コンテンツにスキップ

1994年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 1994
成績 13勝3敗
地区 NFC西地区優勝
CON NFC1位
結果 スーパーボウル制覇
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー エドワード・デバートロ・ジュニア(英語版)
GM ジョン・マクベイ(英語版)
キャメロン・ポリシー(英語版)
HC ジョージ・シーファート(英語版)
ホーム キャンドルスティック・パーク
« 1993
1995 »

1994年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL45年目のシーズンであり、AAFC時代を含めチーム創設49年目のシーズン。ジョージ・シーファート・ヘッドコーチの6年目のシーズン[1]。

概要

[編集]

1994年シーズンの49ersは、レギュラーシーズンを13勝3敗で終え、NFC西地区3年連続優勝を果たした。プレーオフでは宿敵カウボーイズを遂に撃破し、第29回スーパーボウルでサンディエゴ・チャージャーズを圧倒。NFL史上初となる通算5度目のスーパーボウル制覇を達成した。

攻撃陣:ヤングの記録的シーズン

[編集]

攻撃陣は総得点505点(リーグ1位)を記録し、1試合平均30点を超える圧倒的な破壊力を誇った。 QBスティーブ・ヤングは、パス3,969ヤード、35TD、パス効率指標112.8(当時のNFL新記録)を記録し、自身二度目となるシーズンMVPを受賞した。

WRジェリー・ライスは112キャッチ、1,499ヤード、13TDを記録。第1週のレイダース戦でキャリア通算TD数を127とし、ジム・ブラウンを抜いてNFL歴代1位に躍り出た。RBリッキー・ワターズ、WRジョン・テイラー、TEブレント・ジョーンズらの層も厚く、隙のないオフェンスを展開した[2]。

守備陣の刷新とディオン・サンダースの加入

[編集]

前年の課題であった守備陣を強化するため、球団はFA市場で超大物CBのディオン・サンダースを獲得。さらに、LBケン・ノートン・ジュニア、ゲイリー・プラマー、DEリッキー・ジャクソンら他チームの主力を次々と獲得する「オールスター」級の補強を断行した。

この補強は的中し、平均失点18.5点(リーグ6位)に加え、サンダースが6インターセプト(うち3つがリターンTD)を挙げ、最優秀守備選手賞を受賞。守備の変貌がチームを頂点へと押し上げた[3]。

三度目の正直と第29回スーパーボウル

[編集]

NFCチャンピオンシップゲームでは、3年連続の対戦となったカウボーイズを38-28で撃破。試合開始直後のインターセプトやファンブル奪取で主導権を握り、長年の壁を乗り越えた。

1995年1月29日に行われた第29回スーパーボウルでは、チャージャーズを相手に開始直後からヤングがライスへ連続してTDパスを通す猛攻を見せた。最終的に49-26で完勝し、ヤングはスーパーボウル記録となる6つのTDパスを投じ、MVPに選出された。試合終了直後、ヤングがサイドラインで「この背中の猿を下ろしてくれないか?(Would someone please help get this monkey off my back?)」と叫んだシーンは、49ersの歴史における象徴的な場面となった。

直近のチーム成績

[編集]
49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1994 第29回スーパーボウル制覇1位優勝1330.8126-010-2.465.44731.618.5
1993 NFC決勝敗退2位優勝1060.6254-28-4.469.41929.618.4
1992 NFC決勝敗退1位優勝1420.8756-011-1.461.46026.914.8
1991 レギュラーシーズン敗退7位3位1060.6253-37-5.512.46924.614.9
1990 NFC決勝敗退1位優勝1420.8754-210-2.445.45122.114.9
1989 第24回スーパーボウル制覇1位優勝1420.8755-110-2.457.42927.615.8
1988 第23回スーパーボウル制覇2位優勝1060.6254-28-4.512.51323.118.4
1987 ディビジョナル敗退1位優勝1320.8675-110-1.473.44430.616.9
1986 ディビジョナル敗退3位優勝1051.6563-2-16-5-1.494.41923.415.4
1985 ワイルドカード敗退5位2位1060.6254-27-5.520.48125.716.4
1984 第19回スーパーボウル制覇1位優勝1510.9386-012-0.418.40829.714.2

ドラフト

[編集]

殿堂入りプロボウル選出

サンフランシスコ・49ers 1994 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 7 ブライアント・ヤング DT ノートルダム大学 ATL>IND>RAM>SF
15 SD>SF>RAM
23 SF>DAL
28 ウィリアム・フロイド FB フロリダ州立大学 DAL>SF
2 53 ケビン・ミッチェル LB シラキュース大学 GB>SF
56 SF>RAM
62 タイロン・ドレイクフォード FS バージニア工科大学 DAL>SF
3 84 FA補償(SF)>GB
85 ダグ・ブライエン K カリフォルニア大学 FA補償
87 コーリー・フレミング WR テネシー大学 DEN>SF
92 SF>KC
99 DAL>SF>DEN>ATL
100 FA補償(PHI)>SF>RAM
4 126 SF>RAI>GB
5 149 DEN>SF>GB
153 Anthony Peterson LB ノートルダム大学
6 175 SD>SF>GB
182 リー・ウッドール LB ウェストチェスター大学
190 FA補償(PHI)>SF>GB
7 217 SF>DAL>RAI
主なドラフト外入団選手
巡全体選手Pos.大学備考
外 - ジェフ・ガルシア QB サンノゼ州立大学

プレシーズン

[編集]
サンフランシスコ・49ers 1994(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考
P18/5(金)8/6(土)@アリゾナ・カージナルス7-17
P28/12(金)8/13(土)デンバー・ブロンコス20-3
P38/18(木)8/19(金)@サンディエゴ・チャージャーズ30-24
P48/26(金)8/27(土)シアトル・シーホークス13-9

レギュラーシーズン

[編集]
1994年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 チーフス オイラーズ ビルズ 49ers ライオンズ カウボーイズ
2位 レイダース スティーラーズ ドルフィンズ セインツ バイキングス ジャイアンツ
3位 ブロンコス ブラウンズ ジェッツ ファルコンズ パッカーズ イーグルス
4位 チャージャーズ ベンガルズ ペイトリオッツ ラムズ ベアーズ カージナルス
5位 シーホークス コルツ バッカニアーズ レッドスキンズ

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 1994
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/5(月)9/6(火)ロサンゼルス・レイダース (0-1)44-141-0
29/11(日)9/12(月)@カンザスシティ・チーフス (2-0)17-241-1
39/18(日)9/19(月)@ロサンゼルス・ラムズ (1-2)34-192-1
49/25(日)9/26(月)ニューオーリンズ・セインツ (1-3)24-133-1
510/2(日)10/3(月)フィラデルフィア・イーグルス (3-1)8-403-2
610/9(日)10/10(月)@デトロイト・ライオンズ (2-4)27-214-2
710/16(日)10/17(月)@アトランタ・ファルコンズ (4-3)42-35-2
810/23(日)10/24(月)タンパベイ・バッカニアーズ (2-5)41-166-2
9Bye Week
1011/6(日)11/7(月)@ワシントン・レッドスキンズ (2-8)37-227-2
1111/13(日)11/14(月)ダラス・カウボーイズ (8-2)21-148-2
1211/20(日)11/21(月)ロサンゼルス・ラムズ (4-7)31-279-2
1311/28(月)11/29(火)@ニューオーリンズ・セインツ (4-8)35-1410-2
1412/4(日)12/5(月)アトランタ・ファルコンズ (6-7)50-1411-2
1512/11(日)12/12(月)@サンディエゴ・チャージャーズ (9-5)38-1512-2
1612/17(土)12/18(日)デンバー・ブロンコス (7-8)42-1913-2
1712/26(月)12/27(火)@ミネソタ・バイキングス (10-6)14-2113-3

順位表

[編集]
NFC西地区 1994
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(1)サンフランシスコ・49ers1330.8126-010-250529631.618.5.447.465
ニューオーリンズ・セインツ790.4384-26-634840721.825.4.393.520
アトランタ・ファルコンズ790.4382-46-631738519.824.1.384.492
ロサンゼルス・ラムズ4120.2500-62-1028636517.922.8.516.523
NFC 1994
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1サンフランシスコ・49ers西1330.8126-010-2.447.465
2ダラス・カウボーイズ東1240.7507-19-3.406.469
3ミネソタ・バイキングス中1060.6255-38-4.550.531
ワイルドカード
4グリーンベイ・パッカーズ中970.5626-28-4.458.512
5デトロイト・ライオンズ中970.5624-47-5.521.555
6シカゴ・ベアーズ中970.5623-56-6.438.496
7ニューヨーク・ジャイアンツ東970.5626-26-6.389.461
8アリゾナ・カージナルス東880.5004-45-7.383.469
9フィラデルフィア・イーグルス東790.4383-56-6.420.508
10ニューオーリンズ・セインツ西790.4384-26-6.393.520
11アトランタ・ファルコンズ西790.4382-46-6.384.492
12タンパベイ・バッカニアーズ中6100.3752-65-9.385.488
13ロサンゼルス・ラムズ西4120.2500-62-10.516.523
14ワシントン・レッドスキンズ東3130.1880-82-12.396.504
タイブレーク
・ ベアーズ・ライオンズ・パッカーズ(同地区):直接対決の成績によりパッカーズが上位
・ ファルコンズ・セインツ(同地区):直接対決の成績によりセインツが上位
・ パッカーズ・ジャイアンツ:カンファレンス内勝率によりパッカーズが上位
・ ライオンズ・ジャイアンツ:カンファレンス内勝率によりライオンズが上位
・ ジャイアンツ・ベアーズ:共通の対戦相手との勝率によりベアーズが上位
・ セインツ・イーグルス:共通の対戦相手との勝率によりイーグルスが上位

プレーオフ

[編集]
                                   
1994年12月31日
ジョー・ロビー・スタジアム
  1月8日
ジャック・マーフィー・スタジアム
         
 6  チーフス  17
 3  ドルフィンズ  21
 3  ドルフィンズ  27     1月15日
スリー・リバース・スタジアム
 2  チャージャーズ  22  
AFC
1995年1月1日
クリーブランド・スタジアム
 2  チャージャーズ  17
1月7日
スリー・リバース・スタジアム
   1  スティーラーズ  13  
 5  ペイトリオッツ  13 AFC チャンピオンシップ
 4  ブラウンズ  9
 4  ブラウンズ  20   1月29日
ジョー・ロビー・スタジアム
 1  スティーラーズ  29  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
1994年12月31日
ランボー・フィールド
 A2  チャージャーズ  26
1月8日
テキサス・スタジアム
   N1  49ers  49
 5  ライオンズ  12 第29回スーパーボウル
 4  パッカーズ  9
 4  パッカーズ  16     1月15日
キャンドルスティック・パーク
 2  カウボーイズ  35  
NFC
1995年1月1日
HHHメトロドーム
 2  カウボーイズ  28
1月7日
キャンドルスティック・パーク
   1  49ers  38  
 6  ベアーズ  35 NFC チャンピオンシップ
 6  ベアーズ  15
 3  バイキングス  18  
 1  49ers  44  

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “1994 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1994 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年2月3日閲覧。
  3. ↑ “San Francisco 49ers Team History: 1980s”. 49ers.com. 2026年2月3日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: 未登録 IPFS未登録 📡 0ピア PQS A84