2-ヘプタノン
| 物質名 | |
|---|---|
Heptan-2-one | |
別名 メチルノルマルペンチルケトン | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChEMBL | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.003.426 |
| KEGG | |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C7H14O | |
| モル質量 | 114.18 g/mol |
| 外観 | 無色の液体 |
| 匂い | 果実香[2]、石鹸香[3] |
| 嗅覚閾値 | 0.35ppm[2] |
| 密度 | 0.8 g/mL |
| 融点 | -35.5 °C |
| 沸点 | 151 °C |
| 4300mg/l(25℃) | |
| 危険性 | |
| 引火点 | 39 °C (102 °F; 312 K) |
| 393 °C (739 °F; 666 K) | |
| 爆発限界 | 1.1% at 151 °F (66 °C) - 7.9% at 250 °F (121 °C)[4] |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50 |
1670 mg/kg (ラット, 経口) 750 mg/kg (マウス, 経口)[5] |
LCLo (最低致死濃度) |
4000 ppm (ラット, 4 時間) 2000 ppm (モルモット, 14.8 時間)[5] |
| NIOSH(米国の健康曝露限度): | |
| TWA 100 ppm (465 mg/m3)[4] | |
| TWA 100 ppm (465 mg/m3)[4] | |
| 800 ppm[4] | |
2-ヘプタノン(英: 2-Heptanone)はメチルケトンの一種。メチルノルマルペンチルケトン、アミルメチルケトンなどの別名がある。化学式C7H14Oで、無色の液体。果実香を持つ。消防法に定める第4類危険物 第2石油類に該当する[6]。

歴史
[編集]1924年、スターケル(M.Starkle)はカビに感染したココナッツ油からメチルケトンが生じることを発見した。1950年、パットン(S.Patton)はカビで熟成したチーズから3種類のメチルケトンを単離し、チーズの匂いの主要成分であることを報告した。このことから、2-ヘプタノンや2-ノナノン、2-ウンデカノンなどのα-メチルケトン類がチーズや果実の香料として使われるようになった[7]。
生成
[編集]ココナッツ油に含まれる脂肪酸のカプリル酸にPenicillium decumbensやAureobasidium pullulansなどのカビを作用させると、カルボキシル基の隣の位置がβ酸化される。その後β-ケト酸脱炭酸酵素によりカルボキシル基が失われ、2-ヘプタノンとなる。菌体より胞子の方が活性が高く、エタノールやアラニンを添加して胞子の発芽を促すことにより収量を増すことができる。Amastigomycotaを用いた実験では、培養液1リットル当たり90gの2-ヘプタノンを得ることができた。同種の反応は、炭素数14以上の脂肪酸では全く進行しない[7]。
脚注
[編集]- ↑ Methyl n-amyl ketone, International Occupational Safety and Health Information Centre (CIS)
- 1 2 製品安全データシート(東京化成工業)
- ↑ 化合物とにおいの説明(国立医薬品食品衛生研究所)Microsoft Excel
- 1 2 3 4 NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0399
- 1 2 “Methyl (n-amyl) ketone”. 生活や健康に直接的な危険性がある. アメリカ国立労働安全衛生研究所(NIOSH). 2026年10月5日閲覧。
- ↑ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
- 1 2 井上重治『微生物と香り ミクロの世界のアロマの力』フレグランスジャーナル社、2002年8月1日、161-162頁。ISBN 4-89479-057-2。

