べにたま
| べにたま | |
|---|---|
| 属 | オランダイチゴ属 Fragaria |
| 種 | オランダイチゴ F. × ananassa |
| 交配 | あまりん×かおり野 |
| 開発 | 埼玉県農業技術研究センター |
概要
埼玉県農業技術研究センターが育成したイチゴの品種で、2023年12月から本格生産を始めている[1]。
名称
名称は、埼玉県の公式SNSなどで埼玉県民、イチゴ生産者、職員から募集を行い、集まった378件の中から選出されている[2]。
イチゴの色から「紅」を、埼玉や丸い果実のイメージから「玉」の文字の2文字を合わせて「べにたま(紅玉)」となった[2]。
開発
埼玉県では先行して、あまりん、かおりんというイチゴ品種を開発しているが、これらは市場への出荷というよりも、観光農園などでの直売が中心だった[1]。
埼玉が育成した品種「あまりん」に三重県の品種「かおり野」を交配して育成された品種である[1][2]。「いちご彩6号」の開発名で育成され、「べにたま」名称で品種登録が行われ、2021年9月16日付け官報で出願公表された[3]。
加須市北川辺地域で試験栽培が行われたが、北川辺ではべにたまの人気が高く、2023年時点ではこの地域のイチゴ農家9軒のうち8軒がべにたまを主力に切り替えている[4]。
特徴
甘み、酸味、香りのバランスが良いのが特徴である[1]。果肉がしっかりしていることから輸送にも適しているとされ、埼玉県内外に広く流通が可能な品種となっている[1][4]。
味も形状も安定していて、ばらつきが少ない[4]。比較的大きめな粒が多い[4]。
早生性で、一般的なイチゴの品種と比べて成育は早いが、その分、肥料が必要であり、水を与える時間も長くなってしまう[2]。
賞歴
2023年に日本野菜ソムリエ協会が開催した「クリスマスいちご選手権」では、日本各地からエントリーされた34品のクリスマスいちごから、加須市のべにたまが1位を獲得している[5]。
出典
- 1 2 3 4 5 「埼玉発イチゴ新品種「べにたま」、23年末から本格生産へ」『日本経済新聞』2022年1月13日。2025年1月11日閲覧。
- 1 2 3 4 “埼玉県オリジナルのいちご「べにたま」の生産地に行ってきました。”. ベルク (2023年2月6日). 2025年1月11日閲覧。
- ↑ “埼玉県育成のいちご新品種「べにたま」が品種登録の出願公表になりました。”. 埼玉県 (2021年9月17日). 2025年1月11日閲覧。
- 1 2 3 4 「「すごいイチゴ」「すごくおいしい」農家もびっくり 大きくて甘い新品種「べにたま」 限られた店で購入可」『埼玉新聞』2023年1月23日。2025年1月11日閲覧。
- ↑ 『野菜ソムリエが選んだ、おいしい「クリスマスいちご」No.1が決定!第1回全国いちご選手権に続き、埼玉県産の『いちご』が最高金賞を受賞!』(プレスリリース)日本野菜ソムリエ協会、2023年12月20日。2025年1月11日閲覧。