コンテンツにスキップ

1987年シーズンのカンザスシティ・チーフス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カンザスシティ・チーフス 1987
成績 4勝11敗1中止
地区 AFC西地区5位
CON AFC14位
結果 レギュラーシーズン敗退
オールプロ 選出なし
プロボウル
組織
オーナー ラマー・ハント
GM ジム・シャーフ(英語版)
HC フランク・ガンツ(英語版)
ホーム アローヘッド・スタジアム
« 1986
1988 »

1987年シーズンは、カンザスシティ・チーフスのチーム創設28年目のシーズンであり、AFL時代を除きNFL18年目のシーズン。フランク・ガンツ・ヘッドコーチの1年目のシーズン[1]。

概要

[編集]

1987年シーズンのカンザスシティ・チーフスは、最終成績4勝11敗(ストライキにより1試合中止)、AFC西地区最下位に沈んだ。15年ぶりのプレーオフ進出から一転、新指揮官の下でチームは再び暗転の時を迎えた。

フランク・ガンツ体制の始動

[編集]

ジョン・マコービックの解任を受け、第5代ヘッドコーチに就任したのは、前年にチーフスのスペシャルチーム(ST)コーチとして躍進を支えたフランク・ガンツ(Frank Gansz)である。

ガンツは1986年にリーグ最強のSTユニットを構築した功績を高く評価され、フロントと選手の双方から強い支持を得て昇格した。STコーチからHCへの直接の昇格は当時としても珍しい人事であり、その手腕に大きな注目が集まった[2]。

ストライキによる急造チームの挫折

[編集]

就任1年目のガンツを襲ったのは、第2週終了後に発生したNFL選手会による大規模ストライキであった。この影響で第3週の全試合が中止となり、リーグ全体の試合数は1試合減って15試合となった。続く第4週から第6週までの3試合は、正規選手に代わる「代替選手」によって行われた。

チーフスはこの代替試合期間、ロサンゼルス・レイダース、マイアミ・ドルフィンズ、サンディエゴ・チャージャーズを相手に0勝3敗と全敗を喫した。他チームでは一部の正規選手がストライキを破って合流するケースも見られたが、チーフスは団結が固く、戦力差を埋めることができなかった。この期間のつまずきは、シーズン全体の士気に決定的な悪影響を及ぼした[3]。

攻撃の沈滞と「ナイトメア」のデビュー

[編集]

正規選手の復帰後も、QBビル・ケニーを中心とした攻撃陣は深刻な不振に喘いだ。ケニーのパス成功率は48.4%に留まり、チーム総得点(273点)はリーグ28チーム中25位であった。また、シーズン中盤から終盤にかけては、9連敗ではなく7連敗(第7週から第13週まで)を喫している。

唯一の光は、ドラフト2巡で指名されたRB クリスチャン・オコイエの台頭であった。「ナイジェリアン・ナイトメア」の異名を持つ巨漢RBは、新人ながら660ヤードを走り、将来のエースとしてのポテンシャルを示した。守備陣もSデロン・チェリーが5インターセプトを記録してプロボウルに選出されるなど健闘したが、オフェンスの得点力不足を補うには至らず、ガンツ体制の1年目は失望のうちに幕を閉じた[4]。

直近のチーム成績

[編集]
チーフス の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1987 レギュラーシーズン敗退14位5位4110.2673-53-9.496.45018.225.9
1986 ワイルドカード敗退5位2位1060.6255-39-5.443.40022.420.4
1985 レギュラーシーズン敗退11位5位6100.3753-54-8.535.43819.822.5
1984 レギュラーシーズン敗退7位4位880.5004-47-7.547.52319.620.2
1983 レギュラーシーズン敗退13位5位6100.3752-64-8.543.40624.122.9
1982 レギュラーシーズン敗退11位4位360.3332-13-3.506.51919.620.4
1981 レギュラーシーズン敗退7位3位970.5625-37-5.486.46521.418.1
1980 レギュラーシーズン敗退8位3位880.5004-46-8.520.49219.921.0
1979 レギュラーシーズン敗退11位5位790.4384-47-7.555.44614.916.4
1978 レギュラーシーズン敗退13位5位4120.2501-74-10.512.40615.220.4
1977 レギュラーシーズン敗退14位5位2120.1431-61-11.607.39316.124.9

ドラフト

[編集]

殿堂入りプロボウル選出

カンザスシティ・チーフス 1987 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 19 ポール・パーマー RB テンプル大学
2 35 クリスチャン・オコイエ FB アズサ・パシフィック大学
3 73 トッド・ハワード LB テキサス農工大学
5 128 キトリック・テイラー WR ワシントン州立大学
7 186 ダグ・ハドソン QB ニコルズ州立大学
主なドラフト外入団選手
巡全体選手Pos.大学備考
外 - シドニー・ジョンソン CB カリフォルニア大学
外 - マット・スティーブンス AB カリフォルニア大学ロサンゼルス校

プレシーズン

[編集]
カンザスシティ・チーフス 1987(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

[編集]

第3週がストライキにより中止となった。

1987年シーズンのチーフスの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 ブロンコス ブラウンズ ペイトリオッツ 49ers ベアーズ ジャイアンツ
2位 チーフス ベンガルズ ジェッツ ラムズ バイキングス レッドスキンズ
3位 シーホークス スティーラーズ ドルフィンズ ファルコンズ ライオンズ カウボーイズ
4位 レイダース オイラーズ ビルズ セインツ パッカーズ イーグルス
5位 チャージャーズ コルツ バッカニアーズ カージナルス

 :1度対戦   :1度対戦(1試合中止)  :2度対戦  :ストライキによる中止

カンザスシティ・チーフス 1987
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/13(日)9/14(月)サンディエゴ・チャージャーズ (0-1)20-131-0
29/20(日)9/21(月)@シアトル・シーホークス (1-1)14-431-1
39/27(日)9/28(月)ミネソタ・バイキングス (8-7)ストライキ
410/4(日)10/5(月)@ロサンゼルス・レイダース (3-0)17-351-2代替選手による試合
510/11(日)10/12(月)@マイアミ・ドルフィンズ (2-2)0-421-3代替選手による試合
610/18(日)10/19(月)デンバー・ブロンコス (2-2-1)17-261-4代替選手による試合
710/25(日)10/26(月)@サンディエゴ・チャージャーズ (5-1)21-421-5
811/1(日)11/2(月)@シカゴ・ベアーズ (6-1)28-311-6
911/8(日)11/9(月)ピッツバーグ・スティーラーズ (5-3)16-171-7
1011/15(日)11/16(月)ニューヨーク・ジェッツ (5-4)9-161-8
1111/22(日)11/23(月)グリーンベイ・パッカーズ (4-5-1)3-231-9
1211/26(木)11/27(金)@デトロイト・ライオンズ (2-9)27-202-9
1312/6(日)12/7(月)@シンシナティ・ベンガルズ (4-8)27(OT)302-10
1412/13(日)12/14(月)ロサンゼルス・レイダース (6-7)16-103-10
1512/19(土)12/20(日)@デンバー・ブロンコス (8-5-1)17-203-11
1612/27(日)12/28(月)シアトル・シーホークス (9-6)41-204-11

順位表

[編集]
AFC西地区 1987
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(1)デンバー・ブロンコス951.6336-27-435228823.519.2.459.473
(5)シアトル・シーホークス960.6004-35-637131424.720.9.474.451
サンディエゴ・チャージャーズ870.5333-46-725331716.921.1.417.480
ロサンゼルス・レイダース690.4003-54-730126220.117.5.433.509
カンザスシティ・チーフス4110.2673-53-927338818.225.9.450.496

[5]

AFC 1987
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1クリーブランド・ブラウンズ中1050.6675-18-3.420.507
2デンバー・ブロンコス西951.6336-27-4.459.473
3インディアナポリス・コルツ東960.6005-38-6.489.484
ワイルドカード
4ヒューストン・オイラーズ中960.6005-17-4.448.531
5シアトル・シーホークス西960.6004-35-6.474.451
6ニューイングランド・ペイトリオッツ東870.5336-28-4.500.509
7ピッツバーグ・スティーラーズ中870.5332-46-5.450.524
8サンディエゴ・チャージャーズ西870.5333-46-7.417.480
9マイアミ・ドルフィンズ東870.5332-65-7.467.489
10バッファロー・ビルズ東780.4674-46-6.529.536
11ニューヨーク・ジェッツ東690.4003-56-5.444.498
12ロサンゼルス・レイダース西690.4003-54-7.433.509
13シンシナティ・ベンガルズ中4110.2670-63-9.417.560
14カンザスシティ・チーフス西4110.2673-53-9.450.496
タイブレーク
・ ドルフィンズ・ペイトリオッツ(同地区):直接対決の成績によりペイトリオッツが上位
・ オイラーズ・シーホークス:カンファレンス内勝率によりオイラーズが上位
・ スティーラーズ・ペイトリオッツ・チャージャーズ:カンファレンス内勝率によりペイトリオッツが上位
・ ドルフィンズ・スティーラーズ・チャージャーズ:カンファレンス内勝率によりスティーラーズが上位
・ ドルフィンズ・チャージャーズ:カンファレンス内勝率によりチャージャーズが上位
・ レイダース・ジェッツ:カンファレンス内勝率によりジェッツが上位
・ チーフス・ベンガルズ:直接対決の勝率によりベンガルズが上位

[6]

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “1987 Kansas City Chiefs Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “CHIEFS HIRE GANSZ”. The New York Times. 2026年2月6日閲覧。
  3. ↑ “1987 Kansas City Chiefs Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年2月6日閲覧。
  4. ↑ “1987 Kansas City Chiefs Stats”. StatMuse. 2026年2月6日閲覧。
  5. ↑ “1987 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  6. ↑ “1987 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: bafkreig77h4b65qx7mi… ⏳ 自動起動中… 📡 0ピア ⚡ 0シーダー PQS A84
🔗 IPFS検証 ⚡ Nostr