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1987年の全日本F3000選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1987年の全日本F3000選手権
前年: 1986 翌年: 1988
1987年の全日本F3000選手権においてドライバーズタイトルを獲得した星野一義

1987年の全日本F3000選手権は、1987年(昭和62年)3月7日 - 8日に鈴鹿サーキットで開幕し、同年12月5日 - 6日に鈴鹿サーキットで閉幕した全9戦によるシリーズである。

シリーズチャンピオンは星野一義が獲得した[1]。

シーズン概要

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日本自動車連盟(JAF)は、1987年もF3000車両を条件付(入賞してもポイントは与えない等)で参加を認めたうえで全日本F2選手権を開催する意向であったが、実質的な運営団体である各主催者や参加者はJAFの意に反してF3000への移行に踏み切った。その為、厳密に言えばこの年のF3000レースに「全日本選手権」は掛かっておらず、レース主催者総意による独自の選手権規定によって日本の初代F3000チャンピオンが誕生することとなった。(詳細は全日本F3000選手権の項を参照)

マーチ製シャシーは全日本F2選手権時代から、長く国内トップフォーミュラの最大シェアを保ってきたが、1987年用のニューマシン「マーチ87B」はリヤサスペンションの設計に問題があり苦戦、ユーザー数を減らすことになった。ローラが全日本選手権のF2からF3000への移行とともにノバ・エンジニアリングを代理店として国内トップフォーミュラに参入。ローラT87/50のエントリーは開幕戦では2台のみだったが、不振のマーチユーザーからの乗り換えが相次ぎ、最終戦では7台のT87/50がグリッドに並んだ。

エンジンでは、ヤマハ発動機とコスワース共同開発の5バルブエンジン「OX77[2]」が第6戦菅生から登場。第7戦富士でヤン・ラマースのドライブにより初優勝を挙げ、鈴木亜久里も第8戦、第9戦と優勝するなど、3連勝した[3]。

エントリーリスト

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Car-No. ドライバー 車名
(シャシー/エンジン)
タイヤ エントラント
1 日本の旗 星野一義 LEYTON HOUSE 87B HONDA → LEYTON HOUSE T87 HONDA
(マーチ87B → ローラT87/50/ホンダRA387E)
B ホシノレーシング
3 日本の旗 鈴木利男 EPSON 87B HONDA
(マーチ87B/ホンダRA387E)
B Heroes Racing Corp
5 日本の旗 長谷見昌弘 佐川急便 スピードスター マーチ → 佐川急便 スピードスター ローラ
(マーチ86B → ローラT87/50/コスワースDFV)
D スピードスターホイールレーシングチーム
6 日本の旗 舘善泰 スピードスター フォーミュラ 87B → スピードスター フォーミュラ T87
(マーチ87B → ローラT87/50/コスワースDFV)
D スピードスターホイールレーシングチーム
7 スウェーデンの旗 エイエ・エルグ SANSUI・R&S 87B
(マーチ87B/コスワースDFV)
D TEAM KITAMURA
8 日本の旗 松本恵二 CABIN 87B COSWORTH → CABIN T87 COSWORTH
(マーチ87B → ローラT87/50/コスワースDFV)
B CABIN RACING
9 イギリスの旗 ジェフ・リース Marlboro LOLA T87
(ローラT87/50/ホンダRA387E)
B Marlboro Team NOVA
10 日本の旗 松田秀士(第1・3ー9戦) カロリーメイト マーチ 86B → カロリーメイト マーチ 87B
(マーチ86B → マーチ87B/コスワースDFV)
Y たけしプロジェクト
11 オランダの旗 ヤン・ラマース ダンロップ フォーミュラ 87B
(マーチ87B/コスワースDFV → コスワース・ヤマハOX77)
D 株式会社 童夢
12 アメリカ合衆国の旗 ロス・チーバー ダンロップ フォーミュラ 87B
(マーチ87B/コスワースDFV → コスワース・ヤマハOX77)
D 株式会社 童夢
16 日本の旗 関谷正徳 LEYTON HOUSE 87B DFV → LEYTON HOUSE T87 DFV
(マーチ87B → ローラT87/50/コスワースDFV)
B LEYTON HOUSE RACING TEAM
22 日本の旗 中子修 オリオフィアット 87B
(マーチ87B/コスワースDFV)
B BEST HOUSE RACING TEAM
25 日本の旗 高橋国光 ADVAN・MARCH・87B・HONDA
(マーチ87B/ホンダRA387E)
Y ADVAN SPORT NOVA
26 日本の旗 和田孝夫 ADVAN MARCH 87B → ADVAN LOLA T87
(マーチ87B → ローラT87/50/コスワースDFV)
Y ADVAN SPORT SHIGEYAMA RACING
27 イギリスの旗 ケネス・アチソン ADVAN MARCH 87B
(マーチ87B/コスワースDFV)
Y ADVAN SPORT TOMEI
30 日本の旗 赤池卓(第1ー6・8・9戦)
日本の旗 飯田薫(第7戦)
TAKENAKA SUNDAI SPIRIT 87B
(マーチ87B/コスワースDFV)
D SUNDAI.SPIRIT.TEAM
31 日本の旗 太田哲也 チェッカー FLAT OUT ローラ
(ローラT86/50/コスワースDFV)
Y CHECKER MOTOR SPORTS CLUB
33 日本の旗 清水正智 トライデント・ローラ・T86/50
(ローラT86/50/コスワースDFV)
D 清水レーシング
55 日本の旗 鈴木亜久里 Footwork 87B
(マーチ87B/コスワースDFV → コスワース・ヤマハOX77)
B Footwork Sports レーシングチーム
85 日本の旗 森本晃生(第7・9戦) CABIN T87 COSWORTH
(ローラT87/50/コスワースDFV)
B CABIN RACING
88 日本の旗 真田睦明 dp ダンロップ ローラ
(ローラT86/50/コスワースDFV)
D dpモータースポーツ

※タイヤ:B =ブリヂストン、D =ダンロップ、Y =横浜ゴム

スケジュール及び勝者

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開催日 開催場所 イベント名 優勝者 ポールポジション ファステストL 典拠
第1戦 3月7日 - 3月8日 鈴鹿サーキット 全日本BIG2&4レース 星野一義 G.リース 星野一義 [4]
第2戦 4月18日 - 19日 富士スピードウェイ インターナショナルフォーミュラ選手権レース大会 ジェフ・リース 星野一義 [5]
第3戦 5月9日 - 10日 西日本サーキット F3000オールスターレース大会 鈴木利男 G.リース [6]
第4戦 5月23日 - 24日 鈴鹿サーキット 鈴鹿フォーミュラジャパンレース 星野一義 G.リース 星野一義 [7]
第5戦 7月4日 - 5日 鈴鹿サーキット 鈴鹿ゴールデントロフィー自動車レース 星野一義 G.リース 星野一義 [8]
第6戦 7月25日 - 26日 スポーツランド菅生 SUGO・F3000選手権レース大会 星野一義 G.リース [9]
第7戦 8月8日 - 9日 富士スピードウェイ RRC富士フォーミュラチャンピオンレース ヤン・ラマース G.リース [10]
第8戦 9月12日 - 13日 鈴鹿サーキット 鈴鹿グレート20ドライバーズ自動車レース 鈴木亜久里 G.リース 星野一義 [11]
第9戦 12月5日 - 6日 鈴鹿サーキット スーパーファイナルラウンドIN SUZUKA 鈴木亜久里 鈴木亜久里 星野一義 [12]

シリーズポイントランキング

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ポイントシステム
順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
ポイント20151210864321
ランキング ドライバー SUZ FSW NIS SUZ SUZ SGO FSW SUZ SUZ ポイント
1 日本の旗 星野一義 1 10 2 1 1 1 6 2 2 132
2 日本の旗 鈴木亜久里 2 2 4 3 2 Ret Ret 1 1 107
3 イギリスの旗 ジェフ・リース 10 1 5 2 3 2 12 3 Ret 83
4 日本の旗 松本恵二 13 3 3 4 4 3 Ret 4 3 78
5 日本の旗 鈴木利男 3 Ret 1 5 6 8 2 Ret 5 72
6 日本の旗 中子修 7 5 7 Ret 10 5 5 9 7 39
7 日本の旗 長谷見昌弘 Ret 4 6 12 12 4 3 Ret Ret 38
8 オランダの旗 ヤン・ラマース 4 12 11 7 1 Ret 34
9 日本の旗 高橋国光 6 7 8 6 9 6 8 8 Ret 33
10 日本の旗 関谷正徳 Ret 6 Ret 5 Ret Ret 5 4 32
11 スウェーデンの旗 エイエ・エルグ 12 Ret 9 8 8 Ret 4 6 Ret 24
12 日本の旗 和田孝夫 14 8 10 7 DNS 7 9 11 Ret 14
13 日本の旗 舘善泰 Ret Ret 11 9 Ret 9 Ret 7 6 14
14 日本の旗 松田秀士 5 12 Ret 16 10 14 Ret 9 11
15 イギリスの旗 ケネス・アチソン 8 16 10 15 Ret 7 Ret Ret 8
16 日本の旗 清水正智 9 11 13 13 Ret 11 10 10 8 7
17 アメリカ合衆国の旗 ロス・チーバー 9 Ret Ret 13 2
18 日本の旗 赤池卓 14 15 14 13 11 10 1
- 日本の旗 真田睦明 11 15 14 Ret 13 12 13 0
- 日本の旗 太田哲也 13 Ret 11 Ret Ret Ret 0
- 日本の旗 飯田薫 12 0
- 日本の旗 森本晃生 Ret Ret 0
色結果
金色優勝
銀色2位
銅色3位
緑ポイント圏内完走
青灰色ポイント圏外完走
周回数不足 (NC)
紫リタイヤ (Ret)
赤予選不通過 (DNQ)
予備予選不通過 (DNPQ)
黒失格 (DSQ)
白スタートせず (DNS)
エントリーせず (WD)
レースキャンセル (C)
空欄 欠場
出場停止処分 (EX)

脚注

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  1. ↑ 星野一義全日本F3000初代チャンピオンの栄冠を獲得【日本一速い男の半生記⑨】 モーターマガジン社 (2019年3月20日)
  2. ↑ “F3000用レーシングエンジン「コスワース・ヤマハ OX77」の概要について”. ヤマハ発動機 (1987年7月9日). 2025年4月29日閲覧。
  3. ↑ 「'87国内F3000ファイナルラウンド IN 鈴鹿・どうどうの主役を演じた亜久里」『オートスポーツ No.492』三栄書房、1988年2月1日、2-5頁。
  4. ↑ 全日本BIG2&4レース F3000チャンピオン 日本自動車連盟 (1987年3月8日)
  5. ↑ インターナショナルフォーミュラ選手権レース大会 F-3000 日本自動車連盟 (1987年4月19日)
  6. ↑ F3000オールスターレース F3000 日本自動車連盟 (1987年5月10日)
  7. ↑ 鈴鹿フォーミュラジャパン自動車レース F3000チャンピオン 日本自動車連盟 (1987年5月日)
  8. ↑ 鈴鹿ゴールデントロフィー自動車レース F3000チャンピオン 日本自動車連盟 (1987年7月5日)
  9. ↑ SUGO F3000レース大会 F3000 日本自動車連盟 (1987年7月26日)
  10. ↑ RRC富士フォーミュラチャンピオンズレース F-3000 日本自動車連盟 (1987年8月9日)
  11. ↑ 鈴鹿グレート20ドライバーズレース F3000チャンピオン 日本自動車連盟 (1987年9月13日)
  12. ↑ スーパーファイナルラウンドin SUZUKA F3000チャンピオン 日本自動車連盟 (1987年12月6日)
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