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1998年シーズンのサンディエゴ・チャージャーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンディエゴ・チャージャーズ 1998
成績 5勝11敗
地区 AFC西地区5位
CON AFC13位
結果 レギュラーシーズン敗退
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー アレックス・スパノス(英語版)
HC ケビン・ギルブライト(英語版) (解雇:2勝4敗)
ジューン・ジョーンズ(英語版) (解雇:3勝7敗)
ホーム クアルコム・スタジアム
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1998年シーズンは、サンディエゴ・チャージャーズのチーム創設39年目のシーズンであり、NFLとAFLの統合に伴いNFLに参入して29年目のシーズン。ケビン・ギルブライト・ヘッドコーチの2年目のシーズン[1]。

概要

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未来を売ったドラフト

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前年に4勝12敗と低迷したチャージャーズは、1998年のドラフトで「勝負」に出た。全体3位指名権の順位を1つ上げるためだけに将来の1巡目・2巡目指名権を含む複数の資産を放出し、アリゾナ・カージナルスから全体2位指名権を獲得したのである。狙いはただ一人、強肩の怪物ライアン・リーフであった。

インディアナポリス・コルツがペイトン・マニングを1位指名した直後、チャージャーズは歓喜と共にリーフを指名。地元サンディエゴは、1994年のスーパーボウル出場以来の熱狂に包まれ、誰もが「黄金時代の再来」を確信していた。

アローヘッドの悪夢

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シーズンは、これ以上ないほど順調な滑り出しを見せた。リーフの先発で開幕2連勝を飾り、誰もが「やはりリーフは本物だ」と口にした。しかし、第3週のカンザスシティ・チーフス戦で、その幻想は音を立てて崩れ去る。

雨のアローヘッド・スタジアムで、リーフはプロの厳しい洗礼を浴びた。パス15本中成功はわずか1本、獲得ヤードは4ヤード。 さらに2インターセプト、3ファンブルロストという、絶望的な数字を並べた。この試合を境に、リーフの自信は完全に潰え、チーム全体が急激に失速していくことになる。

崩壊する精神

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リーフの問題は、フィールド上だけに留まらなかった。不振を指摘するメディアに対し、ロッカールームでカメラに向かって「俺に触るな!話しかけるな!」と怒鳴り散らす姿が全米に放送され、彼の未熟さと精神的な脆さが露呈した。

リーダーとしての資質を問われたリーフは、チームメイトやコーチ陣とも距離を置くようになり、ロッカールームは修復不可能なほどに分断された。強固な守備陣が失点リーグ7位(300点)と奮闘し、後に殿堂入りするLB ジュニア・セアウが孤軍奮闘したものの、攻撃陣がリーグ最下位の得点力(241点)では勝てるはずもなかった。

史上最大の「バスト(期待外れ)」への転落 

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最終成績は5勝11敗。リーフはシーズン途中でベンチに下げられ、スタッツはパス1,289ヤード、2TD、15INTという惨憺たる結果に終わった。ドラフトで指名権を乱発したツケは重く、チームは再建の機会さえも失っていた。

「準備の男」マニングが28INTを投げながらも前を向いたのと対照的に、「才能の男」リーフはこの1年で完全に心を折られ、NFL史上最大の失敗作という不名誉なレッテルを貼られることとなった。

直近のチーム成績

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チャージャーズ の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
1998 レギュラーシーズン敗退13位5位5110.3121-74-8.496.42515.121.4
1997 レギュラーシーズン敗退14位5位4120.2501-73-9.521.30516.626.6
1996 レギュラーシーズン敗退8位3位880.5005-37-5.551.52319.423.5
1995 ワイルドカード敗退6位2位970.5624-46-6.543.45120.120.2
1994 第29回スーパーボウル敗戦2位優勝1150.6886-29-3.484.44323.819.1
1993 レギュラーシーズン敗退8位4位880.5003-56-6.531.50020.118.1
1992 ディビジョナル敗退3位優勝1150.6885-39-5.445.36920.915.1
1991 レギュラーシーズン敗退12位5位4120.2502-63-9.543.54717.121.4
1990 レギュラーシーズン敗退10位4位6100.3752-65-9.504.36519.717.6
1989 レギュラーシーズン敗退12位5位6100.3754-44-8.535.54216.618.1
1988 レギュラーシーズン敗退12位4位6100.3753-54-8.484.39614.420.8

ドラフト

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殿堂入りプロボウル選出

サンディエゴ・チャージャーズ 1998 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 2 ライアン・リーフ QB ワシントン州立大学 ARI>SD
3 SD>ARI
2 33 SD>ARI
59 ミハイル・リックス TE スティーブン・F・オースティン州立大学 KC>OAK>TB>SD
3 66 SD>PIT
4 96 SD>STL
5 126 セドリック・ハーデン DE フロリダ農工大学
6 155 クリフォード・アイボリー] CB トロイ州立大学
7 194 Jon Haskins LB スタンフォード大学
234 Kio Sanford WR ケンタッキー大学 FA補償
補足ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
補2 - ジャマール・ウィリアムズ DT オクラホマ州立大学
主なドラフト外入団選手
巡全体選手Pos.大学備考
外 - ディミンゴ・グラハム G ホフストラ大学
外 - ケンディル・ジェイコックス G カンザス州立大学

プレシーズン

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サンディエゴ・チャージャーズ 1998(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考
P18/8(土)8/9(日)サンフランシスコ・49ers27-21
P28/15(土)8/16(日)セントルイス・ラムズ41-27
P38/22(土)8/23(日)@インディアナポリス・コルツ33-3
P48/28(金)8/29(土)@ミネソタ・バイキングス28-42

レギュラーシーズン

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1998年シーズンのチャージャーズの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 チーフス スティーラーズ ペイトリオッツ 49ers パッカーズ ジャイアンツ
2位 ブロンコス ジャガーズ ドルフィンズ パンサーズ バッカニアーズ レッドスキンズ
3位 シーホークス オイラーズ ジェッツ ファルコンズ ライオンズ イーグルス
4位 レイダース ベンガルズ ビルズ セインツ バイキングス カウボーイズ
5位 チャージャーズ レイブンズ コルツ ラムズ ベアーズ カージナルス

 :1度対戦  :2度対戦

サンディエゴ・チャージャーズ 1998
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/6(日)9/7(月)バッファロー・ビルズ (0-1)16-141-0
29/13(日)9/14(月)@テネシー・オイラーズ (1-1)13-72-0
39/20(日)9/21(月)@カンザスシティ・チーフス (2-1)7-232-1
49/27(日)9/28(月)ニューヨーク・ジャイアンツ (2-2)16-342-2
510/4(日)10/5(月)@インディアナポリス・コルツ (1-4)12-172-3
610/11(日)10/12(月)@オークランド・レイダース (4-2)6-72-4
710/18(日)10/19(月)フィラデルフィア・イーグルス (1-6)13-103-4
810/25(日)10/26(月)シアトル・シーホークス (4-3)20-273-5
9Bye Week
1011/8(日)11/9(月)@デンバー・ブロンコス (9-0)10-273-6
1111/15(日)11/16(月)ボルチモア・レイブンズ (3-7)14-134-6
1211/22(日)11/23(月)カンザスシティ・チーフス (4-7)38-375-6
1311/29(日)11/30(月)デンバー・ブロンコス (12-0)16-315-7
1412/6(日)12/7(月)@ワシントン・レッドスキンズ (4-9)20-245-8
1512/13(日)12/14(月)@シアトル・シーホークス (7-7)17-385-9
1612/20(日)12/21(月)オークランド・レイダース (8-7)10-175-10
1712/27(日)12/28(月)@アリゾナ・カージナルス (9-7)13-165-11

順位表

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AFC西地区 1998
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(1)デンバー・ブロンコス1420.8758-011-150130931.319.3.438.453
オークランド・レイダース880.5004-45-728835618.022.2.438.508
シアトル・シーホークス880.5003-55-737231023.219.4.359.492
カンザスシティ・チーフス790.4384-44-832736320.422.7.455.543
サンディエゴ・チャージャーズ5110.3121-74-824134215.121.4.425.496
タイブレーク
・ レイダース・シーホークス:直接対決の成績によりレイダースが上位

[2]

AFC 1998
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1デンバー・ブロンコス西1420.8758-011-1.438.453
2ニューヨーク・ジェッツ東1240.7507-110-2.531.496
3ジャクソンビル・ジャガーズ中1150.6886-28-4.381.473
ワイルドカード
4マイアミ・ドルフィンズ東1060.6254-47-5.425.531
5バッファロー・ビルズ東1060.6254-47-5.431.473
6ニューイングランド・ペイトリオッツ東970.5624-47-5.458.555
7テネシー・オイラーズ中880.5007-17-5.398.492
8オークランド・レイダース西880.5004-45-7.438.508
9シアトル・シーホークス西880.5003-55-7.359.492
10ピッツバーグ・スティーラーズ中790.4383-55-7.473.461
11カンザスシティ・チーフス西790.4384-44-8.455.543
12ボルチモア・レイブンズ中6100.3752-65-7.354.473
13サンディエゴ・チャージャーズ西5110.3121-74-8.425.496
14インディアナポリス・コルツ東3130.1881-73-9.417.547
15シンシナティ・ベンガルズ中3130.1882-62-10.396.539
タイブレーク
・ ビルズ・ドルフィンズ(同地区):得失点順位の和(Conf)によりドルフィンズが上位
・ レイダース・シーホークス(同地区):直接対決の成績によりレイダースが上位
・ レイダース・オイラーズ:カンファレンス内勝率によりオイラーズが上位
・ スティーラーズ・チーフス:カンファレンス内勝率によりスティーラーズが上位
・ ベンガルズ・コルツ:カンファレンス内勝率によりコルツが上位

[3]

参照

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脚注

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出典

[編集]
  1. ↑ “1998 San Diego Chargers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “1998 NFL Division Standings”. 2025年2月14日閲覧。
  3. ↑ “1998 NFL Conference Standings”. 2025年2月14日閲覧。

外部リンク

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