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1993年の近鉄バファローズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1993年の近鉄バファローズ
成績
パシフィック・リーグ4位
66勝59敗5分 勝率.528[1]
本拠地
都市 大阪府藤井寺市
球場 藤井寺球場
球団組織
オーナー 上山善紀
経営母体 近畿日本鉄道
監督 鈴木啓示
« 1992
1994 »

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1993年の近鉄バファローズ(1993ねんのきんてつバファローズ)では、1993年の近鉄バファローズの動向をまとめる。

この年の近鉄バファローズは、鈴木啓示監督の1年目のシーズンである。

概要

[編集]
近鉄バファローズの当年及び近年のシーズン成績
年 最終成績 リ
丨
グ
試
合
勝 敗 分 勝
率
総
得
点
総
失
点
打
率
本
塁
打
盗
塁
犠
打
四
死
球
O
P
S
防
御
率
完
投
失
策
監
督
1993 リーグ4位4位13066595.528..鈴木啓示
1992 リーグ2位2位13074506.597..仰木彬
1991 リーグ2位2位13077485.616495..3.464371仰木彬
1990 リーグ3位3位13067603.528638..4.3444105仰木彬
1989 日本シリーズ敗退優勝13071545.568..仰木彬
1988 リーグ2位2位13074524.587..仰木彬
1987 リーグ6位6位13052699.430..岡本伊三美
1986 リーグ2位2位130665212.559..岡本伊三美
1985 リーグ3位3位13063607.512..岡本伊三美
1984 リーグ4位4位130586111.487..岡本伊三美
1983 リーグ4位4位130526513.444..関口清治

1989年にチームを9年ぶりの優勝に導き、その後もAクラスを守った仰木彬前監督の勇退を受け、往年の300勝投手・鈴木啓示がこの年から新監督に就任。戦力面では仰木前監督が育てた野茂英雄や吉井理人、石井浩郎などが主力選手に育つなど戦力は前年まで3連覇の西武と大差がなく、この年も優勝候補にあげる声が多かった。梨田昌孝が作戦兼バッテリーコーチで復帰し、鈴木監督は投手コーチに佐藤道郎、ヘッド兼打撃コーチに藤井栄治を招聘し、藤井は開幕して5試合目の4月20日、体調不良により退団した[2]。しかし開幕ダッシュした過去2年と比べて4月を6勝7敗で終える平凡なスタート。6月に12勝7敗と勝ち越して借金を返済しオリックスに代わって3位に浮上するが、7月以降は負け越してAクラス入りが絶望的となった。9月以降は20勝12敗と大きく勝ち越して借金生活から抜け出し西武や日本ハムといった上位陣を脅かしたが、時すでに遅く66勝59敗5分で勝率5割入りこそ果たしたものの最下位に転落した1987年以来のBクラスでシーズンを終えた。投手陣では2年目の高村祐が成績を落としたものの、不動のエース・野茂が4年連続で最多勝を獲得。その一方で野茂は四球や暴投で崩れる試合も目立ったことから鈴木監督の信頼を得られず(投手陣全体でも520四球はリーグワースト)、打撃陣ではベテラン大石大二郎が盗塁王を獲得した。山崎慎太郎は「監督派なんて一人もいなかったですよ。一、二軍の入れ替えだって「え、なんで俺?」みたいなのがよくあった。鈴木さんも頑固だから折れるわけないし、選手と首脳陣の間に完全に溝ができていました。野茂英雄についてはエースだし、やってもらわないと困ると思っていたはずですが、野茂には入団時に「フォームを触らない」との条件があった。でも制球難や肩の調子がよくないということで、鈴木さんが触ろうとしたんです。普通なら触らないでしょ。結果が出なくなるといじられやすいんですよね。野茂もその辺は従順ではないからどちらも歩み寄ろうとしない。鈴木さんは自分の言うことが一番。」[3]と述べている。立花龍司コンディショニングコーチは同年限りで退団した。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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オーダー変遷
開幕:4/105/16/17/18/19/1
1 二大石大二郎 二大石大二郎二大石大二郎二大石大二郎二大石大二郎三大島公一
2 遊吉田剛 遊吉田剛右レイノルズ[注 1]中内匠政博三大島公一二大石大二郎
3 指ブライアント 指ブライアント指ブライアント指ブライアント指ブライアント指ブライアント
4 一石井浩郎 一石井浩郎一石井浩郎一石井浩郎一石井浩郎一石井浩郎
5 三金村義明 右レイノルズ左鈴木貴久右レイノルズ[注 2]右中根仁[注 3]右レイノルズ
6 右レイノルズ 三金村義明中村上隆行左鈴木貴久左鈴木貴久左鈴木貴久
7 中村上隆行 左藤立次郎三金村義明三安達俊也中村上隆行[注 4]中村上隆行
8 捕光山英和 捕光山英和捕光山英和捕光山英和捕山下和彦捕山下和彦
9 左中根仁 中村上隆行遊吉田剛遊真喜志康永遊吉田剛遊吉田剛
投野茂英雄投高村祐投野茂英雄投野茂英雄投小野和義投吉井理人

[4]

1993年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 日本ハム-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武--
2位 西武1.0 日本ハム4.5 日本ハム6.0 日本ハム3.0 日本ハム1.5 日本ハム1.0
3位 オリックス2.5 オリックス5.0 近鉄7.0 オリックス9.5 オリックス7.0 オリックス3.5
4位 近鉄3.0 近鉄6.5 オリックス11.0 近鉄10.5 近鉄12.5 近鉄7.0
5位 ロッテ3.5 ロッテ8.5 ロッテ14.0 ロッテ19.0 ロッテ23.0 ロッテ23.5
6位 ダイエー5.0 ダイエー11.5 ダイエー16.0 ダイエー24.0 ダイエー28.0 ダイエー28.0
期間
成績
6勝7敗1分
勝率.462
11勝11敗1分
勝率.500
12勝7敗
勝率.632
8勝11敗
勝率.421
9勝11敗1分
勝率.450
20勝12敗2分
勝率.625
1993年パシフィック・リーグ成績
順位球団勝敗分勝率差
優勝西武ライオンズ74533.583---
2位日本ハムファイターズ71527.5771.0
3位オリックス・ブルーウェーブ70564.5563.5
4位近鉄バファローズ66595.5287.0
5位千葉ロッテマリーンズ51772.39823.5
6位福岡ダイエーホークス45805.36028.0

[1]

オールスターゲーム1993

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  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ鈴木啓示
投手野茂英雄4
赤堀元之2
二塁手大石大二郎10
内野手石井浩郎2
外野手ブライアント3
  • 太字はファン投票による選出。

個人成績

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投手成績

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  • 色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
 
/野茂英雄32321420171201064243.12012214872761311061003.701.43
/高村祐23225015110581132.1137185241286078734.961.43
/山崎慎太郎2222311950569131.214015491554061553.761.44
/吉井理人2213210550423104.21007252662138312.671.19
/江坂政明2113410830440104.210811320720037322.751.34
/赤堀元之460000662633182.2576361603019141.521.13
/入来智261011055034080.2685336700036303.351.25
/佐野重樹43000023330576.2678272441017172.001.23
/小池秀郎27200034229568.1519450676032303.951.41
/阿波野秀幸22400013024450.26911300380043396.931.95
/高柳出己8710021016133.0466201161020184.912.00
/清川栄治2300001009121.0223522500883.431.29
/佐々木修520001008719.2200905101194.121.48
/小野和義33000110499.212280310998.382.07
/池上誠一20000000183.08010000439.003.00
/山田真実1000000072.02000200114.501.00

打撃成績

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  • 色付きは規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
 
/石井浩郎13055247574147265222498002076525465.309.393.524.917
/ブライアント1275504978312520142273107410246452045.252.320.549.869
/大石大二郎1275474706912110210165493172305103656.257.334.351.685
/レイノルズ1043683364610020118176501280230107414.298.353.524.877
/吉田剛11836731737711031902118101623200695.224.293.284.577
/中根仁1123242933677135812435181011119007313.263.307.423.730
/大島公一9130727934789319611106211708380.280.338.344.682
/鈴木貴久8630427628589010973701122401458.210.274.351.625
/村上嵩幸1043022643871162111243975712901886.269.342.470.812
/光山英和862442172157809922011612000456.263.324.424.747
/内匠政博8624222026567217012104721201360.255.294.318.612
/古久保健二65180163183770559172053504311.227.263.362.625
/金村義明471761541434613511811501512212.221.298.331.629
/安達俊也68139120152541031620121600201.208.297.258.555
/水口栄二5274671020610287623220041.299.310.418.728
/山下和彦33696431421121110041000152.219.215.328.544
/藤立次郎194441614313286202010081.341.357.6831.040
/真喜志康永3033281520070001040051.179.281.250.531
/中谷忠己1516160310041000000051.188.188.250.438
/松久保新吾1515150200020000000061.133.133.133.267
/中村紀洋81291100011000121040.111.250.111.361
/中村良二7870000000010010020.000.125.000.125
/米崎薫臣5661110021000000010.167.167.333.500
/加藤正樹9441110021000000030.250.250.500.750

できごと

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選手・スタッフ

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[5]

表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
ブライアント 本塁打王42本4年ぶり2度目
打点王107打点初受賞
石井浩郎 最多安打147本初受賞
大石大二郎 盗塁王31個6年ぶり4度目
野茂英雄 最多勝利17勝4年連続4度目
最多奪三振276個4年連続4度目
赤堀元之 最優秀救援投手32SP2年連続2度目
ベストナイン
選手名ポジション回数
石井浩郎一塁手初受賞
ブライアント指名打者4年ぶり2度目
ゴールデングラブ賞
選出なし

ドラフト

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  • 網掛けの選手は逆指名による入団
順位選手名守備所属結果
1位 酒井弘樹投手國學院大學入団
2位 西川慎一投手NTT四国入団
3位 大村直之外野手育英高入団
4位 的山哲也捕手新日本製鐵広畑入団
5位 善村一仁内野手愛知工業大学入団

脚注

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注釈

[編集]
  1. ↑ 偵察メンバーの高柳出己と交代。
  2. ↑ 偵察メンバーの山崎慎太郎と交代。
  3. ↑ スタメン発表時は中堅手。
  4. ↑ 偵察メンバーの佐野重樹(右翼手)と交代。

出典

[編集]
  1. 1 2 “年度別成績 1993年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年6月4日閲覧。
  2. ↑ スポーツニッポン『鈴木啓示の我が道』2011年10月26日
  3. ↑ “【山崎慎太郎コラム】93年鈴木啓示新監督が就任 チームに“不協和音”が流れることに – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2021年8月20日閲覧。
  4. ↑ 『1994 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、1993年。ISBN 4-583-03093-2。
  5. ↑ “オリックス・バファローズ Legend Of Bs2013 Miracle!夢が叶ったあの時”. オリックス・バファローズ. 2015年6月4日閲覧。
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