200EC7 LATTICE
『200EC7 LATTICE』(ラティス)は、2000年4月27日に株式会社ハムスターより発売されたPlayStation用シューティングゲーム。同社の廉価版ソフトレーベルである「MajorWave 1500シリーズ」の1作としてリリースされた。開発はnousite inc.が手掛け、サウンドデザインおよびBGM制作を音楽家の細野晴臣が担当している。
概要
[編集]PlayStationの最末期にあたる2000年に発売された。新規開発のオリジナルタイトルでありながら、最初から1,500円(税別)という低価格帯の「MajorWave 1500シリーズ」ラインナップとしてリリースされた経緯を持つ。
本作最大の特徴は、音楽プロデュースおよびサウンドデザイン全般を細野晴臣が手掛けている点にある。細野が1990年代を通じて展開していたアンビエント、ミニマル・テクノ、トランスの要素が全面的に導入されており、ゲーム性以上に「音響空間への没入」を重視したサイケデリックかつ実験的な作風となっている。
また、本作のゲームCD-ROMは「CD-DA」形式でBGM音源が収録されたMix Mode CDとなっており、一般的な音楽用CDプレーヤーにセットすることで、ゲームを起動せずとも細野によるアンビエント・テクノのアルバム(サウンドトラック)としてBGMを直接試聴・鑑賞することが可能である。
システム
[編集]一人称視点でワイヤーフレーム風の幾何学空間に敷かれたレール上を高速で自動直進し、障害物を破壊または回避しながら3つのゲート(青、緑、赤)を順番に通過してステージクリアを目指す3Dレールシューティングゲーム。
各ゲートを通過するには対応する「キー」が必要であり、コース上に配置されたカプセルを破壊することで自動的に取得できる。
登場アイテム
[編集]武器アイテム
[編集]レール上に2個または3個配置されている、赤色の六角形(アンチバリアのみ緑色)の板状アイテム。攻撃を当てるか直接体当たりすることで取得できる。 同種の武器を取得した場合はストックされ使い切るまで継続使用可能だが、異なる種類の武器を取得するとストックは全て上書き・置き換えられる。
- ホーミング(ブロック系には無効)
- 威力を増幅した通常攻撃を6発発射し、敵を自動追尾して攻撃する。
- ランダム(ブロック系には無効)
- 通常攻撃を広範囲に高速連射する。大型カプセルの破壊やシールドのない中ボスの撃破に有効。
- ボム(ブロック系には無効)
- プレイヤーの目の前に攻撃フィールドを展開し、通過した敵全てにダメージを与える。コースが屈曲している場所で使用すると展開位置がずれる特徴がある。
- スイープ
- レール上の障害物を一掃する。ブロック系にも有効だが、レール上に固定された敵のみが対象となり、空中の敵には対応できない。
- パワー
- 前方の敵を一掃する非常に威力の高い武器。中ボスのシールドを貫通してダメージを与えることが可能。
- アンチバリア
- ステージ3以降に登場する特殊バリアを破壊するための武器。取得すると通常の武器枠とは別枠で保持され、他の武器を取得しても上書きされない。バリア接近時に自動で切り替わる。
補助アイテム
[編集]- ジャンプユニット
- レール上または空中に配置された青い三角形の板状ユニット。取得するとジャンプが可能になる。
- ハイジャンプユニット
- 紫色の六角形の板状ユニット。ジャンプユニットよりも高く跳躍できる。
- エネルギーユニット
- 黄色の六角形の板状ユニット。取得時に自機のエネルギー残量を即座に回復する。
- スコアユニット
- カラフルな粒状のユニット。取得すると障害物破壊時よりも高いボーナススコアを獲得できる。
登場ボス
[編集]登場する中ボスは「パーサー」と呼ばれ、全5タイプが存在する。
- キャプチャ
- プレイヤーを足止めする中ボス。捕獲されている間は前後移動やジャンプが不可能になり、視点移動と攻撃のみ可能となる。風船弾で攻撃してくる個体も存在する。
- トライアングル
- 3つの三角形が連なった形状の中ボス。円状の弾を一定間隔で発射する。シールドを持たないため比較的倒しやすい。
- バブル
- 球体形状の中ボス。大量の風船弾を発射して攻撃してくる。風船弾は通常攻撃で破壊可能。
- シェル
- 三角錐を2つ合わせた殻に閉じ籠もり、中央の円形コアから風船弾を発射する。殻に覆われている間は通常攻撃を無効化する。
- ロンバス
- 菱形の殻の中に身を隠し、手裏剣型のコアから高速弾を発射する。殻は通常攻撃を無効化する。