いぬかみっ!
| いぬかみっ! | |
|---|---|
| ジャンル | ファンタジー[1]、コメディ[2] |
| 小説 | |
| 著者 | 有沢まみず |
| イラスト | 若月神無(本編14巻) 松沢まり(番外2巻) |
| 出版社 | メディアワークス |
| 掲載誌 | 電撃hp |
| レーベル | 電撃文庫 |
| 刊行期間 | 2003年1月10日 - 2008年12月10日 |
| 巻数 | 全16巻(本編14巻+外伝2巻) |
| 小説:総集編 | |
| 著者 | 有沢まみず |
| イラスト | さくら小春 |
| 出版社 | WiZH |
| 刊行期間 | 2026年5月15日 - 2026年6月15日 |
| 巻数 | 全2巻 |
| その他 | 電子書籍版のみ |
| 漫画 | |
| 原作 | 有沢まみず |
| 作画 | 松沢まり |
| キャラクターデザイン | 若月神無 |
| 出版社 | メディアワークス |
| 掲載誌 | 月刊電撃コミックガオ! |
| レーベル | 電撃コミックス |
| 発表号 | 2005年12月号 - 2008年4月号 |
| 発表期間 | 2005年10月27日 - 2008年2月27日 |
| 巻数 | 全6巻 |
| アニメ | |
| 原作 | 有沢まみず |
| 監督 | 草川啓造 |
| シリーズ構成 | 玉井☆豪 |
| キャラクターデザイン | 友岡新平 |
| 音楽 | いぬかみっ!アンサンブル |
| アニメーション制作 | セブン・アークス |
| 製作 | 犬神使い派遣協会 |
| 放送局 | テレビ東京系列 |
| 放送期間 | 2006年4月5日 - 9月27日 |
| 話数 | 全26話 |
| 映画:いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ! | |
| 原作 | 有沢まみず |
| 監督 | 草川啓造 |
| 脚本 | 玉井☆豪 |
| キャラクターデザイン | 友岡新平 |
| 音楽 | いぬかみっ!アンサンブル |
| 制作 | セブン・アークス |
| 製作 | 劇場版犬神使い派遣協会 |
| 配給 | 角川映画 |
| 封切日 | 2007年4月21日 |
| 上映時間 | 30分 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
| ポータル | ライトノベル・漫画・アニメ |
『いぬかみっ!』は、有沢まみずによる日本のライトノベル。また、これを原作としたメディアミックス作品。本編のイラストは若月神無[注釈 1]。電撃hp掲載時の題名は「いぬかみ」であった。2026年に電子書籍として配信が開始された総集編ではさくら小春がイラストを担当。
概要
2002年よりライトノベル雑誌『電撃hp』での連載を経て2003年1月に1巻を刊行。以降不定期で数話単位の集中連載や読切が特集として掲載されることがあるが基本書下ろし短篇集の形で刊行し2007年5月第14巻で完結した。第8巻までが「第一部」となっており、第9巻は番外編。第10巻から「第二部」となり、全14巻で完結しているが、その後も番外編にあたる「いぬかみっ! EX」が2冊発表された。また、作者によれば『いぬかみっ!』はまだ完全には終わっておらず、その世界観は後の作品である『ラッキーチャンス!』に引き継がれている[注釈 2]。2008年10月時点でシリーズ累計部数は160万部を記録している[3]。
2005年から2008年にかけて、『月刊電撃コミックガオ!』にて同誌で『ひなどりGIRL』を連載していた漫画家・松沢まりの作画によりコミカライズ版『いぬかみっ!』が連載。2006年9月に発売されたコミック『いぬかみっ!あんそろじ〜』には、原作者である有沢まみずの著した外伝作小説「もしかしたらifの物語断片」が掲載されている。
2006年4月より、テレビアニメシリーズ『いぬかみっ!』が放送開始。テレビ東京系列局6局にて放送された。また、このテレビアニメシリーズの放送開始に先駆け、登場キャラクターのイメージCDが製作・発売された。2006年9月、電撃文庫ムービーフェスティバルの作品の1つとして劇場版アニメが製作されることが発表され、2007年4月に公開された。2006年12月に、ニンテンドーDS対応のサウンドノベル『DS電撃文庫』版が発売されている。
2026年には出版社をWiZH社に変更した上で電子書籍として『いぬかみっ! 総集編』が上下巻で発表予定となっていたが、上巻の配信後に権利侵害の申し立てがあったとして一部の電子書籍サイトにおいて配信停止および下巻の配信開始が見合わせられた[5]。その後、同年8月31日、電撃文庫版のイラスト担当でありキャラクターデザインの著作権者である若月神無から「自らの作品と酷似したイラストを無断で使用し、著作権を侵害された」として、総集編配信元のWiZH社に対して配信停止と330万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起されている[6]。若月側は発売後に自身が感知するまで許諾・契約が一切無かったとしており、一方のWiZH社側は提訴前から一貫して権利侵害を否定しており[5]、提訴前の交渉の過程では許諾を得たと主張してる[7]。
あらすじ
第一部
吉日市に住む高校生・川平啓太は、由緒正しき犬神使いの一族・川平家の末裔。ところが能力不足その他モロモロの事情により主家から勘当されていた。そんな折、川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神に引き合わされる。出会った当初の彼女は従順で容姿は抜群。早速啓太は主従の契りを結び共同生活を始める。
ところが、ようこの本性は誰もコントロール出来ないほどの大問題児。当初の従順な態度はタダのポーズにすぎなかった。ようこの気まぐれで享楽的な態度に振り回される啓太は、様々なトラブルに巻き込まれ散々な目に遭わされる。
そんな日々の中、特命霊的捜査官の仮名史郎(かりな しろう)や親戚の川平薫、さらに“なでしこ”を始めとする川平薫の犬神達など、様々な面々が啓太とようこを中心として集まり、さらなるドタバタの日々が繰り広げられる。続いていく日々の中、啓太・ようこの仲は次第に変化していく。
しかしそれからしばらくして、かつて世界を震撼させた人類最強の魔道士の一人である『赤道斎(せきどうさい)』と、因果律をも意のままに操る史上最強の妖怪『大妖狐(だいようこ)』が復活を迎えてしまった。その上、啓太は大妖狐の力によって赤ん坊にされ、ようこもまた、大妖狐の霊力で作り出した牢屋の中に閉じ込められてしまうことになる。
赤道斎と大妖狐、そして自らの身体を蝕んでいた呪いを解くべく、赤道斎に裏で協力していた川平薫率いる犬神軍団によって壮絶な三つ巴の戦いが吉日市の上空で繰り広げられるが、予想外の事態が発生する。赤道斎の作り出した魔道人形『クサンチッペ』が、かつて薫に呪いをかけた張本人である魔道士『邪星』の怨念に乗っ取られ、同じく赤道斎の作り出した仲間であるはずの魔道具『大殺界(だいさっかい)』を改造して暴れだした。
主であるはずの赤道斎にまで反抗し、赤道斎と大妖狐の力を吸収したクサンチッペは、薫や薫の犬神達を肉体的・精神的に追い詰めていく。しかし、復活した啓太とようこの手によってクサンチッペと寄生していた邪星は倒され、また、薫にかけられた呪いによって氷の棺の中に閉じ込められていた薫の父と妹も邪星の消滅によって救い出され、薫の望んでいた破邪顕正は遂に達成された。
しかし、その代償として、薫は大殺界の力によって消滅。薫の最も身近にいたなでしこもまた姿を消してしまった。
第二部
吉日市で起こった壮絶な戦いから数日後。川平啓太とようこは、ともはねと邪星の呪いから救い出された薫の妹・川平カオルの四人で、川平薫邸に住み着いていた。
内気な性格をしたカオルは、始めは中々啓太達になじめなかったが、次第に打ち解けていくようになり、啓太のことを「啓太お兄ちゃん」と呼び慕うようになり始め、ようことともはねの動揺を招く羽目になる。さらにはフラノ・てんそう・たゆねと、薫の犬神達が妙な珍客を連れて次々と戻ってきたことで、また賑やかな日々が戻り始める。
そんな中、ヨーロッパ方面にいるせんだんを始めとする他の薫の犬神達は、消滅してしまった川平薫を救い出すべく、赤道斎の予言を元に、世界中に存在する高名な占い師達に薫を取り戻す方法を占ってもらう為に、世界各地を東奔西走していた。
そして、ごきょうやが入手した故人の占い師、イブン・ハサットの遺言を元に、太古の記憶を残す四体の精霊を吉日市に集めることになるが、ごきょうや以外の犬神達は、この遺言が消息を絶っていたなでしこからの言伝であることをまだ知らない。
以前とどこか雰囲気の違うなでしこは、様々な占い師達の語った予言にある『黒衣の背信者』を示すかのごとく、黒いエプロンドレスを身にまとっていた。
登場人物
主人公
- 川平 啓太(かわひら けいた)
- 声 - 福山潤[8]
- 本作の主人公[9]。出身地は静岡県の清水市。由緒ある犬神使いの一族・川平家の末裔。享楽的なお調子者だが裏表のない性格。また、歯止めの利かないセクハラ大魔王であるが、いぐさのように嫌がる者や、ともはねのような対象外の子供、いまりとさよかのように子供同然の容姿な女性には決して手を出さない。
- ようことの契約の証として、大型犬用の首輪を巻いている。比較的整った容姿だが、天性的なモノノケ(&ヘンタイ)の類を惹きつける気性の持ち主のため、逆に人間の女性にはまったくと言っていいほどモテたためしがない。ただし、霊能者としては優秀で、資質だけなら天才と呼ばれる薫にも引けを取らない。また、普段の飄々とした姿とは裏腹にかなりの切れ者である。川平家の慣例として幼少時に仙界で修行を積んでおり、カエルの仙人である白山名君と契約し、蛙を模った消しゴムを媒介に式の力を行使する。またこの時、日常のように女仙にちょっかいをだしては統括者である好天玄女に折檻を受け続けたことで化け物じみた頑丈さを持つようにもなる。
- 上記のように霊能者としては優秀である一方、犬神使いとしての能力は弱い。さらに色々な事情で主家から勘当されていた川平家の厄介者。川平家宗家である祖母に呼び出され、色々問題のあるようこと契約を交わす。ようことは幼い頃に出会っていた。
- ようこ
- 声 - 堀江由衣[8]
- 本作のもう一人の主人公兼ヒロイン[要出典]。啓太と契約を交わした犬神で、「ケイタ」と「ちょこれーとけーき」が好き[10]。啓太との契約の証として、カエル型のネックレスを巻いている。腰まであるさらさらの黄緑色の髪(小説では黒髪と表現されている)に、抜けるように白い肌、切れ長の瞳をした、魔性の雰囲気を漂わせる美少女。しかし、本人は太い尻尾にコンプレックスを持っている。基本的に破壊好きで好奇心旺盛、そして嫉妬深い性格。並の犬神とは比較にならない桁外れな戦闘能力を持っており、1対1での戦いならば、なでしこやはけ以外の犬神とならば、まず絶対に負けることは無い。
- その正体は犬神ではなく、大妖狐の娘。自らもまた強大な霊力を持つ妖狐で、「金色のようこ」の二つ名を持っている。能力は「しゅくち(縮地、物体をテレポートさせる能力)」と「じゃえん(邪炎、発火能力)」の2つ。
主要人物
- 川平 薫(かわひら かおる)
- 声 - 甲斐田ゆき[8]
- 川平家の犬神選抜の儀で川平家の歴史上でも極めて稀な十人憑きを成した天才的な犬神使い。啓太の従弟でハーフの帰国子女。黒い髪に琥珀色の瞳をした、礼儀正しく穏やかで優しい少年。川平カオルの双子の兄。現在の川平本家の後継者最有力候補。自分に憑いている犬神たちの自主性を尊重し、その能力や才能を伸ばす事を常に心がけている。薫は、妹の名前で本名は最後まで明かされていない。
- 従兄弟である啓太に対してある種の信頼と尊敬を置いており、その能力を高く評価している。薫曰く、犬神使いとして必要な態度や心構えは全て啓太を見習い、彼の態度や行動を見取って学んだとのこと。啓太とは対照的に女性には人気があり、文武両道で物腰も穏やか。言動や優雅な振る舞い等からも、他の者とは住む次元の違う雰囲気を漂わせる、まさに神童とも呼べる存在である。川平家の慣例にしたがって啓太同様に幼少の頃、仙人・東山真君の元で修行しており、白いタクトを使い大気を操る攻撃を得意とする。
- なでしことは主従を越えた信頼関係にあり、薫が数々の隠し事をしていることは彼女だけが知っている。
- 川平 カオル(かわひら カオル)
- 氷棺の中に封じられていた少女。赤道斎の魔道具である大殺界の力と兄の自らの存在を賭けた尽力によって封印から解放される。
- 啓太の従妹で、「薫」の双子の妹だが、長い間氷の中に封印されていた為肉体年齢が双子の兄である薫よりも遅れている。
- 薫同様ハーフの帰国子女で、容姿も薫に似ている美少女だが、内気で引っ込み思案で寂しがり屋。
薫の犬神(序列隊)たち
- せんだん
- 声 - 松岡由貴[8]
- 川平薫の犬神。序列1位。最長老の娘で、はけの実妹。冷静な判断力と個性的な少女達を纏める統率力を備えた、名実共に優れたリーダーである。自他問わず厳しい性格をしており、慎ましくたおやかだが、はけとは異なり人好きで面倒見の良い面もある。ただ、周囲からの押しに弱いようであり、おだてられてしまうとその気になってしまうのが玉に瑕。また、仲間に服を仕立てる事を趣味としているが、全て彼女のセンスによるデザインである為、誰も着てくれないと悲しむ。なでしこほどではないと謙遜するものの、実はかなりの料理上手。
- 昔は、はけとよく似た容姿の可憐で清楚な美少女であったが、文明開化の影響によってヴェルサイユが如き宝塚なドレス姿を好むようになり、綺麗な黒髪であった髪型も同様の派手な赤色に染めてしまっているという、西洋かぶれなキャラクター。
- 他の犬神たちよりも大人びているものの、性知識には疎い、まだまだ純情な少女の部分もある。彼女よりも年を経たごきょうやに「まだ若い」と評されたことも。
- 薫の事は主従としての節度を保ちながらも信奉に近い惚れ込みよう。啓太に対しても礼節をもって接しており、ともはねが頻繁に啓太の所へ遊びに行っていることを恐縮に思っている。
- なでしこ
- 声 - 名塚佳織[8]
- 川平薫の犬神。序列2位。栗色の髪に、大きくつぶらな瞳。印象としては、「小柄で優しいお姉さん」[11]。薫からもらったリボンを髪に結んでおり、何より大切な宝としている。美人でお淑やかで従順、炊事洗濯掃除などなんでもこなすハイスペックな犬神。普段は母性愛に溢れ、物静かでおとなしい大和撫子のような女性であるが、本気で怒らせた者は『おしおき』によって恐ろしい目に遭う。ようことは旧知の仲で、初期の頃はようこの唯一の「友人」として、家事を教えるなど世話を焼いていた。愛らしく優しげな外見からは想像もつかないが、その本性は一種の戦闘狂であり、一旦戦いだすと、戦いに溺れて周囲の被害も省みずに暴れ狂う。現在の彼女はその強大な力を自ら封印しており、「やらずのなでしこ」の二つ名を有している。
- 基礎霊力は不明。しかし大妖狐をただ一人で窮地に追い詰め、膨大な霊力を吸収できる赤道斎の魔道具を簡単にオーバーロードさせてしまった。また、力を封じている状態においてもようこと互角で戦っている。年齢は不明とされているが、一族の中でも最古参で最長老よりも年上であり[12]、少なくとも400歳を超えている[13]。
- 決して表には出さないが薫への思慕と同様に独占欲も強く、薫が「皆の主人」であることには内心で複雑な思いを抱いている。そのため、主人を独占し、対等な恋人の様に振舞っているようこの事は羨ましく思っている。
- いぐさ
- 声 - 本多陽子[8]
- 川平薫の犬神。序列3位。メガネをかけた三つ編み少女の姿をしており、せんだんの従姉妹にあたる。性格は内気で体力のない文化系。そのため、本人は体力や戦闘力のない自分が皆にとってただの足手まといでしかないと思い込んでいる。
- しかし一方で、コンピュータの操作が得意で金銭的な感覚に優れているという意外な長所を持っており、オンライントレードによって薫たちの経済面を一手に支えている。仲間内での自分の役割はしっかりと確立できており、主をサポートする犬神としては優秀な方で、序列3位に十分相応しい能力の持ち主である。
- 包容力のある優しい性格で、薫邸では幼いともはねの面倒や勉強などもよく見ているようである。しかし、純情そうに見えてボーイズラブにハマっており、かなりの妄想癖がある。「さふらん瑠璃子」というネームで同人誌も執筆する筋金入りの腐女子。
- たゆね
- 声 - 森永理科[8]
- 川平薫の犬神。序列4位。薫の犬神の中では、ともはねに次いで歳若い。体育会系の性格で、いわゆるボクっ娘。天邪鬼で、ようこの怒りを買うような啓太への暴言も言うが、勇敢というより単に精神的に子供であり、性根は臆病で怖がり。口よりも先に手が出るタイプ。
- なでしこを除けば、薫配下の犬神の中で最も体力、戦闘力に秀でており、年齢から見て非凡な力を持つことから、せんだんをして「天才」と言わしめている。その戦闘力は、単純な打撃や突進では、ようこや「天に返した力」を使わない時のなでしこに匹敵するほどである。ただし幽霊や怪談が大の苦手。
- また、幼い頃にせんだんの趣味に振りまわされ、着せ替え人形扱いされていた事が原因で、せんだんへの反発心が強くなっている。同様に「女の子らしい服」への拒絶反応も非常に強い。
- ごきょうや
- 声 - 木川絵理子[8]
- 川平薫の犬神。序列5位。生真面目でクールな性格。薫配下の中では、なでしこを除けば最年長。医学を志しており、実際に頭の回転が速い。心技体のバランスが取れた非常に優秀な犬神である。医学志望のため、天地開闢医局への留学を希望している。
- かつて啓太の父・宗太郎に仕えていた事があるが、彼の妻の嫉妬により他の3人の犬神ともども契約を解除されることになった。宗太郎に対しては主従を越えた想いを寄せているようで、宗太郎の話題や宗太郎本人と会話をしている際には、普段のクールな態度から一変してツンデレモードになる。
- てんそう、フラノと3人でよく行動を共にしており、独特の価値観で生きる彼女らのフォローに回ることが多いまとめ役的存在。また、薫以前にも主人に仕えていた為何かと経験豊富で、せんだんも気付いていなかったらしい薫となでしこの繋がりの、深さ、特別さに気付いていた。
- てんそう
- 声 - 小林晃子[8]
- 川平薫の犬神。序列6位。ファッションモデルのような高い身長と目が隠れるほどの長い前髪が特徴。画家であり、絵はプロ級の腕前。似顔絵を描くのに1分とかからない早業を持ち、全ての作品はモデルの好みに従ったデザインである。また、いぐさとは同人誌製作に協力する事が多いようで、いぐさの趣味に共感する等、やや腐女子の気がある。
- 無口な芸術家志向で、何を考えているのか良くわからず発言はほとんど抑揚の無い一言ですまし、天井をぼーっと見ていることが多いために薫の犬神の中でも特に コミュニケーション不全と名高い。大抵の物事には動じない性格だが、両の瞳を直に見られるのだけは強烈に恥ずかしがる。前髪を上げた時のてんそうは、薫の犬神の中でもトップクラスといっていいほどの美少女である。
- ごきょうや、フラノとよく一緒に行動しており、二人同様、薫以前にも何人かの主人に仕えていた事があり、仕えた主人の似顔絵を大切に持っているらしい。
- フラノ
- 声 - 廣田詩夢[8]
- 川平薫の犬神。序列7位。自称「18禁きゃら」。星の描かれた巫女装束がデフォルトで、薫の犬神の中では西洋人っぽい容姿である。根は真面目だが天然で、楽しそうなことには何にでも首を突っ込んでケラケラと笑う賑やかな性格。羞恥の基準が他人とかけ離れており、はしたない姿を晒しては場をかき乱すという、てんそう共々コミュニケーション不全な「不思議キャラ」でもある。
- 未来視と鏡を使った千里眼の能力を持ち、特に未来視による占いは100%の的中率を誇る。ごきょうや、てんそうと仲が良く、特にてんそうは格好のいじり相手。薫以前にも何人かの主人に仕えていた事がある。
- いまり&さよか
- 声 - 遠藤綾(いまり)[8] / 新谷良子(さよか)[8]
- 川平薫の犬神で、犬神の中でも珍しい双子である。序列8位と9位。髪を右で束ねているのがいまり、左で束ねているのがさよかということになっているが、いたずらで時折互いの立場を入れ替えたりしているため、周囲の弁によればもはや自分がどちらなのか本人たちも解っていないとのことである。ただし、啓太はなんとなくで二人の見分けがつくらしいが、どうやら二人の匂いで判別しているらしく、いまりは「草花」、さよかは「果物」の匂いがするとの事である。
- 2人揃ってようこ並の刹那享楽主義者。悪巧みやいたずらをするのが好きだが、大抵は自滅したり返り討ちにされたりしている。常に楽観的で物事を深く考えない性格であり、口調は、今時の女子高生っぽく、常に言いたい事をはっきりと言う為、せんだんから礼節がなっていないと注意される事もしばしばある。しかしそれ故に、いざという時は迷う事が無いという長所もある。
- メリハリの無い幼児体型で、啓太からは、ともはね同様、完全に対象外と見なされているのだが、本人達は自覚が無いらしく、自分達が啓太の範囲内と見られていると勝手に危機感を持っていると、自信過剰かつ思いこみが激しい面もある。
- ともはね
- 声 - 長谷川静香[8]
- 川平薫の犬神。序列10位。人里に下りている犬神の中では最も年若い、まだまだ子どもの犬神。髪型は名前の通りツインテール。戦闘時などでは主に「探索者(シーカー)」としての役割を担う。趣味はテレビゲームと自己流の薬を作る事。自分になつく妖怪ムジナの「マロちん」を可愛がっている。同じ薫の犬神であるなでしこやいぐさは、ともはねの教育係的な存在でもある。
- 犬神としての潜在能力は、ようこやなでしこをも上回る可能性を持っているが、実力は未熟の身で、それが災いして尻尾を隠す事を出来ず、無理に隠そうとしても、ちょっとしたショックで元に戻ってしまうどころか、半獣人に近い姿になってしまう。
- 年齢的にも性格的にも甘えたい盛りだが、多忙な薫になかなか甘える事が出来ず、また他の犬神達の存在もあって、啓太と知り合って以降は薫よりも啓太に甘えている。今では啓太の「妹」的立場を確立させているが、幼いながらも啓太に対し、尊敬以上の感情を抱き始めている事には気付いていない。
川平本家
- 川平 榧(かわひら かやの)
- 声 - 京田尚子[14]、林原めぐみ(子供時代)
- 啓太の祖母。原作第2巻で米寿を迎える。犬神使い・川平一族の宗家である。タバコとゲームに興じる健啖活発な不良老人。野放図で細かいことにこだわらない性格。宗家として厳格な態度を見せることもあるが、実は微妙に孫に甘い「普通のおばあちゃん」な一面も持ち合わせており、啓太はそんな祖母に救われている部分もある。
- 戦闘の際には「崋山双君」の力を借りて絶大な破壊力を発揮する。また、防御を担当するはけとの絶妙なコンビネーションにはつけ入る隙が無く、正に最強の一対である。基礎霊力については資料が無いが、現在の川平一族では最強とされている。
- はけ
- 声 - 中村俊洋[14]
- 宗家の犬神で青年の外形を持つ。常に沈着冷静で涼やかな性格。年齢は不明。基礎霊力は3200漬け物石。川平家に憑く犬神一族の最長老の息子で、戦闘が可能な犬神たちの中では最強とされる犬神。一子相伝の結界術を得意とするが、父親である最長老に言わせれば、高度な結界術は性格的に向かないようである。
- 犬神の中でも、ようこを妹のように優しく接する数少ない犬神であり、ようこ自身もまた、はけの言うことはおとなしく従うことが多い。常時身に着けている紫水晶の数珠は、契約の証として宗家にもらったもの。誰よりも宗家のことを案じ、大切に思っている存在。時には父のように母のように宗家とその人生を共にしてきた。宗家のことになると激しやすい。
- 川平 宗太郎(かわひら そうたろう)
- 声 - 野島裕史
- 啓太の実の父親で、薫達の父・元也とは実の兄弟である。かつては、ごきょうやを始めとする4人の犬神を従えていた犬神使いであった。川平一族でも特にお気楽な一人で、啓太の話によると、啓太がナンパをする時には、叱るどころかむしろ面白そうにしているとのことであり、享楽的な部分は先祖代々きっちりと受け継がれているようである。
- しかし、宗太郎の妻がようこ並に嫉妬深かったため、泣く泣くごきょうや達との契約を解除。現在は普通の人間として、イギリスの大学で教鞭を執っている妻に付き添い、主夫として朝から晩まで甲斐甲斐しくその世話を焼くことを生きがいとしている。合間を見て時々(犬神抜きの)霊能者としての活動もしているらしい。妻は「やや夢見がちで突飛な人」で、生活能力はあまり無い様子。啓太と比べると爽やかそうな印象がある。
- 川平 佐江(かわひら さえ)
- 啓太の実の母親で、天才的な歴史学者。ただしその華やかな研究歴とは異なって、日常生活では幼児に等しい典型的な学者バカで、家事一切を宗太郎に任せっきりの様子である。容姿は小柄で、年齢の割に異常に幼く見え、声もしゃべり方も30過ぎの女性とは思えないほど。非常に嫉妬深く、宗太郎との結婚の条件として、彼が契約している犬神との解約を望み、宗太郎は泣く泣く同意しており、ごきょうやはその件で彼女を今でも恨んでいるとのこと。
- 川平 元也(かわひら もとや)
- 川平薫とカオルの実の父親で、啓太の父・川平宗太郎の実兄でもある。主にヨーロッパで活躍しているオカルトライター。ジャーナリストしては優秀だが、父親としては実にでたらめかついい加減で、家に帰らない日がザラであったため、女房には既に逃げられている。
- 川平 慧海(かわひら えかい)
- 川平家初代当主。故人。出自などに関する情報は一切不明。坊主の風体ながら酒も女も大好きという完全な生臭坊主。いつも笑っているような人物、それも自分で言った下品な冗談にげらげら笑い転げているような「ちょっとお馬鹿でエッチな」タイプであったらしい。
- 大妖狐の襲撃で危機に瀕した犬神の里にふらりと現れ、鮮やかな手腕で犬神たちを束ね、大妖狐を封じる方法を教えた。事が済み、また流浪の旅に出るところを、彼に心酔した犬神たちに引き留められ、彼らの懇請を容れてその地に住み着き、川平家の始祖となった。その時は、当時若かりし最長老と契約していたらしい。
- 「呼べば来る」者であり、犬神たちの誰かが辛い、哀しい、苦しいなど「魂の底からの叫び声」を上げた時、彼は必ず現れたという。そんな慧海の子孫の中でも、啓太は彼によく似ているというのが、彼を直接知る者たち(最長老、はけ)の一致した意見である。ただ、いぐさの話によると、あまり長くは生きられなかったらしい。
赤道斎関係者
- 仮名 史郎(かりな しろう)
- 声 - 速水奨[8]
- 内閣官房直属の霊的捜査官。基礎霊力は650漬け物石。非常に真面目な性格。種族的偏見は持たない主義で、曲がったことが許せない。ヘンタイ魔道士の名で有名な赤道斎の子孫。カトリック系のキリスト教信者であるらしく、十字架を切ったり、神に祈るポーズをとることがある。「エンジェルブレイド」という、自らの霊力を剣に変換する魔道具を使用し、必殺技は「ホーリークラッシュ」と「クリス・クロス・スラッシュ」。赤道斎の遺産「月と3人の娘」マークを持つ魔道書・魔道具を追っている。妹が一人いて、外国に留学している。実は妹の影響で少女漫画の熱烈なファン。
- 同じ有沢まみず作品にして『いぬかみっ!』の後継作でもある『ラッキーチャンス!』にも登場する。同作では部下を持つまでになっている。
- 赤道斎(せきどうさい)
- 声 - 若本規夫
- 仮名史郎の先祖。基礎霊力は11000漬け物石。その容姿は仮名史郎に瓜二つ。人類の歴史上最強の魔導師のひとりである。独自の価値観で動き、その価値観は他者に理解されない。いわゆる究極のヘンタイであり、自らの理想郷たる全ての欲望が肯定される場所「賢者の楽園」(啓太曰く「ヘンタイパラダイス」)をこの世に構築することを目指している。かつて大妖狐に負けたために自らの魔道具の一つに隠れていたが、その後大殺界の力で現世へ復活を遂げている。
- 饒舌にして傲慢な性格。基本的に自分と自分の発明品以外を全て見下し、目的のためには手段を選ばない。一方で、「契約」という言葉を神聖視しており、これに基づいた事柄に対しては決して自ら破ることをせず、逆に契約の履行を妨害するならばそれが契約者であっても容赦しないという律儀さも持っている。
- 戦闘においては呪文と魔道具を駆使した遠距離からの攻撃が得意。怪物級の霊力を持ち、本気になれば大妖狐と正面から渡り合えるほど。また魔道具の発明においても天才的で、特に「大殺界」においては邪星によって仕掛けられた薫の呪いを限定ながらも解呪した。
- ソクラテス(こけ子)
- 声 - まるたまり
- 赤道斎が作り出した魔道具の一つで、木彫りの雄鶏の姿をしている。誰かに触れることで、その人の理想となる服装姿にする能力を持つ。ただしこの現象は、本人のみならずその周辺にいる人間全てを巻き込むという非常に迷惑極まりないもので、しかも鳴き声はとてつもなくやかましい。ただし、魔力が切れると動けなくなってしまうという欠点を持つ。
- 何を考えているのかよく分からない外見とは裏腹に主人(赤道斎)への忠誠心は高い。
- 大殺界(だいさっかい)
- 声 - 西脇保
- 赤道斎が300年の時をかけて作り出した魔道具の一つで、超巨大なコンピューターのような姿をしている。ありとあらゆる物事を現実化させる能力を持っており、川平カオルらにかけられていた呪いを解くのに活躍した。魔道具だが明確な自我を持っており、奇妙な関西弁で話しかける。クサンチッペ、ソクラテスとは仲のいいトリオのようである。
- クサンチッペ
- 声 - 川田紳司
- 赤道斎が作り出した魔道具の一つで、木で出来た人型の人形。股間にドリルがあり、製作者である赤道斎の趣味をうかがわせる。片言でしゃべる。
その他
- 最長老(さいちょうろう)
- 声 - 城山堅
- 全ての犬神達を治める長。最長老は通称で、真の名は「こうがいえつ」。
- 見た目は完全な老年であるが、実はなでしこの方が年上。川平家の初代当主・川平慧海に仕えていた犬神であり、はけとせんだんの実の父親でもある。なでしこの本当の強さを知っていた数少ない一人。ようこには、息子のはけやなでしこ同様、差別感こそは抱いておらず、ようこもまた、「お爺ちゃん」と慕っている。
- ボケてはいるが好々爺で、若い頃は慧海と共によくかわいい女の子を追い掛け回していたらしい。歳をとってもそのひょうきんで軽い性格は相変わらずである。
- 大妖狐(だいようこ)
- 声 - 郷里大輔(妖狐形態)、神奈延年(人間形態)
- 伝説的存在となった史上最強の妖狐で、ようこの実の父親。はけの父である最長老の舞踊結界によって封印されていた。最強クラスの犬神であるはけですら彼の存在を恐れている。もちろん人間に姿を変えることも可能で、その姿は20代後半の若々しさである。
- 破格な霊力の持ち主で、ようこと同様に「じゃえん」や「しゅくち」を使えるが、その威力は段違い。その他にも「せきか(石化、対象を石に変える能力。)」や「じゅうりょく(重力、対象を押し潰す能力。重力操作)」などといった能力も持ち、さらには因果律さえ軽く捻じ曲げて、死者蘇生もこなしてしまう。赤道斎によれば、その力は斉天大聖クラスで、すでに神仙になっていてもおかしくないほどのものだという。基礎霊力は未知数。赤道斎曰く「霊力では我は到底大妖狐には及ばない」「大妖狐と力比べで勝てる者は現世では理論上存在しない」とのこと。
- やる事なすことが全くのデタラメで、非常にわがままな気質を持つ。本人曰く、ただやりたいことをやっているだけであり、悪意が全くない分性質が悪い。だがゆえに娘離れが出来ないという一面もあり、大勢の犬神達の見ている前でも構わずようこに頬擦りをするほどの親バカぶりを見せる、対して啓太のことはようこの心と体を奪った奴として激しく怒っている。
- 死を極端に嫌う気質の持ち主だが、その死生観は非常に独特。文字通り「命を保っている状態」ならば、相手を石化したり別のモノに変えたりすることに対しては何の抵抗も持たない。人間そのものについては嫌いというわけではないらしい。
- 邪星(じゃせい)
- 声 - 麦人
- 川平薫が悲痛な人生を歩むことになった元凶。人間の頭ぐらいの大きさの水晶球にマントを着せて、にゅっと手が二本生えたてるてる坊主のような見た目。
- その正体は一千年の時を生き、既に人間としての体を失った魔法使い。人が絶望する瞬間を見ることによって自分の力とする体を持つため、まずは自分で選んだ人間に徹底的に愛の大切さ、人間の道徳を説き、その者が幸せな道を歩めるようにし、その後で自らの手でその幸せを潰し、その絶望を味わうことで長生きしてきた。
- ドクトル
- 声 - 秋元羊介[14]
- 啓太の住む吉日市のヘンタイたちを束ねるヘンタイの頭目。自分が覗きをした現場にメッセージカードを残すという怪盗の如き真似をする男。黒のタキシードに裏地が赤のマントを羽織り、シルクハットを被っている。大胆不敵な覗き魔でありながらその言動は非常に紳士的で、常に聡き女性の味方と称するジェントルマンである。
- 気配を消す能力に異常なまでに長けており、その能力はもはや特異能力者レベルにまで達している。そこまでのスニーキング能力を持ちながら、他のことに役立てようという気は欠片もないらしい。誰も自分の存在に気付けないことが最大の誇りであり、同時に最大の悩みでもある。またエスケープ能力もかなりのもので、文字通りようこを煙に巻いたほど。
- 啓太のことは吉日市に現れたヘンタイたちの英雄「裸王」として一目置く存在。たびたび啓太の部屋も覗いているので彼の身の回りの出来事はほとんど知っている。
- 鎮霊局局長
- 内閣官房直下の鎮霊局の局長で、仮名史郎の直属の上司。外見は20代後半の比較的ハンサムな青年であり、口におしゃぶりを咥えている以外はいたって普通だが、話す言葉は全て赤ちゃん言葉であり、住んでいる部屋や読書の傾向など、生活の全てが幼児趣味である。しかし、その実務能力は高く、日本を霊的事件の一切から鎮護している。そのコネクションは霊能者のみならず政財界にまで広がっており、日本の影を司る黒幕の一人。
- 河原崎 直己(かわらざき なおき)
- 声 - 千葉繁
- 啓太の通う県立武藤田高校の先輩で、筋金入りのオタク。ネコミミと尻尾のあるケモノ娘を異常なまでに愛する。地元では資産家として知られる河原崎家の人間であり、家訓として河原崎家の一族にフィジカルでも強い一面を示すため、自家に伝わる怪しい拳法を操る。同人業界の裏も表も知り尽くし、それを駆使して自ら莫大な金銭を稼ぐ実業家的才能を示している。
- 一方でその才能により赤道斎の開発した魔道具「ソクラテス」とも心を通わせ、この魔道具のことを「こけ子」と呼び意思ある者として丁重に扱った。ようことの初対面で彼女をタヌキ娘扱いしたため、ようこからの印象はあまり良くない。
- 新堂 ケイ(しんどう ケイ)
- 声 - 水樹奈々
- かつては名立たる富豪の令嬢だったが、その富は先祖が死神と交わした契約によってもたらされたものであり、代償として20歳を迎えた日に命を捧げることになっている。20歳とは思えないほど幼い風貌をしている。
- セバスチャン
- 声 - 室園丈裕
- 新堂ケイの執事で元プロレスラー。20年前にケイの両親を守るため死神と闘い、殺される寸前で命乞いをしてしまった過去を持つ。そのことが未だトラウマとなっており、今度こそ最後の最後までケイを護りたいと思っている。死神が倒された後もケイの執事として献身しており、現在は事前に分与しておいた財産を回収し、管財人を立てて資産の把握に努めている。「セバスチャン」は執事としての通称で本名は「合田剛太郎」。
- 白山名君(はくさんめいくん)
- 大きなカエルの姿をした神仙。天界の流刑地である猛省蘭土(めんしえんらんつ)で普段から人間の生活を観察している。元々は天帝(最上級の仙人)に仕える天界の下級役人で、数々の失敗を起こした罰として100年以上も地上へ落とされたままの「落ち仙」である。正直者で心優しい反面、悲観的かつ引っ込み思案であり、そのせいでいじめられる事がある。
- 太古の精霊たち
- 薫捜索において重要な役割を持つとされる精霊。4種の精霊が薫邸に集まることが条件となっており、現在まで3種の精霊が薫邸へ連れて来られている。
- 砂漠の精霊
- フラノが連れてきた。複数の個体が存在し、大小様々なてるてる坊主に似た外見。好奇心が強くて人懐っこい。薫邸のあちこちを好き勝手に浮遊している。独自の言語でしゃべるため、フラノしか通訳できない。
- 大樹の精霊
- てんそうがウクライナから連れてきた。巨大なゴリラのような外観。非常に強力な癒しの能力を持つ。水で育つので経済的だが、かなりデリケートな性格のため、ちょっとしたことですぐ大暴れする。
- 春の精霊
- たゆねがルーマニアから連れてきた。犬とアライグマをかけ合わせたような外見。持ち運びのため壷に入れられている。いたずら好きで、隙あらば相手にちょっとエッチな幻覚を見せてからかう。幻覚は現実と区別がつかないほどに現実感があるが、どこかに矛盾があり、それを大声で指摘すると消えるらしい。幻覚によって相手を傷つけ泣かせてしまった際に反省していることから、あくまでいたずら目的として見せている模様。また、他者を深い眠りへ落とす能力も持つ。
- 古城の精霊
- 王様、魔導師、戦士の三体。ハンプティ・ダンプティのような外見で、大きさは少し大きなかぼちゃ程度。誇り高く、武と礼儀をなにより重んじる。スイスの山中で、自分達を倒せたら協力する、という条件で薫の犬神たちと争っていた
- こうけつ、かいえん、てと、ろっぽう
- 大妖狐が結界を破りかけた際、「影」を押し戻すのに参加していた犬神たちの内、はけに名前を呼ばれた者。詳細は不明。
- こうけつとかいえんは原作13巻にも最長老のお供で登場している。
- 代償を求める神々
- 預言者イブン・サハットがなでしこに予言した薫捜索の最終的な目的と言える存在。レネウス曰く「人間に対する世界自体が持っている好意そのもの」。この神々は太古の4精霊を1箇所に集った時に、3神の名を唱えることで召喚される。本来はベスピオ火山の洞穴・死海の底・エアーズロックの地下・万里の長城の真ん中の隠し部屋・ノートルダム寺院の鐘楼の中にそれぞれ隠された石版に召喚方法と願いと試練と代償について記載されている。3神はこの石版から召喚方法を知り実行することが正しい手順としており、預言者から召喚方法を知ることは邪道としている。預言者から完全に隠し通すのは神々でも困難であり同時に今後の課題としている。必ずしも代償と引き換えに願いをに叶えるわけではなく、出題される試練を達成すれば無償で願いは叶えられる。
- レネウス
- 中世ヨーロッパの王族のような姿をした金髪の神。3人のリーダー的存在。
- メギト
- 全体的に黒っぽい外観の黒髪の神。常にだるそうにしており、ことあるごとに「めんどくせえ」とつぶやいている。
- 本人曰く「エルフィネスの三倍は強い」らしい。事実、力を3分割した状態でも大妖狐や赤道斎(彼らも全力ではなかったが)を圧倒するほどの力を持つ。
- エルフィネス
- 退廃的なピエロ、あるいは少女の娼婦ともとれる容姿の赤髪の幼い少女の神。冷徹で無慈悲な性格。綺麗な物やかわいい物が好き。
- 一千万の三角錐やたった四つの四角柱などの遠隔攻撃で啓太達を苦しめた。また、天に返した力を発動している状態のなでしこと押されながらも接近戦でタメを張るなど、近距離戦においても高い能力を持つ。基本的に冷徹な無表情だが、赤道斎の亀甲縛りを受けた時、一瞬だけ少女らしい表情も見せた。
用語
- 犬神(いぬかみ もしくは いぬがみ)
- 現実の伝承上の犬神とは微妙に意味合いが異なり、人の姿をとることも出来る巨大な犬の化生。その本性は「破邪顕正」(邪を破り正しきを顕す、つまり「正義を行う」こと)と言われ、川平家の犬神たちのように霊能力を持つ血族との盟約関係を持つ群れの存在も複数確認されているとされ、川平家以外にも「犬神使い」は存在し、原作内では東家などが名前だけ挙げられている。犬神使いを含む「人間」の善し悪しを判断する基準として、少なくとも容姿は二の次であり性格や言動を重視し、潔癖な正義感であることが理想。当初、薫の犬神たちが啓太を物凄く嫌っていたのは彼が犬神の倫理基準に反することばかりしているからであった。
- 霊力を失わないかぎり不老長寿であり、子供をつくったり、強力な術を使い続けるなどしないかぎり若いままである。
- 犬神使い(いぬかみつかい もしくは いぬがみつかい)
- 「犬神」に憑かれ、それを使役する霊能者のこと。作内では大抵の場合、啓太・宗家・薫など川平家の人間のことを指す。使役とは言うが、どちらかと言えば盟約関係・友情関係・ペットと飼い主といった「友愛・信頼を基礎に置いた関係」の上に成り立つ「共闘」に近い。
- 犬神使いの強さは、基本的には憑く犬神の数によって測られる。つまり、強い能力を持てば持つほど数多くの犬神を憑かせることが出来る。
- ただし、例外として本当に強い犬神使いに本当に強い犬神が憑いた場合には、憑いた犬神が他の犬神が憑くのを排除して主を独占するために、傍目には「1匹しか憑かなかった弱い犬神使い」に見えてしまう。この場合、その力の総和は通常「強い犬神使い」とされる者と大差無い場合がある。作中では、宗家や啓太がこのケースにあたる。
- しかし、犬神使いの強さの指針は、憑いている犬神の数や力の強さの他にもう一つあり、それこそが犬神使いの本当の強さの指針になりうるものとされる。それは「犬神たちの指揮官としての能力」で、犬神の数・状況・性質・能力を把握し、それらをどのように効果的に運用できるかということである。大妖狐曰く、犬神は犬神使いに指揮されることで倍々に強くなっていく、という。薫は特にこの点で優れている。なお啓太にはようこしか憑かなかったために、この能力に関して未知数であったが、原作第2部終盤において非常時的に薫の犬神たちを指揮したことで、才能が急激に開花した。さらには完結編最終章にてこの能力は、犬神たちだけではなく他の者にも作用を及ぼし戦いの場を支配する、いわば「『犬神使い』使い」ともいえる能力へと昇華された。
- 犬神使い同士の連絡方法は様々だが、近年は古来の霊能力者間の口コミに加えインターネットの利用も活発。特に川平家では宗家自らが犬神使い専用の会員制ウェブサイト『満月亭』を開いており、血族のみならず他家や個人の犬神使いにもその門戸を広く開いている。
- 基礎霊力(きそれいりょく)
- 川平家では、犬神及び犬神使いの霊力の強さを、漬け物石を割るテストで計測する為、単位は「漬け物石」で表される。ただし、計測時の状況や体調などにも左右される為、この数値はあくまで参考程度である。
- 特命霊的捜査官(とくめいれいてきそうさかん)
- 内閣官房直属となる秘密特務機関「鎮霊局」に所属する霊能力を持った捜査官で、仮名士郎がこれにあたる。主な任務は、霊的犯罪の捜査及び対処であり、その為に必要ならば犬神使いを始めとする一般の霊能力者を依頼して連携をとる事も可能。全員が霊的アイテムを標準装備として所有している。また、局長のコネクションによって、様々な霊能力者や政財界への発言権を持っている。
- 本作と同じ世界観である『ラッキーチャンス!』に登場する天草沙代も、特命霊的捜査官である。
- 天地開闢医局(てんちかいびゃくいきょく)
- とある神山の奥地にある、妖怪専門の医療機関。実は国家機関であり、医局員は人間である。
- 川平家の犬神たちは、ここで定期健診や予防接種を受けることが川平本家の宗家により義務付けられている。
- ようことなでしこはそれ以外にも時々2人で通っている。その理由は、啓太がようこに聞いても「えっち♪」と返されるだけであったが、『EX わんわん!!』でなでしこの口からごきょうやにのみ明かされた。
- 最近は啓太に大変な興味を示し、ようこに私生活をビデオレポートするようデジタルビデオカメラを貸付している。おそらくは前述の理由に関係するものと思われる。
- 破邪走光(はじゃそうこう)、破邪結界(はじゃけっかい)
- 最長老一族や薫の犬神たちが使う共通の光線技や結界術。破邪走光は通常の光線技としての特性以外にも、各犬神によって異なる特性や、それぞれの光線を組み合わせて全く別の効果を持たせる特性も持つ。なお、集団技はせんだんの指揮の下に発されることが多い。内容は以下の通り。
- 破邪走光
- 紅(くれない)
- 発露×1 - 9。通常の光線技で単独で使用可能(集団での使用も可能)。全員が使える。
- 煉獄(れんごく)
- 発露×オール(10)。もしくは発露×オール(9)および発露×オール-1(9)。なお括弧内は発動人数であり、実際には表記、呼称されない。
- 破邪走光における最大必殺技。焼却浄化炎。その出力だけならようこの通常版「だいじゃえん」以上。薫の犬神たち全員もしくはなでしこを除く9人で発動が可能[注釈 3]。「破邪走光・発露×オール(10)」はなでしこが加わった場合の仮想的な呼称であったが、アニメでは最終話においてせんだんの下で、原作では第2部最終章にて復活した薫の指揮の下でようやく実現する。「破邪走光・発露×オール(9)」は、他の犬神たちがなでしこを仲間と認めていなかった時の呼称。ようことの戦い以降はなでしこの存在を意識して「破邪走光・発露×オール-1(9)」がデフォルトとなっている。
- 紅(くれない)
- 破邪結界
- 二式紫刻柱(にしきしこくちゅう)
- 犬神たちの最長老一族に伝わる結界術の一つで(最終巻では、ようこも最長老から伝授される)、主に防御壁として使用する。薫の犬神たち3人の霊力を寄り合わせることで発現が可能。また、アニメ版では施術人数設定が変更されており、いぐさとせんだんの2人で発現させている光景が見られた。この発動人数の変化は、後に原作第2部において犬神たちの成長を示すためかフィードバックされている。なお、はけとようこ、そして成長したともはねは単独での発現が可能である。
- 零式舞踊結界(ぜろしきぶようけっかい)
- 現在は最長老と後継者のはけのみが使える、一子相伝の結界術。最長老はこの術によって300年以上もの間大妖狐を封印していた。この結界の中では、使おうとした霊気の全てが盆踊りなどあらゆる踊りのステップに変換されてしまう。また、対象者の霊力が大きければ大きいほど、その力によって加速的に結界が閉鎖され、かつ厳重に封印される。結界陣を敷きその中へ対象者を入れなければ発動できないため、非常に扱いづらい術でもある。
- 二式紫刻柱(にしきしこくちゅう)
- 個別技としての破邪走光
- 各犬神の特性に合わせた破邪走光のバリエーション。現在は以下の種類が確認されている。
- 破邪走光・発露×1、たゆね突撃
- たゆねの使う専用技。自らの霊力を体内で増幅し、その凄まじいエネルギーをもって体ごと対象にぶつかっていくことで霊的な大爆発を起こし、敵(と周囲)を粉砕する。この技で本人は傷一つ負うことは無いのだが、霊力を極端に消耗し発動中は制御もままならない為、一種の自爆技と言ってもいい。
- 破邪走光・発露×1、ともはねすぺしゃる
- ともはねの使う対象探査術。霊力を上に掲げた手に集中して探査対象を念じることで、その手が自動的に対象のいる方向を指す。特定存在の捜索や索敵に力を発揮する。ともはねが集中できない状況下では使えない。原作では、親指を立てて念じると倒れて目標の方角を指し示し、アニメでは人差し指が目標の方角を指差す。
- 赤道斎も陰茎を使って、同様の技を行うことができる。
- 破邪走光・発露×1、たゆね突撃
既刊一覧
小説
本編
- 有沢まみず(著)・若月神無(イラスト)、メディアワークス〈電撃文庫〉、全14巻
- 『いぬかみっ! 』、2003年1月25日初版発行(1月10日発売[15])、ISBN 4-8402-2264-9
- 『いぬかみっ! 2』、2003年5月25日初版発行(5月10日発売[16])、ISBN 4-8402-2381-5
- 『いぬかみっ! 3』、2003年9月25日初版発行(9月10日発売[17])、ISBN 4-8402-2457-9
- 『いぬかみっ! 4』、2004年2月25日初版発行(2月10日発売[18])、ISBN 4-8402-2607-5
- 『いぬかみっ! 5』、2005年1月25日初版発行(1月10日発売[19])、ISBN 4-8402-2871-X
- 『いぬかみっ! 6』、2005年4月25日初版発行(4月10日発売[20])、ISBN 4-8402-2325-4
- 『いぬかみっ! 7』、2005年8月25日初版発行(8月10日発売[21])、ISBN 4-8402-3129-X
- 『いぬかみっ! 8 川平家のいちばん長い一日』、2005年12月25日初版発行(12月10日発売[22])、ISBN 4-8402-3236-9
- 『いぬかみっ! 9 ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ!』、2006年4月25日初版発行(4月10日[23])、ISBN 4-8402-3396-9
- 『いぬかみっ! 10』、2006年8月25日初版発行(8月10日発売[24])、ISBN 4-8402-3517-1
- 『いぬかみっ! 11』、2006年11月25日初版発行(11月10日発売[25])、ISBN 4-8402-3603-8
- 『いぬかみっ! 12』、2007年2月25日初版発行(2月10日発売[26])、ISBN 978-4-8402-3720-8
- 『いぬかみっ! 13 完結編〈上〉〜hop step dash〜』、2007年4月25日初版発行(4月10日発売[27])、ISBN 978-4-8402-3809-0
- 『いぬかみっ! 14 完結編〈下〉〜fly high high〜』、2007年5月25日初版発行(5月10日発売[28])、ISBN 978-4-8402-3862-5
外伝
- 有沢まみず(著)・松沢まり(イラスト)、メディアワークス〈電撃文庫〉、全2巻
- 『いぬかみっ! EX わん!』、2007年9月25日初版発行(9月10日発売[29])、ISBN 978-4-8402-3969-1
- 『いぬかみっ! EX わんわん!!』、2008年12月10日初版発行(同日発売[30])、ISBN 978-4-04-867423-2
- 有沢まみず(著)・若月神無(イラスト) 『いぬかみっ! スペシャルエディション』 メディアワークス〈電撃劇場文庫〉、2007年4月21日発売
- 電撃文庫ムービーフェスティバル公開の劇場限定販売
総集編
- 有沢まみず(著)・さくら小春(イラスト)、WiZH、全2巻(※電子書籍版のみ)
- 『いぬかみっ! 総集編(上)』、2026年5月15日発売[31][32]、ASIN B0GYL47PWL
- 『いぬかみっ! 総集編(下)』、2026年6月15日発売[33]、ASIN B0GYLCV6T1
漫画
『月刊電撃コミックガオ!』2005年12月号から2008年4月号まで連載された。本来なら、原作の最終巻まで漫画化する予定であったがメディアワークスとアスキーの合併と連載雑誌である『月刊電撃コミックガオ!』の廃刊により物語の途中で連載終了となる。
- 有沢まみず(原作)・若月神無(キャラクターデザイン)・松沢まり(作画)『いぬかみっ! 』 メディアワークス〈電撃コミックス〉、全6巻
- 2006年3月27日発売[34]、ISBN 4-8402-3417-5
- 2006年8月26日発売[35]、ISBN 4-8402-3569-4
- 2007年2月27日発売[36]、ISBN 978-4-8402-3786-4
- 2007年7月27日発売[37]、ISBN 978-4-8402-3959-2
- 2007年12月15日発売[38]、ISBN 978-4-8402-4140-3
- 2008年5月27日発売[39]、ISBN 978-4-04-867074-6
- 『いぬかみっ! あんそろじ〜』2006年9月27日発売[40]、ISBN 4-8402-3959-2
テレビアニメ
2006年4月より同年9月までテレビ東京系列で放送、全26話(2クール)。
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
- 「友情物語」(第1話〜第5話、第7話〜第11話、第13話〜第17話、第19話〜第25話)
- 歌 - Aice5 / 作詞 - 有森聡美 / 作曲・編曲 - 大川茂伸
- 第6話・第26話では本編の構成上で流れず、第12話では後述の「ケイのうた」が用いられた。また、第18話では曲こそ変わらなかったものの、歌手と歌詞が変更された後述の「友情物語・男子(?)バージョン」が用いられた。
- 映像も前奏の映像も1から5話までが啓太のアパート、7話のみ飛行船が墜落して大破したアパート、それ以降は橋の下の啓太ハウスになっている。
- 「ケイのうた」(第12話)
- 歌 - 新堂ケイ(水樹奈々) / 作詞 - 有沢まみず / 作曲・編曲 - 横山マサル
- 『DVD いぬかみっ! VOL5っ!! 特装版の特典DISC(2006年12月6日発売)に収録。
- 「友情物語・男子(?)バージョン」(第18話)
- 歌 - すーぱーぞうさんず&Rice5 / 作詞 - 有森聡美 / 作曲・編曲 - 大川茂伸
- TVアニメサントラCD第2弾『いぬかみっ! 狂走曲 そのにっ!〜絶望との戦い〜』(2006年11月22日発売)内に収録
評価
「2006年度読者が選ぶアニメキャラ大賞」ではようこが2部門でトップ10入り(「セクシーだったDE賞」7位、「ワガママだったDE賞」9位)、「マヌケだったDE賞」で川平啓太がで8位、「けなげだったDE賞」でなでしこが9位をそれぞれ獲得している[43]。
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | はだかでドンマイっ! | 玉井☆豪 | 武蔵境考 | 中山敦史 | 友岡新平 |
| 2 | マッチョがぺろぺろっ! | 斎藤良成 | |||
| 3 | 水着でたいじっ! | T.syuuhei | 畠山茂樹 | 小森篤 | |
| 4 | やらずのかっぽう着っ! | 坂田純一 | 佐土原武之 | 吉田伊久雄 | |
| 5 | 啓太とようこっ! | 佐藤雄三 | 上坪亮樹 | 橋本貴吉 | |
| 6 | ぴったりともはねっ! | 大久保智康 | 岩井優器 | 藤棚暁 | 岩井優器 金子誠 |
| 7 | 混浴でサクサクっ! | あみやまさはる | 畠山茂樹 | 藤原利恵 | |
| 8 | こすってしっぽっ! | 久島一仁 | 垂永士 | 三宅和男 | 田中ちゆき |
| 9 | 煩悩とせくはたっ! | あみやまさはる | 岩崎良明 | 西山明樹彦 | 湯本佳典 |
| 10 | 桜の思い出っ! | 有沢まみず | 中山岳洋 | 上坪亮樹 | 小森篤 |
| 11 | ぐったりにおねがいっ! | 久島一仁 | 栗本宏志 | 畠山茂樹 | 吉田伊久雄 |
| 12 | だから死にたい私の歌っ! | 玉井☆豪 | 岩井優器 | 吉田泰三 | 橋本貴吉 |
| 13 | だけど俺にはお前の歌っ! | 武蔵境考 | 中山敦史 | 友岡新平 | |
| 14 | カッパとオトサンっ! | あみやまさはる | うえだひでひと | 畠山茂樹 | 藤原利恵 |
| 15 | ウハウハ啓太に恩返しっ! | 久島一仁 | 山本秀世 | 西山明樹彦 | 堀越久美子 |
| 16 | 部屋と怪談と私っ! | 大久保智康 | 垂永士 | 佐土原武之 | 川島勝 |
| 17 | なんか見えてるっ! | あみやまさはる | 岩井優器 | 長岡義孝 | 小森篤 |
| 18 | まんもすたいへんっ! | 久島一仁 | 佐土原武之 | 新井伸浩 藤原利恵 | |
| 19 | もっこり啓太の思うツボっ! | 築地俊彦 | 垂永士 | 畠山茂樹 | 湯本佳典 藤本明子 佐藤玲子 |
| 20 | 白布に想いをっ! | 有沢まみず | 草川啓造 | 西山明樹彦 | 橋本貴吉 |
| 21 | しっかりともはねっ! | 玉井☆豪 | 松本マサユキ | PARK CHANG-HWAN EUN IK-HYUN | |
| 22 | パパとムコ殿っ! | 大久保智康 | 杉山正樹 | 古川政美 | 藤原利恵 |
| 23 | しぼむ象さんっ! | あみやまさはる | 友田政晴 | 畠山茂樹 | 宮下雄次 藤本明子 |
| 24 | 薫となでしこっ! | 玉井☆豪 | 前園文夫 | 佐土原武之 | 小森篤 |
| 25 | 絶望の宴っ! | 杉山正樹 | 西山明樹彦 | 橋本貴吉 | |
| 26 | ヒカリっ! | 草川啓造 友田政晴 | 中山敦史 | 友岡新平 | |
放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東広域圏 | テレビ東京 | 2006年4月5日 - 9月27日 | 水曜 25:00 - 25:30 | テレビ東京系列 | |
| 大阪府 | テレビ大阪 | 水曜 25:30 - 26:00 | |||
| 愛知県 | テレビ愛知 | 水曜 25:28 - 25:58 | |||
| 岡山県・香川県 | テレビせとうち | 水曜 25:58 - 26:28 | |||
| 福岡県 | TVQ九州放送 | 2006年4月9日 - 10月1日 | 日曜 26:45 - 27:15 | ||
| 北海道 | テレビ北海道 | 2006年4月10日 - 10月2日 | 月曜 25:30 - 26:00 |
| テレビ東京系 水曜25:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
いぬかみっ!
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CD
キャラクターCD
- ようこ&啓太(2006年1月25日発売)
- なでしこ&啓太(2006年2月22日発売)
- ともはね&啓太(2006年3月24日発売)
- せんだん&啓太(2006年4月26日発売)
- たゆね・いぐさ&啓太(2006年6月21日発売)
- いまり・さよか&啓太(2006年7月26日発売)
- ごきょうや・フラノ・てんそう&啓太(2006年8月23日発売)
TVアニメサントラCD
- いぬかみっ! 狂走曲 そのいちっ! 〜Kichijitsu Love Story!?〜(2006年9月21日発売)
- いぬかみっ! 狂走曲 そのにっ! 〜絶望との戦い〜(2006年11月22日発売)
ボーカルCD
- いぬかみっ! ボーカルアルバム paradiso(2006年12月21日発売)
ラジオCD
- いぬかみっ! ラジオ「こいぬのじかん」(2007年1月24日発売)
DVD
- いぬかみっ! VOL1っ!!(限定版:2006年8月9日発売)(通常版:2006年10月4日発売) - VOL.1のみ2話収録、VOL.2以降は3話収録
- いぬかみっ! VOL2っ!!(限定版:2006年9月6日発売)(通常版:2006年11月8日発売)
- いぬかみっ! VOL3っ!!(限定版:2006年10月4日発売)(通常版:2006年12月6日発売)
- いぬかみっ! VOL4っ!!(限定版:2006年11月8日発売)(通常版:2007年1月11日発売)
- いぬかみっ! VOL5っ!!(限定版:2006年12月6日発売)(通常版:2007年2月7日発売)
- いぬかみっ! VOL6っ!!(限定版:2007年1月11日発売)(通常版:2007年3月7日発売)
- いぬかみっ! VOL7っ!!(限定版:2007年2月7日発売)(通常版:2007年4月4日発売)
- いぬかみっ! VOL8っ!!(限定版:2007年3月7日発売)(通常版:2007年5月2日発売)
- いぬかみっ! VOL9っ!!(限定版:2007年4月4日発売)(通常版:2007年6月6日発売)
劇場アニメ
| いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ! | |
|---|---|
| 監督 | 草川啓造 |
| 脚本 | 玉井☆豪 |
| 製作 | 劇場版犬神使い派遣協会 |
| 出演者 | 堀江由衣、福山潤 |
| 音楽 | いぬかみっ!アンサンブル |
| 主題歌 | チーム☆カンターレ『友情物語 〜みんなver.〜』 |
| 配給 | 角川映画 |
| 公開 | 2007年4月21日 |
| 上映時間 | 30分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
『いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!』のタイトルで電撃文庫ムービーフェスティバルとして2007年4月21日から『灼眼のシャナ』と『キノの旅』同時上映で公開。
スタッフ(劇場アニメ)
主題歌(劇場アニメ)
- 挿入歌『正義の名の下に 〜仮名史郎のテーマ〜』仮名史郎
- 劇場エンディング『友情物語 〜みんなver.〜』チーム☆カンターレ
インターネットラジオ
| こいぬのじかん | |
|---|---|
| ラジオ | |
| 配信期間 | 2006年5月12日 - 2007年5月25日 |
| 配信サイト | スタチャインターネットラジオ |
| 配信日 | 毎週金曜日 |
| 配信回数 | 全55回 |
| 配信形式 | ストリーミング |
| パーソナリティ | 名塚佳織(なでしこ 役) 長谷川静香(ともはね 役) |
| テンプレート - ノート | |
スタチャインターネットラジオにて2006年5月12日から2007年5月25日まで配信された。全55回。正式タイトルは「いぬかみっ! Webラジオ こいぬのじかん」。パーソナリティは、なでしこ役の名塚佳織とともはね役の長谷川静香。
主題歌
通常、オープニングは、タイトルコール部分のバックに『ヒカリ』のイントロ部分のみが流され、以後通常のオープニング曲が流される。ただし、『ヒカリ』を歌っている堀江由衣本人がゲスト出演した第27回のみ、そのままオープニング曲として使用されている。
- オープニング曲:
- エンディング曲
- 『友情物語』(第1回 - 19回、21回 - 26回、28回 - )
- 歌:Aice5、作詞:有森聡美、作曲・編曲:大川茂伸
- 『友情物語・男子(?)バージョン』(第20回、27回)
- 歌:すーぱーぞうさんず&Rice5、作詞:有森聡美、作曲・編曲:大川茂伸
- ゲストが登場する回のエンディングには、特別にこちらが用いられることが恒例となりつつある。
コーナー
- メールのおじかん(第1回 - )
- リスナーからのお便りを紹介するコーナー。
- ともはねにっき(第1回 - )
- 「いぬかみっ!」関連のインフォメーションコーナー。ともはね役の長谷川が朗読する。ともはねの書いた日記形式ということで、「○月×日」から始まるのが特徴。都合により長谷川がコーナーを行えない場合は「なでしこ日記」としてなでしこ役の名塚が朗読することもある。
- 佳織と静香の噛みつきあいっ!(第1回 - 第28回)
- リスナーからテーマを募り、司会の2人がそれに対して討論するコーナー。突然終了した。
- 次回予告いっちょかみっ!(第1回 - 第14回)
- リスナーがアニメ版「いぬかみっ!」の次回予告を考えて投稿。番組で披露するコーナー。
- マニアでフェチなこだわリスト!略してマニフェス党!(第15回 - 第36回)
- リスナーから寄せられた「マニアでフェチなこだわり」についての意見をマニフェストとして発表するコーナー。
- 佳織と静香の寄りつきあいっ!(第29回 - 第36回)
- リスナーからテーマを募り、パーソナリティの2人がそれに対して同時に答えて意見が一致するかどうかを試すコーナー。
ゲスト
- この回は、長谷川の誕生日の祝いが番組内で行われ、そのお祝いのメッセンジャー兼サプライズゲストとして登場。このため、福山は事前の登場告知もなく、最後まできちんと紹介されない。
- #26:堀江由衣(ようこ役)
- #29:トロちゃん(いぬかみっ!脚本家の飼い犬)
- スタジオに犬をゲストに招き、パーソナリティー側からの一方的な会話が続くというシュールな展開。
- #44:森永理科(たゆね役)
- #52:名塚佳織の父、長谷川静香の父
- この回は、「子供の日スペシャル」として、冒頭から2人の父がパーソナリティとして「いぬかみっ!ラジオ おやいぬの時間だワン」とタイトルコールしている。
CD
その他メディア展開
- DS電撃文庫「いぬかみっ! feat.Animation」
- 限定版・通常版:2006年12月7日発売
- ニンテンドーDS専用サウンドノベル。原作小説を多数のイベントCGとBGMで再現した「ノベルパート」や、ゲーム中に隠されたカードを見つけ出すことでプレイできる「カードゲーム」、ここでしか読むことのできない書き下ろし小説など、さまざまな要素が盛り込まれている。本作に薫の犬神でせんだん、なでしこやともはね以外の犬神のに声優・台詞はいない。
- ともはね日記
- 第1話から各話順に、ともはね視点から見た出来事を絵日記としてスターチャイルド版公式サイト上で定期公開。
脚注
注釈
出典
- ↑ 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日、63頁。ISBN 4-7966-5012-1。
- ↑ 榎本秋『ライトノベル最強!ブックガイド 少年系』初版第1刷、NTT出版、2009年12月3日、19頁。ISBN 978-4-7571-4231-2。
- ↑ 榎本秋 『ライトノベル文学論』 NTT出版、2008年10月31日初版第1刷発行、174頁、ISBN 978-4-7571-4199-5
- ↑ 電撃文庫のTipsより。
- 1 2 “【『いぬかみっ!』シリーズに関するお知らせ】”. WiZH (2026年6月15日). 2026年6月17日閲覧。
- ↑ 「ライトノベル表紙絵「無断で使用」 イラストレーター、出版社提訴―東京地裁」『時事ドットコム』時事通信社、2026年8月31日。2026年8月31日閲覧。
- ↑ “ラノベ原作は「黒髪」、考案した「緑髪」が別の絵師の手で…イラストレーターが提訴、版元「権利侵害ない」”. 弁護士ドットコム (2026年8月31日). 2026年8月31日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 『メガミマガジン 2017年9月号』学研プラス、2017年7月29日、44頁、国立国会図書館書誌ID:000000402784-i13046649
- ↑ 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日、63頁。ISBN 4-7966-5012-1。
- ↑ 『アニメディア』2006年7月号第2付録・人気アニメキャラデータベース2006p57
- ↑ 2巻48p
- ↑ 8巻13p
- ↑ 2巻144p
- 1 2 3 4 5 6 7 8 “いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!”. メディア芸術データベース. 2023年5月28日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 2」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 3」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 4」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 5」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 6」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 7」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 8 川平家のいちばん長い一日」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 9 ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ!」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 10」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 11」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 12」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 13 完結編〈上〉〜hop step dash〜」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! 14 完結編〈下〉〜fly high high〜」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! EX わん! 」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! EX わんわん!!」有沢まみず [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ WiZH [@WiZH_official]「「いぬかみっ!」総集編上巻が本日、ブックウォーカー、Kindleなど各電子書籍サイトで発売となりました! 表紙イラストはなんと「さくら小春」先生。可愛くて、元気いっぱいのようこが目印です!」2026年5月15日。X(旧Twitter)より2026年6月15日閲覧。
- ↑ “いぬかみっ!総集編(上) (WiZH) eBook : 有沢まみず”. Amazon.co.jp. アマゾンジャパン. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “いぬかみっ!総集編(下) (WiZH) eBook : 有沢まみず”. Amazon.co.jp. アマゾンジャパン. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!(1)」松沢まり [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!(2)」松沢まり [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!(3)」松沢まり [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!(4)」松沢まり [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!(5)」松沢まり [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ!(6)」松沢まり [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- ↑ “「いぬかみっ! あんそろじ〜」若月神無 [電撃コミックス]”. KADOKAWA. 2026年9月7日閲覧。
- 1 2 3 4 “いぬかみっ!”. メディア芸術データベース. 国立アートリサーチセンター. 2023年5月28日閲覧。
- 1 2 3 4 “いぬかみっ!”. allcinema. スティングレイ. 2023年6月1日閲覧。
- ↑ 『アニメディア 2007年2月号』学習研究社、2007年2月1日、21頁。ASIN B000M05THW。
- 1 2 “いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!”. アニメハック. 映画.com (2024年12月12日). 2026年9月7日閲覧。
関連項目
- ラッキーチャンス! - 同作者作品。同一世界観の元に執筆されており、事実上の姉妹編にあたる。