コンテンツにスキップ

2016年シーズンのサンフランシスコ・49ers

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンフランシスコ・49ers 2016
成績 2勝14敗
地区 NFC西地区4位
CON NFC16位
結果 レギュラーシーズン敗退
オールプロ 選出なし
プロボウル 選出なし
組織
オーナー ジェド・ヨーク(英語版)
GM トレント・バールケ(英語版)
HC チップ・ケリー(英語版)
ホーム リーバイス・スタジアム
ユニフォーム
« 2015
2017 »

2016年シーズンは、サンフランシスコ・49ersのNFL67年目のシーズンであり、AAFC時代を含めチーム創設71年目のシーズン。チップ・ケリーがヘッドコーチを務めた唯一のシーズン[1]。

概要

[編集]

2016年シーズンの49ersは最終成績2勝14敗を記録し、NFC西地区最下位に沈んだ。前年のジム・トムスラ解任後、球団はフィラデルフィア・イーグルスを躍進させたチップ・ケリーをヘッドコーチ(HC)に招聘。超アップテンポな攻撃による再建を期待したが、守備の崩壊と戦力不足により、球団史上ワーストタイの成績を喫することとなった。

コリン・キャパニックの抗議活動

[編集]

このシーズンを象徴する出来事は、試合結果よりもプレゲームの国歌斉唱中に起きた。 QBコリン・キャパニックは、米国における黒人への人種差別や警察の暴力に抗議するため、国歌斉唱中の起立を拒否。当初は座っていたが、第4週のプレシーズンマッチからは「膝をつく(Kneeling)」形での抗議に切り替えた。この行動はフットボールの枠を超えた社会的論争を巻き起こし、後に多くのNFL選手や他競技のアスリートが同調する大きな運動へと発展した。一方で、キャパニック自身はこの年を最後にNFLでのキャリアを絶たれることとなる[2]。

崩壊した攻守とケリー体制の終焉

[編集]

攻撃陣はチップ・ケリー特有のノーハドル戦術を展開したが、1試合平均19.3得点(リーグ27位)と精彩を欠いた。QBは開幕当初こそブライアン・ギャバートが務めたが、不振により第6週からキャパニックが先発に復帰した。 深刻だったのは守備陣である。平均失点30.0点(リーグ最下位)という壊滅的な数字を記録し、特にラン守備ではNFL記録となる「7試合連続100ヤード超えの走者を許す」という不名誉な事態を招いた。守備陣が長時間フィールドに留まるケリーの戦術との相性の悪さも露呈し、チームは開幕戦での勝利後、13連敗という泥沼を味わった[3]。

全面的な組織解体へ

[編集]

シーズン終了直後、オーナーのジェド・ヨークは就任1年目のチップ・ケリーHCと、長年チームを支えながらも編成の失敗を問われたトレント・バールキーGMの両名を解任した。わずか2年で2人のHCを解任するという異常事態を経て、球団は完全に更地からの再建を余儀なくされた。新ヘッドコーチにカイル・シャナハン、新GMにジョン・リンチが就任した[4]。

NFL Top 100

[編集]

2016年シーズン開幕前に発表されたNFL Top 100に49ersは前年の1名が選出された[5]。

所属選手
順位前年比選手Pos.備考
61 - ▲▲ ナバロ・ボウマン LB

直近のチーム成績

[編集]
49ers の当年及び近年のシーズン成績
年成績Con地区勝敗分率地区ConSOSSOV平均得点平均失点
2016 レギュラーシーズン敗退16位4位2140.1252-42-10.504.25019.330.0
2015 レギュラーシーズン敗退15位4位5110.3121-54-8.539.46314.924.2
2014 レギュラーシーズン敗退8位3位880.5002-47-5.527.50819.121.2
2013 NFC決勝敗退5位2位1240.7505-19-3.494.41425.417.0
2012 第47回スーパーボウル敗戦2位優勝1141.7193-2-17-4-1.504.47724.817.1
2011 NFC決勝敗退2位優勝1330.8125-110-2.445.41323.814.3
2010 レギュラーシーズン敗退12位3位6100.3754-24-8.488.37519.121.6
2009 レギュラーシーズン敗退9位2位880.5005-17-5.477.33620.617.6
2008 レギュラーシーズン敗退12位2位790.4383-35-7.447.28621.223.8
2007 レギュラーシーズン敗退14位3位5110.3123-34-8.465.43813.722.8
2006 レギュラーシーズン敗退10位3位790.4383-35-7.500.41118.625.8

ドラフト

[編集]
サンフランシスコ・49ers 2016 ドラフト
巡全体選手Pos.大学備考
1 7 ディフォレスト・バックナー DE オレゴン大学
28 ジョシュア・ギャレット G スタンフォード大学 KC>SF
2 37 SF>KC
3 68 ウィル・レドモンド CB ミシシッピ州立大学
4 105 SF>KC
133 ラシャード・ロビンソン CB ルイジアナ州立大学 FA補償
5 142 ロナルド・ブレア DE アパラチアン州立大学 SD>SF
145 ジョン・テウス OT ジョージア大学
174 ファーン・クーパー OT ミシシッピ大学 FA補償
6 178 DAL>SF>KC
180 SF>MIN
207 ジェフ・ドリスケル QB ルイジアナ工科大学 DEN>SF
211 ケルビン・テイラー RB フロリダ大学 FA補償
213 アーロン・バーブリッジ WR ミシガン州立大学 FA補償
7 228 SF>DEN
249 プリンス・チャールズ・イウォラー CB 西ケンタッキー大学 KC>SF

プレシーズン

[編集]
サンフランシスコ・49ers 2016(プレシーズン)
週米国日本対戦相手スコア開催地備考

レギュラーシーズン

[編集]
2016年シーズンの49ersの対戦相手
AFCNFC
前年西地区南地区北地区東地区西地区南地区北地区東地区
1位 ブロンコス テキサンズ ベンガルズ ペイトリオッツ カージナルス パンサーズ バイキングス レッドスキンズ
2位 チーフス コルツ スティーラーズ ドルフィンズ シーホークス ファルコンズ パッカーズ イーグルス
3位 レイダース ジャガーズ レイブンズ ビルズ ラムズ セインツ ライオンズ ジャイアンツ
4位 チャージャーズ タイタンズ ブラウンズ ジェッツ 49ers バッカニアーズ ベアーズ カウボーイズ

 :1度対戦  :2度対戦

サンフランシスコ・49ers 2016
週米国日本対戦相手スコア勝敗開催地備考
19/12(月)9/13(火)ロサンゼルス・ラムズ (0-1)28-01-0リーバイス・スタジアムR
29/18(日)9/19(月)@カロライナ・パンサーズ (1-1)27-461-1バンク・オブ・アメリカ・スタジアムR
39/25(日)9/26(月)@シアトル・シーホークス (2-1)18-371-2センチュリーリンク・フィールドR
410/2(日)10/3(月)ダラス・カウボーイズ (3-1)17-241-3リーバイス・スタジアムR
510/6(木)10/7(金)アリゾナ・カージナルス (2-3)21-331-4リーバイス・スタジアムR
610/16(日)10/17(月)@バッファロー・ビルズ (4-2)16-451-5ニューエラ・フィールドR
710/23(日)10/24(月)タンパベイ・バッカニアーズ (3-3)17-341-6リーバイス・スタジアムR
8Bye Week
911/6(日)11/7(月)ニューオーリンズ・セインツ (4-4)23-411-7リーバイス・スタジアムR
1011/13(日)11/14(月)@アリゾナ・カージナルス (4-4-1)20-231-8ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムR
1111/20(日)11/21(月)ニューイングランド・ペイトリオッツ (8-2)17-301-9リーバイス・スタジアムR
1211/27(日)11/28(月)@マイアミ・ドルフィンズ (7-4)24-311-10ハードロック・スタジアムR
1312/4(日)12/5(月)@シカゴ・ベアーズ (3-9)6-261-11ソルジャー・フィールドR
1412/11(日)12/12(月)ニューヨーク・ジェッツ (4-9)17(OT)231-12リーバイス・スタジアムR
1512/18(日)12/19(月)@アトランタ・ファルコンズ (9-5)13-411-13メルセデス・ベンツ・スタジアムR
1612/24(土)12/25(日)@ロサンゼルス・ラムズ (4-11)22-212-13ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムR
171/1(日)1/2(月)シアトル・シーホークス (10-5-1)23-252-14リーバイス・スタジアムR

順位表

[編集]
NFC西地区 2016
チーム勝敗分勝率DIVCON総得点総失点平均得点平均失点SOVSOS
(3)シアトル・シーホークス1051.6563-2-16-5-135429222.118.2.425.441
アリゾナ・カージナルス781.4694-1-16-5-141836226.122.6.366.463
ロサンゼルス・ラムズ4120.2502-43-922439414.024.6.500.504
サンフランシスコ・49ers2140.1252-42-1030948019.330.0.250.504
NFC 2016
順位チーム地区勝敗分勝率DIVCONSOVSOS
地区優勝
1ダラス・カウボーイズ東1330.8123-39-3.440.471
2アトランタ・ファルコンズ南1150.6885-19-3.452.480
3シアトル・シーホークス西1051.6563-2-16-5-1.425.441
4グリーンベイ・パッカーズ北1060.6255-18-4.453.508
ワイルドカード
5ニューヨーク・ジャイアンツ東1150.6884-28-4.455.486
6デトロイト・ライオンズ北970.5623-37-5.392.475
7タンパベイ・バッカニアーズ南970.5624-27-5.434.492
8ワシントン・レッドスキンズ東871.5313-36-6.430.516
9ミネソタ・バイキングス北880.5002-45-7.457.492
10アリゾナ・カージナルス西781.4694-1-16-5-1.366.463
11ニューオーリンズ・セインツ南790.4382-46-6.393.523
12フィラデルフィア・イーグルス東790.4382-45-7.518.559
13カロライナ・パンサーズ南6100.3751-55-7.354.518
14ロサンゼルス・ラムズ西4120.2502-43-9.500.504
15シカゴ・ベアーズ北3130.1882-43-9.396.521
16サンフランシスコ・49ers西2140.1252-42-10.250.504
タイブレーク
・ バッカニアーズ・ライオンズ:共通の対戦相手との勝率によりライオンズが上位
・ セインツ・イーグルス:カンファレンス内勝率によりセインツが上位

参照

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ↑ “2016 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule, Team Draftees, Injury Reports”. 2025年2月14日閲覧。
  2. ↑ “Colin Kaepernick's Impact and Influence”. Levi's Stadium. 2026年2月4日閲覧。
  3. ↑ “2016 San Francisco 49ers Rosters, Stats, Schedule”. Pro-Football-Reference.com. 2026年2月4日閲覧。
  4. ↑ “San Francisco 49ers fire Chip Kelly, Trent Baalke”. NFL.com. 2026年2月4日閲覧。
  5. ↑ “2016 NFL Top 100” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2025年2月4日閲覧。

外部リンク

[編集]
⌬ Phoenix Mesh CID: 未登録 IPFS未登録 📡 0ピア PQS A85