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2026年阿蘇山ヘリコプター墜落事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
匠航空 JA10KE
事故機と同型のロビンソン R44
航空事故の概要
日付 2026年1月20日
概要 阿蘇山への墜落、現在調査中
現場 日本の旗 日本 熊本県阿蘇山中岳第1火口付近
北緯32度53分8秒 東経131度5分15秒 / 北緯32.88556度 東経131.08750度 / 32.88556; 131.08750座標: 北緯32度53分8秒 東経131度5分15秒 / 北緯32.88556度 東経131.08750度 / 32.88556; 131.08750
乗客数 2
乗員数 1
負傷者数 0
死者数 不明
行方不明者数 3(全員)[注釈 1]
生存者数 0
機種 ロビンソン R44
運用者 日本の旗 匠航空
機体記号 JA10KE
出発地 日本の旗 熊本県 阿蘇カドリー・ドミニオン
目的地 日本の旗 熊本県 阿蘇カドリー・ドミニオン
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2026年阿蘇山ヘリコプター墜落事故 (2026ねんあそさんヘリコプターついらくじこ)とは、2026年1月20日に発生した航空事故である。

概要

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匠航空(本社:岡山県岡山市[1])が運航するヘリコプター、ロビンソン R44(機体記号JA10KE[2])は、熊本県の阿蘇市にある阿蘇カドリー・ドミニオンから遊覧ヘリとして離陸し、同地に戻ってくる予定だったが[3]、阿蘇山の中岳第1火口付近に墜落した[4]。墜落後、火口の見学が中止された[5]。

2月18日に搭乗していた3人とみられる姿が現場で確認されたが、火山灰が山積する急斜面であるため接近が難しく、身元の特定や遺体の収容には至っていない[6]。2026年6月、機体の回収が難航していることが報じられた。阿蘇市は、機体の引き上げを「あくまでも匠航空の役目」としているが、作業員が火口内に入り機体にロープを括り付けてヘリコプターで引き上げるという匠航空の提案を、阿蘇市などで構成される防災協議会が安全上の理由で却下しており、防災協議会は無人の重機を投入する案を提示したが、匠航空の関係者は技術的に難しく莫大な費用がかかるとして難色を示しており、実現に向けての話し合いが進んでいないと話している[7]。

国土交通省は、航空事故と認定した[8]。また、運輸安全委員会(JTSB)は1月23日、このヘリを運用していた匠航空の阿蘇市の事務所に関係者への聞き取り調査を行い、飛行ルートなどの確認などを行った[4]。

原因

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事故原因は究明中であるが、京都大学火山研究センター長の大倉敬宏によると、事故当日の火口周辺は気温が低く北風が強かったため、火口内は火山ガスが充満していたという。また、過去に阿蘇中岳の火口内部をドローンで撮影し、事故機と同型のヘリを操縦した経験のある野口克也は、噴気を見ることで風の強さや方向はある程度予測できると指摘した上で、火山ガスをエンジンが吸い込み停止したか、火山ガスをパイロットが吸い込み意識を失った等、何らかの機体トラブルが重なったのでは、と原因を推測した[9]。

類似事故

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1992年に静岡県の富士山頂の火口に小型のセスナ機が墜落し、搭乗していた3人全員が死亡した事故が、火口での航空事故という点で類似している。事故調査委員会は、富士山頂付近の激しく乱れる気流の中を、性能に余裕のない状態で飛行したことによる失速が原因と推定した[9]。

墜落位置詳細

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2026年阿蘇山ヘリコプター墜落事故の位置(100x100内)
2026年阿蘇山ヘリコプター墜落事故
中岳第1火口とヘリの墜落位置[10][11](空撮)
写真は2009年撮影。西北西を向いている。
2026年阿蘇山ヘリコプター墜落事故の位置(100x100内)
2026年阿蘇山ヘリコプター墜落事故
中岳第1火口とヘリの墜落位置(地上視点)
写真は2011年撮影。一般的な展望所から。

脚注

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注釈

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  1. ↑ まだ依然として救出作業が行われていない為、搭乗者3名は「安否不明」として扱われている。

出典

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  1. ↑ “会社概要”. 匠航空. 2026年8月3日閲覧。
  2. ↑ “機体記号「JA10KE」航空機ガイド”. FlyTeam. 2026年8月30日閲覧。
  3. ↑ 「阿蘇 遊覧ヘリ墜落か 火口に機体一部 男女3人搭乗」『読売新聞』2026年1月21日、西部朝刊、25面。
  4. 1 2 “阿蘇火口でのヘリ事故 ドローンも近づけず…厳しい環境に今後の対応「決定せず」(KKT熊本県民テレビ)”. Yahoo!ニュース (2026年1月23日). 2026年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月29日閲覧。
  5. ↑ “火口縁から約50m地点に機体…「救出最優先で見学エリア閉鎖」阿蘇ヘリ事故”. KAB. 2026年1月29日閲覧。
  6. ↑ “遊覧ヘリ搭乗の3人か=阿蘇火口で姿確認―熊本”. 時事通信ニュース. 2026年2月21日閲覧。
  7. ↑ “【独自】「金銭的に…」阿蘇火口に墜落の遊覧ヘリ 引き上げできない事情”. くまもと県民テレビ (2026年6月5日). 2026年6月5日閲覧。
  8. ↑ 「阿蘇山ヘリ残骸、事故認定 搭乗の3人不明、捜索続く」『山陽新聞デジタル』2026年1月21日。2026年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月11日閲覧。
  9. 1 2 “阿蘇ヘリ事故…何が起きたのか?火山研究の専門家、ヘリ操縦経験者は”. 熊本NEWS (2026年1月22日). 2026年4月25日閲覧。
  10. ↑ 阿蘇中岳ヘリ事故発生から3日…救助方法の協議始まるも、事故機ポイントへアクセスできず、2026年1月23日 - KAB(熊本朝日放送株式会社)
  11. ↑ 阿蘇ヘリ事故「数カ月単位で…」救助活動長期化か 接近方法の検討続く2026年1月26日 - KAB(熊本朝日放送株式会社)

関連項目

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