2MASS J21501592−7520367

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WISE 2150-7520

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(2MASS J21501592−7520367から転送)
WISE 2150−7520 AB
ビクター・M・ブランコ望遠鏡がレガシーサーベイで撮影したWISE 2150−7520AB
星座 はちぶんぎ座
見かけの等級 (mv) W2150 A 12.317 ± 0.024(W1バンド)[1][2]


W2150 B 18.18 ± 0.15(W1バンド)[1][3]

位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) W2150 A  21h 50m 15.77173s[4]
W2150 B  21h 50m 18.99792s[1]
赤緯 (Dec, δ) W2150 A −75° 20′ 36.7277″[4]
W2150 B −75° 20′ 54.5964″[1]
固有運動 (μ) 赤経: 888.627 ± 0.502ミリ秒/年[4]
赤緯: -298.234 ± 0.518ミリ秒/年[4]
年周視差 (π) 41.3593 ± 0.2799ミリ秒[4]
(誤差0.7%)
距離 78.9 ± 0.5 光年[注 1]
(24.2 ± 0.2 パーセク[注 1])
物理的性質
半径 W2150 A 1.03 ± 0.06木星半径[1]
W2150 B 0.95 ± 0.16木星半径[1]
質量 W2150 A 72 ± 12木星質量[1]
W2150 B 34 ± 22木星質量[1]
表面重力 W2150 A 5.2 ± 0.2cgs[1]
W2150 B 4.9 ± 0.5cgs[1]
光度 W2150 A 0.000204L☉[1]
W2150 B 0.00000229L☉[1]
表面温度 W2150 A 2118 ± 62K[1]
W2150 B 719 ± 61K[1]
年齢 5 - 100億年[1]
地球から見た位置 (との関係)
角距離 14.1秒角[1]
(341au相当[1])
他のカタログでの名称
2MASS J21501592−7520367, WISE 2150−7520 AB, SIPS J2150−7520
■Template (■ノート ■解説) ■Project

WISE 2150−7520 AB (または省略して W2150AB)は、地球からはちぶんぎ座の方向に78.9光年離れた2個の褐色矮星からなる連星系である。この系は341天文単位離れた広角な連星系である。主星であるW2150A自体は固有運動の大きな赤外線天体として2005年に発見されており[5]、さらに2008年にはスペクトル分類からL型褐色矮星である超低温矮星であることが分かっていた[6]。 一方で伴星であるW2150Bはさらに低温なT型褐色矮星で、オンライン上のシチズン・サイエンスのウェブポータル、ズーニバースの市民科学プロジェクトのバックヤード・ワールド:プラネットナインに参加していた市民ボランティアによって、広視野赤外線探査機(WISE)の画像から発見された。

プロジェクトの科学者チームはこの天体をマゼラン望遠鏡やスピッツァー宇宙望遠鏡で追観測し、2020年にこの連星系としての発見詳細をアストロフィジカルジャーナルにて論文発表した[1][7]。

この系は地上望遠鏡から容易に分解できる褐色矮星連星としては数少ない例であり、同種の系としてSDSS J1416+1348(英語版)がある[1]。

褐色矮星連星

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この連星系は72±12木星質量のL1型星である主星と、34±22木星質量のT8型星である伴星から構成されている。2個の褐色矮星は341天文単位離れている。同じような大きく離れた褐色矮星連星としてはOph 162225-240515(英語版)のような例があるが、こうした連星系は年齢が若いか総質量がもっと大きいものがほとんどである。W2150ABには年齢が若い兆候が見られず、年齢は5億年から100億年の間と推定されている。総質量が小さく大きく離れていることはこの系の重力結合エネルギー(英語版)が小さいことを意味する。 研究者らはこの系の質量比と結合エネルギーを他の褐色矮星連星と比較し、2MASS J11011926−7732383(英語版)がより若い兄弟星であることを発見した W2150ABは他の褐色矮星連星同様より高密度な領域で形成され、近傍星や巨大分子雲のような連星系に容易に摂動を起こすような相互作用の要因から生き残った結果、この2個の褐色矮星のみが生き残ったと考えられている[1][7]。

ギャラリー

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関連項目

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脚注

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注釈

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  1. 1 2 パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算

出典

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  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Faherty, Jacqueline K.; Goodman, Sam; Caselden, Dan; Colin, Guillaume; Kuchner, Marc J.; Meisner, Aaron M.; Gagné, Jonathan; Schneider, Adam C. et al. (February 2020). “WISE 2150-7520AB: A Very Low-mass, Wide Comoving Brown Dwarf System Discovered through the Citizen Science Project Backyard Worlds: Planet 9” (英語). アストロフィジカルジャーナル 889 (2): 176. arXiv:1911.04600. Bibcode:2020ApJ...889..176F. doi:10.3847/1538-4357/ab5303. ISSN 0004-637X.
  2. ↑ “SIPS J2150-7520 -- Brown Dwarf”. 2025年12月25日閲覧。
  3. ↑ “SIPS J2150-7520B -- Brown Dwarf”. 2025年12月25日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 Gaia Collaboration (2018-08-01). “Gaia Data Release 2 - Summary of the contents and survey properties” (英語). Astronomy & Astrophysics 616: A1. arXiv:1804.09365. Bibcode:2018A&A...616A...1G. doi:10.1051/0004-6361/201833051. ISSN 0004-6361.
  5. ↑ Deacon, N. R.; Hambly, N. C.; Cooke, J. A. (2005-05). “Southern infrared proper motion survey. I. Discovery of new high proper motion stars from first full hemisphere scan” (英語). アストロノミー・アンド・アストロフィジックス 435 (1): 363–372. arXiv:astro-ph/0412127. Bibcode:2005A&A...435..363D. doi:10.1051/0004-6361:20042002. ISSN 0004-6361.
  6. ↑ Reid, I. Neill; Cruz, Kelle L.; Kirkpatrick, J. Davy; Allen, Peter R.; Mungall, F.; Liebert, James; Lowrance, Patrick; Sweet, Anne (2008-09). “Meeting the Cool Neighbors. X. Ultracool Dwarfs from the 2MASS All-Sky Data Release” (英語). アストロノミカルジャーナル 136 (3): 1290–1311. arXiv:0806.3413. Bibcode:2008AJ....136.1290R. doi:10.1088/0004-6256/136/3/1290. ISSN 0004-6256.
  7. 1 2 “Two Co-Moving Brown Dwarfs Spotted 79 Light-Years Away | Astronomy | Sci-News.com” (英語). Breaking Science News | Sci-News.com. 2020年2月11日閲覧。

外部リンク

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