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3-ヒドロキシ-2-ブタノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3-ヒドロキシ-2-ブタノン
3-Hydroxybutanone
3-Hydroxybutanone
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.007.432 ウィキデータを編集
EC番号
  • 208-174-1
KEGG
RTECS number
  • EL8790000
UNII
性質
C4H8O2
モル質量 88.106 g·mol−1
外観 無色の液体
匂い ヨーグルトのような
密度 1.012 g/cm3
融点 15 °C (59 °F; 288 K)
沸点 148 °C (298 °F; 421 K)
1000 g/L (20 °C)
その他溶媒への溶解度 エタノールに溶ける。
ジエチルエーテル、石油エーテルにわずかに溶ける。
プロピレングリコールと混和する。
植物油に溶けない。
log POW −0.36
酸解離定数 pKa 13.72
比旋光度 [α]D −39.4
屈折率 (nD) 1.4171
危険性
引火点 41 °C (106 °F; 314 K)
致死量または濃度 (LD, LC)
> 5000 mg/kg (ラット, 経口)
安全データシート (SDS) MSDS
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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3-ヒドロキシ-2-ブタノン (3-hydroxy-2-butanone) は分子式 C4H8O2 で表されるα-ヒドロキシケトン (アシロイン) である。 アセトイン (acetoin) の慣用名がよく使用されている。

性質

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ヨーグルト、バター様の香りを持つ化合物であり、主に発酵食品に香気成分として含まれるが、野菜や果物にも少量含有される。

室温で放置すると、二分子でそれぞれのカルボニル基にヒドロキシ基が付加してヘミアセタール化した二量体である2,5-ジメチル-1,4-ジオキサン-2,5-ジオールを徐々に形成する。これは融点 90 °Cの結晶性物質であるが、融点以上に加熱すると単量体に戻る。

水、エタノール、プロピレングリコール、ジクロロメタンなどに可溶。溶液の状態では単量体のまま保存できる[1]。

合成

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アセトアルデヒドのチアゾリウム塩触媒を用いたベンゾイン縮合によって合成される。その他、酢酸エステルのアシロイン縮合や2,3-ブタンジオールの微生物酸化、2,3-ブタンジオンの部分還元によっても合成できる。糖から3-ヒドロキシ-2-ブタノンを生成する発酵法も知られている。

生合成

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ピルビン酸の二量化によって生成するアセト乳酸の脱炭酸で生成する。

用途

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乳製品やそれを利用した菓子、マーガリン、キャラメル、コーヒー、タバコなどに香料として使用される[1]。

法的規制

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消防法により第四類危険物の第二石油類に指定されている[2]。

出典

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  1. 1 2 『15710の化学商品』 化学工業日報社、2010年、1479頁。
  2. ↑ 職場のあんぜんサイト 3-ヒドロキシ-2-ブタノン 厚生労働省、2010年3月31日(2017年8月1日閲覧)。
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