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1978年シーズンのカンザスシティ・チーフス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カンザスシティ・チーフス 1978
成績 4勝12敗
地区 AFC西地区5位
CON AFC13位
結果 レギュラーシーズン敗退
オールプロ 選出なし
プロボウル
組織
オーナー ラマー・ハント
GM ジム・シャーフ(英語版)
HC マーブ・リービー(英語版)
ホーム アローヘッド・スタジアム
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1978年シーズンは、カンザスシティ・チーフスのチーム創設19年目のシーズンであり、NFLとAFLの統合に伴いNFLに参入して9年目のシーズン。マーブ・リービー・ヘッドコーチの1年目のシーズン[1]。

概要

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1978年シーズンのチーフスは、最終成績4勝12敗を記録し、AFC西地区5位(最下位)でシーズンを終えた。数字上は前年(2勝)から微増したに過ぎないが、チームのスタイルは劇的な変化を遂げていた。

名将マーブ・リービーと独自の戦術

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カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)で成功を収めていたマーブ・リービーが第3代HCに就任した。リービーは、当時のNFLでは極めて異例だった大学スタイルの「ウィングT」攻撃を導入した。 これはパスを極力減らし、複数の走者を複雑に交差させるラン主体の戦術であった。その徹底ぶりは凄まじく、開幕戦のシンシナティ・ベンガルズ戦では、1試合で69回のランを敢行(24-23で勝利)。これは1948年以降のNFL最多記録となり、リーグ全体に衝撃を与えた[2][3]。

ドラフトの成功

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リービーと新GMジム・シャーフは、ドラフトを通じて守備陣の再構築にも着手した。 ドラフト全体2位で獲得したDE アート・スティル、そして3巡目のLB ゲイリー・スパーニは、共に後にチーフスの殿堂入りを果たす伝説的プレーヤーとなった。特にスティルは、新人ながらその圧倒的なサイズとスピードで、崩壊していた守備に一本の芯を通した。 また、RB トニー・リードが1,053ヤードを走り、ウィングT攻撃の核として活躍。チームの総ラン獲得ヤード(2,986ヤード)はリーグ2位を記録するなど、攻撃のアイデンティティは明確になった[4][5]。

16試合制への適応と課題

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NFLはこの年からレギュラーシーズンを16試合に拡大。チーフスは序盤こそ接戦を演じたものの、パス攻撃の欠如(チーム全体でパスTDわずか7個)が響き、第3週から7週にかけて5連敗を喫した。 しかし、第13週のサンディエゴ・チャージャーズ戦で23-0の完封勝利を挙げるなど、リービーが植え付けた「規律」と「守備の意識」は確実に浸透し始めていた。1970年代中盤の無気力な敗戦からは脱却し、戦う集団としての体裁を取り戻したシーズンであった[6]。

直近のチーム成績

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チーフス の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1978 レギュラーシーズン敗退13位5位4120.2501-74-10.512.40615.220.4
1977 レギュラーシーズン敗退14位5位2120.1431-61-11.607.39316.124.9
1976 レギュラーシーズン敗退10位4位590.3572-54-8.546.44320.726.9
1975 レギュラーシーズン敗退9位3位590.3573-33-8.500.51420.124.4
1974 レギュラーシーズン敗退11位4位590.3572-44-7.579.52116.620.9
1973 レギュラーシーズン敗退7位2位752.5714-26-4-1.480.32116.513.7
1972 レギュラーシーズン敗退6位2位860.5714-26-5.510.44220.518.1
1971 ディビジョナル敗退1位優勝1031.7504-1-18-2-1.467.45021.614.9
1970 レギュラーシーズン敗退5位2位752.5712-3-17-3-1.523.42919.417.4
1969 (AFL) 第4回スーパーボウル制覇2位1130.7865-311-3.477.41625.612.6
1968 (AFL) プレーオフゲーム敗退1位T1220.8577-112-2.480.42326.512.1

ドラフト

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殿堂入りプロボウル選出

カンザスシティ・チーフス 1978 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 2 アート・スティル DE ケンタッキー大学
2 29 Sylvester Hicks DE テネシー州立大学
3 58 Gary Spani LB カンザス州立大学
4 85 Daniel Johnson LB テネシー州立大学
104 Pete Woods QB ミズーリ大学 CHI>KC
5 112 Jerrold McRae WR テネシー州立大学
118 Dwight Carey DT テキサス大学アーリントン校 PHI>KC
127 HOU>KC>CHI>SF
134 Robert Woods WR グランブリング州立大学 BAL>KC
6 139 KC>CHI
7 168 Ricky Odom CB 南カリフォルニア大学
184 Bill Kellar WR スタンフォード大学 WAS>KC
8 195 John Henry White RB ルイジアナ工科大学
9 224 Larry Brown T マイアミ大学
10 251 Earl Bryant DE ジャクソン州立大学
11 280 Ray Milo DB ニューメキシコ州立大学
12 307 Willie Brock C コロラド大学

プレシーズン

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カンザスシティ・チーフス 1978(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

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1978年シーズンのチーフスの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 ブロンコス スティーラーズ コルツ ラムズ バイキングス カウボーイズ
2位 レイダース ベンガルズ ドルフィンズ ファルコンズ ベアーズ レッドスキンズ
3位 チャージャーズ オイラーズ ペイトリオッツ セインツ ライオンズ カージナルス
4位 シーホークス ブラウンズ ビルズ 49ers パッカーズ イーグルス
5位 チーフス ジェッツ バッカニアーズ ジャイアンツ

 :1度対戦  :2度対戦

カンザスシティ・チーフス 1978
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/3(日)9/4(月)@シンシナティ・ベンガルズ (0-1)24-231-0リバーフロント・スタジアム
29/10(日)9/11(月)ヒューストン・オイラーズ (1-1)17-201-1アローヘッド・スタジアム
39/17(日)9/18(月)@ニューヨーク・ジャイアンツ (2-1)10-261-2ジャイアンツ・スタジアム
49/24(日)9/25(月)デンバー・ブロンコス (3-1)17-231-3アローヘッド・スタジアム
510/1(日)10/2(月)@バッファロー・ビルズ (2-3)13-281-4リッチ・スタジアム
610/8(日)10/9(月)タンパベイ・バッカニアーズ (3-3)13-301-5アローヘッド・スタジアム
710/15(日)10/16(月)@オークランド・レイダース (5-2)6-281-6オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム
810/22(日)10/23(月)クリーブランド・ブラウンズ (4-4)17-32-6アローヘッド・スタジアム
910/29(日)10/30(月)@ピッツバーグ・スティーラーズ (8-1)24-272-7スリー・リバース・スタジアム
1011/5(日)11/6(月)オークランド・レイダース (6-4)10-202-8アローヘッド・スタジアム
1111/12(日)11/13(月)@サンディエゴ・チャージャーズ (5-6)23-292-9サンディエゴ・スタジアム
1211/19(日)11/20(月)シアトル・シーホークス (6-6)10-132-10アローヘッド・スタジアム
1311/26(日)11/27(月)サンディエゴ・チャージャーズ (6-7)23-03-10アローヘッド・スタジアム
1412/3(日)12/4(月)バッファロー・ビルズ (4-10)14-104-10アローヘッド・スタジアム
1512/10(日)12/11(月)@デンバー・ブロンコス (10-5)3-244-11マイル・ハイ・スタジアム
1612/17(日)12/18(月)@シアトル・シーホークス (9-7)19-234-12キングドーム

順位表

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AFC西地区 1978
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(3)デンバー・ブロンコス1060.6257-18-428219817.612.4.478.500
サンディエゴ・チャージャーズ970.5625-37-535530922.219.3.490.512
シアトル・シーホークス970.5624-46-634535821.622.4.448.508
オークランド・レイダース970.5623-55-731128319.417.7.431.512
カンザスシティ・チーフス4120.2501-74-1024332715.220.4.406.512

[7]

AFC 1978
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ピッツバーグ・スティーラーズ中1420.8755-111-1.415.449
2ニューイングランド・ペイトリオッツ東1150.6886-29-3.449.488
3デンバー・ブロンコス西1060.6257-18-4.478.500
ワイルドカード
4マイアミ・ドルフィンズ東1150.6885-38-4.449.488
5ヒューストン・オイラーズ中1060.6254-28-4.463.512
6サンディエゴ・チャージャーズ西970.5625-37-5.490.512
7シアトル・シーホークス西970.5624-46-6.448.508
8オークランド・レイダース西970.5623-55-7.431.512
9クリーブランド・ブラウンズ中880.5001-54-8.406.496
10ニューヨーク・ジェッツ東880.5006-27-5.453.547
11バッファロー・ビルズ東5110.3122-64-10.300.488
12ボルチモア・コルツ東5110.3121-73-9.550.570
13カンザスシティ・チーフス西4120.2501-74-10.406.512
14シンシナティ・ベンガルズ中4120.2502-42-10.609.559
タイブレーク
・ ドルフィンズ・ペイトリオッツ(同地区):地区内勝率によりペイトリオッツが上位
・ コルツ・ビルズ(同地区):直接対決の成績によりビルズが上位
・ レイダース・チャージャーズ・シーホークス(同地区):直接対決の成績によりチャージャーズが上位
・ ブラウンズ・ジェッツ:直接対決の勝率によりブラウンズが上位
・ チーフス・ベンガルズ:直接対決の勝率によりチーフスが上位

[8]

参照

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脚注

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出典

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  1. ↑ “1978 Kansas City Chiefs Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1978 Kansas City Chiefs Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年2月6日閲覧。
  3. ↑ “Marv Levy”. Pro Football Hall of Fame. 2026年2月6日閲覧。
  4. ↑ “1978 Kansas City Chiefs Stats”. StatMuse. 2026年2月6日閲覧。
  5. ↑ “1978 Kansas City Chiefs roster and stats”. Ultimate 70s. 2026年2月6日閲覧。
  6. ↑ “Chiefs Historical 1978 Schedule”. Chiefs.com. 2026年2月6日閲覧。
  7. ↑ “1978 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  8. ↑ “1978 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

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