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2001年シーズンのニューイングランド・ペイトリオッツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニューイングランド・ペイトリオッツ 2001
成績 11勝5敗
地区 AFC東地区優勝
CON AFC2位
結果 スーパーボウル制覇
オールプロ 選出なし
プロボウル
組織
オーナー ロバート・クラフト
HC ビル・ベリチック
ホーム フォックスボロ・スタジアム
ユニフォーム
« 2000
2002 »

2001年シーズンは、ニューイングランド・ペイトリオッツのNFL32年目のシーズンであり、AFL時代を含めチーム創設42年目のシーズン。ビル・ベリチック・ヘッドコーチの2年目のシーズン[1]。

概要

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ブレッドソーの負傷とブレイディの台頭

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2001年のニューイングランド・ペイトリオッツは、NFLの歴史を塗り替える転換点となった。開幕時の先発QBは、チームの顔として長年君臨してきたドリュー・ブレッドソーであったが、第2週のニューヨーク・ジェッツ戦で悲劇に見舞われる。第4Q、スクランブルに出たブレッドソーはジェッツのLB モー・ルイスから強烈なタックルを受け、胸部の血管を損傷。肺周辺に約3リットルの血液が溜まる「血胸」という、生命の危険を伴う重傷を負って戦線を離脱した[2][3]。

この不測の事態を受け、代役として起用されたのが2年目の若手トム・ブレイディであった。前年ドラフト6巡目(全体199位)指名という無名の存在だったブレイディだが、安定したプレースタイルでチームを掌握。レギュラーシーズンを11勝5敗で終え、チームをAFC東地区優勝へと導いた[2]。

プレーオフの激闘と「タック・ルール」

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ポストシーズンに入ると、ペイトリオッツは劇的な勝利を重ねる。ディビジョナル・プレーオフのオークランド・レイダース戦は、猛吹雪の中で行われた。試合終盤、ブレイディが受けたタックルでボールをこぼし、一度はファンブルと判定されるも、当時の「タック・ルール(腕を前に振る動作があれば不完全パスとする規定)」により判定が覆り、逆転勝利を収めた[4]。

続くピッツバーグ・スティーラーズとのAFCチャンピオンシップゲームでは、第2Qにブレイディが膝を負傷。ここで代わって登場したのが、怪我から復帰していたブレッドソーであった。ブレッドソーはブランクを感じさせないプレーを見せ、デイビッド・パッテンへのタッチダウンパスを成功させるなど、24-17での勝利に大きく貢献。自身が先発の座を奪われた後も、プロフェッショナルとしてチームを支え続けた彼の姿は、ファンやチームメイトから高く評価された[5]。

第36回スーパーボウルでの番狂わせ

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2002年2月3日に行われた第36回スーパーボウルでは、強力な攻撃陣を擁し「グレイテスト・ショー・オン・ターフ」と称されたセントルイス・ラムズと対戦。下馬評では圧倒的有利とされたラムズに対し、ペイトリオッツは堅実な守備で対抗した。

試合は17-17の同点で残り1分21秒、タイムアウトなしという状況からブレイディが冷静に攻撃を組み立て、最後はK アダム・ビナティエリが48ヤードの決勝フィールドゴールを成功。20-17で球団史上初のスーパーボウル制覇を達成した[2][4]。このシーズンは、後に20年近く続く「ペイトリオッツ王朝」の原点として語り継がれている。

直近のチーム成績

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ペイトリオッツ の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
2001 第36回スーパーボウル制覇2位優勝1150.6886-28-4.449.37523.217.0
2000 レギュラーシーズン敗退13位5位5110.3122-65-7.531.50017.221.1
1999 レギュラーシーズン敗退12位5位880.5002-65-7.520.45318.717.8
1998 ワイルドカード敗退6位4位970.5624-47-5.555.45821.120.6
1997 ディビジョナル敗退3位優勝1060.6257-19-3.500.40023.118.1
1996 第31回スーパーボウル敗戦2位優勝1150.6886-29-3.477.40926.119.6
1995 レギュラーシーズン敗退12位4位6100.3755-36-6.520.41718.423.6
1994 ワイルドカード敗退5位2位1060.6254-46-6.520.50021.919.5
1993 レギュラーシーズン敗退12位4位5110.3122-64-10.492.37514.917.9
1992 レギュラーシーズン敗退14位5位2140.1252-62-10.516.40612.822.7
1991 レギュラーシーズン敗退11位4位6100.3754-45-9.480.43813.219.1

ドラフト

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殿堂入りプロボウル選出

ニューイングランド・ペイトリオッツ 2001 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 6 リチャード・シーモア DT ジョージア大学
2 39 NE>PIT
48 マット・ライト OT パデュー大学 DET>NE
50 PIT>NE>DET
3 69 NE>MIN
86 ブロック・ウィリアムズ CB ノートルダム大学 MIN>NE
4 96 ケニャタ・ジョーンズ OT サウスフロリダ大学 SD>NE
101 NE>NYJ
112 PIT>NE>SD
119 ジャバリ・ホロウェイ TE ノートルダム大学 MIN>NE
5 139 NE>SD
149 NYJ>NE>DET
163 ハキム・アクバー OLB ワシントン大学 FA補償
6 170 NE>JAX
173 SF>NE>DET
180 アーサー・ラブ TE サウスカロライナ州立大学 DET>NE
200 レナード・マイアース CB マイアミ大学 FA補償
7 206 NE>NYJ
216 オーウェン・ポックマン K ブリガムヤング大学 DET>NE
239 T・J・ターナー OLB ミシガン州立大学 FA補償
主なドラフト外入団選手
巡全体選手Pos.大学備考
外 - スティーブン・ニール OG カリフォルニア州立大学ベイカーズフィールド校

プレシーズン

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ニューイングランド・ペイトリオッツ 2001(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

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2001年シーズンのペイトリオッツの対戦相手
AFCNFC
前年西地区中地区東地区西地区中地区東地区
1位 レイダース タイタンズ ドルフィンズ セインツ バイキングス ジャイアンツ
2位 ブロンコス レイブンズ コルツ ラムズ バッカニアーズ イーグルス
3位 チーフス スティーラーズ ジェッツ パンサーズ パッカーズ レッドスキンズ
4位 シーホークス ジャガーズ ビルズ 49ers ライオンズ カウボーイズ
5位 チャージャーズ ベンガルズ ペイトリオッツ ファルコンズ ベアーズ カージナルス
6位 ブラウンズ

 :1度対戦  :2度対戦

ニューイングランド・ペイトリオッツ 2001
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/9(日)9/10(月)@シンシナティ・ベンガルズ (1-0)17-230-1ポール・ブラウン・スタジアム
29/23(日)9/24(月)ニューヨーク・ジェッツ (1-1)3-100-2フォックスボロ・スタジアム
39/30(日)10/1(月)インディアナポリス・コルツ (2-1)44-131-2フォックスボロ・スタジアム
410/7(日)10/8(月)@マイアミ・ドルフィンズ (3-1)10-301-3プロ・プレイヤー・スタジアム
510/14(日)10/15(月)サンディエゴ・チャージャーズ (3-2)29(OT)262-3フォックスボロ・スタジアム
610/21(日)10/22(月)@インディアナポリス・コルツ (2-3)38-173-3RCAドーム
710/28(日)10/29(月)@デンバー・ブロンコス (4-3)20-313-4インベスコ・フィールド・アット・マイル・ハイ
811/4(日)11/5(月)@アトランタ・ファルコンズ (3-4)24-104-4ジョージア・ドーム
911/11(日)11/12(月)バッファロー・ビルズ (1-7)21-115-4フォックスボロ・スタジアム
1011/18(日)11/19(月)セントルイス・ラムズ (8-1)17-245-5フォックスボロ・スタジアム
1111/25(日)11/26(月)ニューオーリンズ・セインツ (5-5)34-176-5フォックスボロ・スタジアム
1212/2(日)12/3(月)@ニューヨーク・ジェッツ (7-4)17-167-5ザ・メドウランズ
1312/9(日)12/10(月)クリーブランド・ブラウンズ (6-6)27-168-5フォックスボロ・スタジアム
1412/16(日)12/17(月)@バッファロー・ビルズ (2-11)12(OT)99-5ラルフ・ウィルソン・スタジアム
1512/22(土)12/23(日)マイアミ・ドルフィンズ (9-5)20-1310-5フォックスボロ・スタジアム
16Bye Week
171/6(日)1/7(月)@カロライナ・パンサーズ (1-15)38-611-5エリクソン・スタジアム

順位表

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AFC東地区 2001
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(2)ニューイングランド・ペイトリオッツ1150.6886-28-437127223.217.0.375.449
(4)マイアミ・ドルフィンズ1150.6885-39-334429021.518.1.403.500
(6)ニューヨーク・ジェッツ1060.6255-38-430829519.218.4.450.512
インディアナポリス・コルツ6100.3753-55-741348625.830.4.385.563
バッファロー・ビルズ3130.1881-72-1026542016.626.2.354.531
タイブレーク
・ ドルフィンズ・ペイトリオッツ:地区内勝率によりペイトリオッツが上位
AFC 2001
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ピッツバーグ・スティーラーズ中1330.8127-310-3.409.418
2ニューイングランド・ペイトリオッツ東1150.6886-28-4.375.449
3オークランド・レイダース西1060.6256-27-5.425.469
ワイルドカード
4マイアミ・ドルフィンズ東1150.6885-39-3.403.500
5ボルチモア・レイブンズ中1060.6256-48-4.481.512
6ニューヨーク・ジェッツ東1060.6255-38-4.450.512
7シアトル・シーホークス西970.5625-38-4.382.453
8デンバー・ブロンコス西880.5004-45-7.469.488
9クリーブランド・ブラウンズ中790.4385-56-7.411.531
10テネシー・タイタンズ中790.4383-74-8.464.520
11インディアナポリス・コルツ東6100.3753-55-7.385.563
12カンザスシティ・チーフス西6100.3754-45-7.427.516
13ジャクソンビル・ジャガーズ中6100.3755-55-8.458.523
14シンシナティ・ベンガルズ中6100.3754-65-8.521.531
15サンディエゴ・チャージャーズ西5110.3121-73-9.375.484
16バッファロー・ビルズ東3130.1881-72-10.354.531
タイブレーク
・ ブラウンズ・タイタンズ(同地区):地区内勝率によりブラウンズが上位
・ ベンガルズ・ジャガーズ(同地区):直接対決の成績によりジャガーズが上位
・ ドルフィンズ・ペイトリオッツ(同地区):地区内勝率によりペイトリオッツが上位
・ レイブンズ・ジェッツ:共通の対戦相手との勝率によりレイブンズが上位
・ チーフス・コルツ・ジャガーズ:カンファレンス内勝率によりチーフス、コルツが上位
・ チーフス・コルツ:直接対決での成績によりコルツが上位
・ ジャガーズ・チーフス:カンファレンス内勝率によりチーフスが上位

プレーオフ

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1月12日
ベテランズ・スタジアム
  1月19日
ソルジャー・フィールド
         
 6  バッカニアーズ  9
 3  イーグルス  33
 3  イーグルス  31     1月27日
ドーム・アット・アメリカズ・センター
 2  ベアーズ  19  
NFC
1月13日
ランボー・フィールド
 3  イーグルス  24
1月20日
ドーム・アット・アメリカズ・センター
   1  StL  29  
 5  49ers  15 NFC チャンピオンシップ
 4  パッカーズ  17
 4  パッカーズ  25   2月3日
ルイジアナ・スーパードーム
 1  StL  45  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
1月12日
ネットワーク・アソシエーション・コロシアム
 N1  StL  17
1月19日
フォックスボロ・スタジアム
   A  ペイトリオッツ  20
 6  ジェッツ  24 第36回スーパーボウル
 3  レイダース  13
 3  レイダース  38     1月27日
ハインツ・フィールド
 2  ペイトリオッツ  16*  
AFC
1月13日
プロプレーヤー・スタジアム
 2  ペイトリオッツ  24
1月20日
ハインツ・フィールド
   1  スティーラーズ  17  
 5  レイブンズ  20 AFC チャンピオンシップ
 5  レイブンズ  10
 4  ドルフィンズ  3  
 1  スティーラーズ  27  
ニューイングランド・ペイトリオッツ 2001
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考

参照

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脚注

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出典

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  1. ↑ “2001 New England Patriots Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月16日閲覧。
  2. 1 2 3 “2001 New England Patriots Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年2月8日閲覧。
  3. ↑ “'Drew could have died': The lasting lessons of the hit that launched Tom Brady”. FOX Sports. 2026年2月8日閲覧。
  4. 1 2 “New England Patriots dynasty began 24 years ago”. Patriots.com. 2026年2月8日閲覧。
  5. ↑ “Drew Bledsoe recalls his last shining moment with the Patriots”. Patriots.com. 2026年2月8日閲覧。

外部リンク

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