コンテンツにスキップ

1983年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 1983
成績 10勝6敗
地区 NFC西地区優勝
CON NFC2位
結果 カンファレンス決勝敗退
オールプロ 選出なし
プロボウル
組織
オーナー エドワード・デバートロ・ジュニア(英語版)
GM ジョン・マクベイ(英語版)
HC ビル・ウォルシュ
ホーム キャンドルスティック・パーク
« 1982
1984 »

1983年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL34年目のシーズンであり、AAFC時代を含めチーム創設38年目のシーズン。ビル・ウォルシュ・ヘッドコーチ及びQBジョー・モンタナの5年目のシーズン[1]。

概要

[編集]

1983年シーズンの49ersは、最終成績10勝6敗を記録し、2年ぶりとなるNFC西地区優勝を果たした。プレーオフではデトロイト・ライオンズを破りNFCチャンピオンシップゲームまで駒を進めたが、ワシントン・レッドスキンズに僅差で敗れ、スーパーボウル進出は逃した。

攻撃陣の多角化とロジャー・クレイグの加入

[編集]

攻撃陣はリーグ5位の総得点387点を記録した。 QBジョー・モンタナは、パス3,910ヤード、26TDを記録。ウエストコースト・オフェンスの司令塔として円熟味を増したプレーを見せた。

この年の最大の収穫は、ドラフト2巡目で指名された新人RBロジャー・クレイグの活躍である。クレイグはランで725ヤード(8TD)を稼いだだけでなく、パスキャッチでも48回、427ヤード(4TD)を記録。ビル・ウォルシュが理想とした「パスも捕れるRB」を完璧に体現し、攻撃のオプションを劇的に増やした。ターゲット陣では、WRドワイト・クラークが824ヤード、フレディ・ソロモンが1,023ヤードを記録し、ダブル1,000ヤードに迫る勢いを見せた[2]。

守備陣の再構築

[編集]

守備陣は、平均失点19.5点(リーグ7位)と前年の不振から立ち直った。

ロニー・ロット、エリック・ライトらのセカンダリー陣が3年目を迎え、安定感を取り戻したことが大きい。また、ディフェンシブライン(DL)ではドウェイン・ボードがチームトップのサック数を記録し、パスラッシュの鋭さが戻った。LB陣ではジャック・レイノルズやキーナ・ターナーが堅実な守備を見せ、失点を最小限に抑えた[3]。

プレーオフの死闘

[編集]

ディビジョナル・プレーオフでは、デトロイト・ライオンズを24-23の1点差で退けた。しかし、NFCチャンピオンシップゲームのワシントン・レッドスキンズ戦では、第4クォーターに21-21の同点に追いつく粘りを見せたものの、試合終了間際にフィールドゴールを決められ、21-24で惜敗した。この試合でのいくつかの議論を呼ぶペナルティ判定は、後に語り継がれる論争となった。

直近のチーム成績

[編集]
49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1983 NFC決勝敗退2位優勝1060.6254-28-4.494.49127.018.3
1982 レギュラーシーズン敗退11位3位360.3331-32-3.457.37023.222.9
1981 第16回スーパーボウル制覇1位優勝1330.8125-110-2.457.46222.315.6
1980 レギュラーシーズン敗退9位3位6100.3752-44-8.477.26020.025.9
1979 レギュラーシーズン敗退13位4位2140.1251-52-10.527.50019.226.0
1978 レギュラーシーズン敗退14位4位2140.1250-61-11.512.28113.721.9
1977 レギュラーシーズン敗退9位3位590.3573-35-7.495.30015.718.6
1976 レギュラーシーズン敗退6位2位860.5715-27-5.467.39319.313.6
1975 レギュラーシーズン敗退8位2位590.3573-34-7.439.35718.220.4
1974 レギュラーシーズン敗退8位2位680.4294-26-5.480.31016.116.9
1973 レギュラーシーズン敗退9位3位590.3572-44-7.622.47918.722.8

ドラフト

[編集]

殿堂入りプロボウル選出

サンフランシスコ・49ers 1983 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
2 49 ロジャー・クレイグ RB ネブラスカ大学
3 59 Blanchard Montgomery LB カリフォルニア大学ロサンゼルス校
4 90 Tom Holmoe S ブリガムヤング大学
5 117 Riki Ellison LB 南カリフォルニア大学
7 175 Gary Moten LB 南メソジスト大学
9 229 Mike Mularkey TE フロリダ大学
10 259 Jeff Merrell DT ネブラスカ大学
11 289 Jesse Sapolu C ハワイ大学

プレシーズン

[編集]
サンフランシスコ・49ers 1983(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

[編集]
1983年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 レイダース ベンガルズ ドルフィンズ ファルコンズ パッカーズ レッドスキンズ
2位 チャージャーズ スティーラーズ ジェッツ セインツ バイキングス カウボーイズ
3位 シーホークス ブラウンズ ペイトリオッツ 49ers バッカニアーズ カージナルス
4位 チーフス オイラーズ ビルズ ラムズ ライオンズ ジャイアンツ
5位 ブロンコス コルツ ベアーズ イーグルス

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 1983
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/3(土)9/4(日)フィラデルフィア・イーグルス (1-0)17-220-1キャンドルスティック・パーク
29/8(木)9/9(金)@ミネソタ・バイキングス (1-1)48-171-1メトロポリタン・スタジアム
39/18(日)9/19(月)@セントルイス・カージナルス (0-3)42-272-1ブッシュ・メモリアル・スタジアム
49/25(日)9/26(月)アトランタ・ファルコンズ (2-2)24-203-1キャンドルスティック・パーク
510/2(日)10/3(月)@ニューイングランド・ペイトリオッツ (2-3)33-134-1サリバン・スタジアム
610/9(日)10/10(月)ロサンゼルス・ラムズ (4-2)7-104-2キャンドルスティック・パーク
710/16(日)10/17(月)@ニューオーリンズ・セインツ (4-3)32-135-2ルイジアナ・スーパードーム
810/23(日)10/24(月)@ロサンゼルス・ラムズ (5-3)45-356-2アナハイム・スタジアム
910/30(日)10/31(月)ニューヨーク・ジェッツ (4-5)13-276-3キャンドルスティック・パーク
1011/6(日)11/7(月)マイアミ・ドルフィンズ (7-3)17-206-4キャンドルスティック・パーク
1111/13(日)11/14(月)ニューオーリンズ・セインツ (6-5)27-07-4キャンドルスティック・パーク
1211/20(日)11/21(月)@アトランタ・ファルコンズ (5-7)24-287-5アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム
1311/27(日)11/28(月)@シカゴ・ベアーズ (6-7)3-137-6ソルジャー・フィールド
1412/4(日)12/5(月)タンパベイ・バッカニアーズ (2-12)35-218-6キャンドルスティック・パーク
1512/11(日)12/12(月)@バッファロー・ビルズ (8-7)23-109-6リッチ・スタジアム
1612/19(月)12/20(火)ダラス・カウボーイズ (12-4)42-1710-6キャンドルスティック・パーク


順位表

[編集]
NFC西地区 1983
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(2)サンフランシスコ・49ers1060.6254-28-443229327.018.3.491.494
(5)ロサンゼルス・ラムズ970.5625-18-436134422.621.5.476.518
ニューオーリンズ・セインツ880.5002-47-531933719.921.1.449.510
アトランタ・ファルコンズ790.4381-54-837038923.124.3.518.533
NFC 1983
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ワシントン・レッドスキンズ東1420.8757-110-2.464.484
2サンフランシスコ・49ers西1060.6254-28-4.491.494
3デトロイト・ライオンズ中970.5627-18-4.399.443
ワイルドカード
4ダラス・カウボーイズ東1240.7507-110-2.422.480
5ロサンゼルス・ラムズ西970.5625-18-4.476.518
6セントルイス・カージナルス東871.5313-4-15-6-1.395.508
7ニューオーリンズ・セインツ西880.5002-47-5.449.510
8シカゴ・ベアーズ中880.5004-47-7.383.445
9グリーンベイ・パッカーズ中880.5004-46-6.422.451
10ミネソタ・バイキングス中880.5004-44-8.430.471
11アトランタ・ファルコンズ西790.4381-54-8.518.533
12フィラデルフィア・イーグルス東5110.3121-74-10.481.555
13ニューヨーク・ジャイアンツ東3121.2191-6-13-8-1.417.566
14タンパベイ・バッカニアーズ中2140.1251-71-11.313.518
タイブレーク
・ ベアーズ・パッカーズ・バイキングス(同地区):カンファレンス内勝率によりベアーズ・パッカーズが上位
・ ベアーズ・パッカーズ(同地区):得失点順位の和(Conf)によりベアーズが上位
・ ベアーズ・セインツ:直接対決の勝率によりセインツが上位

プレーオフ

[編集]
                                   
  12月31日
キャンドルスティック・パーク
         
 3  ライオンズ  23
  1月8日
RFKスタジアム
 2  49ers  24  
NFC
12月26日
テキサス・スタジアム
 2  49ers  21
1月1日
RFKスタジアム
   1  レッドスキンズ  24  
 5  ラムズ  24 NFC チャンピオンシップ
 5  ラムズ  7
 4  カウボーイズ  17   1月22日
タンパ・スタジアム
 1  レッドスキンズ  51  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
12月24日
キングドーム
 N1  レッドスキンズ  9
12月31日
マイアミ・オレンジボウル
   A1  レイダース  38
 5  ブロンコス  7 第18回スーパーボウル
 4  シーホークス  27
 4  シーホークス  31   1月8日
LAメモリアル・コロシアム
 2  ドルフィンズ  20  
AFC
 4  シーホークス  14
1月1日
LAメモリアル・コロシアム
   1  レイダース  30  
AFC チャンピオンシップ
 3  スティーラーズ  10
 
 1  レイダース  38  

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “1983 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1983 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年1月31日閲覧。
  3. ↑ “San Francisco 49ers Team History: 1980s”. 49ers.com. 2026年1月31日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: 未登録 IPFS未登録 📡 0ピア PQS A82