コンテンツにスキップ

1977年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 1977
成績 5勝9敗
地区 NFC西地区3位
CON NFC9位
結果 レギュラーシーズン敗退
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー エドワード・デバートロ・ジュニア(英語版)
GM ジョー・トーマス(英語版)
HC ケン・メイヤー(英語版)
ホーム キャンドルスティック・パーク
« 1976
1978 »

1977年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL28年目のシーズンであり、AAFC時代を含め32年目のシーズン。ケン・メイヤーが1年だけヘッドコーチを務めたシーズン[1]。

概要

[編集]

1977年シーズンの49ersは、新オーナーにエディー・デバルトロ・ジュニアを迎え、新ヘッドコーチにケン・マイヤーを据えて臨んだが、最終成績は5勝9敗に終わった。シーズン開幕前に就任したGMジョー・トーマスが、前年に勝ち越しを決めたモンテ・クラークHCを解任し、主力選手を次々と放出・トレードしたことで、チームは再び低迷期へと逆戻りすることとなった。

攻撃陣の不振

[編集]

攻撃陣は、リーグワースト3位の総得点197点(1試合平均14.1点)と極度の深刻な得点力不足に陥った。 前年に加入したQBジム・プランケットは、GMトーマスによる強引なチーム改造の煽りを受け、周囲のサポートを欠いた中でパス1,693ヤード、9タッチダウン(TD)、14インターセプトと精彩を欠いた。

地上戦では、前年1,000ヤードを突破したデラヴィン・ウィリアムズが、ブロックの崩壊により931ヤードに留まり、TD数も前年の7から2へと減少。ターゲット陣では、エースWRジーン・ワシントンがチーム最多の38キャッチ、518ヤードを記録したが、TDはわずか1に終わり、全盛期の爆発力は影を潜めた。一方で、この年加入したWRウィリー・ハーパーが552ヤードを記録するなど、新たな戦力も台頭したが、ユニット全体としての機能不全を補うには至らなかった[2]。

守備陣の健闘

[編集]

攻撃陣が沈む中、守備陣は平均失点15.7点(リーグ6位)と、前年に続き高い水準を維持した。

フロントセブンでは、DEセドリック・ハードマンとトミー・ハートが引き続きパスラッシュの核となり、ハードマンはチームトップのサック数を記録。また、この年一度限りの現役復帰を果たした殿堂入りLBデイブ・ウィルコックスが14試合すべてに出場し、ベテランとしてユニットを支えた。セカンダリーでは、引退したジミー・ジョンソンの穴を埋めるべく、若手の台頭が期待されたが、失点数以上の粘り強さを見せた。しかし、攻撃陣のターンオーバーから不利なフィールドポジションでの守備を強いられる場面が多く、勝利に結びつくことは少なかった[3]。

シーズンの結果

[編集]

デバルトロ・ジュニアがオーナーに就任し、「勝利至上主義」の経営方針を打ち出した初年度であったが、GMジョー・トーマスの急進的な改革は裏目に出た。シーズン終了後、わずか1年でケン・マイヤーHCは解任。さらにGMトーマスは、翌1978年に向けてエースQBプランケットを放出し、ベテランのO・J・シンプソンを大量のドラフト権と引き換えに獲得するという大幅なチーム再建策を講じた。

直近のチーム成績

[編集]
49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1977 レギュラーシーズン敗退9位3位590.3573-35-7.495.30015.718.6
1976 レギュラーシーズン敗退6位2位860.5715-27-5.467.39319.313.6
1975 レギュラーシーズン敗退8位2位590.3573-34-7.439.35718.220.4
1974 レギュラーシーズン敗退8位2位680.4294-26-5.480.31016.116.9
1973 レギュラーシーズン敗退9位3位590.3572-44-7.622.47918.722.8
1972 ディビジョナル敗退3位優勝851.6073-2-16-4-1.436.42425.217.8
1971 NFC決勝敗退3位優勝950.6432-47-4.510.47621.415.4
1970 NFC決勝敗退2位優勝1031.7503-2-16-3-1.444.42925.119.1
1969 レギュラーシーズン敗退4位482.3572-43-7.564.40219.822.8
1968 レギュラーシーズン敗退3位761.5362-3-14-5-1.543.35221.622.1
1967 レギュラーシーズン敗退3位770.5003-34-6.528.38819.524.1

ドラフト

[編集]

殿堂入りプロボウル選出

サンフランシスコ・49ers 1977 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 16 SF>NE
2 44 SF>NE
3 65 Elmo Boyd WR イースタン・ケンタッキー大学 HOU>SF
72 SF>NYJ
4 100 Stan Black DB ミシシッピ州立大学
5 127 SF>BUF
6 141 Mike Burns S 南カリフォルニア大学 BUF>SF
155 Jim Harlan C ハワード・ペイン大学
7 183 Jim Van Wagner RB ミシガン工科大学
8 211 SF>NYG
9 239 David Posey K フロリダ大学
10 267 SF>TB
11 295 Brian Billick TE ブリガムヤング大学
12 323 Stephen Aragon G ノースダコタ大学

プレシーズン

[編集]
サンフランシスコ・49ers 1977(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

[編集]
1977年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 レイダース スティーラーズ コルツ ラムズ バイキングス カウボーイズ
2位 ブロンコス ベンガルズ ペイトリオッツ 49ers ベアーズ レッドスキンズ
3位 チャージャーズ ブラウンズ ドルフィンズ ファルコンズ ライオンズ カージナルス
4位 チーフス オイラーズ ジェッツ セインツ パッカーズ イーグルス
5位 シーホークス ビルズ バッカニアーズ ジャイアンツ
  • 前年新加入のシーホークスとバッカニアーズがカンファレンスを入れ替え、カンファレンス内総当たり
  • 現行のような地区単位や前年順位によるのではなく、数年のサイクルで対戦相手を決定

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 1977
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/19(月)9/20(火)@ピッツバーグ・スティーラーズ (1-0)0-270-1スリー・リバース・スタジアム
29/25(日)9/26(月)マイアミ・ドルフィンズ (2-0)15-190-2キャンドルスティック・パーク
310/2(日)10/3(月)@ロサンゼルス・ラムズ (2-1)14-340-3メモリアル・コロシアム
410/9(日)10/10(月)アトランタ・ファルコンズ (3-1)0-70-4キャンドルスティック・パーク
510/16(日)10/17(月)@ニューヨーク・ジャイアンツ (2-3)17-200-5ジャイアンツ・スタジアム
610/23(日)10/24(月)デトロイト・ライオンズ (3-3)28-71-5キャンドルスティック・パーク
710/30(日)10/31(月)タンパベイ・バッカニアーズ (0-7)20-102-5キャンドルスティック・パーク
811/6(日)11/7(月)@アトランタ・ファルコンズ (4-4)10-33-5アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム
911/13(日)11/14(月)@ニューオーリンズ・セインツ (2-7)10-74-5スーパードーム
1011/20(日)11/21(月)ロサンゼルス・ラムズ (7-3)10-234-6キャンドルスティック・パーク
1111/27(日)11/28(月)ニューオーリンズ・セインツ (3-8)20-175-6キャンドルスティック・パーク
1212/4(日)12/5(月)@ミネソタ・バイキングス (8-4)27-285-7メトロポリタン・スタジアム
1312/12(月)12/13(火)ダラス・カウボーイズ (11-2)35-425-8キャンドルスティック・パーク
1412/18(日)12/19(月)@グリーンベイ・パッカーズ (4-10)14-165-9ランボー・フィールド

順位表

[編集]
NFC西地区 1977
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(2)ロサンゼルス・ラムズ1040.7144-28-430214621.610.4.407.434
アトランタ・ファルコンズ770.5003-37-517912912.89.2.408.449
サンフランシスコ・49ers590.3573-35-722026015.718.6.300.495
ニューオーリンズ・セインツ3110.2142-43-923233616.624.0.619.444

[4]

NFC 1977
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ダラス・カウボーイズ東1220.8577-111-1.470.485
2ロサンゼルス・ラムズ西1040.7144-28-4.407.434
3シカゴ・ベアーズ中950.6436-18-4.381.418
ワイルドカード
4ワシントン・レッドスキンズ東950.6434-48-4.397.480
5ミネソタ・バイキングス中950.6436-18-4.405.510
6アトランタ・ファルコンズ西770.5003-37-5.408.449
7セントルイス・カージナルス東770.5004-47-5.490.546
8デトロイト・ライオンズ中680.4292-54-8.369.485
9サンフランシスコ・49ers西590.3573-35-7.300.495
10フィラデルフィア・イーグルス東590.3572-64-8.257.505
11ニューヨーク・ジャイアンツ東590.3573-55-7.457.526
12グリーンベイ・パッカーズ中4100.2862-54-7.286.485
13ニューオーリンズ・セインツ西3110.2142-43-9.619.444
14タンパベイ・バッカニアーズ中2120.1430-42-11.357.490
タイブレーク
・ ベアーズ・バイキングス(同地区):共通の相手での得失点差によりベアーズが上位
・ ジャイアンツ・イーグルス(同地区):直接対決の成績によりイーグルスが上位
・ レッドスキンズ・バイキングス:カンファレンス内得失点差によりレッドスキンズが上位
・ ファルコンズ・カージナルス:カンファレンス内得失点差によりファルコンズが上位
・ 49ers・イーグルス:カンファレンス内勝率により49ersが上位

[5]

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “1977 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1977 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年1月31日閲覧。
  3. ↑ “San Francisco 49ers Team History: 1970s”. 49ers.com. 2026年1月31日閲覧。
  4. ↑ “1977 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  5. ↑ “1977 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: 未登録 IPFS未登録 📡 0ピア PQS A83