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1998年シーズンのカンザスシティ・チーフス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カンザスシティ・チーフス 1998
成績 7勝9敗
地区 AFC西地区4位
CON AFC11位
結果 レギュラーシーズン敗退
オールプロ 選出なし
プロボウル
組織
オーナー ラマー・ハント
GM カール・ピーターソン(英語版)
HC マーティ・ショッテンハイマー
ホーム アローヘッド・スタジアム
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1998年シーズンは、カンザスシティ・チーフスのチーム創設39年目のシーズンであり、AFL時代を除きNFL29年目のシーズン。マーティ・ショッテンハイマー・ヘッドコーチの10年目で最後ののシーズン[1]。

概要

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1998年シーズンのチーフスは、最終成績7勝9敗に終わり、AFC西地区4位に沈んだ。1989年のマーティ・ショッテンハイマー就任以来、初めて負け越しを記録し、1990年代を通じて維持してきた強豪としての地位に影を落とした。

最大の要因は、前年リーグ1位(平均14.5失点)を誇った守備の劇的な悪化である。1試合平均の失点数は22.7点まで跳ね上がり、リーグ22位へと急落した。それでも、LB デリック・トーマスは孤軍奮闘し、シーズン合計で12.0サックを記録。特に開幕戦となった9月6日のオークランド・レイダース戦では、一人で6.0サックを挙げる驚異的なパフォーマンスを見せ、自身が持つNFL記録(7サック)に迫る健在ぶりを示した[2]。

QBの併用と「マーティ・ボール」の限界

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攻撃陣では、QB エルビス・ガーバックとリッチ・ギャノンの併用が、結果としてチームのアイデンティティを不透明にした。前年のプレーオフから続くQB論争の末、肩の強さを評価されたガーバックが10試合、機動力に秀でるギャノンが6試合に先発したが、状況に応じて両者が入れ替わる不安定な起用が続いた。

この優柔不断とも取れる采配と、前年に引退したマーカス・アレンの穴を埋めきれなかった得点力不足は、ショッテンハイマーが掲げる保守的な戦術「マーティ・ボール」への不信感を決定的なものとした。

ショッテンハイマー時代の幕引き

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シーズンが進むにつれ、同地区ライバルのデンバー・ブロンコス(この年スーパーボウル連覇)に対して一度も勝てなかったことは、組織全体の閉塞感を象徴していた。

1999年1月、レギュラーシーズン終了直後にショッテンハイマーはヘッドコーチを辞任した。10年間で101勝を挙げ、チーフスを「常に勝てるチーム」へと変貌させた功労者であったが、ついにスーパーボウルの地を踏むことなくアローヘッドを去った。これは、カンザスシティにおける一つの時代の終焉を意味していた。

直近のチーム成績

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チーフス の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1998 レギュラーシーズン敗退11位4位790.4384-44-8.543.45520.422.7
1997 ディビジョナル敗退1位優勝1330.8127-19-3.484.44223.414.5
1996 レギュラーシーズン敗退7位2位970.5624-45-7.551.52818.618.8
1995 ディビジョナル敗退1位優勝1330.8128-010-2.469.45222.415.1
1994 ワイルドカード敗退6位2位970.5624-46-6.496.49319.918.6
1993 AFC決勝敗退3位優勝1150.6887-19-3.516.48920.518.2
1992 ワイルドカード敗退5位2位1060.6256-28-4.477.41921.817.6
1991 ディビジョナル敗退4位2位1060.6256-28-4.531.46320.115.8
1990 ワイルドカード敗退5位2位1150.6885-37-5.441.42023.116.1
1989 レギュラーシーズン敗退6位2位871.5313-56-7-1.494.45319.917.9
1988 レギュラーシーズン敗退14位5位4111.2812-64-9-1.500.58615.920.0

ドラフト

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殿堂入りプロボウル選出

カンザスシティ・チーフス 1998 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 27 ヴィクター・ライリー OT オーバーン大学
2 59 KC>OAK>TB>SD
3 88 ラシャーン・シーヒー RB ワシントン大学
4 120 Greg Favors LB ミシシッピ州立大学
5 128 Robert Williams CB ノースカロライナ大学 CHI>KC
150 KC>GB
6 181 Derrick Ransom DT シンシナティ大学
7 216 エリック・ウォーフィールド CB ネブラスカ大学
224 アーネスト・ブラックウェル RB ミシシッピ大学 FA補償
主なドラフト外入団選手
巡全体選手Pos.大学備考
外 - エリック・ヒックス DE メリーランド大学

プレシーズン

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カンザスシティ・チーフス 1998(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考
HOF8/1(土)8/2(日)グリーンベイ・パッカーズ24-27日本の旗 東京ドーム
P18/8(土)8/9(日)@タンパベイ・バッカニアーズ17-13
P28/15(土)8/16(日)@ミネソタ・バイキングス0-34
P38/22(土)8/23(日)ジャクソンビル・ジャガーズ22-21
P48/28(金)8/29(土)セントルイス・ラムズ6-10

レギュラーシーズン

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1998年シーズンのチーフスの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 チーフス スティーラーズ ペイトリオッツ 49ers パッカーズ ジャイアンツ
2位 ブロンコス ジャガーズ ドルフィンズ パンサーズ バッカニアーズ レッドスキンズ
3位 シーホークス オイラーズ ジェッツ ファルコンズ ライオンズ イーグルス
4位 レイダース ベンガルズ ビルズ セインツ バイキングス カウボーイズ
5位 チャージャーズ レイブンズ コルツ ラムズ ベアーズ カージナルス

 :1度対戦  :2度対戦

カンザスシティ・チーフス 1998
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/6(日)9/7(月)オークランド・レイダース (0-1)28-81-0
29/13(日)9/14(月)@ジャクソンビル・ジャガーズ (2-0)16-211-1
39/20(日)9/21(月)サンディエゴ・チャージャーズ (2-1)23-72-1
49/27(日)9/28(月)@フィラデルフィア・イーグルス (0-4)24-213-1
510/4(日)10/5(月)シアトル・シーホークス (3-2)17-64-1
610/11(日)10/12(月)@ニューイングランド・ペイトリオッツ (4-1)10-404-2
7Bye Week
810/26(月)10/27(火)ピッツバーグ・スティーラーズ (5-2)13-204-3
911/1(日)11/2(月)ニューヨーク・ジェッツ (5-3)17-204-4
1011/8(日)11/9(月)@シアトル・シーホークス (5-4)12-244-5
1111/16(月)11/17(火)デンバー・ブロンコス (10-0)7-304-6
1211/22(日)11/23(月)@サンディエゴ・チャージャーズ (5-6)37-384-7
1311/29(日)11/30(月)アリゾナ・カージナルス (6-6)34-245-7
1412/6(日)12/7(月)@デンバー・ブロンコス (13-0)31-355-8
1512/13(日)12/14(月)ダラス・カウボーイズ (8-6)20-176-8
1612/20(日)12/21(月)@ニューヨーク・ジャイアンツ (7-8)7-286-9
1712/26(土)12/27(日)@オークランド・レイダース (8-8)31-247-9

順位表

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AFC西地区 1998
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(1)デンバー・ブロンコス1420.8758-011-150130931.319.3.438.453
オークランド・レイダース880.5004-45-728835618.022.2.438.508
シアトル・シーホークス880.5003-55-737231023.219.4.359.492
カンザスシティ・チーフス790.4384-44-832736320.422.7.455.543
サンディエゴ・チャージャーズ5110.3121-74-824134215.121.4.425.496
タイブレーク
・ レイダース・シーホークス:直接対決の成績によりレイダースが上位

[3]

AFC 1998
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1デンバー・ブロンコス西1420.8758-011-1.438.453
2ニューヨーク・ジェッツ東1240.7507-110-2.531.496
3ジャクソンビル・ジャガーズ中1150.6886-28-4.381.473
ワイルドカード
4マイアミ・ドルフィンズ東1060.6254-47-5.425.531
5バッファロー・ビルズ東1060.6254-47-5.431.473
6ニューイングランド・ペイトリオッツ東970.5624-47-5.458.555
7テネシー・オイラーズ中880.5007-17-5.398.492
8オークランド・レイダース西880.5004-45-7.438.508
9シアトル・シーホークス西880.5003-55-7.359.492
10ピッツバーグ・スティーラーズ中790.4383-55-7.473.461
11カンザスシティ・チーフス西790.4384-44-8.455.543
12ボルチモア・レイブンズ中6100.3752-65-7.354.473
13サンディエゴ・チャージャーズ西5110.3121-74-8.425.496
14インディアナポリス・コルツ東3130.1881-73-9.417.547
15シンシナティ・ベンガルズ中3130.1882-62-10.396.539
タイブレーク
・ ビルズ・ドルフィンズ(同地区):得失点順位の和(Conf)によりドルフィンズが上位
・ レイダース・シーホークス(同地区):直接対決の成績によりレイダースが上位
・ レイダース・オイラーズ:カンファレンス内勝率によりオイラーズが上位
・ スティーラーズ・チーフス:カンファレンス内勝率によりスティーラーズが上位
・ ベンガルズ・コルツ:カンファレンス内勝率によりコルツが上位

[4]

参照

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脚注

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出典

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  1. ↑ “1998 Kansas City Chiefs Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1998 Kansas City Chiefs Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年2月8日閲覧。
  3. ↑ “1998 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  4. ↑ “1998 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

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