FIM女子世界選手権
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| カテゴリ | オートバイレース |
|---|---|
| 国・地域 | 国際 |
| 開始年 | 2024年 |
| コンストラクター | ヤマハ |
| タイヤ サプライヤー | ピレリ |
| ライダーズ チャンピオン |
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FIM女子世界選手権(FIMじょしせかいせんしゅけん、FIM Women's Circuit Racing World Championship、略称:WorldWCR)[1]は、モーターサイクルによるモータースポーツ。国際モーターサイクリズム連盟(FIM)とドルナスポーツが主催する、女性限定によるロードレースの世界選手権大会[2]。
解説
2023年4月29日に開催されたロードレース世界選手権第4戦スペイングランプリ内で創設することが発表された[2]。同年10月には、選手権の詳細が発表され、2024年7月にスーパーバイク世界選手権の日程と重なる6戦で合計12レースで開幕すると予測された。また、18歳から50歳までのレギュラーライダー22名と、各レースで2名の招待ライダーが、ヤマハ・YZF-R7とピレリタイヤで競うように計画されていた[3]。当初はワンメイクシリーズであったが、複数のメーカーが参加する意向である[2]。2026年10月9日、CFMOTOが2027年シーズンより独占車両サプライヤーとなると同時にミシュランタイヤが供給されることが発表された。CFMOTOは3年間[4]、ミシュランは5年間の独占供給となる[5]。
パフォーマンスでは、スーパースポーツ300とスーパースポーツの中間に位置する[6]。
レースフォーマットは、スーパーポールを含む予選セッションと、サーキットごとに2レースで構成されている[7]。2024年6月4日、YouTube公式チャンネルを通じて無料で全戦ライブ配信されることが発表された[8]。
概要
FIMは、より多くの女性をモーターサイクルに迎え入れ、モーターサイクルに関わるすべての女性に平等な機会と待遇を提供することを目的として、2006年にFIM女性モーターサイクル委員会(CFM)を設立したことを発端とし[9]、2013年、アルバセテ・サーキットでFIM女性ロードレーストレーニングキャンプを開催し、 BMWとの提携で24名の参加者にBMW・S1000RRを提供し[10]、2014年にブルノ・サーキット[11]、2015年にロサイル・インターナショナル・サーキットでトレーニングキャンプが開催された[12]。
CFMプログラムの一環としてモリワキエンジニアリング代表の森脇護の支援を受けて、2014年にメリッサ・パリス、シェリーナ・モレダ[13]、2015年にモレダ、アバロン・ビドルを擁し、鈴鹿4時間耐久ロードレースに参戦した[14]。
2014年、ドルナとFIMヨーロッパとの共同による新たな取り組みとして、スーパーバイク世界選手権のヨーロッパラウンドのサポートレースとして開催されていたヨーロピアン・ジュニア・カップ(EJC)と併せて女子ヨーロピアン・カップ(WEC)が開催されることが発表された。EJCの女性ライダーは、EJCとWECの両方でポイントを獲得することができ、14歳から23歳までの女性に参加資格を有していた[15]。 2016年には上限年齢が24歳に引き上げられ[16]、2017年にはスーパースポーツ300世界選手権が新設されたことで、EJCは不要となり[17]、WECとともに廃止された[18]。
2020年に女子ヨーロピアンカップが復活し、EMGイベンティとモトックスレーシングが主催し、FIMヨーロッパとイタリアモーターサイクル連盟の認可を受けたこのシリーズでは、300ccのオートバイが使用された。イタリアスピード選手権のサポートレースとして、イタリア国内のサーキットで6戦行われた[19]。2023年、スーパースポーツ300女子ヨーロッパ選手権に昇格し[20]、イタリア、スペイン、チェコの3か国で行われた。また、イタリア女子スピード選手権と女子カップエントリーレベル・トロフィーと2つのフィーダーシリーズが作られた[21]。
モトクロス、エンデューロ、トライアル、下位カテゴリで女子世界選手権が既に設立されている中、FIMは2023年にドルナと共同でWorldWCRを創設した[1]。
レギュレーション
技術規定
2024年 - 2026年
2023年のユーロ5仕様の689 cc水冷直列2気筒DOHC搭載のヤマハ・YZF-R7 (2022年型モデル)[22]が全競技者に供給され、ヤマハ・GYTRレースキットが装着されている[7]。メンテナンスとセットアップはJiRが行うが、チームはセットアップに微調整を加えることができる[6]。
タイヤはピレリがワンメイクとして供給され、スーパーバイクシリーズで使用されているディアブロを使用。晴用はフロントが120/70-17、リアが180/60-17のSC1コンパウンドタイヤで[23]、雨天用ではではSCR1コンパウンドで、リアは200/60を使用[24]。
2027年 -
競技者は、675 cc (41.2 cu in)の水冷3気筒エンジンを搭載したCFMOTO・675SR-Rを使用する[25]。675SR-Rは、ヤマハ・YZF-R7よりも15 bhp (11 kW)多く発生すると推定されている[26]。CFMOTOはレース用バイクの準備、スペアパーツの供給、レースへの技術チームの派遣を行うとしている[27]。
タイヤサプライヤーはピレリからミシュランへと変更された[28]。
競技規則
スーパースポーツ世界選手権同様金曜日にスーパーポール、土曜日と日曜日に1レースずつと計2レースが行われる[7]。各レースの最短距離は40 km (25 mi)、最長距離は70 km (43 mi)[29]。
レース1のグリッドはスーパーポールによって決定され、レース2では、上位9名はレース1のファステストラップによって決定され、残りの順位はスーパーポールのタイムによって決定される[30]。
グリッドは24名のレギュラーライダーで構成され、各ラウンドで、開催国の連盟は2名のワイルドカードエントリーを指名でき、さらにドルナは「1イベント」エントリーを指名ができる[31]。規定では最大30名のライダーが認められ、18歳から50歳までのライダーが参加資格を有している[2]。
参加費は25,000ユーロに設定されており、ヤマハ・YZF-R7、GYTRレーシングキット、ピレリ、燃料、オイル、レーシングサービス、パドックビレッジへのアクセスが組み込まれている[32][33]。
ポイントシステム
| 着順 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | 25 | 20 | 16 | 13 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
歴代チャンピオン
| 年 | ライダーズ・チャンピオン | |
|---|---|---|
| ライダー | ポイント | |
| 2024年 | 244 | |
| 2025年 | 245 | |
| 2025年 | 250 | |
主な日本人ライダー
- 平野ルナ 2024年
関連項目
脚注
- 1 2 “Inaugural FIM Women's Motorcycling World Championship set to kick off in 2024” (2023年10月28日). 2026年4月27日閲覧。
- 1 2 3 4 “Anuncien el naixement del Mundial de Motociclisme femení: data d'inici, curses, marques i nombre de pilots” [They announce the birth of the Women's Motorcycle World Cup: start date, races, brands and number of riders] (カタルーニャ語). 3Cat (2023年4月29日). 2024年7月9日閲覧。
- ↑ “Mundial Femenino 2024: calendario, formato, moto, precio...” [2024 Women's Motorcycle World Championship: calendar, format, bike, price and more] (スペイン語). Motociclismo (2023年10月30日). 2024年7月9日閲覧。
- ↑ “CFMOTO「675SR-R」が女子世界選手権の公式マシンに! 2027年からWorldWCRへ独占供給、ヤマハ「YZF-R7」からバトンタッチ”. webオートバイ. モーターマガジン社 (2026年10月13日). 2026年10月18日閲覧。
- ↑ “SBK、2027年からミシュランがタイヤサプライヤーに。併催の全カテゴリーに供給へ”. as-web.jp. SAN-EI (2026年6月17日). 2026年10月18日閲覧。
- 1 2 “Women's Circuit Racing World Championship 2024: A Historic Debut!” (英語). WorldSBK Store (2024年6月13日). 2024年7月12日閲覧。
- 1 2 3 “Everything about the FIM Women's Circuit Racing World Championship”. NG Brakes (2024年3月8日). 2024年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月9日閲覧。
- ↑ “Neue Frauen-Motorrad-WM wird live auf YouTube übertragen” [New Women’s Motorcycle World Championship will be broadcast live on YouTube] (ドイツ語). Nau (2024年6月4日). 2024年6月4日閲覧。
- ↑ “FIM's Commission For Women In Motorcycling Working "To Create Equal Opportunities And Treatment"”. Roadracing World Magazine (2007年3月6日). 2024年6月19日閲覧。
- ↑ “Girl Power: BMW Motorrad supports first ever FIM Women's RR Camp.” (英語). www.press.bmwgroup.com (2013年10月10日). 2024年6月19日閲覧。
- ↑ “BMW: History Made During FIM Women's Road Racing Training Camp At Brno”. Roadracing World Magazine (2014年9月30日). 2024年6月19日閲覧。
- ↑ “American Moreda Instructs At FIM Women's Road Racing Training Camp In Qatar”. Roadracing World Magazine (2015年10月23日). 2024年6月19日閲覧。
- ↑ “Four Women, Four Hours” (英語). Cycle World (2014年8月3日). 2024年6月22日閲覧。
- ↑ “Great Results at Suzuka 4 Hours Race for Synergy Force MORIWAKI Women's Team”. Woman Motorcycle Enthusiast - MOTORESS (2015年8月9日). 2024年6月22日閲覧。
- ↑ “FIM Europe 'Women's European Cup' to debut in 2015 as part of the Pata EJC”. www.worldsbk.com (2014年11月28日). 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “Sporting rules for FIM Europe WIL Sport European Junior Cup powered by Honda – FIM European Women's Cup – 2016”. fim-europe.com. FIM Europe (2016年3月28日). 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “WIL Sport European Junior Cup, powered by Honda will celebrate 46th and final race at Jerez in October”. europeanjuniorcup.com. Honda Motor Europe. 29 September 2016. 2016年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年7月10日閲覧.
- ↑ “El Mundial de Supersport 300 recoge el testigo de la Women's European Cup” [The Supersport 300 World Championship takes over from the Women's European Cup] (スペイン語). Motociclismo (2017年3月24日). 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “FIM Europe presents the Women's European Cup”. Fim Europe (2019年12月30日). 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “Supersport 300 Women's European Cup Agreement”. Fim Europe (2022年5月25日). 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “A NEW 3-STEP LADDER FOR WOMEN IN MOTORCYCLE RACING - EMG EVENTI”. EMG Eventi. 2024年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月10日閲覧。
- ↑ “2024 WorldSBK, WorldSSP, WordSSP300 & WorldWCR World Championships Regulations”. FIM. p. 192 (2024年6月26日). 2024年7月12日閲覧。
- 1 2 “Preview: WorldWCR launches inaugural season with first test at Cremona Circuit”. www.worldsbk.com (2024年5月13日). 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “Standard Pirelli DIABLO Superbike tyres for the UK WorldSBK round”. Pirelli (2024年7月8日). 2024年7月12日閲覧。
- ↑ “CFMOTO sustituirá a Yamaha en el WorldWCR con la 675SR-R en 2027” [CFMOTO will replace Yamaha in the WorldWCR with the 675SR-R in 2027] (スペイン語). Moto1Pro (2026年10月11日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ “CFMoto moves closer to WorldSBK with 675SR-R agreement” (英語). www.visordown.com (2026年10月9日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ “CFMOTO 675SR-R to Become Official Motorcycle of WorldWCR from 2027 – Moto Rider World”. motoriderworld (2026年10月9日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ “Michelin to supply WorldSBK/SSP/SPB/WCR grids from 2027”. MCNews (2025年6月17日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ “2024 WorldSBK, WorldSSP, WordSSP300 & WorldWCR World Championships Regulations”. FIM. p. 31 (2024年6月26日). 2024年7月12日閲覧。
- ↑ “WSSP, WSSP300, and WorldWCR debut unprecedented format to determine the starting grid for Race 2”. Motorcycle Sports (2024年1月16日). 2024年6月16日閲覧。
- ↑ “Glossary”. www.worldsbk.com. 2024年7月10日閲覧。
- ↑ “Inaugural FIM Women's Motorcycling World Championship set to kick off in 2024”. www.worldsbk.com (2023年10月28日). 2023年10月28日閲覧。
- ↑ “First details of 2024 FIM Women's Motorcycle World Championship are confirmed”. crash.net (2023年10月28日). 2024年2月12日閲覧。