コンテンツにスキップ

1984年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 1984
成績 15勝1敗
地区 NFC西地区優勝
CON NFC1位
結果 スーパーボウル制覇
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー エドワード・デバートロ・ジュニア(英語版)
GM ジョン・マクベイ(英語版)
キャメロン・ポリシー(英語版)
HC ビル・ウォルシュ
ホーム キャンドルスティック・パーク
« 1983
1985 »

1984年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL35年目のシーズンであり、AAFC時代を含めチーム創設39年目のシーズン。ビル・ウォルシュ・ヘッドコーチ及びQBジョー・モンタナの6年目のシーズン[1]。

概要

[編集]

1984年シーズンの49ersは、ビル・ウォルシュHC体制の6年目であり、レギュラーシーズンを15勝1敗という当時の新記録で終えた。プレーオフでもその勢いは衰えず、第19回スーパーボウルにてダン・マリーノ擁するマイアミ・ドルフィンズを38-16で撃破。3年ぶり二度目の世界王者に輝いた。

攻撃陣の圧倒的な効率性

[編集]

攻撃陣は総得点475点(リーグ2位)を記録した。 QBジョー・モンタナはパス3,630ヤード、28TD、成功率64.3%を記録し、キャリアの絶頂期を迎えた。ウォルシュHCのウエストコースト・オフェンスは完全に成熟し、どのポジションからも得点が狙える変幻自在の攻撃を展開した。

2年目のRBロジャー・クレイグは、ランで649ヤード、レシーブで71キャッチ(675ヤード)を挙げ、計10TDを記録。先発RBウェンデル・タイラーも1,262ランヤードを稼ぎ、強力な地上戦を現出した。ターゲット陣では、WRドワイト・クラークとフレディ・ソロモンが安定した活躍を見せたほか、TE トッド・クリステンセンらに代わり加入したラス・フランシスらも重要な局面で貢献した[2]。

リーグ最強の守備陣

[編集]

この年の躍進を支えたのは、平均失点14.2点(リーグ1位)を記録した守備陣である。

セカンダリー陣は、ロニー・ロット、エリック・ライト、カールトン・ウィリアムソン、ドワイト・ヒックスの4人全員がプロボウルに選出されるという、NFL史上稀に見る快挙を成し遂げた。フロントセブンでは、DE ドウェイン・ボードが10サック、ギャリー・ジョンソンらが強力なプレッシャーをかけ続け、相手攻撃を封じ込めた[3]。

モンタナ対マリーノ

[編集]

1985年1月20日にスタンフォード・スタジアムで行われたスーパーボウルは、当時最高のQBと目されたモンタナとマリーノの対決として注目された。

試合は、ドルフィンズの強力なパス攻撃を49ersのディフェンスが封じ込め、攻撃陣はモンタナのランとパス、そしてロジャー・クレイグの3TD(スーパーボウル記録)などで着実に加点。結果として38-16で完勝し、モンタナは自身二度目のスーパーボウルMVPに選出された。

直近のチーム成績

[編集]
49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1984 第19回スーパーボウル制覇1位優勝1510.9386-012-0.418.40829.714.2
1983 NFC決勝敗退2位優勝1060.6254-28-4.494.49127.018.3
1982 レギュラーシーズン敗退11位3位360.3331-32-3.457.37023.222.9
1981 第16回スーパーボウル制覇1位優勝1330.8125-110-2.457.46222.315.6
1980 レギュラーシーズン敗退9位3位6100.3752-44-8.477.26020.025.9
1979 レギュラーシーズン敗退13位4位2140.1251-52-10.527.50019.226.0
1978 レギュラーシーズン敗退14位4位2140.1250-61-11.512.28113.721.9
1977 レギュラーシーズン敗退9位3位590.3573-35-7.495.30015.718.6
1976 レギュラーシーズン敗退6位2位860.5715-27-5.467.39319.313.6
1975 レギュラーシーズン敗退8位2位590.3573-34-7.439.35718.220.4
1974 レギュラーシーズン敗退8位2位680.4294-26-5.480.31016.116.9

ドラフト

[編集]
サンフランシスコ・49ers 1984 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 24 トッド・シェル LB ブリガムヤング大学
2 56 John Frank TE オハイオ州立大学
3 73 Guy McIntyre G ジョージア大学
5 121 Michael Carter DT 南メゾジスト大学
139 Jeff Fuller LB テキサスA&M大学
9 239 Lee Miller DB カリフォルニア州立大学フラトン校
248 Derrick Harmon RB コーネル大学
10 275 Dave Moritz WR アイオワ大学
11 304 Kirk Pendleton WR ブリガムヤング大学

プレシーズン

[編集]
サンフランシスコ・49ers 1984(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

[編集]
1984年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 レイダース スティーラーズ ドルフィンズ 49ers ライオンズ レッドスキンズ
2位 シーホークス ブラウンズ ペイトリオッツ ラムズ バイキングス カウボーイズ
3位 ブロンコス ベンガルズ ビルズ セインツ パッカーズ カージナルス
4位 チャージャーズ オイラーズ コルツ ファルコンズ ベアーズ イーグルス
5位 チーフス ジェッツ バッカニアーズ ジャイアンツ

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 1984
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/2(日)9/3(月)@デトロイト・ライオンズ (0-1)30-271-0ポンティアック・シルバードーム
29/10(月)9/11(火)ワシントン・レッドスキンズ (0-2)37-312-0キャンドルスティック・パーク
39/16(日)9/17(月)ニューオーリンズ・セインツ (1-2)30-203-0キャンドルスティック・パーク
49/23(日)9/24(月)@フィラデルフィア・イーグルス (1-3)21-94-0ベテランズ・スタジアム
59/30(日)10/1(月)アトランタ・ファルコンズ (2-3)14-55-0キャンドルスティック・パーク
610/8(月)10/9(火)@ニューヨーク・ジャイアンツ (3-3)31-106-0ジャイアンツ・スタジアム
710/14(日)10/15(月)ピッツバーグ・スティーラーズ (4-3)17-206-1キャンドルスティック・パーク
810/21(日)10/22(月)@ヒューストン・オイラーズ (0-8)34-217-1アストロドーム
910/28(日)10/29(月)@ロサンゼルス・ラムズ (5-4)33-08-1アナハイム・スタジアム
1011/4(日)11/5(月)シンシナティ・ベンガルズ (3-7)23-179-1キャンドルスティック・パーク
1111/11(日)11/12(月)@クリーブランド・ブラウンズ (2-9)41-710-1クリーブランド・スタジアム
1211/18(日)11/19(月)タンパベイ・バッカニアーズ (4-8)24-1711-1キャンドルスティック・パーク
1311/25(日)11/26(月)@ニューオーリンズ・セインツ (6-7)35-312-1ルイジアナ・スーパードーム
1412/2(日)12/3(月)@アトランタ・ファルコンズ (3-11)35-1713-1アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム
1512/8(土)12/9(日)ミネソタ・バイキングス (3-12)51-714-1キャンドルスティック・パーク
1612/14(金)12/15(土)ロサンゼルス・ラムズ (10-6)19-1615-1キャンドルスティック・パーク


順位表

[編集]
NFC西地区 1984
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(1)サンフランシスコ・49ers1510.9386-012-047522729.714.2.408.418
(4)ロサンゼルス・ラムズ1060.6253-37-534631621.619.8.425.500
ニューオーリンズ・セインツ790.4381-54-829836118.622.6.402.523
アトランタ・ファルコンズ4120.2502-43-928138217.623.9.414.504
NFC 1984
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1サンフランシスコ・49ers西1510.9386-012-0.408.418
2ワシントン・レッドスキンズ東1150.6885-38-4.392.479
3シカゴ・ベアーズ中1060.6257-18-4.413.473
ワイルドカード
4ロサンゼルス・ラムズ西1060.6253-37-5.425.500
5ニューヨーク・ジャイアンツ東970.5625-37-7.483.523
6セントルイス・カージナルス東970.5625-36-6.465.527
7ダラス・カウボーイズ東970.5623-57-5.486.527
8グリーンベイ・パッカーズ中880.5005-38-4.410.488
9ニューオーリンズ・セインツ西790.4381-54-8.402.523
10フィラデルフィア・イーグルス東691.4062-63-8-1.396.514
11タンパベイ・バッカニアーズ中6100.3753-55-9.370.469
12デトロイト・ライオンズ中4111.2813-54-7-1.328.521
13アトランタ・ファルコンズ西4120.2502-43-9.414.504
14ミネソタ・バイキングス中3130.1882-63-9.302.533
タイブレーク
・ カウボーイズ・ジャイアンツ・カージナルス(同地区):直接対決の成績によりジャイアンツが上位

プレーオフ

[編集]
                                   
  12月30日
マイルハイ・スタジアム
         
 3  スティーラーズ  24
  1月6日
マイアミ・オレンジボウル
 2  ブロンコス  17  
AFC
12月22日
キングドーム
 3  スティーラーズ  28
12月29日
マイアミ・オレンジボウル
   1  ドルフィンズ  45  
 5  レイダース  7 AFC チャンピオンシップ
 4  シーホークス  10
 4  シーホークス  13   1月20日
スタンフォード・スタジアム
 1  ドルフィンズ  31  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
 A1  ドルフィンズ  16
12月30日
RFKスタジアム
   N1  49ers  38
第19回スーパーボウル
 3  ベアーズ  23
  1月6日
キャンドルスティック・パーク
 2  レッドスキンズ  19  
NFC
12月23日
アナハイム・スタジアム
 3  ベアーズ  0
12月29日
キャンドルスティック・パーク
   1  49ers  23  
 5  ジャイアンツ  16 NFC チャンピオンシップ
 5  ジャイアンツ  10
 4  ラムズ  13  
 1  49ers  21  

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “1984 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1984 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年1月31日閲覧。
  3. ↑ “San Francisco 49ers Team History: 1980s”. 49ers.com. 2026年1月31日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: 未登録 IPFS未登録 📡 0ピア PQS A84