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1997年の西武ライオンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1997年の西武ライオンズ
成績
日本シリーズ敗退
日本S 1勝4敗(対ヤクルト)[1]
パシフィック・リーグ優勝
76勝56敗3分 勝率.576[2]
本拠地
都市 埼玉県所沢市
球場 西武ライオンズ球場
球団組織
オーナー 堤義明
経営母体 コクド
監督 東尾修
スローガン
Hit!Foot!Get!
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1998 »

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1997年の西武ライオンズでは、1997年における西武ライオンズの動向をまとめる。

この年の西武ライオンズは、東尾修監督の3年目のシーズンであり、3年ぶり17度目(1994年以来)のリーグ優勝を果たしたシーズンである。

概要

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1994年を最後に2シーズンに渡り優勝を逃したチームだが、シーズンオフに清原和博が巨人へFA移籍。打線は前年の後半に台頭した松井稼頭央・大友進・髙木大成と俊足の選手を上位に並べ、松井の62盗塁を筆頭に控え選手を含め二桁盗塁を記録した選手は7名を数え、チーム盗塁数は200個に到達した。主軸打者では前年8年目で28本塁打を記録した垣内哲也は3本塁打と不振に陥ったが、この年から4番に入った鈴木健が奮闘した。清原の穴埋めとして入団したドミンゴ・マルティネスと佐々木誠までの4番から6番がいずれも打率.300以上を記録するなど、チーム打率、得点数はリーグ1位。

投手陣では、先発では沢村賞を獲得した西口文也を中心に、リリーフから転向した潮崎哲也、この年台頭した豊田清、抑えとして頭角を現した石井貴の4人が二桁勝利を記録した。リリーフ陣はリーグ最多登板の橋本武広に加え、後半からはこのシーズン前に横浜から移籍してきたデニー友利、石井に代わって抑えを務めたルーキーの森慎二が頭角を現した。

ペナントレースは6月終了時点でオリックスに4.5ゲーム差をつけられていたが、7月以降調子を上げていき、8月の直接対決に勝ち越して首位を奪取。その後も息切れしたオリックスとのゲーム差を広げ、優勝マジック1で迎えた10月3日のダイエー戦10回裏に、鈴木健のサヨナラホームランで3年ぶりの優勝を決めた。

日本シリーズは1993年以来4年ぶりにヤクルトとの対決となったが、国歌斉唱で西武の選手が整列しないのを見たヤクルトの野村克也監督から「昔の西武はそんなチームじゃなかった」と批判された。本拠西武球場での開幕をエース西口で落とした後、田辺徳雄のサヨナラ打で第2戦を取り返して1勝1敗としたが、敵地神宮での第3戦以降は豊田の故障離脱による不在の影響で先発投手不足に陥り、松井・大友ら俊足選手もヤクルトバッテリーに封じられ1勝4敗で敗退した。

7月10日の近鉄戦、9回表無死一、二塁の西武攻撃の場面で、奈良原浩が牽制でタッチアウトになり、そのジャッジに怒った奈良原は丹波幸一塁審に対して胸を突いたため退場となった。東尾が抗議し、丹波塁審が抗議を受けなかったことから、東尾が丹波の胸を突き退場を宣告されたことで、丹波を蹴るなどの暴力行為を行い、パ・リーグ関係者が仲裁に入る騒動になった。翌日に東尾は3試合の出場停止、罰金10万円の処分を受けた。東尾の出場停止期間はヘッドコーチの須藤豊が監督代行を務めた。

プロ野球脱税事件に関わっていたバッテリーコーチの大石友好は解任された。

西武ライオンズの当年及び近年のシーズン成績
年 最終成績 リ
丨
グ
試
合
勝 敗 分 勝
率
総
得
点
総
失
点
打
率
本
塁
打
盗
塁
犠
打
四
死
球
O
P
S
防
御
率
完
投
失
策
監
督
1997 日本シリーズ敗退優勝13576563.576..東尾修
1996 リーグ3位3位13062644.492..東尾修
1995 リーグ3位3位13067576.540..東尾修
1994 日本シリーズ敗退優勝13076522.594..森祇晶
1993 日本シリーズ敗退優勝13074533.583..森祇晶
1992 日本一優勝13080473.630..森祇晶
1991 日本一優勝13081436.653439..3.224838森祇晶
1990 日本一優勝13081454.643487..3.484665森祇晶
1989 リーグ3位3位13069538.566..森祇晶
1988 日本一優勝13073516.589..森祇晶
1987 日本一優勝130714514.612..森祇晶

チーム成績

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レギュラーシーズン

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オーダー変遷
開幕:4/55/16/17/18/19/2優勝:10/3
1 中大友進 中大友進遊松井稼頭央中大友進遊松井稼頭央遊松井稼頭央遊松井稼頭央
2 遊松井稼頭央 遊松井稼頭央二高木浩之遊松井稼頭央中大友進中大友進中大友進
3 指髙木大成 一髙木大成一髙木大成一髙木大成一髙木大成一髙木大成一髙木大成
4 三鈴木健 三鈴木健三鈴木健三鈴木健三鈴木健三鈴木健三鈴木健
5 一マルティネス 指金村義明指マルティネス指マルティネス指マルティネス指マルティネス指マルティネス
6 右佐々木誠 右佐々木誠右佐々木誠右佐々木誠右佐々木誠右佐々木誠右佐々木誠
7 左垣内哲也 左河田雄祐中原井和也左大塚光二左河田雄祐左垣内哲也左河田雄祐
8 捕伊東勤 捕伊東勤捕伊東勤捕伊東勤捕伊東勤捕伊東勤捕伊東勤
9 二奈良原浩 二高木浩之左笘篠誠治二高木浩之二高木浩之二原井和也二高木浩之
投西口文也投豊田清投潮崎哲也投西口文也投横田久則投石井丈裕投潮崎哲也

[3]

1997年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 オリックス-- 西武-- オリックス-- オリックス-- 西武-- 西武--
2位 ロッテ オリックス4.0 西武4.5 西武2.0 オリックス3.0 オリックス5.0
3位 ダイエー0.5 ダイエー5.0 ダイエー5.5 ダイエー3.5 近鉄10.5 近鉄7.5
4位 近鉄 日本ハム5.5 日本ハム8.0 日本ハム8.5 日本ハム11.5 日本ハム14.0
5位 西武1.0 ロッテ7.0 近鉄13.5 近鉄10.5 ダイエー12.0 ダイエー
6位 日本ハム 近鉄8.5 ロッテ13.5 ロッテ11.5 ロッテ14.0 ロッテ19.5
1997年パシフィック・リーグ成績
順位球団勝敗分勝率差
優勝西武ライオンズ76563.576---
2位オリックス・ブルーウェーブ71613.5385.0
3位近鉄バファローズ68634.5197.5
4位日本ハムファイターズ63711.47014.0
5位福岡ダイエーホークス63711.47014.0
6位千葉ロッテマリーンズ57762.42919.5

日本シリーズ

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1997年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月18日(土)第1戦ヤクルトスワローズ1 - 0西武ライオンズ西武ライオンズ球場
10月19日(日)第2戦ヤクルトスワローズ5 - 6x西武ライオンズ
10月20日(月)移動日
10月21日(火)第3戦西武ライオンズ3 - 5ヤクルトスワローズ明治神宮野球場
10月22日(水)第4戦西武ライオンズ1 - 7ヤクルトスワローズ
10月23日(木)第5戦西武ライオンズ0 - 3ヤクルトスワローズ
優勝:ヤクルトスワローズ(2年ぶり4回目)

[1]

オールスターゲーム1997

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  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ東尾修
投手西口文也2
石井貴初
豊田清初
捕手髙木大成初
伊東勤14
遊撃手松井稼頭央初
内野手鈴木健初
  • 太字はファン投票による選出。

できごと

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選手・スタッフ

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[4]

表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
西口文也 最優秀選手初受賞
最多勝利15勝初受賞
最多奪三振192個初受賞
最高勝率.750初受賞
沢村賞初受賞
松井稼頭央 盗塁王62個初受賞
鈴木健 最高出塁率.431初受賞
橋本武広 最多ホールド投手25H初受賞
ベストナイン
選手名ポジション回数
西口文也投手初受賞
伊東勤捕手5年ぶり8度目
鈴木健三塁手初受賞
松井稼頭央遊撃手初受賞
佐々木誠外野手2年ぶり6度目
マルティネス指名打者初受賞
ゴールデングラブ賞
選手名ポジション回数
西口文也投手初受賞
伊東勤捕手2年ぶり10度目
髙木大成一塁手初受賞
松井稼頭央遊撃手初受賞

ドラフト

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  • 網掛けの選手は逆指名による入団
順位選手名守備所属結果
1位 安藤正則投手専修大学入団
2位 佐藤友紀投手神戸弘陵学園高入団
3位 鳥谷部健一投手柏陵高入団
4位 土肥義弘投手プリンスホテル入団
5位 大島寛投手デュプロ入団
6位 芝崎和広投手大和銀行入団
7位 平良幸一投手沖縄電力入団

出典

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  1. 1 2 “1997年度日本シリーズ”. 日本野球機構. 2016年5月31日閲覧。
  2. ↑ “年度別成績 1997年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2016年5月31日閲覧。
  3. ↑ 『1998 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、1997年。ISBN 4-583-03485-7。
  4. ↑ “西武ライオンズ公式HP 背番号の歴史”. 埼玉西武ライオンズ. 2016年5月31日閲覧。
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