コンテンツにスキップ

1972年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 1972
成績 8勝5敗1分
地区 NFC西地区優勝
CON NFC3位
結果 ディビジョナルプレーオフ敗退
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー ジョセフィーヌ・モラビト
ジェーン・モラビト
GM ルイス・スパディア(英語版)
HC ディック・ノーラン(英語版)
ホーム キャンドルスティック・パーク
« 1971
1973 »

1972年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL23年目のシーズンであり、AAFC時代を含め27年目のシーズン。ディック・ノーラン・ヘッドコーチの6年目のシーズン[1]。

概要

[編集]

1972年シーズンの49ersは、ディック・ノーランHC体制の5年目であり、最終成績8勝5敗1分でNFC西地区3年連続の優勝を果たした。しかし、プレーオフではまたしてもダラス・カウボーイズの前に屈し、黄金期への過渡期における最大の試練となったシーズンである。

攻撃陣の動向

[編集]

攻撃陣はリーグ4位の総得点353点(1試合平均25.2点)を記録。シーズン序盤はエースQBジョン・ブロディの負傷欠場により、若手のスティーブ・スパリアーが先発を務めた。スパリアーはパス1,983ヤード、11タッチダウン(TD)を挙げ、ブロディ不在の穴を埋める奮闘を見せた。

ブロディはレギュラーシーズン最終戦のミネソタ・バイキングス戦で復帰。この試合で彼はベンチから登場すると、99ヤードのタッチダウン・ドライブを指揮するなど鮮烈な逆転劇を演じ、チームを3年連続の地区優勝へと導いた。ターゲット陣では、WRジーン・ワシントンが46キャッチ、918ヤード、12TDと前年に続き爆発的な成績を残し、TEテッド・クワリックも751ヤード、9TDを記録してオールプロ第1チームに選出された[2]。

守備陣の奮闘

[編集]

1972年のディフェンスは、平均失点17.8点(リーグ9位)と安定したパフォーマンスを維持した。

フロントセブンでは、DEセドリック・ハードマンが引き続きパスラッシュの核となり、LBデイブ・ウィルコックスは3インターセプト、3ファンブルリカバリーを記録する多才な働きで3年連続のオールプロに選出された。セカンダリーでは、CBジミー・ジョンソンが4インターセプトを記録。ジョンソンはこの年も圧倒的なカバー能力を誇り、対戦相手から恐れられる存在であり続けた。また、2年目のCBブルース・テイラーも安定した守備を見せ、ユニット全体としてリーグ屈指の堅守を誇った[3]。

ポストシーズンの結果

[編集]

ディビジョナル・プレーオフでは、本拠地キャンドルスティック・パークでダラス・カウボーイズと対戦。49ersは第4クォーター残り5分まで28–13とリードし、悲願のNFCチャンピオンシップ進出、そして過去2年敗れていた宿敵への雪辱を果たす直前まで迫っていた。しかし、カウボーイズが控えQBロジャー・ストーバックを投入すると試合の流れが一変。試合終了間際に2つのTDを許し、28–30で逆転負けを喫した。3年連続でカウボーイズにプレーオフで敗れるという、球団史に残る「悲劇」として語り継がれる一戦となった[4]。

直近のチーム成績

[編集]
49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1972 ディビジョナル敗退3位優勝851.6073-2-16-4-1.436.42425.217.8
1971 NFC決勝敗退3位優勝950.6432-47-4.510.47621.415.4
1970 NFC決勝敗退2位優勝1031.7503-2-16-3-1.444.42925.119.1
1969 レギュラーシーズン敗退4位482.3572-43-7.564.40219.822.8
1968 レギュラーシーズン敗退3位761.5362-3-14-5-1.543.35221.622.1
1967 レギュラーシーズン敗退3位770.5003-34-6.528.38819.524.1
1966 レギュラーシーズン敗退4位662.5006-5-26-5-2.510.45222.923.2
1965 レギュラーシーズン敗退4位761.5366-5-16-5-1.531.39830.128.7
1964 レギュラーシーズン敗退7位4100.2863-93-9.567.44516.923.6
1963 レギュラーシーズン敗退7位2120.1431-111-11.561.57114.127.9
1962 レギュラーシーズン敗退5位680.4295-75-7.510.32120.123.6

ドラフト

[編集]

殿堂入りプロボウル選出

サンフランシスコ・49ers 1972 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 19 テリー・ビーズリー WR オーバーン大学
2 28 Ralph McGill S タルサ大学
44 Jean Barrett T タルサ大学
3 71 Allen Dunbar WR サザン大学
4 96 Windlan Hall CB アリゾナ州立大学
5 123 Mike Greene LB ジョージア大学
6 148 Jackie Walker DB テネシー大学
7 175 Edgar Hardy G ジャクソン州立大学
8 200 Tom Wittum P ノーザン・イリノイ大学
9 227 Jerry Brown DB ノースウェスタン大学
10 252 Steve Williams DT ウェスタン・カロライナ大学
11 279 Tom Laputka DE サザン・イリノイ大学
12 304 Steve Setzler DE St. John's
13 331 Leon Pettigrew T San Fernando Valley
14 356 Eric Guthrie QB ボイシ州立大学
15 383 Bob Maddox DE Frostburg State (MD)
16 408 Ron Davis G バージニア州立大学
17 435 Ted Alexander RB ラングストン大学

プレシーズン

[編集]
サンフランシスコ・49ers 1972(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

[編集]
1972年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 チーフス ブラウンズ ドルフィンズ 49ers バイキングス カウボーイズ
2位 レイダース スティーラーズ コルツ ラムズ ライオンズ レッドスキンズ
3位 チャージャーズ オイラーズ ペイトリオッツ ファルコンズ ベアーズ イーグルス
4位 ブロンコス ベンガルズ ジェッツ セインツ パッカーズ カージナルス
5位 ビルズ ジャイアンツ

※現行のような地区単位や前年順位によるのではなく、数年のサイクルで対戦相手を決定

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 1972
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/17(日)9/18(月)サンディエゴ・チャージャーズ (0-1)34-31-0キャンドルスティック・パーク
29/24(日)9/25(月)@バッファロー・ビルズ (1-1)20-271-1ウォー・メモリアル・スタジアム
310/1(日)10/2(月)@ニューオーリンズ・セインツ (0-3)37-22-1チュレーン・スタジアム
410/8(日)10/9(月)@ロサンゼルス・ラムズ (2-1-1)7-312-2メモリアル・コロシアム
510/15(日)10/16(月)ニューヨーク・ジャイアンツ (3-2)17-232-3キャンドルスティック・パーク
610/22(日)10/23(月)ニューオーリンズ・セインツ (0-5-1)20-202-3-1キャンドルスティック・パーク
710/29(日)10/30(月)@アトランタ・ファルコンズ (4-3)49-143-3-1アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム
811/5(日)11/6(月)@グリーンベイ・パッカーズ (5-3)24-343-4-1ミルウォーキー・カウンティ・スタジアム
911/12(日)11/13(月)@ボルチモア・コルツ (2-7)24-214-4-1メモリアル・スタジアム
1011/19(日)11/20(月)@シカゴ・ベアーズ (3-6-1)34-215-4-1ソルジャー・フィールド
1111/23(木)11/24(金)@ダラス・カウボーイズ (8-3)31-106-4-1テキサス・スタジアム
1212/4(月)12/5(火)ロサンゼルス・ラムズ (6-5-1)16-266-5-1キャンドルスティック・パーク
1312/10(日)12/11(月)アトランタ・ファルコンズ (7-6)20-07-5-1キャンドルスティック・パーク
1412/16(土)12/17(日)ミネソタ・バイキングス (7-7)20-178-5-1キャンドルスティック・パーク

順位表

[編集]
NFC西地区 1972
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(y)サンフランシスコ・49ers851.6073-2-16-4-135324925.217.8.424.436
アトランタ・ファルコンズ770.5003-35-526727419.119.6.327.439
ロサンゼルス・ラムズ671.4644-25-5-129128620.820.4.440.441
ニューオーリンズ・セインツ2111.1791-4-12-8-121535915.425.6.321.500

[5]

NFC 1972
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ワシントン・レッドスキンズ東1130.7867-110-1.461.452
2グリーンベイ・パッカーズ中1040.7145-18-3.464.513
3サンフランシスコ・49ers西851.6073-2-16-4-1.424.436
ワイルドカード
4ダラス・カウボーイズ東1040.7146-27-4.443.508
5デトロイト・ライオンズ中851.6072-46-5.397.474
6ニューヨーク・ジャイアンツ東860.5715-37-4.357.523
7ミネソタ・バイキングス中770.5004-26-5.464.556
8アトランタ・ファルコンズ西770.5003-35-5.327.439
9ロサンゼルス・ラムズ西671.4644-25-5-1.440.441
10シカゴ・ベアーズ中491.3211-53-7-1.429.554
11セントルイス・カージナルス東491.3211-6-13-7-1.375.566
12ニューオーリンズ・セインツ西2111.1791-4-12-8-1.321.500
13フィラデルフィア・イーグルス東2111.1790-7-10-10-1.321.508
タイブレーク
・ ファルコンズ・バイキングス:カンファレンス内勝率によりバイキングスが上位
・ ベアーズ・カージナルス:直接対決の勝率によりベアーズが上位
・ セインツ・イーグルス:直接対決の勝率によりセインツが上位

[6]

プレーオフ

[編集]
                       
ディビジョナルプレイオフ
    12月24日
マイアミ・オレンジボウル
       
AFCチャンピオンシップ
 ブラウンズ  14
    12月31日
スリー・リバース・スタジアム
 ドルフィンズ  20  
 ドルフィンズ  21
12月23日
スリー・リバース・スタジアム
     スティーラーズ  17   第7回スーパーボウル
 レイダース  7
    1月14日
ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム
 スティーラーズ  13  
 ドルフィンズ  14
12月23日
キャンドルスティック・パーク
NFCチャンピオンシップ    レッドスキンズ  7
 カウボーイズ  30
    12月31日
RFKスタジアム
 49ers  28  
 カウボーイズ  3
12月24日
RFKスタジアム
     レッドスキンズ  26  
 パッカーズ  3
   
 レッドスキンズ  16  
  • 同地区のチームが対戦しないように、ディヴィジョナルプレイオフの試合は組まれている。
  • いずれのホームで開催するかについては現行のシード順ではなく、毎年のローテーションで決定されていた。

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “1972 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1972 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年1月30日閲覧。
  3. ↑ “49ers Stats 1972”. 49ers.com. 2026年1月30日閲覧。
  4. ↑ “1972 NFC Semi-Final Game Between Dallas and San Francisco”. Sports History Network. 2026年1月30日閲覧。
  5. ↑ “1972 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  6. ↑ “1972 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: bafkreicr4qbmcrudota… ⏳ 自動起動中… 📡 0ピア ⚡ 0シーダー PQS A86
🔗 IPFS検証 ⚡ Nostr