Ivalua

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Ivalua
Ivalua
種類 非公開会社
本社所在地 フランスの旗 フランス マシー
設立 2000年
業種 ソフトウェア
事業内容 企業向け調達・購買・支出管理ソフトウェアの開発・提供
代表者 Franck Lheureux(CEO)
従業員数 1,000人超(2025年)
関係する人物 David Khuat-Duy(創業者)
外部リンク https://www.ivalua.com/
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Ivalua(イヴァルア)は、フランスのパリ近郊、マシーに本社を置く、企業向け調達・購買および支出管理ソフトウェアの開発・提供を行う非公開企業である。2000年にDavid Khuat-Duyによって設立され、Source-to-Pay(S2P)を中心とするクラウド型ソフトウェアプラットフォームを世界各地の企業に提供している。同社の製品は、調達要求の受付から戦略的ソーシング、サプライヤー管理、契約管理、購買、請求書処理、支出分析まで、調達・購買に関わる一連の業務プロセスを対象としている。[1][2][3]

同社のプラットフォームは、直接材(Direct Spend)と間接材(Indirect Spend)の双方を対象としており、製造業における原材料・部品の調達から、一般企業の間接材購買まで、異なる調達形態に対応する機能を備える。Ivaluaは、複数の調達業務を共通のプラットフォームとデータモデル上で管理する構成を採用している。[4][3]

事業規模と成長

Ivaluaは、企業向け調達・支出管理ソフトウェアをサブスクリプション型のクラウドサービスとして提供している。同社によれば、2025年のサブスクリプション売上高のオーガニック成長率は前年比24%であった。同年、従業員数は世界15拠点で1,000人を超え、500社を超える企業が同社のプラットフォームを利用していた。また、70か国以上で事業を展開している[5][6]。

同社は顧客との長期的な関係を事業の特徴として挙げており、2025–2026年のサステナビリティレポートでは、顧客維持率を95~99%としている。また、同レポートでは無借金経営、収益性およびキャッシュフローの状況についても公表している[7]。

パートナーを通じた導入・サービス提供体制も拡大している。2025年には認定導入コンサルタントが前年比27%増加して3,100人を超え、テクノロジーパートナーネットワークも前年比39%拡大した。同社はパートナーを通じた販売・導入を重視する事業モデルを採用しており、コンサルティング会社やシステムインテグレーターとの協業をグローバルに展開している[8]。

沿革

Ivaluaは2000年1月、David Khuat-Duyによってフランスで設立された。創業当初は、マーケティング、コミュニケーション、環境分野などの電子マーケットプレイスを開発していた。しかし、当時の市場の成熟度や顧客開拓の課題を踏まえ、企業の購買業務を支援するソフトウェアの開発へと事業の重点を移した。2002年のフランスのIT専門メディア『01net』の記事では、同社が自己資金で事業を開始し、初年度に損益分岐点に達したことや、購買管理ソフトウェア「Ivalua Buyer」を展開していたことが紹介されている。[9]

2011年5月、IvaluaはAXA Private Equity(現Ardian)から300万ユーロの投資を受けた。同投資は、米国を含む海外市場への事業展開と、SaaS型の購買管理ソフトウェア「Ivalua Buyer」の強化を目的としていた。[10]

2017年4月、Ivaluaは米国の投資会社KKRから7,000万米ドルの成長投資を受けた。KKRは創業者および既存投資家のArdianとともに株主となり、同社の国際展開と製品開発を支援することとなった。[11]

同年10月、Ivaluaは米国の調達ソフトウェア企業Directworksを買収した。Directworksは、製造業における直接材管理や、製品開発に関わる部門とサプライヤーとの協業を支援するソフトウェアを提供していた。この買収により、Ivaluaは直接材調達や部品表(BOM)に関連する機能の強化を進めた。[12]

2019年5月、IvaluaはTiger Global ManagementおよびArdian Growthから6,000万米ドルの成長投資を受けた。この資金調達により、同社の企業評価額は10億米ドルを超え、フランス発のユニコーン企業の一つとなった。調達資金は、製品開発や国際展開などに充てられると発表された。[13][14]

2021年2月、Ivaluaはフランス政府が推進する成長企業支援プログラム「French Tech Next40/120」の2021年度選出企業に選ばれた。同プログラムは、フランスの有望なテクノロジー企業の成長と国際展開を支援するものである[15]。

Ivaluaは2023年度にもFrench Tech Next40に選出された。同プログラムの2023年度公式発表資料にも同社が掲載されている[16]。

2024年8月、英国のソフトウェア投資会社HgはIvaluaへの投資に合意した。同年12月には、HgのGenesis 10ファンドを通じた投資が完了した。HgCapital Trustの2024年年次報告書では、Ivaluaをフランスおよび米国を拠点とする支出管理クラウドソフトウェア企業として紹介している。[17]

2025年1月、創業者のDavid Khuat-Duyは最高経営責任者(CEO)を退任し、新設された最高AI責任者(Chief AI Officer)に就任した。CEOには、それまで最高収益責任者(Chief Revenue Officer)を務めていたFranck Lheureuxが就任した。Khuat-DuyはExecutive Chairmanとして引き続き取締役会に関与することとなった。この経営体制の変更は、同社のAI分野への取り組みを加速させる方針の一環として発表された。[18]

2025年3月、投資会社AgilaCapitalは、HgとともにIvaluaへの少数持分投資を発表した。投資金額は公表されていない[19]。

製品・サービス

Ivaluaは、企業の調達・購買活動を包括的に管理するクラウド型のSource-to-Pay Platformを提供している。同プラットフォームは、調達要求の受付、支出分析、戦略的ソーシング、サプライヤー管理、契約管理、購買、請求書処理などの機能を統合し、直接材(Direct Spend)と間接材(Indirect Spend)の双方を対象としている。各機能は共通のプラットフォームとデータモデル上で連携し、調達プロセス全体の情報管理と業務の可視化を支援する[20]。

Source-to-Contract

Source-to-Contract(S2C)は、調達戦略の策定からサプライヤー選定、契約締結までを対象とする領域である。支出分析、カテゴリー管理、戦略的ソーシング、サプライヤー評価、RFx(情報提供依頼、提案依頼、見積依頼)、入札、契約ライフサイクル管理などの機能を備える。ソーシングでは、複数ラウンドの入札やリバースオークションに対応し、サプライヤーから提出された見積もりや提案を評価するほか、価格、供給能力、リスクなどの条件を考慮した調達先の選定や配分の最適化を支援する[21][22]。

サプライヤー管理では、企業情報、財務情報、製品・サービス情報、リスク、サステナビリティ、パフォーマンスなどを管理する。Spend Mattersの製品分析では、サプライヤーに関する情報を一元的なプロファイルから参照でき、ソーシング活動、契約、発注、請求書、評価、リスク情報など、Source-to-Payの各プロセスにまたがる情報を関連付けて確認できる点が特徴として取り上げられている[23]。

契約管理では、契約書の作成、レビュー、承認、締結、保管および契約条件の管理を支援する。ソーシングで合意した価格や条件を契約情報に反映し、後続の購買プロセスと連携させることで、契約内容に沿った購買と契約遵守の管理を可能にする[24]。

Procure-to-Pay

Procure-to-Pay(P2P)は、購買要求から発注、検収、請求書処理、支払いまでの購買・支払プロセスを対象とする領域である。購買申請と承認、電子カタログ、発注管理、受領管理、請求書処理、買掛金管理などの機能を提供する。カタログに掲載された商品・サービスの購買に加え、非カタログ購買やサービス調達にも対応し、組織の購買方針や承認ルールに沿った購買手続きを支援する[25][26]。

発注管理では、購買要求から発注書への変換、発注承認、サプライヤーへの発注通知に加え、サプライヤーとの発注内容の確認や変更協議を支援する。Spend Mattersの製品分析では、発注の集約、発注書に関するサプライヤーとの高度な協業、購買要求処理の最適化などがP2P領域の特徴として挙げられている[27]。

請求書処理では、複数の形式による請求書の受領、データの取り込み、発注書や検収情報との照合、承認および例外処理を行う。発注書、検収情報、請求書の照合を通じて、取引内容と請求金額の整合性を確認し、買掛金管理や支払いに関する業務を支援する。また、サプライヤーポータルを通じて、発注の確認、請求書の提出、請求書処理状況の照会など、取引先との情報共有を行うことができる[28]。

Source-to-Contractで管理される契約やサプライヤー情報と連携し、契約条件や購買方針に沿った取引の実行を支援する。

Direct Spend Management

Direct Spend Managementは、製品やサービスの提供に直接関係する原材料、部品、商品などの支出を管理する領域である。一般的な間接材購買とは異なり、製品設計、製造、品質管理、供給計画などの業務との連携が必要となる。Ivaluaは、直接材調達に加え、サプライヤー管理、調達戦略、コスト管理、サプライチェーン上の協業などを含む機能を提供している。

製造業では、製品を構成する部品や原材料の調達が、製品原価、品質、供給能力、製品開発および生産計画に影響する。そのため、直接材の調達では、購買部門だけでなく、設計、製造、品質、財務など複数部門やサプライヤーとの情報共有が必要となる。IvaluaのDirect Spend Managementは、こうした業務に関連する情報やプロセスの管理を対象としている[29]。

Direct Materials Sourcing

Direct Materials Sourcingは、製造業などにおける原材料や部品の調達を対象とする機能領域である。部品表(Bill of Materials、BOM)に含まれる部品構成や階層情報を調達データと関連付け、部品・材料のソーシング、サプライヤー選定、原価分析、見積もり、調達シナリオの検討などを支援する。

また、製品開発段階の調達活動であるNew Product Introduction(NPI)に関連する情報管理や、設計部門、調達部門、製造部門およびサプライヤー間の協業も対象としている。製品設計や部品構成の変更に伴う調達情報の更新、部品コストの分析、サプライヤーとの情報共有などを通じて、製品開発から量産に至る調達プロセスを支援する[30]。

直接材調達に関連するサプライヤー品質管理では、Advanced Product Quality Planning(APQP)、Production Part Approval Process(PPAP)、8Dなどの品質管理プロセスも扱う。これらは製造業における部品・材料の品質確認や不具合対応に関連するプロセスであり、サプライヤーとの協業や品質情報の管理を支援する[31]。

技術

Ivaluaのプラットフォームは、Source-to-Payに関する複数の業務領域を共通のシステム基盤上で提供するアーキテクチャを採用している。同社は、その設計思想を「One Platform, One Data Model, One User Experience」と表現しており、単一のコードベースと共通のデータモデルを基盤として、各業務領域の機能を統合している。これにより、調達、購買、サプライヤー管理、契約管理などの間でデータや業務プロセスを連携させることを目指している。[32]

同プラットフォームは、ノーコードおよびローコードによる設定・拡張機能を備えている。企業は、業務要件や組織構造に応じて、画面、業務ルール、ワークフローなどを設定できる。また、標準機能を基盤としながら、企業固有の調達プロセスや承認手順に対応するための構成変更が可能である。[33]

また、共通のデータ基盤は、支出情報やサプライヤー情報などを複数の調達プロセスで利用するための基盤となっている。こうしたデータの統合は、業務横断的な分析や自動化に加え、同社が進める人工知能機能の活用を支える技術的な要素の一つとなっている。[34]

オーケストレーション

Ivaluaのプラットフォームは、ワークフローエンジン、ビジネスルールおよびシステム統合機能を通じて、業務プロセスと外部システムの連携を支援する。ワークフローエンジンは業務処理や承認プロセスを制御し、Enterprise Application Integration(EAI)やIntegration Hubを通じて、ERPなどの外部システムとのデータ交換や処理の連携を行う。これらの機能により、調達業務におけるプロセスとシステムのオーケストレーションを実現すると同社は説明している。[35][36]

人工知能

Ivaluaは、調達業務への人工知能(AI)の活用を進めている。初期の取り組みでは、生成AIを利用した情報検索、文書の作成・要約、調達業務の支援などを中心に機能を展開した。その後、AIが情報を提供するだけでなく、調達プロセスの実行を支援するAIエージェントへと開発の範囲を拡大している。[37]

同社のAI機能の中心となるのが、Intelligent Virtual Assistant(IVA)である。IVAは、IvaluaのSource-to-Payプラットフォームに統合されたAIアシスタントであり、調達データや業務情報を利用した質問への回答、文書の作成・要約、サプライヤー情報の調査、契約内容の確認などを支援する。従来のチャット形式による情報提供に加え、調達業務に関する操作や処理を実行する機能へと発展している。[38][39]

2026年6月、IvaluaはIVAのエージェント機能を管理・拡張する基盤「IVA Studio」を発表した。IVA Studioは、IVAが利用するスキル、ツール、権限、外部システムとの接続および大規模言語モデル(LLM)を管理する仕組みである。同社は、IVAをSource-to-Pay全体にわたる単一のAIエージェントとして位置付け、ユーザーとの対話、業務ワークフロー内での実行、バックグラウンドでの自動処理などに対応すると説明している。[40][41]

IVA Studioでは、企業固有の調達手順や業務上の知識を「Skills」として定義し、AIエージェントが業務の実行時に利用できる仕組みを採用している。これにより、調達戦略、交渉方法、コンプライアンス上のルールなど、組織内で蓄積された知識をAIエージェントの業務支援に活用することを目指している。[42]

また、IVA Studioは特定の大規模言語モデルに依存しない設計を掲げており、Ivaluaが提供するモデルに加えて、顧客が選択した外部モデルを利用できるとしている。外部システムとの連携にはModel Context Protocol(MCP)を採用し、IVAから外部ツールを呼び出すだけでなく、外部のAIエージェントからIvaluaの機能を利用する双方向の連携にも対応すると発表している。[43][44]

AIエージェントの利用に関しては、権限管理と監査性も重視されている。Ivaluaによると、IVAは利用者に付与されたアクセス権限を継承し、その権限を超える操作はできない。また、自動的に業務を実行する場合にも、責任を持つ利用者の権限や承認手順に基づいて動作し、実行した操作の履歴を記録する仕組みを備えている。[45]


導入企業

Ivaluaの調達・支出管理プラットフォームは、製造業、自動車産業、エネルギー産業、金融・保険、食品・飲料、医療、公共部門など、幅広い業界で採用されている。公開されている導入事例には、直接材・間接材の調達、戦略的ソーシング、サプライヤー管理、契約管理、第三者リスク管理、公共調達など、業界や組織の特性に応じた調達業務のデジタル化が含まれる。

  • 製造業・自動車産業
    • Cummins:米国のエンジン・パワーソリューションメーカー。2026年4月、グローバルな電子ソーシングプラットフォームとしてIvaluaの稼働を開始した。直接材サプライヤーに対し、見積もり提出やソーシングイベントへの参加をIvalua経由で行うことを求めている。[46]
    • Grupo Antolin:スペインの自動車部品メーカー。Ivaluaの導入事例では、直接材調達プロセスのデジタル化、社内およびサプライヤーとの協業、業務の自動化、調達プロセス全体の可視性向上が紹介されている。[47]
    • Volkswagen Group:ドイツの自動車メーカーグループ。2022年、グループ全体の間接材調達プロセスをデジタル化するため、Ivaluaのプラットフォームを選定した。導入プロジェクトはCapgeminiとの協業で進められることが発表された。[48]
  • エネルギー・インフラストラクチャー
    • Veolia:フランスの環境サービス企業。Ivaluaの導入事例では、世界各地の調達業務において、サプライヤー管理、ソーシング、契約管理、購買、請求書処理、分析などを統合したプラットフォームの利用が紹介されている。[49]
    • Data Communications Company(DCC):英国でスマートメーター通信ネットワークを運営する企業。2023年、調達プロセスのデジタル化を目的としてIvaluaを選定した。対象には、サプライヤーリスク・パフォーマンス管理、ソーシング、契約ライフサイクル管理、電子購買が含まれる。[50]
  • 金融・保険
    • Hiscox:英国を拠点とする国際的な保険グループ。2023年、グローバルな調達業務のデジタル化を目的として、IvaluaのSource-to-Payプラットフォームを選定した。発表時には、約3,000人の利用者と4,000社を超えるサプライヤーを対象とする計画が示された。[51]
    • CNP Assicura:イタリアの保険会社。Ivaluaの導入事例では、調達業務の再構築や、第三者リスク管理における透明性・統制の向上に向けた取り組みが紹介されている。[52]
  • 食品・飲料産業
    • Pernod Ricard:フランスの酒類メーカー。2025年、グループ全体の調達プロセスを統合・標準化するため、Ivaluaのプラットフォームを選定した。60か国に展開するグループ各社を対象に、段階的な導入を進める計画が発表された。[53]
  • 医療・公共部門
    • Sykehusinnkjøp HF:ノルウェーの公立専門医療機関向け中央調達組織。2026年3月24日、調達および契約管理の新たなデジタルプラットフォームとしてIvaluaの利用を開始した。従来複数のシステムに分かれていた調達プロセスの統合・標準化を目的としている。[54]
    • Commonwealth of Virginia:米国バージニア州政府。Ivaluaの導入事例では、州政府の電子調達システムの近代化を目的として、IvaluaとCGIが調達プラットフォームの構築に取り組み、州全体の調達業務の統合・効率化を進めた事例が紹介されている。[55]

業界での評価

調達ソフトウェア専門の調査会社Spend Mattersは、2024年のIvaluaに関するベンダー分析において、同社のプラットフォーム構成、単一の技術基盤、直接材調達領域への対応などを分析した。同分析では、Ivaluaが調達領域の幅広い業務機能を共通の技術基盤上で開発・統合し、単一のプラットフォームとして提供している点が取り上げられている。[56]。

Ivaluaは、調達・支出管理ソフトウェア市場において、Gartner、IDC、Forresterなどの調査会社による評価を受けている。評価対象は従来のSource-to-Pay(S2P)に加え、直接材を含むDirect Spend Managementや、人工知能(AI)を活用した調達ソリューションにも広がっている。

Gartnerは2024年に初めて公表した「Magic Quadrant for Source-to-Pay Suites」において、Ivaluaを「Leader」に位置付けた。Ivaluaは2025年版および2026年版でも「Leader」に選出されたと発表しており、同社の発表によれば、3年連続での選出となった[57][58][59][60]。

IDCは、AIを活用した調達ソフトウェアや直接材支出管理に関する「IDC MarketScape」ベンダー評価を公表している。Ivaluaは、Source-to-Pay、Procure-to-PayおよびBuy-Side Contract Lifecycle Managementの各分野に加え、2026年9月には「IDC MarketScape: Worldwide AI-Enabled Direct Spend 2026 Vendor Assessment」においても「Leader」に選出されたと発表した。この評価は、AIを活用した直接材支出管理を対象とするものであり、製造業における調達、部品表(BOM)、原価、サプライヤー管理、サプライチェーン上の協業など、複雑な直接材調達領域における同社の製品展開に関連するものである[61][62]。

調査会社Forresterは、2024年第3四半期の「The Forrester Wave: Supplier Value Management Platforms」においてIvaluaを「Leader」に位置付けた。また、2026年第4四半期の同評価でも「Leader」に選出されたとIvaluaが発表している。同評価は、サプライヤーのオンボーディング、パフォーマンスおよびリスク管理、カテゴリー管理、購買機能などを含むサプライヤー価値管理プラットフォームを対象としている[63]。

Forrester Consultingは2025年5月、Ivaluaの支出・サプライヤー管理プラットフォームを対象とするTotal Economic Impact(TEI)調査を公表した。同調査は、同プラットフォームの利用経験を持つ企業の意思決定者4人へのインタビューを基に、複数企業の経験を統合したモデル企業を設定して経済的効果を分析したものである。3年間の投資利益率(ROI)を393%、正味現在価値(NPV)を2,550万米ドルと試算している。これらは調査モデルに基づく試算値である。[64]。

パートナー企業

Ivaluaは、コンサルティング会社、システムインテグレーターおよびテクノロジー企業とのパートナーエコシステムを通じて、製品の導入、業務改革、システム連携などを支援する体制を構築している。同社はパートナーを通じた事業展開を重視する「Partner First」戦略を掲げている[65]。

グローバルでは、Accenture、Capgemini、Deloitte、KPMG、PwCなどのコンサルティング会社や、各地域のシステムインテグレーターと協業している。Ivaluaは2025年のGlobal Partner Awardsにおいて、Accenture、KPMGなどのパートナーを地域別・部門別に表彰した。また、同年に開催したアジア太平洋地域のパートナー向けイベントには、Deloitte、KPMG、Capgemini、Accenture、PwC、TCSなどが参加した[66][67]。

脚注

  1. ↑ “Ivalua Buyer optimise la fonction achat des entreprises” (フランス語). 01net (2002年5月1日). 2026年11月3日閲覧。
  2. ↑ “Company profile: Discover S2P provider Ivalua and its CEO” (英語). Procurement Magazine (2022年1月21日). 2026年11月3日閲覧。
  3. 1 2 “Source-to-Pay (S2P) Software” (英語). Ivalua. 2026年11月3日閲覧。
  4. ↑ “Ivalua: Vendor Analysis” (英語). Spend Matters. 2026年11月3日閲覧。
  5. ↑ “Ivalua Sustainability Report 2025–2026”. Ivalua. 2026年11月3日閲覧。
  6. ↑ “Ivalua Closes a Strong 2025 marked by Accelerating Growth, Recognition, and Innovation”. Ivalua (2026年1月29日). 2026年11月3日閲覧。
  7. ↑ “Ivalua Sustainability Report 2025–2026”. Ivalua. 2026年11月3日閲覧。
  8. ↑ “Ivalua Closes a Strong 2025 marked by Accelerating Growth, Recognition, and Innovation”. Ivalua (2026年1月29日). 2026年11月3日閲覧。
  9. ↑ “Ivalua Buyer optimise la fonction achat des entreprises” (フランス語). 01net (2002年5月1日). 2026年11月3日閲覧。
  10. ↑ “AXA Private Equity entre au capital d’Ivalua” (フランス語). Decision Achats (2011年5月9日). 2026年11月3日閲覧。
  11. ↑ “Spend management software company Ivalua raises $70 million from KKR” (英語). Tech.eu (2017年4月26日). 2026年11月3日閲覧。
  12. ↑ “Ivalua Acquires Directworks to Further Strengthen Direct Materials Management Capabilities” (英語). Ivalua (2017年10月27日). 2026年11月3日閲覧。
  13. ↑ “Ivalua lève 60 millions de dollars et devient la nouvelle licorne française” (フランス語). ChannelNews (2019年5月22日). 2026年11月3日閲覧。
  14. ↑ “Ivalua Exceeds $1B Valuation in New Funding Round to Accelerate Global Expansion & Technology Innovation” (英語). Ardian (2019年5月21日). 2026年11月3日閲覧。
  15. ↑ “Champions français de la tech et du numérique : la promotion 2021 du French Tech Next40 / French Tech 120”. フランス経済・財務省 (2021年2月8日). 2026年11月3日閲覧。
  16. ↑ “French Tech Next40/120 – Class of 2023”. La French Tech (2023年2月20日). 2026年11月3日閲覧。
  17. ↑ “Annual Report & Accounts 2024” (英語). HgCapital Trust. 2026年11月3日閲覧。
  18. ↑ “Ivalua : le CEO devient « Chief AI Officer »” (フランス語). LeMagIT (2025年1月20日). 2026年11月3日閲覧。
  19. ↑ “AgilaCapital announces investment in global spend management software leader Ivalua”. AgilaCapital (2025年3月). 2026年11月3日閲覧。
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外部リンク