GSK-3βまたはGSK3B(英: glycogen synthase kinase-3 beta)は、ヒトではGSK3B遺伝子にコードされる酵素(プロテインキナーゼ)である[5][6]。GSK-3βの調節や発現の異常は、双極性障害の感受性の増大と関係している[7]。
GSK-3は、グリコーゲンシンターゼをリン酸化して不活性化する因子として同定された、プロリン指向性セリン/スレオニンキナーゼである。2種類のアイソザイムGSK-3αとGSK-3βのアミノ酸配列は高度な相同性を示す[5]。GSK-3βはエネルギー代謝、神経細胞の発生やパターン形成に関与している[8][9]。
マウスでのGsk3b遺伝子座のホモ接合型破壊は、妊娠中期での致死となる[10]。この致死表現型は、TNFの阻害によってレスキューされる[10]。
ヒトのGSK3B遺伝子の2つのSNP、rs334558(-50T/C)とrs3755557(-1727A/T)は、双極性障害におけるリチウム治療の有効性と関係している[11]。
結節性硬化症モデルでは、TSC2の喪失によって引き起こされたGSK-3βの活性やタンパク質合成の変化は、ERK1/2の薬理的阻害によって回復することが示されている[12]。
GSK-3βは次に挙げる因子と相互作用することが示されている。
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