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2026年カナダグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カナダの旗 2026年カナダグランプリ
レース詳細
日程 2026年シーズン第5戦
決勝開催日 5月24日
開催地 ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット
カナダの旗 カナダ ケベック州モントリオール
コース長 4.361km
レース距離 68周(296.548km)
※当初の予定は70周(305.270km)
決勝日天候 小雨のち曇(セミウェット→ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:12.578
ファステストラップ
ドライバー イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ
タイム 1:14.210(68周目)
決勝順位
優勝
2位
3位

2026年カナダグランプリ(2026ねんカナダグランプリ、英: 2026 Canadian Grand Prix、正式名称: Formula 1 Lenovo Grand Prix du Canada 2026[1])は、2026年のF1世界選手権の第5戦として、2026年5月24日にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催された自動車レース。F1世界選手権レースとしてカナダグランプリが開催されるのは55回目[2]で、モントリオールでの開催は45回目である[3]。

本項目に記載されている時刻は全て現地時間(EDT / UTC-4)[注 1]。

背景

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タイヤ
ピレリが持ち込んだドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C3、ミディアム(黄):C4、ソフト(赤):C5のソフト寄りの組み合わせ[4][5]。
ピレリタイヤの組み合わせ
ドライ用 ウェット用
C3 C4 C5 インターミディエイト フルウェット
(C3)
(ハード)
C4)
(ミディアム)
(C5)
(ソフト)
(インターミディエイト)
(小雨用)
(フルウェット)
(大雨用)
オーバーテイクモード[6]
※( )内は検知ポイント。1周にわたり有効。
  • ターン14の70m先(ターン13の入口)
ストレートモード:4箇所[5]
※開始箇所のみ記載。( )内は低グリップ路面時。特記のないゾーンは、次のターンの手前まで有効。
  • ゾーンA1:ターン14の100m先(ターン14の160m先)
  • ゾーンA2:ターン7の50m先(ターン7の110m先)
  • ゾーンA3:ターン9の60m先(なし)
  • ゾーンA4:ターン11の30m先(ターン11の120m先) - ターン13の手前まで有効
レースフォーマットについて
初めてスプリントの対象レースとして開催される[7]。
日程の移動について
カナダGPは前年まで6月に開催されていたが、世界三大レースのモナコGPとインディ500の日程が重複するのを回避させる目的と、コスト削減や関係者の負担軽減といった観点からモナコGPと開催順を入れ替え、5月に開催されているマイアミGPの後に移動した。これにより、本GPがインディ500と日程が重複することになった[8]。

エントリー

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レギュラードライバー
前戦マイアミGPから変更なし。
リザーブドライバー
ウィリアムズ:リザーブドライバーを務めるルーク・ブラウニングがスーパーフォーミュラと日程が重複するため、テスト兼開発ドライバーを務めるビクター・マルタンスがリザーブドライバーとしてチームに帯同する[9]。

フリー走行

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  • 気温15度、路面温度37度、ドライ[11]

FP1

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2026年5月22日 12:30

結果(トップ5のみ)
順位 ドライバー コンストラクター タイム
1 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:13.402
2 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:13.544
3 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:14.176
4 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:14.355
5 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1:14.366
出典: [12][13]

スプリント予選

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2026年5月22日 16:30

  • 気温19度、路面温度42度、ドライ[14]

スプリント予選の結果

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順位 No. ドライバー コンストラクター SQ1 SQ2 SQ3 Grid
1 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:14.772 1:13.026 1:12.965 1
2 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:14.010 1:13.551 1:13.033 2
3 1 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 1:14.265 1:13.957 1:13.280 3
4 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 1:14.665 1:13.858 1:13.299 4
5 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:13.889 1:13.465 1:13.326 5
6 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:15.006 1:13.554 1:13.410 6
7 3 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 1:14.028 1:14.412 1:13.504 7
8 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 1:14.541 1:14.239 1:13.605 8
9 41 イギリスの旗 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ-レッドブル・フォード 1:14.517 1:14.140 1:13.737 9
10 55 スペインの旗 カルロス・サインツ アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 1:15.500 1:14.547 1:14.536 10
11 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:15.673 1:14.595 n/a 11
12 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1:15.801 1:14.627 n/a 12
13 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-メルセデス 1:15.484 1:14.702 n/a 13
14 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 1:15.760 1:14.928 n/a 14
15 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 1:15.872 1:15.197 n/a PL 1
16 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 1:15.760 No Time n/a 15
17 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス キャデラック-フェラーリ 1:16.002 n/a n/a 16
18 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 1:16.354 n/a n/a 17
19 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-メルセデス 1:16.642 n/a n/a PL 2
20 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キャデラック-フェラーリ 1:16.866 n/a n/a PL 3
107% time(SQ1のトップタイムから107%): 1:19.061
NC 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-レッドブル・フォード DNS n/a n/a 18 4
NC 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス DNS n/a n/a PL 5
出典: [15][16][17][18]
追記
  • ^1 - ベアマンはパルクフェルメ下でマシンのセッティングを変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[19]。
  • ^2 - ローソンはスプリント予選を欠場し107%ルールに抵触したが、スチュワードの裁定によってスプリントの出走が許可された[20]。
  • ^3 - ガスリーはパルクフェルメ下でマシンのセッティングを変更し、チームはカバーを被せる時間を過ぎても変更作業を続けたため、スプリントはピットレーンからスタートする[21]。
  • ^4 - ボッタスはパルクフェルメ下でマシンのセッティングを変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[22]。
  • ^5 - アルボンはスプリント予選を欠場し107%ルールに抵触したが、スチュワードの裁定によってスプリントの出走が許可された[23]。なお、パルクフェルメ下でマシンのセッティングを変更し、チームはカバーを被せる時間を過ぎても変更作業を続けたため、スプリントはピットレーンからスタートする[24]。

スプリント

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2026年5月23日 12:00

  • レース距離:23周(100.303km)[25]
  • 気温20度、路面温度32度、湿度25%、曇、ドライ[26]

序盤からメルセデス勢が他を圧倒していたが、アンドレア・キミ・アントネッリがジョージ・ラッセルを強引にオーバーテイクしようとした結果2度のコースアウトを喫してしまい、ランド・ノリスの先行を許してしまった。アントネッリは無線で「あれは汚い動きだ!」と怒り心頭に発した。結局、この上位3台の順位は変わらず、ラッセルがスプリントを制した[27]。

母国グランプリとなるランス・ストロールはスプリント開始を前に右フロントサスペンションのトラブルでピットに戻され、修理を終えてピットレーンスタートを選択した4台の後方からスタートした。フェルナンド・アロンソは1周目にフロントエンドにダメージを負ってしまいペースが上がらず、リタイアを選択した[27]。

スプリントの結果

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順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 23 28:50.951 1 8
2 1 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 23 +1.272 3 7
3 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 23 +1.843 2 6
4 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 23 +9.797 4 5
5 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 23 +9.929 6 4
6 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 23 +10.545 5 3
7 3 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 23 +15.935 7 2
8 41 イギリスの旗 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ-レッドブル・フォード 23 +29.710 9 1
9 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-メルセデス 23 +31.621 13
10 55 スペインの旗 カルロス・サインツ アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 23 +36.793 10
11 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-レッドブル・フォード 23 +1:01.344 18
12 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト アウディ 23 +1:01.814 12
13 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 23 +1:04.209 14
14 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス 1 キャデラック-フェラーリ 23 +1:10.402 1 16
15 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ 2 アウディ 23 +1:12.158 2 11
16 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 22 +1 Lap (17) 3
17 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キャデラック-フェラーリ 22 +1 Lap PL
18 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 22 +1 Lap PL
19 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 22 +1 Lap PL
20 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-メルセデス 22 +1 Lap PL
21 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 20 +3 Laps 8
Ret 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 15 マシンダメージ 15
優勝スピード(勝者ラッセルの平均速度): 208.608 km/h
ファステストラップ: アンドレア・キミ・アントネッリ - 1:14.380(11周目)
出典: [28][25][18][29]
追記
  • ^1 - ペレスはローソンをコース外に押し出したため、10秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに10秒加算)が科せられた[30]。
  • ^2 - ヒュルケンベルグはローソンをコース外でオーバーテイクしてアドバンテージを得たが、すぐに順位を戻さなかったため、10秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに10秒加算)が科せられた[31]。
  • ^3 - ストロールはレース開始直前に右フロントサスペンションのトラブルが発生したため、ピットレーンからレースをスタートした[27]。
ラップリーダー
ドライバー 周回数 リードラップ
ジョージ・ラッセル 23周 1-23(全周回)
出典: [32]
  • 太字は最多ラップリーダー

予選

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2026年5月23日 16:00

  • 気温21度、路面温度31度、湿度24%、曇、ドライ[33]

ジョージ・ラッセルが2番手でチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリを0.068秒の僅差で抑えて今季2回目、カナダGPでは3年連続となるポールポジションを獲得した[33]。

予選結果

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順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:13.953 1:13.079 1:12.578 1
2 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:13.380 1:13.076 1:12.646 2
3 1 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 1:13.503 1:13.049 1:12.729 3
4 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 1:13.559 1:13.285 1:12.781 4
5 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:13.767 1:13.041 1:12.868 5
6 3 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 1:14.067 1:13.479 1:12.907 6
7 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 1:13.654 1:12.975 1:12.935 7
8 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:13.825 1:13.496 1:12.976 8
9 41 イギリスの旗 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ-レッドブル・フォード 1:13.895 1:13.548 1:13.280 9
10 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-メルセデス 1:14.466 1:13.857 1:13.697 10
11 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:14.562 1:13.886 n/a 11
12 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-レッドブル・フォード 1:14.346 1:13.897 n/a 12
13 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1:14.775 1:14.071 n/a 13
14 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-メルセデス 1:14.698 1:14.187 n/a 14
15 55 スペインの旗 カルロス・サインツ アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 1:14.276 1:14.273 n/a 15
16 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 1:14.449 1:14.416 n/a 16
17 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 1:14.845 n/a n/a 17
18 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 1:14.851 n/a n/a 18
19 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 1:15.196 n/a n/a 19
20 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス キャデラック-フェラーリ 1:15.429 n/a n/a 20
21 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 1:16.195 n/a n/a PL 1
22 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キャデラック-フェラーリ 1:16.272 n/a n/a 21
107% time(Q1のトップタイムから107%): 1:18.516
出典: [34][35][36][37]
追記
  • ^1 - ストロールはパルクフェルメ下で年間上限を超えるPUコンポーネント(4基目のES(エナジーストア)とPU-CE(PUコントロールエレクトロニクス)[注 2]に交換したため、決勝はピットレーンからスタートする[39]。

決勝

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2026年5月24日 16:00

  • 気温13度、路面温度17度、湿度78%、小雨のち曇、セミウェット→ドライ[40]

アンドレア・キミ・アントネッリが史上初となる初優勝からの4連勝でレースを制した[41]。

フォーメーションラップを終えて各車スターティンググリッドに着いたが、アービッド・リンドブラッドのギアボックスに問題が発生したためフォーメーションラップがやり直しとなった。しかしリンドブラッドのマシン回収に時間を要したため、再度フォーメーションラップがやり直しとなり、2周減算された68周でレースが行われた[42]。

スプリントに続き決勝でもメルセデス勢によるバトルが繰り広げられたが、30周目のターン8でジョージ・ラッセルのマシンが突然パワーを失い、マシンを止めてリタイアした。ラッセルはヘッドレストをコース上に投げつけ、マシンを降りた後もグローブを投げて怒りを露わにした。このリタイアによりドライバーズランキング首位のアントネッリとの差は43点に広がった[42]。マクラーレン勢はインターミディエイトタイヤでスタートし、ランド・ノリスがメルセデス勢をかわして首位に立つも路面はすぐに乾いていき、ドライタイヤに交換するため2台とも順位を下げ、オスカー・ピアストリはアレクサンダー・アルボンとの接触によりペナルティを受け、ノリスはギアボックスのトラブルによりリタイアした[42]。

レース終盤、2位を走行するマックス・フェルスタッペンはタイヤのグリップ不足によりルイス・ハミルトンに迫られ、62周目にハミルトンがフェルスタッペンをオーバーテイクして2位に浮上した。その後も両者の激しいバトルは続いたが[40]、ハミルトンがフェルスタッペンにわずか0.5秒の差で逃げ切って2位となり、フェラーリ移籍後最高位を獲得した。フェルスタッペンは3位に終わったが、今季初の表彰台を獲得した[42]。

アストンマーティン勢はフェルナンド・アロンソが2周目までに10位に浮上したが、その後は順位を落としていき、シートの問題により23周でリタイアした。母国グランプリとなったランス・ストロールはPUエレメントの交換によりピットレーンからスタートし、15位でフィニッシュした[43]。

レース結果

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順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 68 1:28:15.758 2 25
2 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 68 +10.768 5 18
3 3 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 68 +11.276 6 15
4 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 68 +44.151 8 12
5 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー 1 レッドブル・レーシング-レッドブル・フォード 67 +1 Lap 7 10
6 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-メルセデス 67 +1 Lap 10 8
7 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-レッドブル・フォード 67 +1 Lap 12 6
8 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-メルセデス 67 +1 Lap 14 4
9 55 スペインの旗 カルロス・サインツ アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 67 +1 Lap 15 2
10 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 67 +1 Lap 16 1
11 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ 2 マクラーレン-メルセデス 66 +2 Laps 4
12 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ 3 アウディ 66 +2 Laps 11
13 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト 4 アウディ 66 +2 Laps 4 13
14 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 66 +2 Laps 17
15 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 64 +4 Laps PL
16 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス 5 キャデラック-フェラーリ 64 +4 Laps 21
Ret 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス キャデラック-フェラーリ 39 サスペンション 20
Ret 1 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 38 ギアボックス 3
Ret 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 29 バッテリー 1
Ret 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 23 シート 17
Ret 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 11 接触 18
DNS 41 イギリスの旗 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ-レッドブル・フォード ギアボックス 9
優勝スピード(勝者アントネッリの平均速度): 201.590 km/h
ファステストラップ: アンドレア・キミ・アントネッリ - 1:14.210(68周目)[44]
出典: [45][46][47][36][37]
追記
  • ^1 - ハジャーは以下2件のペナルティが科せられた。
    • 複数回の進路変更でルクレールを妨害したため、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)[48][47]。
    • ターン13で黄旗を無視したため、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)[49]。
  • ^2 - ピアストリはターン10でアルボンと接触した件の責任を問われ、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)が科せられた[50]。
  • ^3 - ヒュルケンベルグはピットレーンでの速度違反により、5秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)が科せられた[51]。
  • ^4 - ボルトレトはVSC導入中、いくつかのミニセクターにおいてVSCデルタ値より遅いタイムで走行したため、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)が科せられた[52]。
  • ^5 - ボッタスはピットレーンでの速度違反により、5秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)が科せられた[53]。
ラップリーダー
ドライバー 周回数 リードラップ
ランド・ノリス 1周 1
アンドレア・キミ・アントネッリ 46周 2-5, 22-24, 30-68
ジョージ・ラッセル 21周 6-21, 25-29
出典: [54]
  • 太字は最多ラップリーダー

記録

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ドライバー

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エンジン

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第5戦終了時点のランキング

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  • 注:いずれもトップ5まで掲載。

脚注

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注釈

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  1. ↑ 日本(JST / UTC+9)との時差は-13時間。
  2. ↑ 2026年シーズンのPUコンポーネントの年間上限はICE(エンジン)、TC(ターボチャージャー)、EXH(エキゾースト)が各4基、MGU-K(運動エネルギー回生システム)、PU-CE(PUコントロールエレクトロニクス)、ES(エナジーストア)が各3基、PU-ANC(PU補助コンポーネント)は6基[38]。

出典

[編集]
  1. ↑ “Canadian Grand Prix 2026 - F1 Race” (英語). formula1.com. 2026年5月20日閲覧。
  2. ↑ “Grands Prix Canada” (英語). STATS F1. 2026年5月20日閲覧。
  3. ↑ “Montreal” (英語). STATS F1. 2026年5月20日閲覧。
  4. ↑ “ピレリ、市街地コースで争われるマイアミ&カナダGPのタイヤを発表。開催時期の早まったモントリオールの気温を懸念”. autosport web (2026年4月16日). 2026年5月20日閲覧。
  5. 1 2 “F1 - 2026 Canadian Grand Prix Preview” (英語). FIA (2026年5月20日). 2026年5月21日閲覧。
  6. ↑ “2026 Canadian Grand Prix - Competition Notes - Circuit Map V2” (PDF) (英語). FIA (2026年5月22日). 2026年5月24日閲覧。
  7. ↑ “2026年のF1スプリントカレンダー発表。6戦を継続、3つの会場で初開催”. autosport web (2025年9月16日). 2026年5月20日閲覧。
  8. ↑ “F1カレンダーの集約化の弊害。来季のカナダGP、インディ500と日程衝突も”新常識”にはならない?”. jp.motorsport.com (2025年6月12日). 2026年5月20日閲覧。
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前戦
2026年マイアミグランプリ
FIA F1世界選手権
2026年シーズン
次戦
2026年モナコグランプリ
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