2-ブロモブタン
| 物質名 | |
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| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| バイルシュタイン | 505949 |
| ChEMBL | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.001.037 |
| EC番号 |
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| MeSH | 2-bromobutane |
PubChem CID |
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| RTECS number |
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| 国連/北米番号 | 2339 |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C4H9Br | |
| モル質量 | 137.020 g·mol−1 |
| 外観 | 無色ないしわずかに黄色の、透明な液体[3] |
| 匂い | 芳香[3] |
| 密度 | 1.255 g mL−1 |
| 融点 | −112 °C (−170 °F; 161 K)[2] |
| 沸点 | 91 °C (196 °F; 364 K)[2] |
| 不溶 | |
| 有機溶媒への溶解度 | アルコール、エーテルに可溶。アセトン、四塩化炭素、メタノール、脂肪族及び芳香族炭化水素等に溶解 |
| log POW | 2.672 |
| 屈折率 (nD) | 1.437 |
| 熱化学 | |
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−156 kJ mol−1 |
| 標準燃焼熱 ΔcH |
−2.706–−2.704 MJ mol−1 |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H225 | |
| P210 | |
| 引火点 | 21 °C (70 °F; 294 K) |
| 265 °C (509 °F; 538 K)[2] | |
| 爆発限界 | 2.6 vol% - 6.6 vol% [2] |
| 関連する物質 | |
| 関連するアルカン | |
2-ブロモブタン(英: 2-Bromobutane)とは、化学式C4H9Brで表される有機臭素化合物であり、ハロゲン化アルキルの1種でもある。sec-ブチルブロミド、メチルエチルブロモメタンなどとも呼ばれる。構造異性体には、1-ブロモブタン、2-ブロモ-2-メチルプロパンがある。
性質
[編集]常温常圧において、2-ブロモブタンは芳香のある無色の液体で、比較的安定している。ただし、引火性があるため扱いには注意を要する [4] 。 臭素に結合した炭素原子が他の2個の炭素に結合していることから、第2級アルキルハライドと呼ばれる。また、この臭素が結合した炭素は不斉中心であるため、2-ブロモブタンは1対の鏡像異性体を持つ。
合成
[編集]2-ブロモブタンは、1-ブテンに対して臭化水素を付加することで合成できる。この際、中間体として第1級カルボカチオンよりも第2級カルボカチオンの方が圧倒的に安定性が高いため、2-ブチルカチオンを生じやすく、この付加反応による主生成物は2-ブロモブタンになる。2-ブチルカチオンの正電荷を持った炭素はsp2混成軌道を持った平面構造であるため、臭化物イオンによる求核攻撃は、この平面のどちらからも同じ確率で発生するため、この合成方法で生成した2-ブロモブタンはラセミ化する [5]。
反応
[編集]2-ブロモブタンには、ハロゲンのうち臭素が結合しており、この臭素は比較的脱離しやすいため、強塩基で処理すると、脱離反応であるE2反応を起こしやすく、二重結合を生じて、trans-2-ブテン、cis-2-ブテン、1-ブテンの3種類のアルケンを生じ得る [6] 。 ただし、2-ブロモブタンではSN2反応も起こり得て、例えば、水酸化ナトリウムなどが発生させる水酸化物イオンとSN2反応を起こせばブタン-2-オールが生成するし [7] 、他にも、シアン化物イオンとSN2反応を起こせば2-メチルブタンニトリルが生成する [8] 。
法規制
[編集]出典
[編集]- ↑ “2-bromobutane - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (2005年3月26日). 2012年6月17日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “2-ブロモブタン”. 安全データシート(厚生労働省職場のあんぜんサイト) (2018年3月16日). 2019年7月14日閲覧。
- 1 2 3 “2-ブロモブタン”. 東京化成工業 (2018年10月3日). 2019年7月14日閲覧。
- ↑ 2-ブロモブタン
- ↑ Harold Hart 著、秋葉 欣哉、奥 彬 翻訳 『ハート基礎有機化学(改訂版)』 p.156、p.157 培風館 1994年3月20日発行 ISBN 4-563-04532-2
- ↑ Harold Hart 著、秋葉 欣哉、奥 彬 翻訳 『ハート基礎有機化学(改訂版)』 p.179 培風館 1994年3月20日発行 ISBN 4-563-04532-2
- ↑ Harold Hart 著、秋葉 欣哉、奥 彬 翻訳 『ハート基礎有機化学(改訂版)』 p.168 培風館 1994年3月20日発行 ISBN 4-563-04532-2
- ↑ T.W.Graham Solomons、Craig B. Fryhle 著、花房 昭静、池田 正澄、上西 潤一 監訳 『ソロモンの新有機化学 (上巻) (第7版)』 p.269、p.270 廣川書店 2002年10月5日発行 ISBN 4-567-23500-2
