オナガアゲハ

ウィキペディアから、無料の百科事典
オナガアゲハ
コオニユリを吸蜜するオナガアゲハのオス
オナガアゲハ ♂ Papilio macilentus
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
綱 : 昆虫綱 Insecta
上目 : Panorpida
目 : チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
科 : アゲハチョウ科 Papilionidae
亜科 : アゲハチョウ亜科 Papilioninae
属 : アゲハチョウ属 Papilio
種 : オナガアゲハ P. macilentus
学名
Papilio macilentus
(Janson, 1877)
和名
オナガアゲハ
英名
The Long Tail Spangle

オナガアゲハ(尾長揚羽、学名:Papilio macilentus)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科に属するチョウの一種。

特徴

アゲハチョウよりやや大きめの黒い蝶。翅が引き延ばされたように細くスマートで、この翅形が毒を持つジャコウアゲハに非常に似ているため、擬態していると考えられている。夏には吸水集団を形成し、秋になると花から花へ駈けるように飛ぶ。

後翅前縁にある白斑は性標で、雄のみが持つ。羽化時は白いが、徐々に黄味を帯びてくる。

年2化性。春、サクラの花が散り終えるころから発生し、暖地では秋の中ごろまで見られる。ツツジ、ヒガンバナ、クサギなどで吸蜜しているのを見ることが出来る。

幼虫の食草はミカン科植物。ほとんど何でも食べるが、特にコクサギ、カラスザンショウ、イヌザンショウ、ミヤマシキミなどの野生種を好む傾向がある。越冬態は蛹。

分布

北海道西部~南部、本州、四国、九州に生息する。

国外では中国大陸および朝鮮半島。

参考文献

  • 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6。 
  • 日本環境動物昆虫学会編 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112。OCLC 170389984。 

関連項目