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2012年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 2012
成績 11勝4敗1分
地区 NFC西地区優勝
CON NFC2位
結果 スーパーボウル敗戦
オールプロ
プロボウル
組織
オーナー ジェド・ヨーク(英語版)
GM トレント・バールケ(英語版)
HC ジム・ハーボー
ホーム キャンドルスティック・パーク
ユニフォーム
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2012年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL63年目のシーズンであり、AAFC時代を含めると67年目のシーズン。ジム・ハーボー・ヘッドコーチの2年目のシーズン[1]。

概要

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2012年シーズンの49ersは11勝4敗1分を記録し、NFC西地区を連覇した。ジム・ハーボーHCの下、チームはシーズン途中に大胆な進化を遂げ、第47回スーパーボウルへと登り詰めた。

戦術的転換点:スミスからキャパニックへ

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シーズン前半、安定感を誇ったアレックス・スミスが脳震盪で離脱すると、2年目のコリン・キャパニックが先発の座を掴んだ。ハーボーHCは、スミスの回復後も「勢いのある選手を起用する(Hot Hand)」としてキャパニックを正QBに固定。この決断が、当時のNFLを震撼させる「リード・オプション」の本格導入へと繋がった。

リード・オプションの破壊力

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49ersが駆使したリード・オプションは、QBが守備エンド(DE)の動きを瞬時に読み取り(リードし)、自走かRBへの手渡しかを選択する戦術である。 具体的には、あえて特定の守備選手をブロックせず、その選手がRBフランク・ゴアに飛びつけば、キャパニックが自ら外側を駆け抜け、逆にQBを警戒すればゴアにハンドオフして中央を割る。ピストル・フォーメーションから繰り出されるこの二段構えの攻撃は、守備側に「11対10」の数的劣勢を強いた。キャパニックの爆発的なスピードと強肩は、この戦術に究極の多様性を与え、攻撃を新たな次元へと引き上げた。

鉄壁の守備と不屈の心臓部

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攻撃の革新を支えたのは、平均失点17.1点(リーグ2位)を誇る「鉄のカーテン」であった。パトリック・ウィリスとナバーロ・ボウマンの最強LBコンビがフィールドを制圧し、前線ではアルドン・スミスが球団新の19.5サックを記録。攻撃でも、ゴアが1,214ヤードを走る不屈の心臓部として、オプション戦術の土台となる安定感を提供し続けた。

プレーオフの激闘と兄弟対決

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プレーオフのパッカーズ戦で、キャパニックはリード・オプションを武器にQBラン記録(181ヤード)を更新。NFC決勝では17点差を逆転し、史上初の兄弟HC対決となり、苗字を文字って「ハーボウル(Har-Bowl)」と称された第47回スーパーボウルへ進出した。停電中断を経て22点差を猛追した49ersだったが、最後はゴール前数ヤードで逆転TDを奪えず、31-34で惜敗。球団史上初のスーパーボウル敗北を喫した。

NFL Top 100

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2012年シーズン開幕前に発表されたNFL Top 100に49ersからは7名が選出された[2]。

所属選手
順位前年比選手Pos.備考
10 23 ▲13 パトリック・ウィリス LB
17 - ▲▲ ジャスティン・スミス DE
28 94 ▲66 フランク・ゴア RB
43 88 ▲45 バーノン・デービス TE
67 - ▲▲ ジョー・ステイリー T
69 - ▲▲ カルロス・ロジャース CB
85 - ▲▲ ナバロ・ボウマン LB

直近のチーム成績

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49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
2012 第47回スーパーボウル敗戦2位優勝1141.7193-2-17-4-1.504.47724.817.1
2011 NFC決勝敗退2位優勝1330.8125-110-2.445.41323.814.3
2010 レギュラーシーズン敗退12位3位6100.3754-24-8.488.37519.121.6
2009 レギュラーシーズン敗退9位2位880.5005-17-5.477.33620.617.6
2008 レギュラーシーズン敗退12位2位790.4383-35-7.447.28621.223.8
2007 レギュラーシーズン敗退14位3位5110.3123-34-8.465.43813.722.8
2006 レギュラーシーズン敗退10位3位790.4383-35-7.500.41118.625.8
2005 レギュラーシーズン敗退15位4位4120.2502-43-9.539.39114.926.8
2004 レギュラーシーズン敗退16位4位2140.1252-42-10.488.37516.228.2
2003 レギュラーシーズン敗退9位3位790.4382-46-6.512.47324.021.1
2002 ディビジョナル敗退4位優勝1060.6255-18-4.504.45022.921.9

ドラフト

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殿堂入りプロボウル選出

サンフランシスコ・49ers 2012 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 30 A・J・ジェンキンス WR イリノイ大学
2 61 ラマイケル・ジェームズ RB オレゴン大学
3 92 SF>IND
4 97 IND>SF>MIA
103 MIA>SF>CAR
117 ジョー・ルーニー CB ウェイクフォレスト大学 DET>SF
125 SF>DET
5 165 ダリウス・フレミング LB ノートルダム大学
6 180 トレントン・ロビンソン S ミシガン州立大学 CAR>SF
196 NO>MIA>SF>DET
199 ジェイソン・スローイー OT 西オレゴン大学
7 237 キャム・ジョンソン DE バージニア大学
主なドラフト外入団選手
巡全体選手Pos.大学備考
外 - ギャレット・セレク TE ミシガン州立大学
外 - マイケル・トーマス S スタンフォード大学

プレシーズン

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サンフランシスコ・49ers 2012(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

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2012年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区南地区北地区東地区西地区南地区北地区東地区
1位 ブロンコス テキサンズ レイブンズ ペイトリオッツ 49ers セインツ パッカーズ ジャイアンツ
2位 チャージャーズ タイタンズ スティーラーズ ジェッツ カージナルス ファルコンズ ライオンズ イーグルス
3位 レイダース ジャガーズ ベンガルズ ドルフィンズ シーホークス パンサーズ ベアーズ カウボーイズ
4位 チーフス コルツ ブラウンズ ビルズ ラムズ バッカニアーズ バイキングス レッドスキンズ

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 2012
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/9(日)9/10(月)@グリーンベイ・パッカーズ (0-1)30-221-0ランボー・フィールドR
29/16(日)9/17(月)デトロイト・ライオンズ (1-1)27-192-0キャンドルスティック・パークR
39/23(日)9/24(月)@ミネソタ・バイキングス (2-1)13-242-1ヒューバート・H・ハンフリー・メトロドームR
49/30(日)10/1(月)@ニューヨーク・ジェッツ (2-2)34-03-1メットライフ・スタジアムR
510/7(日)10/8(月)バッファロー・ビルズ (2-3)45-34-1キャンドルスティック・パークR
610/14(日)10/15(月)ニューヨーク・ジャイアンツ (4-2)3-264-2キャンドルスティック・パークR
710/18(木)10/19(金)シアトル・シーホークス (4-3)13-65-2キャンドルスティック・パークR
810/29(月)10/30(火)@アリゾナ・カージナルス (4-4)24-36-2フェニックス大学スタジアムR
9Bye Week
1011/11(日)11/12(月)セントルイス・ラムズ (3-5-1)24-246-2-1キャンドルスティック・パークR
1111/19(月)11/20(火)シカゴ・ベアーズ (7-3)32-77-2-1キャンドルスティック・パークR
1211/25(日)11/26(月)@ニューオーリンズ・セインツ (5-6)31-218-2-1メルセデス・ベンツ・スーパードームR
1312/2(日)12/3(月)@セントルイス・ラムズ (5-6-1)13-168-3-1エドワード・ジョーンズ・ドームR
1412/9(日)12/10(月)マイアミ・ドルフィンズ (5-8)27-139-3-1キャンドルスティック・パークR
1512/16(日)12/17(月)@ニューイングランド・ペイトリオッツ (10-4)41-3410-3-1ジレット・スタジアムR
1612/23(日)12/24(月)@シアトル・シーホークス (10-5)13-4210-4-1センチュリーリンク・フィールドR
1712/30(日)12/31(月)アリゾナ・カージナルス (5-11)27-1311-4-1キャンドルスティック・パークR

順位表

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NFC西地区 2012
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(2)サンフランシスコ・49ers1141.7193-2-17-4-139727324.817.1.477.504
(5)シアトル・シーホークス1150.6883-38-441224525.815.3.534.504
セントルイス・ラムズ781.4694-1-16-5-129934818.721.8.496.539
アリゾナ・カージナルス5110.3121-53-925035715.622.3.475.559
NFC 2012
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1アトランタ・ファルコンズ南1330.8123-39-3.418.422
2サンフランシスコ・49ers西1141.7193-2-17-4-1.477.504
3グリーンベイ・パッカーズ北1150.6885-18-4.440.508
4ワシントン・レッドスキンズ東1060.6255-18-4.450.494
ワイルドカード
5シアトル・シーホークス西1150.6883-38-4.534.504
6ミネソタ・バイキングス北1060.6254-27-5.456.520
7シカゴ・ベアーズ北1060.6253-37-5.403.512
8ニューヨーク・ジャイアンツ東970.5623-38-4.490.521
9ダラス・カウボーイズ東880.5003-35-7.422.523
10セントルイス・ラムズ西781.4694-1-16-5-1.496.539
11カロライナ・パンサーズ南790.4383-35-7.464.516
12ニューオーリンズ・セインツ南790.4383-35-7.446.521
13タンパベイ・バッカニアーズ南790.4383-34-8.446.502
14アリゾナ・カージナルス西5110.3121-53-9.475.559
15デトロイト・ライオンズ北4120.2500-63-9.383.566
16フィラデルフィア・イーグルス東4120.2501-52-10.484.508
タイブレーク
・ パンサーズ・セインツ・バッカニアーズ(同地区):共通対戦相手に対する勝率によりパンサーズ・セインツが上位
・ パンサーズ・セインツ(同地区):直接対決の成績によりパンサーズが上位
・ ベアーズ・バイキングス(同地区):地区内勝率によりバイキングスが上位
・ ライオンズ・イーグルス:直接対決での成績によりライオンズが上位

プレーオフ

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2013年1月6日
M&Tバンク・スタジアム
  1月12日
スポーツオーソリティ・フィールド
         
 5  コルツ  9
 4  レイブンズ  38*
 4  レイブンズ  24     1月20日
ジレット・スタジアム
 1  ブロンコス  35  
AFC
2013年1月5日
リライアント・スタジアム
 4  レイブンズ  28
1月13日
ジレット・スタジアム
   2  ペイトリオッツ  13  
 6  ベンガルズ  13 AFC チャンピオンシップ
 3  テキサンズ  28
 3  テキサンズ  19   2月4日
メルセデス・ベンツ・スーパードーム
 2  ペイトリオッツ  41  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
2013年1月5日
ランボー・フィールド
 A4  レイブンズ  34
1月12日
キャンドルスティック・パーク
   N2  49ers  31
 6  バイキングス  10 第47回スーパーボウル
 3  パッカーズ  31
 3  パッカーズ  24     1月20日
ジョージア・ドーム
 2  49ers  45  
NFC
2013年1月6日
フェデックス・フィールド
 2  49ers  28
1月13日
ジョージア・ドーム
   1  ファルコンズ  24  
 5  シーホークス  24 NFC チャンピオンシップ
 5  シーホークス  28
 4  レッドスキンズ  14  
 1  ファルコンズ  30  

参照

[編集]

脚注

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出典

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  1. ↑ “2012 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “2012 NFL Top 100” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2025年2月4日閲覧。

外部リンク

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