイズ東1040.7145-37-4.411.487
ワイルドカード
4デトロイト・ライオンズ中1040.7144-27-4.546.556
5ロサンゼルス・ラムズ西941.6924-1-17-3-1.429.487
6ニューヨーク・ジャイアンツ東950.6436-26-5.413.426
7セントルイス・カージナルス東851.6155-36-5.366.472
8ワシントン・レッドスキンズ東680.4293-54-7.464.597
9グリーンベイ・パッカーズ中680.4292-44-7.452.599
10シカゴ・ベアーズ中680.4291-55-6.351.551
11アトランタ・ファルコンズ西482.3333-2-13-6-2.366.526
12フィラデルフィア・イーグルス東3101.2311-71-9-1.571.564
13ニューオーリンズ・セインツ西2111.1540-5-12-8-1.679.607
タイブレーク
・ ベアーズ・パッカーズ(同地区):地区内勝率によりパッカーズが上位
・ パッカーズ・レッドスキンズ:カンファレンス内得失点差によりレッドスキンズが上位

[8]

プレーオフ

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ディビジョナルプレイオフ
    12月27日
オークランド・コロシアム
       
AFCチャンピオンシップ
 ドルフィンズ  14
    1月3日
メモリアル・スタジアム
 レイダース  21  
 レイダース  17
12月26日
メモリアル・スタジアム
     コルツ  27   第5回スーパーボウル
 ベンガルズ  0
    1月17日
マイアミ・オレンジボウル
 コルツ  17  
 コルツ  16
12月26日
コットン・ボウル
NFCチャンピオンシップ    カウボーイズ  13
 ライオンズ  0
    1月3日
キーザー・スタジアム
 カウボーイズ  5  
 カウボーイズ  17
12月27日
メトロポリタン・スタジアム
     49ers  10  
 49ers  17
   
 バイキングス  14  
  • 同地区のチームが対戦しないように、ディヴィジョナルプレイオフの試合は組まれている。
  • いずれのホームで開催するかについては現行のシード順ではなく、毎年のローテーションで決定されていた。

参照

[編集]

脚注

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出典

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  1. ↑ “1970 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “San Francisco 49ers Team History: 1970s”. 49ers.com. 2026年1月30日閲覧。
  3. ↑ “1970 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年1月30日閲覧。
  4. ↑ “75 for 75: First NFL Playoff Win”. 49ers.com (2021年10月25日). 2026年1月30日閲覧。
  5. ↑ “1970 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年1月30日閲覧。
  6. ↑ “75 for 75: First NFL Playoff Win”. 49ers.com. 2026年1月30日閲覧。
  7. ↑ “1970 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  8. ↑ “1970 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

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