HomeView
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| 開発元 | Apple |
|---|---|
| 製品ファミリー | Apple Home |
| 種別 | スマートディスプレイ、スマートスピーカー、スマートホームハブ |
| 世代 | 第1世代 |
| 発売日 | 2026年11月13日 |
| 標準価格 | 299米ドル(米国) |
| SoC | Apple A18 |
| ディスプレイ | 7インチ Liquid Retinaディスプレイ |
| サウンド | 空間オーディオ対応スピーカー |
| 入力機器 | タッチスクリーン、音声 |
| デジタルカメラ | 1200万画素(センターフレーム対応) |
| 外部接続 | Wi-Fi、AirPlay |
| 関連商品 | HomePod、Apple TV、HomeKit |
| ウェブサイト |
www |
Apple HomeView(アップル・ホームビュー)は、Appleが開発した家庭用スマートディスプレイおよびスマートホームハブである。2026年10月13日に発表され、同年11月13日に米国などで発売される予定である[1][2]。
7インチのLiquid Retinaディスプレイ、カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、スマートホーム機器の制御、音楽や動画の再生、FaceTimeによるビデオ通話などに対応する。Apple Intelligenceを利用した音声アシスタント「Siri AI」を備え、家庭内の複数の利用者を顔によって識別し、それぞれに応じた情報を表示する機能を持つ[1][3]。
製品には卓上型と壁掛け型の2種類があり、HomePodやApple TVなどのApple製品と連携する。Appleが家庭向けに展開してきた機器やサービスを統合する製品として位置付けられている[1]。
歴史
開発
Appleがディスプレイを搭載した家庭用スマートデバイスを開発しているとの報道は、少なくとも2024年から存在していた。
2024年11月、技術情報サイトの9to5Macは、Appleが開発中とされる家庭用端末について報じた。当時は「HomePad」などの仮称が用いられ、家庭内で情報を表示したり、スマートホーム機器を操作したりする端末になると予想されていた[4]。
2025年7月には、開発中のiOS 26から、ディスプレイ付きHomePodの存在を示唆する記述が発見されたとMacRumorsおよび9to5Macが報じた[5][6]。
2026年1月には、開発中の端末に小型ディスプレイや回転可能な台座が採用される可能性が報じられた。当初は2026年春の発売が予想されたものの、同年3月には秋以降に延期されるとの見通しが伝えられた[7][8][9][10]。
同年8月には、macOS Tahoeの開発版などを手掛かりとして、ウィジェットを用いたユーザーインターフェースや、既存のApple製品と連携する機能についての報道が相次いだ[11][12]。
2026年9月30日には、ブルームバーグの記者マーク・ガーマンによる情報として、Appleが10月13日に複数のスマートホーム関連製品を発表する見通しが報じられた。新製品の外観については、ドーム状の台座にディスプレイを接続するiMac G4に似た構成になると伝えられていた[13][14][15]。
発表前には6インチ程度のディスプレイが搭載されるとの予測もあったが、実際に発表された製品の画面サイズは7インチであった[16][1]。
10月には、「HomeView」という名称の商標出願、製品のカラーバリエーション、設置方式、発売時期などについての情報が相次いで報じられた[17][18][19][20]。
発表
2026年10月8日、Appleは「Welcome home」をテーマとする10月13日の製品発表を予告した[23][24]。
同月13日、AppleはHomeViewを正式発表した。同時に新型のHomePod miniやApple TV 4Kなども発表され、スマートホーム関連製品の拡充が図られた[3][25]。
設計
本体構造
HomeViewには卓上型と壁掛け型の2種類が用意されている[1]。
卓上型は、ドーム状のアルミニウム製台座と7インチのディスプレイをステンレス製のヒンジで接続した構造を採用する。ディスプレイの傾斜角度を調整でき、机や棚などに設置して利用する[26]。
外観は、ディスプレイをアームで支える構造を採用したAppleの一体型コンピュータ「iMac G4」との類似性が指摘されている[27]。
壁掛け型は、玄関や廊下などの壁面に取り付けることを想定したモデルである。AppleはSchneider Homeと協力し、USB-C、交流電源への配線接続、Power over Ethernetによる給電方式に対応した専用取付部品を用意する。PoE対応の取付部品は2027年初頭に発売される予定である[1]。
ディスプレイ
7インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、周囲の照明環境に応じて画面の色調を調整するTrue Toneに対応する。画面輝度は最大500ニトから最低0.3ニトまで調節できる[26]。
利用者と端末の距離に応じて画面表示を変化させる機能も備える。離れた場所からは比較的簡潔な情報を表示し、利用者が近づくと詳細な情報を表示する[1]。
カラーバリエーション
卓上型にはシルバー、スターライト、ローズピンク、スペースグレイの4色が用意される。壁掛け型はシルバーとスペースグレイの2色で展開される[1]。
ハードウェア
プロセッサとカメラ
HomeViewはApple A18チップを搭載する。Appleは、このチップのセキュリティ機構を利用し、利用者の顔や声の認識に用いる情報を保護すると説明している[26]。
1200万画素のカメラを搭載し、FaceTimeによるビデオ通話に対応する。カメラには「センターフレーム」機能があり、通話中の人物が移動した場合や複数人が映り込んだ場合に、画面の構図を自動的に調整する[26][28]。
音響機能
卓上型にはディスプレイ部分の2基のフルレンジドライバーに加え、台座部分に下向きのウーファーと2基のパッシブラジエーターが搭載されている[1]。
Appleの音響処理技術により再生音を調整し、空間オーディオにも対応する。また、音声操作やビデオ通話のためのマイクを内蔵する[26]。
壁掛け型は2基の専用ドライバーと壁面設置向けに調整された音響処理を採用しており、卓上型とはスピーカー構成が異なる[1]。
ソフトウェアと機能
ユーザーインターフェース
HomeViewは、時計、写真、カレンダー、天気、スマートホーム機器の状態などを画面に表示できる。利用者はアプリやウィジェットを配置し、それぞれの用途に合わせてホーム画面を構成できる[1]。
Appleの標準サービスに加え、対応するサードパーティー製の音声・動画アプリとも連携する[26]。
開発段階では「homeOS」と呼ばれる独自のオペレーティングシステムが採用される可能性が報じられ、この名称は商標出願に関する報道でも取り上げられていた[29]。一方、2026年10月13日の公式発表では、homeOSという名称は正式なオペレーティングシステム名として明示されていない。
Siri AI
HomeViewは、Apple Intelligenceを利用した音声アシスタント「Siri AI」に対応する。
Siri AIは、自然言語による対話、一般的な知識への質問、音楽の検索、予定の確認、家庭内の機器の操作などに対応する[1]。
Apple Intelligenceに対応するiPhoneまたはiPadと連携すると、利用者のカレンダーやメッセージなどの情報を参照した応答や、対応アプリを横断する操作も行える。対応端末と連携しない場合でも、一般的な質問への応答や音楽の検索など、一部の機能を利用できる[26]。
HomeView上で開始したSiri AIとの会話は、対応するApple製品に引き継ぐことができる。Appleによれば、会話履歴の同期にはiCloudが利用される[1]。
発表時点でHomeViewのSiri AIは英語に対応し、米国、英国、カナダ、オーストラリア、インド、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカで提供される。カナダ向けフランス語への対応は後日のソフトウェア更新で追加される予定である[1]。
スマートホーム制御
HomeViewは、HomeKitやMatterに対応する家庭内の機器を操作するためのハブとして機能する[1][30]。
「ホーム」アプリを通じて、照明、空調機器、スマートロック、監視カメラなどの対応機器を管理できる。タッチ操作に加えて、Siri AIによる音声操作にも対応する。
画面には複数のカメラ映像を表示でき、専用の表示モードでは最大9系統の映像を同時に表示できる[1]。
対応するiCloud+の契約がある場合には、HomeKit Secure Videoに対応したカメラの映像を利用し、人物、動物、荷物、車両などの検出に基づく通知を受け取れる。Apple Intelligenceによる映像内容の説明機能も用意されている[1]。
HomeViewは、LG ElectronicsやSchneider Electricなどと協力して展開される「Apple Home Collection」の対応機器とも連携する。この製品群には、スマートカメラ、ドアベル、温度調節機器、スマートロックなどが含まれる[31]。
個人認識とプライバシー
HomeViewは、最大6人の利用者を顔によって認識し、それぞれに対応したホーム画面を表示できる。各利用者の個人情報はほかの利用者から分離される一方、家庭内で共有する写真や音楽などを共通して利用できる[1]。
Appleによれば、A18チップには「Secure Exclaves」と呼ばれる隔離された処理環境があり、顔や声の認識に使用するカメラ・マイクのデータをオペレーティングシステムから分離して処理する[26]。
個人のメッセージやカレンダーなどを表示する際には、本人の顔認識に加え、対応するiPhoneまたはiPadが同じWi-Fiネットワークに接続され、最近ロック解除されていることなどが条件となる[26]。
Siri AIによる一部の処理には、端末内での処理に加えて、Appleの「Private Cloud Compute」が利用される。Appleは、これらの仕組みによって個人情報の保護を図ると説明している[1]。
発売と販売地域
HomeViewは2026年10月13日に発表され、同日から米国、カナダ、英国、オーストラリア、インド、ニュージーランドで予約注文の受付が開始された。シンガポールでは同月15日から予約を受け付ける。これらの国々では同年11月13日から販売される予定である。南アフリカでも正規販売代理店を通じて同日に発売される予定である[1]。
米国での販売価格は、卓上型、壁掛け型ともに299米ドルである。壁掛け型の取付部品は別売りで、USB-C対応モデルは59.95米ドルから、交流電源への配線接続モデルは79.95米ドルから販売される。PoE対応モデルは2027年初頭に129.95米ドルで発売される予定である[1]。
Appleは発表時点で、欧州連合(EU)ではSiri AIの提供状況に関連してHomeViewを販売しない方針を示した[2][1]。
日本は初回販売対象国として案内されておらず、2026年10月13日時点で日本向けの発売日および販売価格は発表されていない[1]。
評価
HomeViewは、Amazonの画面付きEchoシリーズやGoogleのNestシリーズなどと競合する家庭用スマートディスプレイと位置付けられている[2]。
Reutersは、HomeViewの発表をAppleがスマートホーム市場で存在感を強めようとする取り組みとして報じた。同市場ではAmazonやGoogleなどが先行しており、AppleはSiri AIの機能強化と既存製品との連携を通じて競争力の向上を図っていると分析している[2]。
『The Wall Street Journal』は、HomeViewの実機に触れた記事で、顔認識による個人別の表示、iPhoneとの連携、広告を表示しない画面構成などを特徴として取り上げた。一方、利用できる機能や対応機器がAppleのエコシステムに依存することを、利用上の制約として指摘した[32]。
『The Verge』は、HomeViewをAppleによるスマートホーム用ディスプレイの本格的な展開として紹介し、家庭内の機器制御、ビデオ通話、個人認識などの機能を取り上げた[3]。
環境への配慮
Appleによれば、HomeViewの卓上型の台座および壁掛け型の筐体には100%再生アルミニウムを使用している。また、Appleが設計したプリント基板には再生金のめっきと再生スズのはんだ、磁石には再生希土類元素を使用している[1]。
製品パッケージには繊維素材を使用しており、リサイクル可能な構成としている。これらはAppleが掲げる2030年までのカーボンニュートラル達成目標に関連する取り組みの一環とされる[1]。
関連項目
脚注
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 “Meet Apple HomeView, a new way to enjoy entertainment, stay connected, and manage the home” (英語). Apple (2026年10月13日). 2026年10月13日閲覧。
- 1 2 3 4 “Apple unveils new smart home products, showcasing updated Siri AI”. Reuters (英語). 2026年10月13日. 2026年10月13日閲覧.
- 1 2 3 “Everything Apple launched at its 'Welcome Home' event” (英語). The Verge (2026年10月13日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ Christoffel, Ryan (2024年11月13日). “Apple's new 'HomePad' is exactly what I want in a home device” (英語). 9to5Mac. 2026年10月1日閲覧。
- ↑ Clover, Juli (2025年7月22日). “Hints of HomePod With Screen Found in iOS 26” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Christoffel, Ryan (2025年7月22日). “iOS 26 beta leak hints at unexpected name for Apple's 'HomePad'” (英語). 9to5Mac. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Christoffel, Ryan (2026年1月23日). “Apple's rumored 'HomePad' device gets encouraging launch update” (英語). 9to5Mac. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Clover, Juli (2026年1月22日). “Apple's Upcoming Home Hub Could Include 'Robotic Swiveling Base'” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Charlton, Hartley (2026年3月6日). “Apple's 'HomePad' Now Rumored to Launch Even Later Than Expected” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Christoffel, Ryan (2026年3月6日). “Apple's 'HomePad' gets launch timing update via leaker” (英語). 9to5Mac. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Lovejoy, Ben (2026年8月19日). “HomePad code suggests it'll act like a giant Apple Watch” (英語). 9to5Mac. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Clover, Juli (2026年8月18日). “Apple's Home Hub Will Have a Widget Gallery With iPhone Widget Support” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Charlton, Hartley (2026年9月30日). “Three New Apple Smart Home Products Coming on October 13” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Lovejoy, Ben (2026年9月30日). “Apple's HomePad smart home hub launching on Oct 13 with iMac G4 design – Bloomberg” (英語). 9to5Mac. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Charlton, Hartley (2026年9月30日). “Apple Smart Home Hub to Feature iMac G4-Style Design” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Miller, Chance (2026年9月30日). “Leak reveals new design details about Apple's upcoming smart display” (英語). 9to5Mac. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ Rossignol, Joe (2026年10月9日). “Apple Potentially Behind 'HomeView' Trademark Filed Alongside 'homeOS' Last Year” (英語). MacRumors. 2026年10月9日閲覧。
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- ↑ Rossignol, Joe (2026年10月1日). “Apple's All-New Home Hub Rumored to Launch in These Four Colors” (英語). MacRumors. 2026年10月1日閲覧。
- ↑ Christoffel, Ryan (2026年10月1日). “'HomePad' could launch in these four colors, per leaker” (英語). 9to5Mac. 2026年10月1日閲覧。
- ↑ Lovejoy, Ben (2026年10月1日). “HomePad setup process seemingly revealed, sharing feature with iPhone Duo” (英語). 9to5Mac. 2026年10月2日閲覧。
- ↑ Hardwick, Tim (2026年10月11日). “Apple's 'HomeView' Smart Home Hub Expected to Ship in Mid-November” (英語). MacRumors. 2026年10月11日閲覧。
- ↑ Christoffel, Ryan (2026年10月8日). “Apple announces special event for October 13: 'Welcome home'” (英語). 9to5Mac. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ Clover, Juli (2026年10月8日). “Apple Product Launch Announced for October 13: 'Welcome Home'” (英語). MacRumors. 2026年10月8日閲覧。
- ↑ Wong, Raymond (2026年10月13日). “Apple Officially Announces Its Smart Home Hub: the HomeView” (英語). Gizmodo. 2026年10月13日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 “Apple HomeView” (英語). Apple. 2026年10月13日閲覧。
- ↑ Charlton, Hartley (2026年9月30日). “Apple Smart Home Hub to Feature iMac G4-Style Design” (英語). MacRumors. 2026年9月30日閲覧。
- ↑ “Apple debuts HomeView, a smart display powered by Siri AI; new HomePod Mini 2 and Apple TV 4k” (英語). The Indian Express (2026年10月13日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ Rossignol, Joe (2025年6月5日). “Apple's Long-Rumored 'homeOS' Possibly Trademarked Ahead of WWDC” (英語). MacRumors. 2026年10月11日閲覧。
- ↑ “Watch Apple's reveal video for the HomeView” (英語). The Verge (2026年10月13日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ “Introducing Apple Home Collection, a new lineup of smart home accessories” (英語). Apple (2026年10月13日). 2026年10月13日閲覧。
- ↑ “My First Impressions of Apple's New Smart Home Display”. The Wall Street Journal (英語). 2026年10月13日. 2026年10月13日閲覧.
外部リンク
- Apple HomeView - Apple公式製品ページ
- Apple HomeViewの発表 - Apple Newsroom
- 発表前のカラーバリエーションに関する報道 - Macworld
- 発表前の構成に関する報道 - Macworld
- 発表前のApple Storeに関する報道 - MacRumors